シマトネリコが病気を発症|葉が落ちる理由とは?元気に育てるコツ

シマトネリコが病気

シンボルツリーとして人気の高いシマトネリコは、病気や害虫や乾燥に強く、枯れにくい特徴があります。ただ、シマトネリコでも場合によっては葉が抜け落ちることがあるのです。このシマトネリコが落葉する理由は複数あります。それぞれの原因や対処法を知っておくと、育てていく際に便利でしょう。

この記事では、シマトネリコの葉が抜け落ちる原因や、病気・害虫への対策法について紹介していきます。手入れや病害虫対策で困ったときの対処法についてもお話していますので、葉が抜けても焦らずに対処できるようになるでしょう。

シマトネリコが病気!?葉が落ちる原因

シマトネリコは、常緑樹という年中葉が生えている木に分類されています。しかし、常緑樹といっても、病気や時期によって葉が抜け落ちることがあるのです。

ここでは、シマトネリコの葉が落ちる原因について、「病気」「害虫」「低温」やその他の理由を解説します。自分のシマトネリコが落葉した原因を知っておくと、対処すべきかどうかが判断しやすくなるでしょう。

1.病気による被害

シマトネリコが病気を発症|葉が落ちる理由とは?元気に育てるコツ

1つ目の原因としては、シマトネリコが病気で枯れそうになっていることが考えられます。葉の表面に黒い粉が発生している場合はすす病に、葉に褐色の斑点が出てきた場合はかっぱん病にかかっているおそれがあります。

病気で枯れた部分は取り除くのが基本なので、シマトネリコ全体が病気にかかると大部分を取り除く必要があります。病気になっている葉が見られたら、すぐに取り除きましょう。

2.害虫による被害

害虫が葉を食べたり巣を作ったりすることで、栄養不足になっていることも考えられます。さらに、害虫の排泄物や唾液は病原菌のエサになるため、シマトネリコが病気にかかりやすくなる危険性もあるのです。

このように、害虫の被害を受けると栄養不足や病気で葉や枝が枯れてしまい、シマトネリコの葉が抜け落ちてしまいます。病気だけでなく害虫の被害についても対策が必要かもしれません。

3.気温の低下

シマトネリコは寒さに弱いので、気温が低下すると葉が抜け落ちる特徴があります。春になればまた葉が生えることがほとんどですが、寒い時期が長引いてシマトネリコが弱ってしまうと枯れてしまうこともあります。寒さが厳しいときには、保温や防寒などの対策をしましょう。

4.単なる落葉の場合も……

健康的なシマトネリコでも葉が落ちることです。シマトネリコは年中葉をつける常緑樹ですが、全く葉を落とさないわけではなく、毎年秋や冬ごろになると、一部の葉が茶色くなって落ちていきます。これは、葉を新しく入れ替えるために古いものを落としているだけなので、生育上は問題がないことが多いのです。

5.その他の原因もある

紹介した4つ以外にも、シマトネリコの葉が抜け落ちる原因があります。根を伸ばす余裕がなくなる“根詰まり”が起きたり、日当たりが過剰だったり、不足したりする場合も落葉が起こります。また、剪定のし過ぎで枯れることもあるでしょう。

シマトネリコの葉が抜け落ちていたときはまず、何が原因かを考えます。古い葉を落とす落葉である場合はとくに対処は不要ですが、病害虫や気温などが原因であれば、すぐに対処が必要になります。

しかし、原因がわからない場合や、自力では対処が難しい場合もあるでしょう。そういった場合は、業者に任せることをおすすめします。

弊社であればいつでも無料で連絡がとれますので、問題に気づいたあと、すぐにご相談いただけます。お困りごとの内容に合った業者を紹介致しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

シマトネリコの害虫対策「4つ」

シマトネリコの葉が落ちる原因のひとつである害虫被害を防ぐためには、事前に対策しておくのが大切です。ここでは害虫の見つけ方と、4つの予防方法を解説します。それぞれの項目について詳しく紹介しますので、害虫対策の参考にしてください。

害虫探しはココに注目!

シマトネリコが病気を発症|葉が落ちる理由とは?元気に育てるコツ

害虫が発生しているかどうか調べるには、糞があるかどうかを見るとよいでしょう。シマトネリコを植えてある地面に茶色くて小さなかたまりがいくつも落ちている場合は、害虫がシマトネリコにすみついているおそれがあります。

また、シマトネリコの葉に欠けや穴があるかどうかも確認しましょう。シマトネリコに害虫がいると、葉を餌として食べるため、葉の端が欠けたり穴があいたりするのです。

1.不必要な明かりは消す

タマバエやトビゲラなどの害虫は、光に引き寄せられる習性があります。不必要な明かりは消し、夜間は部屋のカーテンを閉め切っておくなどして、光がシマトネリコのほうに漏れ出さないようにしましょう。

2.薬剤を散布する

薬剤を使用する方法もあります。薬剤には、木や害虫に直接かける散布タイプと、木に吸収させてからその葉や実を食べた害虫を駆除する、浸透移行性タイプなどがあります。散布タイプは即効性が高く、浸透移行性はシマトネリコのなかを食い荒らす害虫への効果が高い特徴があるので、状況に合わせて使い分けましょう。

