チェーンソーの目立てのコツ|切れ味をよくしたい人への参考書

チェーンソーの目立てのコツ|切れ味をよくしたい人への参考書

チェーンソーの切れ味をよくする目立ては、切れ味を保つうえで欠かせない手入れです。しかし、ハサミや包丁と違ってたくさんの刃が並んでいるので、刃を研ぐ方法がわからないかもしれません。

そこで、この記事ではチェーンソーの目立てが悪いときに起こる被害の話からはじまり、目立てに使用する道具と使い方について紹介していきます。さらに、チェーンソーの目立てのコツや、寿命とメンテナンスについての話も記載しています。最後まで読めば、チェーンソーについての知識がつき、目立てをおこなうときに失敗しにくくなるでしょう。

チェーンソーの目立てが悪いとどうなる?

目立てが悪いと、チェーンソーの切れ味が悪くなってしまいます。これから紹介するのは、目立てが悪くなることで引き起こされる、チェーンの破損や、さらなる事故についてです。

おもに発生するのは、チェーンが焼き切れてしまう問題です。目立てが悪い状態ではチェーンソーの刃先が丸くなっているため、切るときに刃とものの間に大きな摩擦が生まれます。この状態で切り続けると、チェーンが摩擦熱や摩耗に耐え切れずに焼き切れるのです。

切れたチェーンは回転している勢いのままで飛び出すため、チェーンソーが壊れるだけでなく、人にぶつかってケガをする危険性があります。また、そこまでの事態にならずとも、燃費が悪くなったり、切り口が粗くなったりなどの悪影響も引き起こすことがあるでしょう。

そのため、チェーンソーを使うリスクを減らすには、常に目立てをよくしておくのが望ましいのです。以下では、チェーンソーの目立て改善のコツについて紹介していきます。

チェーンソーの目立てに使う道具と方法

チェーンソーの目立てに使う道具はおもに「丸ヤスリと目立てゲージ」「電動目立て機」の2種類があります。これから、それぞれの道具の特徴や使い方について紹介します。

丸ヤスリと目立てゲージ

丸ヤスリと目立てゲージ

一般的によく使われているのが、丸ヤスリと目立てゲージを使う方法です。研ぎたい刃に目立てゲージを装着しておき、そのゲージに合わせて丸ヤスリを滑らすことで、目立てをおこなうことができます。ただし、削るのは手作業なので、作業に時間がかかるでしょう。

チェーンソーの目立てをおこなうコツとしては、事前に刃や本体などの汚れを落としておくことです。汚れを落としておくと、目立てがやりやすくなるだけでなく、小さい傷やひびなども目でわかるようになるため、チェーンソーの異常を発見しやすくなります。

電動目立て機

電動目立て機では、目立てゲージを使うよりも簡単に目立てをおこなうことができます。使い方としては、チェーンソーの目立てガイドに道具をはめこんで、刃に当てながらスイッチを入れる工程を、1枚ごとにおこなうだけです。短時間で正確に刃を研ぎやすい便利な道具ですが、そのぶん値段が高めという特徴もあります。

チェーンソーの目立てのコツ

チェーンソーの目立ては、慣れていない方だと難しいかもしれません。ただ、チェーンソーの目立てにはコツがあり、これを知っているかどうかで作業のやりやすさが大きく変わることでしょう。ここでは、チェーンソーの目立てのコツについて、ヤスリの角度とサイズ、刃の長さについて紹介します。

丸ヤスリの角度は90度と30度

目立てをおこなうときは、丸ヤスリの角度をチェーンソーの側面から90度にして、切れ刃の角度が30度傾くように研ぐのがおすすめです。こうすることで、切れやすい角度に刃を研ぐことができます。

丸ヤスリのサイズはちょうどよく

目立てに使う丸ヤスリのサイズも、うまく研ぐためには重要です。丸ヤスリが小さいと横刃が鎌のようにとがりすぎたり、大きいと刃先が欠けたような見た目になったりします。こうなると、チェーンソーの停止や跳ね返りが起きたり、切れ味が回復しない場合があったりするのです。

