もみの木を伐採したい!自分でやる方法と業者に依頼した場合を比較!
もみの木は、古くからクリスマスツリーとして多くの方に親しまれてきました。そんなもみの木は、健やかに育っていくと、高さ30m近くまで成長するといわれています。
そのため、伐採する必要が発生したときには、可能であれば伐採業者に依頼したほうがよいです。自分で伐採することも可能ですが、大木に育ってしまっている場合は高所での作業になるため、作業が非常にむずかしくなり、危険がともなうからです。
本コラムでは、もみの木の伐採を自分でおこなう方法や優良業者の選び方、伐採の後始末の方法などをご紹介していきます。コラムを最後まで読んで、自分で伐採できる基準を見極めて、もしできないと感じたら業者に依頼してみるとよいです。
目次
もみの木の伐採を自分でやる場合
ここでは、もみの木の伐採を自分でおこなう場合の方法についてご紹介していきます。伐採に必要となる道具や伐採の手順についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
自分で伐採できる基準
伐採を自分でおこなう場合、ある程度慣れていないとむずかしいでしょう。伐採の経験がない素人の方がおこなう際は、高さが3m未満、幹の直径が20cm以下の庭木であれば、無理をすることなく伐採することができるとされています。
伐採の準備
伐採をする際は、まず枝の除去をおこないます。あらかじめ枝を切っておかないと、木が倒れたときに枝が折れて周りに飛び散ってしまうことがあり、非常に危険です。そして、実際に伐採をおこなう際は、以下のような道具が必要になります。ひとつずつ確認して、必ず手元に準備しておきましょう。
・チェーンソー
チェーンソーは、伐採をおこなううえで欠かせない道具になります。チェーンソーはサイズや動作方式などさまざまなものがあるため、庭木の大きさに合わせて、使い勝手のよいものを選びましょう。
・ノコギリ
ノコギリも伐採をするうえで必要な道具になります。ノコギリはチェーンソーに比べると、木を切り倒すのに時間がかかりますが、正確に木を倒すことができます。そのため、木を切る道具としてひとつは持っておくと重宝するでしょう。
・ロープ
ロープは木を倒す方向を定めるために使用します。庭木の上の位置にロープをくくり付けて、目的とする方向に引っ張ることで、木を倒したい方向に倒すことができます。
・クサビ
クサビは、固い木材や金属で作られたV字型の形をしている道具です。チェーンソーで切り込んだ切り口にクサビを差し込み、ハンマーなどで強くたたくことで、木が倒れる方向を調整することができます。
・シャベル
シャベルは、伐採が終わった後に残った切り株を撤去するために使用します。切り株の根っこにかぶさっている土を掘るために使います。具体的な切り株の撤去方法については後述していますので、参考にしてみてください。
伐採方法
伐採に必要な道具を準備し終えたら、実際に作業をはじめていきましょう。具体的なもみの木の伐採手順は以下のとおりです。
1.もみの木を倒す方向を決める
はじめに、もみの木を倒す方向を決めておく必要があります。とくに計画を立てずに木を伐採してしまうと、予想しない方向に木が倒れてしまい、非常に危険です。
2.受け口を作る
木を倒す方向を決めたら、実際に木を切っていきます。まずチェーンソーを使用して、木を倒す方向に「受け口」と呼ばれる切り込みを入れていきます。受け口は、ひざ下くらいの位置から、真っすぐな切り込みを入れましょう。そして、斜め上から、直線の切り込みに向かって切っていきます。横から切り口を見たとき、三角形の形になっていれば大丈夫です。
3.追い口を作る
受け口ができたら、その反対側に「追い口」と呼ばれる切り込みを入れていきます。追い口は、受け口の斜めに入っている切り込みに向かって、チェーンソーを入れるとよいです。木の幹の中心あたりまで切り込みを入れたら完成です。
4.もみの木を倒す
受け口と追い口を作ることができたら、いよいよもみの木を倒していきます。追い口にクサビを打ち込み、ハンマーなどを使って強くたたき込みましょう。すると少しずつ木が傾いてきます。木が倒れそうになったら、クサビで倒れる方向を微調整して、慎重に伐採をしていきましょう。木が倒れるときは、すぐに安全な場所に移動するとよいです。
5.倒したもみの木を処分する
もみの木を伐採し終えたら、きちんと木は処分するようにしましょう。木の処分方法については後述いたします。
危険な場合は業者に依頼
もみの木は大きく成長する庭木なので、伐採に慣れていない方にとっては、非常に危険がともなうものです。とくにチェーンソーを使用する場合は、使用経験がある方に手伝ってもらうと、より安全に作業できます。しかし、自分では伐採ができないと判断した場合は、伐採業者に依頼してみることをおすすめします。
弊社は、日本全国にあるさまざまな業者と連携しており、ご要望に合った業者をご紹介しています。24時間365日いつでも電話対応をおこなっておりますので、もみの木の伐採に関して悩みごとがある場合は、まずは一度お電話ください。伐採のプロが迅速に対応させていただきます。
もみの木の伐採を業者に依頼した場合の費用
これまで、自分でもみの木を伐採する方法についてみてきました。ここからは、伐採を業者に依頼する場合の費用や、優良な業者の選び方についてご紹介していきます。
もみの木が大きいほど費用は高くなる
伐採を業者に依頼すると、もみの木が大きくなるほど、費用も高くなっていきます。具体的には、「地面から先端までの高さ」「木の幹の太さ」「作業のむずかしさ」を考慮したうえで、伐採の料金は算出されます。
