高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

高い木を切る方法や必要な道具

高い木を切るためには、安全な装備や道具を揃えたり、伐採の手順をきちんと抑えたりしておくことが大切です。伐採作業には危険が多いことは事実ですが、入念な準備をおこなうことで、ケガや事故を引き起こしてしまう危険性を大きく下げることができるでしょう。

この記事では、高い木を切るための事前の準備や伐採の手順、作業中の注意ポイントについてご紹介します。

また、業者に依頼した場合のメリットや費用相場についてもご紹介いたしますので、最後までお読みいただくことで、ご自身にとって最適な選択ができるようになるでしょう。

高い木を切るためには何が必要?

安全に高い木を切るためには、事前の準備が大切です。事前の準備には、道具を用意するだけでなく、周囲の人たちへの呼びかけなども含まれます。具体的な内容について、さっそく確認していきましょう。

道具の準備

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

木を切るための道具は、身を守るために必要なものと、伐採作業に必要なものとに分類できます。漏れがないように以下の道具を揃えましょう。

【身を守るために必要なもの】

  • 防護服:チェーンソーの刃や木のトゲでケガをしまうおそれがあります。肌の露出がないように防護服で身を守りましょう。
  • 防護メガネ:チェーンソーを使うと、木くずが勢いよく舞います。目に木くずが入らないように保護するためのものです。
  • ヘルメット:作業中に、折れた枝が落ちてくることが考えられます。落下物から頭を守るためにヘルメットが役立ちます。

【伐採作業に必要なもの】

  • チェーンソー:太い木を切るために必要です。
  • 電動のこぎり:細い木を切るときや、チェーンソーを使うと危険な場所で使います。
  • ロープ:木をけん引するときに必要になります。
  • くさび: 木の受け口に挟んで、木を倒す方向をコントロールするために使うものです。

【伐採作業に必要なもの(木に登っての作業が必要な場合)】

  • はしご:木に登って枝の処理をおこなうときなどにあると便利です。
  • 安全帯:高いところからの転落事故を防止するために用いる安全用具になります。
  • ランヤード:安全帯に取りつける、命綱とも呼ばれるロープです。

周囲の人に木を切ることを伝える

チェーンソーを使って伐採をおこなうと、騒音が発生してしまいます。そのため、事前に周囲の人たちに伐採する予定があることを伝えて、了承を得ておくことが大切です。きちんとした気遣いの姿勢があれば、理解が得られるでしょう。

また、伐採は、チェーンソーで木を切り倒したり、切り倒した木をトラックに積み込んだりする必要があるため、ひとりでおこなうには大変な作業になります。

手伝ってくれる人がいれば、作業をより安全におこなうことができるため、周囲の人たちへ呼びかけて伐採の協力を募っておくことも有効です。

準備するのが面倒なときは

繰り返しますが、高い木を安全に切るためには、事前の準備が大切です。ただし、道具さえ準備しておけば安全に作業できる、とは言い切れない場合があります。

チェーンソーを使って木を伐採することが初めての方は経験と知識が乏しいため、思わぬ事故やケガを引き起こしてしまう危険があるのです。

そこで、基本的なチェーンソーの使い方を習得するために、講習を受けることもおすすめです。チェーンソーの講習をおこなっている団体は複数ありますが、ほとんどの団体が2日間にわたって学科と実技の講習を実施しています。

チェーンソーを使うためには資格が必要ないため、講習の受講は必須ではありません。しかし、安全に作業をおこなうためには受講しておいたほうがよいともいえるでしょう。

以上のように、伐採に必要な道具をすべて揃えて、さらに講習まで受けると考えた場合、準備が大変だと感じた方もいるのではないでしょうか。そんな方は、伐採を業者に依頼することを検討してみてもよいでしょう。

業者に伐採を依頼すると費用がかかりますが、道具の準備や講習を受ける必要がなくなるため時間を節約することができます。また、なによりもケガをする心配がなくなり、身の安全を守ることができるのです。

弊社では、24時間365日いつでもお電話でご相談を承っております。ご不安な点やご不明な点がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

高い木の切り方

事前準備が整ったら、実際に高い木を切る工程に入りましょう。ここでは、伐採から切り倒した木の処分方法まで、一連の流れをお伝えします。きちんと手順を抑えることで、作業の危険性を減らすことができるでしょう。

根本から切る場合

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ここでは、木を根本から切る場合の手順についてお伝えします。もし、伐採する木の枝が周囲の木の枝と絡みあっている場合は、事項の「上から切る場合」を先にご参照ください。