丸ヤスリの大きさは、チェーンソーが切ることが可能な長さを示す、有効切断長から決めることができます。有効切断長が250mmに満たない小型チェーンソーは直径4.0mの丸ヤスリを、250~400mmの中型は4.8mmの丸ヤスリ、400mmを超える大型では5.5mmの丸ヤスリです。

また、何度も目立てをおこない、刃が半分に削れてしまったときはひと回り小さい丸ヤスリを使いましょう。元の大きさの丸ヤスリでは、刃先を削りがちになってしまうのです。

刃の長さをそろえる

最後に、刃の長さをそろえておくことも、目立てをよくするのに重要です。長さが揃っていないと、まっすぐ切るのが難しくなったり、切り口から抜けなくなったりします。刃の長さをそろえるには、ひとつの刃を集中して削るのではなく、全体をまんべんなく削っていくことを心がけましょう。

チェーンソーの寿命とメンテナンス

チェーンソーは機械なので、使用しているといずれは劣化して、動かなくなってしまいます。ここでは、チェーンソーの寿命やメンテナンスについての紹介をします。また、管理で困ったときの対処法についても触れていますので、目立てが難しいと感じた方や、目立てをおこなう時間がない方もご安心ください。

チェーンソーの寿命は具体的にはわからない

チェーンソーの寿命は具体的にはわからない

チェーンソーは、使用方法によって大きく寿命が変動するため、具体的に何年間使えるかはわからないのです。たとえば、業者が木の伐採で頻繁にチェーンソーを使用する場合と、家庭でたまに庭木の剪定をする場合では、使用する時間や刃にかかる負担などが異なってきます。それにより、チェーンソーの寿命にも差が出てくるのです。

使用方法で寿命が異なることから、メーカーの説明書にもどれくらい使えるかが記載されていないことが多いです。ただ、メンテナンスをおこなうことで、チェーンソーを壊れにくくすることはできます。

寿命を延ばすためにメンテナンスを!

チェーンソーのメンテナンス箇所はいくつもあります。排気口やエンジンを動かすためのリコイルスタータ、動力と刃の回転部とをつなぐクラッチなどとさまざまです。このように、自力でチェーンソーの手入れをおこなうのは、目立てをおこなうことも考えると、複雑なものとなっています。

あなたの代わりにプロが伐採をお手伝いいたします!

この記事を読んで、「チェーンソーでの伐採は面倒かも・・・」「チェーンソーの目立てやメンテナンスが大変そう・・・」と感じた方がいるかもしれません。たしかに、チェーンソーは使用するときだけでなく、管理についても難しい点が多いです。

そういった管理面で不安に思う方は、伐採を業者に任せることをおすすめします。業者であれば、自力で伐採する必要がなくなりますし、道具を管理しなくてよいので、チェーンソーの目立てについても考えずにすむようになるでしょう。

弊社では、伐採に関する相談を無料でおこなうことができます。また、見積りについても無料でお受けすることがあり、料金が高いと感じた場合はその場でキャンセルできるのです。作業してもらうかどうかは見積り後に決めることができますので、試しに弊社を利用してみてはいかがでしょうか。お電話のほう、お待ちしております。

まとめ

チェーンソーの目立てが悪い状態だと、使用時にチェーンが焼き切れて、飛び出したチェーンが人に危害を加えることがあります。また、燃費や切り口が粗悪になってしまうので、目立てをよくしておくことが大事です。

目立てをおこなう方法はおもに「丸ヤスリと目立てゲージ」「電動目立て機」を使う方法が主流です。チェーンソーの目立てのコツとしては、丸ヤスリの角度をチェーンソーの側面から90度、切れ刃の角度が30度になるように研ぎましょう。そして、丸ヤスリを適切な大きさにすることや、刃の長さをそろえて研ぐことも重要です。

チェーンソーの寿命は具体的にわかりませんが、メンテナンスをおこなえば延命することができます。しかし、排気口やリコイルスタータ、クラッチなどとメンテナンス箇所はたくさんあります。自力で伐採する場合は目立てやメンテナンスの手間がありますが、伐採業者に任せればこういった管理が必要なくなるでしょう。

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