たとえば、周りに立木が密集していたり、障害となる建物や電柱などがあったりする場合は、作業難易度が上がるため、そのぶん料金が高くなってしまうことがあるでしょう。伐採費用の目安としては、庭木1本あたり2,000円からとなっております。
正確な伐採費用を知る方法
正確な伐採費用を知るためには、業者から事前に見積り金額を出してもらうとよいです。見積りをとることで、「どのような作業をするのか」「注意事項はあるのか」などを知ることができます。
また、複数の業者から見積りをとる相見積りをおこなうことで、より格安でサービスがよい業者を選ぶことができるでしょう。そのため、はじめから1社だけに絞らずに、複数の業者の料金やサービス内容を見比べてみることで、よりよい業者に巡り合えるはずです。
伐採業者の選び方
よりよい伐採業者を選ぶには、下記のような点に注目するとよいでしょう。ひとつずつ確認していきましょう。
・料金明細がはっきりしているか
業者の見積りをおこなったときに、伐採にかかる料金だけでなく、何にいくらかかるのかを把握しておくことが重要です。金額だけしか記載されていないと、後から追加料金を請求されてしまうこともあるでしょう。そのため、見積りの際には、料金明細がはっきりしているか、事前にきちんと確認しておきましょう。
・庭木1本単位でも対応してくれるか
庭木を1本からでも伐採をしてくれるのかを確認しておくことも重要です。1本だけの伐採というのは、出張費や人件費のコストがかかり、割に合わないと感じる業者も多いでしょう。しかし、「庭木1本から伐採可能」という宣伝文句を気に入ってもらうことで、次のサービスにつなげている優良業者もあります。
・ホームページがわかりやすく作られているか
会社のホームページがきちんと作られていると、信頼できる業者である確率が高いです。伐採の実績や料金体系、サービス内容などが明確に記載されているか確認しましょう。また、お客様の口コミも参考にするとよいです。とくに、よい口コミと悪い口コミを載せている会社は、お客様満足度の向上に努めている可能性が高いです。
・業者の規模だけで決めない
大手の業者に依頼するのか、地元の業者に依頼するのか、迷う方もいるでしょう。大手の業者に依頼するメリットは、大きな資本力にあります。充実した資本力によって、迅速な対応をおこなってくれる会社が多いでしょう。
一方、地元密着型の業者は、値段交渉に応じてくれたり、気軽にコミュニケーションをとったりすることができるでしょう。そのため、会社の規模にとらわれず、料金やサービス内容などをきちんと考慮したうえで、業者を選択するとよいです。
このように、優良な業者を選ぶには、まずは複数の業者から見積りをとってみることをおすすめします。弊社では、全国のさまざまな業者と連携しているため、ご要望にマッチした業者をご紹介しています。相見積りにも対応することが可能です。もみの木の伐採にお悩みの方は、ぜひお電話ください。
もみの木の伐採だけで終わりじゃない!後始末の方法
もみの木を伐採し終えた後は、きちんと後始末をしなければなりません。ここからは、具体的な後始末の方法をご紹介していきます。
伐採した幹の処分法は主に3つ
伐採した幹の処分には、以下のような3つの方法が挙げられます。伐採した後は、そのまま放置することなく、適切に処分するようにしましょう。
・燃えるゴミに出す
伐採した木は燃えるゴミとして出すことができます。ゴミとして出す際は、細かく切ってゴミ袋に入る大きさにしましょう。自治体によっては、伐採した木は粗大ゴミ扱いになることもあるため、事前に市や自治体の窓口などで確認しておくようにしましょう。
・クリーンセンターに持っておく
伐採したもみの木の量が多く、ゴミ袋に入りきらない場合は、クリーンセンターに持っていくとよいでしょう。クリーンセンターとは、市や自治体が管理・運営しているゴミ処理施設のことをいいます。クリーンセンターによっては、ゴミの重量によっては手数料が必要になってくることがあるため、事前にホームページなどで確認しておくようにしましょう。
・業者に引き取ってもらう
伐採したもみの木が多く、自分では処分しきれないと感じた場合は、業者に引き取り依頼をするとよいです。引き取りの費用は、木の幹の直径や枝の長さなどによって変わってきます。業者によってサービス内容がさまざまなので、自分に適した業者を選ぶとよいでしょう。
切り株を撤去する方法
庭木を伐採した後に残った、木の根の部分を切り株といいます。切り株を撤去するには、以下のような道具を準備して、適切な手順を踏むことでおこなうことができます。
〇用意する道具- シャベル、スコップ
- 電動ハツリ機(ノコギリやチェーンソーでも可能)
- ブルーシート
- ブルーシートを切り株の近くに敷く
- 切り株の根っこをシャベルやスコップで掘り起こす(掘り起こした土はブルーシートの上に乗せる)
- 根っこが見えてきたら、電動のハツリ機で切断する
- 切断することができたら、切り株を撤去する
- ブルーシートにある土を元の位置に埋め戻して作業完了
全部やってくれる業者もある
業者に伐採を依頼すると、後始末まですべてやってくれる場合もあります。しかし、業者によっては、伐採と後始末は別料金になっていることもあるでしょう。そのため、複数の業者から相見積りをとって、料金体系をきちんと把握しておくことが重要です。
弊社では、24時間365日いつでも電話対応をおこなっております。全国各地の業者からお客様にマッチした業者をご紹介しています。いくつかの業者から見積りをとって検討することで、優良な業者に出会えることでしょう。まずは一度、お気軽にお電話ください。プロがあなたのお悩みを解決してくれるはずです。
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