【1】木を倒す方向を決める
基本的には、木の重心があるほうに、木を倒すようにすると倒しやすいです。木の重心は、木を真下から見上げることで、木の傾きや曲がりなどから見極めやすくなります。

また、必ずしも木の重心があるほうに倒せばよいというわけではありません。木を倒す方向に、凸凹や切り株などの障害物がある場合は、違った方向に木を倒すようにしましょう。障害物があると木を倒したあとの解体作業がやりづらくなってしまうからです。

重心とは異なる方向に木を倒す場合は、ロープなどを使って木をけん引して、重心を傾けるようにするとよいでしょう。ロープは木の低い位置よりも高い位置にくくりつけることで、より少ない労力で傾けることができるようになります。

【2】受け口をつくる
木を倒す方向が決まったら、受け口をつくります。「木を切り倒す方向側」の木の幹に、4分の1くらいの深さになるように、チェーンソーで切り込みを入れます。

次に、切り込みを入れた部分の上からもチェーンソーを入れて、30度~45度くらいの角度になるように木を切り抜きましょう。

【3】追い口をつくる
受け口をつくったあとに、追い口をつくります。「受け口の反対側」の木の幹を切っていきます。切れ込みを入れる高さは、受け口の切り込みの下部分を基準に3分の2くらい上の位置です。

チェーンソーの刃が、受け口まで届かないように、ゆっくりと慎重に切り込みを入れていきましょう。また、受け口の切れ込みと追い口の切れ込みの間のことを「ツル」といいます。追い口は、ツルの長さが木の幹の直径の10分の1くらいになるまで、切れ込みを入れましょう。

【4】木を倒す
追い口を切ることで、木の重さで徐々に木が傾きはじめます。完全に木が傾きはじめてからではチェーンソーを止めるのが遅すぎるため、木が傾きはじめる直前にチェーンソーを止めて、その場から離れるようにしましょう。あとは、時間の経過とともに木が勝手に倒れてくれます。

上から切る場合

もし、伐採する木の枝が周囲の木の枝と絡みあっている場合は、木の根本からではなく、上から切るようにしましょう。木の枝が絡みあっていると、思っている方向に木が倒れない場合があるからです。

また、樹高が高い木も上から切るとよいでしょう。木を切り倒す方向に家などがある場合、木を短くしておけば、木を家にぶつけてしまうことを防ぐことができます。

【1】木に登る
絡みあった枝を切ったり樹高を低くしたりするために、まずはしごを使って木に登ります。ただし、一般的なはしごでは安定性が欠けてしまうので危険です。

そのため、林業用の「枝打ちはしご」と呼ばれるはしごを使うようにしましょう。枝打ちはしごであれば、木や地面にフィットする仕様となっていますので安定します。枝打ちはしごは、ホームセンターや通販で購入することができるため、一般の方でも入手がしやすいです。

また、木に登ったあとには、チェーンソーや電動のこぎりを使用します。このとき、片手しか使うことができないと、作業の危険度が著しく高まってしまうでしょう。そこで、安全帯は両手を離すことができるようにU字型のものを使用するとよいです。

【2】上から少しずつ切る
林業用のはしごとU字吊型の安全帯で、安全を確保したうえで木に登ることができたら、実際に木を切りましょう。絡みあった枝を切る場合は、電動のこぎりを使用すると便利です。

樹高を低くするために木の幹を切る場合は、チェーンソーを使って上から少しずつ切ります。手順については、前項の「根本から切る場合」をご参照ください。違いは、木を切る位置が低いところなのか、高いところなのかだけになります。そのため、手順自体は同じです。

切った木はきちんと処分しよう

伐採が完了したら、切り倒した木を処理しなければなりません。また、必要に応じて切り株の処分も必要です。処分する方法は、以下のようにいくつかあります。

【切り株の処理方法】
〇切り株を掘り起こす
少し大変に感じられるかもしれませんが、自力で切り株を掘り起こす方法です。スコップやツルハシを使って、切り株の周りの土を掘っていきます。木の根が見えるようになるまで掘りましょう。木の根が見えたら、剪定バサミなどを使って、根を断ち切ります。根を断ち切ることができたら、バールなどを使って切り株を掘り起こして完了です。

〇除草剤で切り株を枯らす
上記の切り株を掘り起こす方法は力が必要となるため、体力に自信のない方にとってむずかいしい方法ともいえるでしょう。体力に自信のない方は、除草剤で切り株を枯らす方法がおすすめです。除草剤は、切り株の断面に塗りつけるか、切り株の断面に穴をあけて流し込むとよいでしょう。また、除草剤がない場合は、害虫駆除農薬でも代替できるそうです。

