竹林の伐採方法|処分はどうする?竹の生態から猛威まで解説中!

竹林の伐採方法

竹林を伐採しようと考えていても、具体的にどのような方法でおこなえばいいか分からない人もいるかもしれません。竹は普通の樹木よりも生命力が強く、放っておくと次々に繁殖してしまうのです。そのため、業者に依頼をして一気に伐採してもらうのがいいでしょう。

しかし、竹の1本や2本を伐採する場合なら、自力でおこなうことも可能です。そこで、この記事では竹林の伐採方法と、業者に依頼した場合の費用についてご紹介します。竹林の伐採方法を理解することで、自力でおこなうか業者に任せるかを判断する材料にもなるでしょう。

竹林を伐採・駆除したい!方法や手順

竹は生命力が強いため、ただ竹を切るだけだと、再び繁殖するおそれもあります。そのため、竹林の伐採をおこなう場合は、しっかりと手順を踏んでおこないましょう。

竹の伐採・駆除する時期

竹の伐採・駆除する時期

竹の伐採は9~12月前後におこないます。秋になると、竹が冬越しのために成長をストップさせるため、竹の中をめぐっている樹液が少なくなるのです。樹液が垂れると虫が集まってきたり、服が汚れたりするので、できるだけ竹の水分が少ない秋から冬におこなうのがいいでしょう。

また、伐採する竹の量を少しでも減らしておきたいなら、春にタケノコを採集しておくのもおすすめです。竹に育つと伐採や処理が大変ですが、タケノコであるうちは採集が簡単なうえ、食べて処理することもできるでしょう。

竹伐採の準備

竹の伐採にはノコギリが必要です。ノコギリは刃を畳んで持ち運べるタイプも多いので、扱いやすいでしょう。

伐採の際には、竹のカスや道具によってケガをするおそれもあるので、厚手の手袋と長くつを着用します。さらに、竹林の中では蜂が出ることもあるので、作業着のような厚手の長袖長ズボンを身に着けておくと、深く刺されるリスクも少なくできるでしょう。

竹伐採の手順

竹林伐採をおこなうときは、なるべく1メートルほどの高さを残して、地面と平行になるように切りましょう。斜めに切ると竹が尖ってしまい、ケガにつながるおそれもあるのです。

とくに、竹が冬を越している12~1月前後のうちに伐採しておくと、春に切り口から栄養や水分が漏れて弱ります。そのため、3年ほどで自然に枯れるのです。

枯れた竹はノコギリで切り取ります。ただし、伐採しただけで枯れない場合もあるので、早く確実に枯死させたいなら、次で説明する方法を試してみるのもいいでしょう。

竹を枯らす・駆除の方法

伐採のほかにも、竹林の場合は除草剤で枯死させるという手段もあります。除草剤を使うなら、6月~8月におこないましょう。除草剤を注入する場合、竹が生命活動をおこなっている時期の方が、成分を吸収されやすいのです。

竹を駆除するときは、竹の幹に電気ドリルで穴を開け、穴の中に除草剤を注入します。除草剤は、生命力の強い竹でも根から枯死させる「グリホサート系」というタイプを使うのがおすすめです。

すべての竹に注入をしたら、穴にテープを張ってふさぎましょう。雨水が入って希釈されると、効果が薄くなるおそれがあるためです。

注入後は半年ほど待って様子を見ましょう。除草剤による駆除は、およそ半年~1年前後で効果が出るといわれているので、1年以上たっても様子が変わらなければ、再度除草剤を注入します。

竹伐採・駆除の注意点

除草剤の注入後は、タケノコの採集を控えてください。竹は根を通してほかの竹とつながっているため、除草剤の成分がタケノコの中にも浸透しているおそれがあるのです。そのため、竹藪の中に人が入らないように、注意書きや仕切りも用意しておくといいでしょう。

竹林の伐採作業、途方もなく感じたら…

竹林には何十本もの竹が生えている場合が多いので、1人で駆除するのは難しいかもしれません。もし、竹の伐採が大変だと思ったら、業者に駆除を依頼することをおすすめします。

業者に作業を任せることで、竹駆除にかかる負担を減らすことができるでしょう。また、業者なら伐根までおこなってもらえる場合もあるため、何度も竹が生えてくる心配もないのです。

弊社からご紹介させていただく業者には、現地調査をおこなったうえで見積りを出している場合もあるので、安心して作業を任せられるでしょう。弊社は24時間無料でご相談を受け付けていますので、竹林伐採をお考えならいつでもご連絡ください。

竹林伐採のプロがいる理由「失敗しやすいから」

竹林は、驚異的な生命力の強さから、駆除しても生え直ってくる場合があります。そのため、自力でおこなうよりも、知識の豊富な業者に依頼をした方が成功しやすいのです。そこで、以下では竹の生態による問題点と、業者に依頼をした際の費用相場についてご説明します。

竹の生態・特徴

竹の生態・特徴

強い勢いで進むことを「破竹の勢い」というように、竹は1日で1メートル以上も育つ成長力をもっています。また、竹は根の根源である「親竹」を中心に繁殖していくので、何度伐採しても新しく生えてしまうのです。

しかし、軽量なうえに耐久性が高いことから、かつての日本家屋には欠かせない材木のひとつでもありました。また、香りや色合いもいいため、現在でも竹細工やインテリアの原料としても利用されているのです。