3.ネットを張る

害虫が入ってこれないように、防虫ネットを張るのも有効な方法です。害虫がよく発生する梅雨前から夏にかけて張るのが効果的です。ただし、すでに木についてしまっている虫には意味がないため、ネットを張る前に殺虫剤などをまいて駆除しておくとよいでしょう。

4.枝の剪定をする

そして、枝を定期的に剪定することも、害虫予防には重要です。枝や葉を剪定しておくと、内側の風とおしがよくなり、害虫にとって住みにくい環境にできます。

また、剪定すると枝や葉に光が当たりやすくなります。光合成が盛んになるために、成長して体力をつけるので、シマトネリコが病気や害虫の被害を受けにくくなるメリットもあるのです。

自分で手入れするのって難しい…そんなときは

これらの害虫対策のなかでも、薬剤の使用や防虫ネットの設置、枝の剪定については、慣れていないと難しいかもしれません。適切な方法でなければ害虫の対策効果があまり得られないこともあります。

しかし、業者に依頼すれば、自力でおこなうよりも高い害虫予防効果を得ることができるでしょう。知識や技術が豊富な業者なら、シマトネリコの状況に応じた手入れが期待できます。

もし、業者に剪定などの手入れを依頼した場合の費用は、1日につき1万5千円~3万円ほどが相場のようです。薬剤の散布や防虫ネットの設置などを頼むと追加料金がかかるでしょう。自力で手入れをおこない失敗してしまうと、シマトネリコが枯れてしまう場合もあります。そういったリスクを考えると、業者に手入れを任せるのがおすすめです。

何度も害虫被害にあってしまう場合は、伐採を検討してもいいかもしれません。弊社では目的に合った業者を紹介しております。相談だけでも構いませんので、お気軽にお電話ください。

シマトネリコを病気にさせない育て方

シマトネリコを病気にさせないためには、普段から手入れをおこない、健康的に保つことが大切です。ここで紹介するのは、「元気に育つための水やりと肥料やり」「日当たりと気温の注意点」「根詰まり防止のための植え替え」についてです。

元気に育てるコツ

シマトネリコが病気を発症|葉が落ちる理由とは?元気に育てるコツ

植えてから2年経つまでは、毎日水やりをおこないましょう。水やりのペースは1日1~2回ほどで、たっぷりの水を与えましょう。ただし、シマトネリコがほとんど育たなくなる冬の時期は、土の表面が乾燥してから2、3日経ってから水を与えるぐらいで十分です。

また、植えてから2年以上経ったシマトネリコは乾燥に強くなっているため、基本的には水やりをしなくても育ちます。

肥料やりは2月ごろにおこないます。シマトネリコの根元に有機肥料を与えましょう。気温が上がって成長が活発になる、4月ごろからの生育をよくすることができます。

日当たりと気温に注意

シマトネリコは日光を好みますので、日当たりのよい場所で育てるようにしましょう。多少は日陰になる場所でも育ちますが、日の当たる時間が長いほどうまく育ちやすいです。

また、暑さには強いものの、寒さには弱いため、冬に寒風が直接当たる位置で育てるのは控えましょう。シマトネリコは気温がマイナス5度を下回ると、枯れる危険性が高くなります。

鉢植えであれば移動させるのは簡単ですが、庭植えの場合は動かすのが困難となりますので、場所選びには注意してください。

根詰まりを防ぐため植え替えをする

鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐために植え替えが必要です。根詰まりを起こすと土の水はけが悪くなり、根腐れや病原菌が発生しやすくなってしまうのです。

植え替えをするにはまず、「今使っているものよりも大きいサイズの鉢」「有機肥料」「培養土」「鉢底石」「鉢底ネット」「根切りハサミ」を用意します。植え替えの時期は4月ごろに以下の手順でおこないます。

  1. 鉢底へ「鉢底ネット」「鉢底石」「有機肥料」の順に、層になるように入れる。
  2. 鉢の3分の1まで培養土を入れる。
  3. シマトネリコを古い鉢から取り出して土を手で払い、腐っている根は根切りハサミで切る。
  4. 新しい鉢へシマトネリコを入れて、培養土を入れる。
  5. 培養土全体に水が染み込むように水やりをする。

シマトネリコは枯れにくい木であるとはいえ、手入れをしないと枯れてしまうこともあります。しかし、自分では病気や害虫の適切な対処法がわからなかったり、生活が忙しくて世話をする余裕がなかったりするケースもあるでしょう。

そういった場合、剪定などの定期的な手入れは業者に依頼することもできます。それでも管理できなくなってしまった場合は、業者に伐採してもらうことを検討するのもよいかもしれません。弊社では、無料見積りの伐採業者を紹介することができますので、利用してみてはいかがでしょうか。

メールで無料相談

現在、お電話がつながりやすくなっております

  • 料金のご案内
  • 安心・安全のサービス!作業完了までの流れ
  • トラブルに迅速対応!伐採お助け隊とは