〇日光を遮断して切り株を枯らす
除草剤を使うこと以外に、切り株に黒い袋をかぶせて枯らす方法があります。切り株に黒い袋をかぶせることによって、光合成を防ぐことができ、切り株を枯らすことができるのです。

ただしこの方法は、切り株が枯れるまでに少し時間がかかってしまいます。そのため、切り株を早めに処分したいという方は、切り株を掘り起こしたり、除草剤を使って枯らしたりする方法がおすすめです。

【切り倒した木や切り株の処理方法】
〇可燃ごみとして処分する
伐採した木をゴミ袋に入れることができれば、可燃ごみとして処分することが可能です。細い枝であれば、長さを短くしておけばゴミ袋に入れることができるでしょう。

しかし、自治体ごとに、ごみ出しのルールが異なることには注意しなければなりません。自治体によっては、可燃ごみではなく粗大ごみ扱いになる場合もあるそうです。ルール違反してしまわないためにも、事前にごみ出しのルールを自治体に確認しておくとよいでしょう。

〇クリーンセンターへ持ち込む
クリーンセンターと呼ばれる、自治体が管理・運営をおこなっているごみ処理施設に、伐採した木を持ち込む方法です。伐採した木を持ち込むため、ご自身でトラックなどを手配して木を運ぶことが必要になります。

しかし、クリーンセンターには、いつでも持ち込むことができるわけではないので注意しましょう。ごみの種類によっては、持ち込み可能日が定められている場合があります。

また、ごみの重量によって手数料がかかることもあります。そのため、伐採した木を持ち込む前に、事前にクリーンセンターに持ち込み可能日や手数料を確認しておくと安心でしょう。

〇業者に回収してもらう
上記のほかに、業者に回収してもらう方法があります。業者に回収してもらうのは、トラックを手配して木を積み込むことが大変だと感じる方にとって、おすすめの方法です。

木の回収費用は、木の大きさや重さによって異なります。また、業者に立木伐採と回収をあわせて依頼することもできます。業者に依頼する費用の相場については記事の後半でご紹介しますが、正確な料金を知るためには、業者に見積りをとってもらうことが必要です。

木の処分を業者に依頼することを検討されていて、正確な金額が知りたいという方は、弊社までお気軽にご相談ください。24時間365日いつでもお電話でご相談を承っております。

伐採するときの注意点

ここまで、伐採の方法や切り倒した木の処分方法など一連の作業についてお伝えしました。ここでは、作業中に気をつけておきたいポイントを確認していきましょう。

チェーンソーの取り扱い

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チェーンソーは太く大きな木を切ることができるほど、パワーが強い道具です。取り扱いを間違えると、大ケガにつながる場合も考えられます。チェーンソーの取り扱いについて注意点を抑えておきましょう。

【事前準備】
チェーンソーを取り扱う際は、事前の準備や点検がとても大切です。保護服や保護メガネ、ヘルメットなどを着用して、できる限り肌の露出がないようにします。また、チェーンソーのボルトがゆるんでいないかも確認しておきましょう。

【キックバック対策】
チェーンソーを取り扱ううえで、キックバックにも注意しなければなりません。キックバックとは、伐採中に意図せずチェーンソーが作業者に向かって跳ね上がる現象です。キックバックでの死亡事故も報告されているほど危険な現象になるため、対策しておくことが重要になります。

チェーンソーの刃は古く錆びれたものではなく、きちんと研がれた切れ味がよいものを使いましょう。また、木を切る際は、刃の先端を使うのではなく、刃の根本や中央部分を使って伐採するとよいです。

人や建物などに当たらないか

高い木を切る場合、木を切り倒す方向の先に、家や建物ないか、人がいないかを確認してから、木を切り倒すようにしましょう。万が一、切り倒した木が、家や人などと衝突してしまうと大きな事故やケガにつながりかねません。

そこで、先述のとおり高い木を切る場合は、木に登って上から少しずつ切るとよいでしょう。木を根本から一気に切り倒してしまう方法より手間はかかりますが、安全性を保つことができます。

木から落ちないようにしよう

高い木に登って枝や幹を切ることだけに集中してしまうと、木から転落してしまうおそれも十分に考えられます。そこで、転落防止のために、適切な安全帯とランヤードを身につけることが大切です。

高い木に登る場合、安全帯はU字吊ができる林業用のものを選ぶとよいでしょう。安全帯の紐を木の幹に回して掛けるU字吊であれば、落下の危険が少なく安全です。

また、ランヤードは安全帯の命綱とも呼ばれるロープのことをいいます。ランヤードは、チェーンソーやノコギリで切断してしまわないように、芯にワイヤーを用いたものを用意しておくとよいでしょう。