竹林は放置しない方がよい

竹は成長力の強さから、1年放置しただけでも大きく繁殖してしまいます。また、伸びた竹の笹が日光を遮るため、地表に光が届かず、ほかの植物の生育を妨げるのです。

また、竹の根は地表近くにしか張らないため、土壌に対して強く根付きません。そのため、土がゆるむと流されてしまい、崖崩れを起こしやすいのです。さらに、国内の竹は需要がないため、竹林のある土地は売れにくいといわれています。

なぜ全国で竹林被害が多いのか

日本の建物が和風から洋風に傾くと、それまで日本家屋の木材として消費されていた竹は、需要が激減しました。また、海外から安価な竹が大量に輸入されるため、国産の竹が売れにくくなったのです。

さらに、需要の低下により、竹林を継ぐ人も少なったといわれています。所有者の死後に竹林だけが残ってしまい、放置されるのです。そのため、竹林が荒れ放題になってしまうケースもあります。

竹林はデメリットばかり?メリットについて考えてみる

竹林は放置しておくことでさまざまな問題を引き起こしますが、うまく利用することで受けられる恩恵もあります。竹林は春になるとタケノコを採集することができ、和風料理として楽しめるのです。

また、竹は日光や熱を吸収するため、夏場の過酷な暑さを緩和できる効果もあります。竹林の中には野鳥も生息するため、涼しげな雰囲気を避暑地として利用できるでしょう。

さらに、京都・嵐山などの観光名所にもあるように、整えられた竹林は色合いや佇まいの美しさも楽しめます。竹は品質さえ良ければ、農業用の炭や木材として加工もできるため、伐採した不要な竹を再利用することもできるでしょう。

本気で竹林を伐採するなら…プロの費用相場

竹林を伐採するなら、業者に依頼をすることをおすすめします。自力での駆除も可能ですが、長い時間をかけておこなう必要があるうえ、失敗するリスクもあるのです。知識のある業者に任せることで、短期間のうちに根絶やしにできるでしょう。

しかし、竹の伐採にかかる費用は、庭木の伐採とは計算方法が違います。庭木の伐採では木の高さと本数で計算しますが、竹林の場合は「面積」で費用を出す場合が多いのです。

さらに、竹を根絶やしにしようと思うと、伐根もおこなわなければいけません。そのため、費用相場を計算するときは、

  • 面積に対する伐採費用
  • 伐根費用

以上の料金を加えて計算しましょう。そこで、以下では竹林の伐採にかかる費用相場をまとめてみました。

・竹の伐採
100平方メートル:5~10万円前後

300平方メートル:15~25万円前後

500平方メートル:25~40万円前後

・竹の伐根
100平方メートル:12~15万円前後

300平方メートル:35~40万円前後

500平方メートル:60~80万円前後

以上でご説明したように、竹の伐採や伐根は重労働なので、費用も高くなる傾向が強いです。そのため、業者に依頼をしたくても、躊躇してしまう人もいるかもしれません。費用面で不安があるときは、自治体から補助金が出ないか確認してみましょう。

【竹林の伐採】補助金が出る?

地域によっては、竹被害の拡大を防ぐ目的で、自治体から伐採の補助金が出ている場合があります。そのため、伐採にかかる費用の負担額を軽減することができるのです。ただし、地域によっては補助金が出ない場合もあるので、あらかじめ窓口へ相談してみましょう。

少しでも費用の負担を減らしたい場合は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社では明朗会計で対応できる業者をご紹介させていただくことが可能です。ぜひ、お気軽にご連絡ください。

竹林の伐採後…処分はどうする?

竹林の伐採によって出たゴミは、処分するのが大変だといわれています。量が多かったり、解体が大変だったりすることから、普通の可燃ごみとして廃棄するのには大変な時間がかかるのです。そのため、竹の伐採によってゴミが出たときは、以下でご紹介する方法を試してみましょう。

伐採した竹の処理方法

伐採した竹の処理方法

自治体にもよりますが、家庭から出る可燃ごみの廃棄量には限りがあります。そのため、一度にすべての竹を廃棄するのは難しいのです。小出しにして少しずつ捨てることはできますが、竹を解体する手間も出てくるため、時間も労力もかかるでしょう。

また、竹を解体して放置していても、腐って土になるまで時間がかかります。そのため、放置しておくよりも焼いて炭にした方がいいでしょう。

竹の炭は肥料として強い効果を発揮するため、炭にして加工することで再利用できるのです。炭にするときは、無煙炭化器という器に入れて焼きます。煙が出にくいため、家や近隣の住宅が汚れる心配も少ないでしょう。

それでも、大量の竹を炭にしようと思うと、時間もかかります。そのため、労力をかけたくない場合は、業者に竹の処理を依頼するのもおすすめです。

竹林の伐採から処分までぜんぶお任せしたい方

竹林の伐採と一緒に、ゴミの処理も業者に任せられる場合があります。業者によっては、追加料金でごみの処分もしているのです。

弊社からも、ゴミや後処理に対応している業者を紹介させていただく場合があります。忙しくて竹の処理ができない人でも、安心して任せることができるでしょう。さらに、弊社では年中無休でお電話を受け付けていますので、いつでもご相談ください。

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