抜根とはどのようなものか?注意点や費用相場、コスト削減法まで伝授

抜根とはどのようなものか?注意点や費用相場、コスト削減法まで伝授

みなさんは木を伐採した後の切り株は、どのようにしていらっしゃいますか?「切り株は残したまま」というかたが多いのではないでしょうか。じつは、切り株を残しておくとさまざまな被害にあうことがあるのです。

被害にあわないためにも抜根(ばっこん)をしましょう。「抜根」という言葉を初めて耳にしたかたもいらっしゃいますよね。今回は、抜根とは何か。抜根をおこなうことで私たちの生活がどう変化するのかお伝えします。

放置してある切り株に心当たりのあるかた、抜根について詳しく知りたいかたにも、わかりやすく丁寧にお伝えします。

抜根って一体どんなこと?抜根が必要な理由とは?

先ほど、抜根(ばっこん)とお伝えしましたが、抜根という言葉は多くのかたが耳にしたことがありませんよね。では、「抜根」とは一体何をすることなのでしょうか。抜根についてわかりやすく説明します。

抜根とは、木の伐採をおこなった後、木の根元部分である切り株を地面の中から掘り出したり、取り出したりすることをいいます。つまり、抜根とは木が生えていた地面から木の根をすべて取り、きれいな地面に戻す作業を指します。

木の伐採をおこなうと、木の枝や葉っぱがなくなりきれいになったと感じてしまいますよね。しかし、切り株は残っています。切り株を放置しておくとさまざまな被害に遭ってしまいます。それでは、抜根をしないときに遭う被害についてお伝えします。

<1>新しい木が生える

切り株は生長しないと考えますよね。しかし、地面から栄養を吸収し切り株からも新しい芽が生えてきます。せっかく伐採をしても新しい芽が生えてきてしまっては意味がありませんよね。新しい芽を生えさせたくないかたは抜根をしましょう。

<2>地面が隆起する

切り株も生長します。残った切り株の根が生長を続け、地面が根によって隆起してしまう恐れもあります。隆起してしまうと地面を直さなければなりません。地面が隆起する前に、抜根をしましょう。

<3>シロアリやハチによる被害

切り株を放置し、人が寄り付かなくなると、シロアリやハチが切り株を巣にしてしまいます。巣にされてしまうと、駆除をしたり切り株を抜根したりと手間が増えてしまいます。早めに抜根をし、無駄な手間が増えないようにしましょう。

抜根をするとき、気をつけるべきこと

抜根をするとき、気をつけるべきこと

抜根の必要性を理解していただけましたか?抜根をしないと、周りの環境を変化させてしまうこともあります。では、実際に抜根をおこなうその前に。気を付けていただきたいことがあります。

抜根をする切り株の根が深く張っている場合は、抜根をおこなうことで土が緩くなってしまいます。そのため、自宅の庭に根が深く張っている切り株があると、抜根をおこなうことで配管や家の基礎に、影響を及ぼしてしまうこともあるのです。

また、抜根する切り株の根がコンクリートや住宅の下にもぐっている場合は、全部の根を取り除くことが困難なこともあります。コンクリートの下にもぐっている根を無理やり取り除こうとしてしまうと、コンクリートを張り直さなければいけなくなってしまうからです。

抜根はおこなわなければなりませんが、すべての木でおこなうことができるというわけではないのです。

なかなか抜根ができないケースには……特殊抜根という解決法

先ほど、抜根をおこなうときに気をつけていただきたいことについてお伝えしました。抜根は、すべての切り株ができるというわけではありません。抜根ができないときは、どのように対応していくといいかを、ここでは説明します。

抜根ができないケースは、木の根がコンクリートや住宅の下にもぐってしまっているときです。また、根の絡まりがひどいときも、直接抜根をおこなうことができません。

そんなときは、薬剤を使用し「特殊抜根」という方法で、抜根をおこなうことができます。特殊抜根とは、薬剤を根に撒き根を枯らす方法。枯らすことで、根は弱くなり抜根がしやすくなるため、木の根をきれいに抜くことができます。

特殊抜根は便利ですが、薬剤を使用するためペットを飼っている人や、ガーデニングで植物を育てている場合は、注意して使用するようにしてください。

薬剤で枯らした根を長く放置しておくと、シロアリの被害にあうおそれがあります。薬剤を撒いたからと放置するのではなく、切り株は必ず抜いてくださいね。

抜根をプロに依頼するメリットや費用相場

抜根をプロに依頼するメリットや費用相場

抜根についてお伝えしてきましたが、抜根は自力でおこなうことができるのか気になりますよね。抜根をご自身でおこなう場合とプロに依頼したときの、メリットや費用についてお伝えします。

小さな切り株であれば、ご自身で抜根することができます。実際にご自身で掘ってみると根は想像以上に長く時間が掛かることもあります。しかし、自力でおこなうと費用がほとんどかかりません。

また、切り株になってしまった木も、今までは大切に育ててきた木です。思い入れのある木を最後までご自身の力できれいにすると気持ちがいいですよね。

一方で、ご自身で伐根をおこなうと時間がかかってしまいます。少しでも早く抜根したいと考えているかたは、プロに依頼することをおすすめします。

プロのかたに依頼をすると自分でおこなうときよりも、スムーズかつ根を残すことなくきれいに抜根してもらうことができます。しかし、プロに頼むことで気になってくるのは伐根委かかる費用ですよね。

抜根にかかる費用は、幹の円周×定額費用です。50cm程度の直径であれば、1株2,000~4,000円程度で抜根することができます。費用は、依頼する業者によって少しずつ変わってきます。プロに依頼するときには、一度問い合わせることをおすすめします。

できるだけ費用を抑えたい人向け!抜根のコスト削減法

抜根をプロに依頼したときの大まかな費用について、先ほどはお伝えしました。抜根をおこなってくれる業者は、大手の業者から地元の業者までたくさんあります。

たくさんある業者の中から、抜根の費用を抑えたいかたに、どうするとコストを削減することができるかお伝えします。

抜根をおこなっている業者は、たくさんあります。その中から自分の要望に合った業者を見つけることは、難しいかもしれません。しかし、少しでも損をしないためには、最低でも3社には見積りを出してもらうようにしましょう。

ホームページや口コミで情報収集をし、業者に問い合わせて見積りを出してもらってください。抜根の詳しい方法についても業者のかたに尋ね、納得してから依頼をするようにしてくださいね。

調べることは大変かもしれませんが、少しでも費用を抑えることができるように頑張って調べましょう。

まとめ

「抜根」を耳にしたことがないかたも、抜根とは何をすることなのか、抜根の必要性について理解していただけましたか。抜根は木を伐採した後に、切り株を使用する目的がない場合は、おこなわなければなりません。

放置しておくことで、切り株の周りの環境が少しずつ変化してしまいます。切り株をインテリアとして飾っておきたいときや、新しい芽を育てたいとき以外は、必ず抜根をしましょう。

抜根をお願いする業者に迷ったときは、3社は必ず見積りを取り、お客様自身が納得してから依頼するようにしてください。みなさんの抜根による悩みを少しでも解消することができると幸いです。抜根をし、空いたスペースを新しい空間にしてください。

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