以上が、高い木の伐採を安全におこなうために気をつけておきたいポイントです。これらのポイントを抑えて伐採を実施することができれば、比較的安全に伐採を完了させることができるかもしれません。

しかし、伐採自体が初めての方にとっては注意点が多く、作業が不安だと感じた方もいるのではないでしょうか。

また、以上の注意点のほかにも、木の重心や木が生えている土壌、周囲の障害物などにも配慮しなければならず、じつはどんな状況にもあてはまるような伐採方法はないのです。経験のない方が、状況にあわせた最適な方法で安全に伐採することは、むずかしいともいえるでしょう。

もし、わからないことがあったり不安を抱えたりしてしまっている場合は、自分で伐採することは控えて、業者に依頼することも検討したほうがよいでしょう。プロに依頼すれば、安全で確実に伐採してもらうことができるため、ケガをする心配もなくなります。

弊社では、24時間365日、無料でご相談を承っております。伐採のことでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

高い木を切るのは危険!業者に任せよう

ここまでこの記事を読まれた方の中には、自分で高い木を切るのは不安だけれど、依頼したこともない業者に伐採をお願いすることも不安だと感じる方もいるでしょう。ここでは、業者に依頼することで得られるメリットや費用の相場をお伝えします。

業者に依頼するメリットは?

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業者に依頼することで得られるメリットは、おもに以下の3つがあげられます。

・ケガを心配する必要がない
ケガをしてしまうリスクがゼロになるのは、業者に伐採を依頼する大きなメリットといえるでしょう。高い木に登ると転落するおそれがあり、チェーンソーを使うとキックバックなどによりご自身を傷つけてしまうおそれもあります。

作業の経験がない方は、ご自身で想定できる危険性の範囲にも限界があるため、思いもよらぬケガや事故を引き起こしてしまうおそれも考えられるのです。

・時間を節約できる
自分で木を伐採する必要がなくなるため、時間を節約することができることもメリットでしょう。また、伐採作業はひとりでおこなうよりも、手伝ってくれる人がいたほうが安全に作業をおこなうことができます。そのため、伐採に関するすべてのことを業者にお願いするっことで、自分だけでなく協力者の時間も節約することができるのです。

・費用の節約にもつながる
先述のとおり、作業の経験がない方は、思いもよらぬケガや事故を引き起こしてしまうおそれがあります。高い木を切り倒した方向に建物があり、建物を壊してしまうことや、チェーンソーの刃が跳ね返ってきたり、木から転落したりすることで大ケガをしてしまう場合が考えられます。

とくに大ケガをしてしまうと、痛みがあるだけでなく、治療費が必要になるでしょう。最悪の事態を想定した場合、結果的に業者に依頼しておいたほうがよかった、となる場合があるのです。

高い木の伐採はいくらかかる?

業者に依頼するメリットをお伝えしたところで、費用の相場についてもご紹介します。以下はあくまでも費用相場になりますので、正確な料金が知りたいという方は、業者に見積りを出してもらうとよいでしょう。

【木の大きさごとの伐採費用相場】

低木 ( 葉張り 0.5~1m × 高さ 0.5~1.5m ) 3,000~5,000円前後
中木 ( 葉張り 2~3m × 高さ 1.5~3m ) 10,000~15,000円前後
高木 ( 葉張り 3.5~4m × 高さ 3~4m ) 20,000~30,000円前後

【使用する重機の種類ごとの費用相場】
〇クレーンを使用する場合

10トン 80,000~100,000円/1日
20トン 130,000~200,000円/1日

〇ユンボを使用する場合

1.5トン 20,000円/1日
7トン 35,000円/1日
10トン 50,000円/1日

【処分費用の費用相場】
伐採だけでなく、切り倒した木や切り株の処分についても依頼することが可能です。処分費用についても伐採費用と同様に、木の大きさによって異なります。木の伐採費用の半額以下が、処分費用の相場になることが多いようです。

以上が、伐採を業者に依頼した場合の費用相場になります。ただし、繰り返しますが、正確な料金を知るためには、業者に見積りをとってもらうことが必要です。また、業者によって料金が異なるため、複数の業者に見積りを出してもらうことも大切です。

弊社でも、伐採のお見積りをお出しすることができます。実際にかかる費用と、依頼することで得られるメリットを比較検討されてみてはいかがでしょうか。24時間365日いつでも、お電話でご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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