木を切った後の処理方法を解説!切り口のケアやお手入れ・木の処分も

木を切った後の処理方法

木を切ることは、その木に負担をかけてしまいます。だからこそ、切った後にはケアをしていくことが大切です。ケアの方法には、癒合剤(ゆごうざい)を使う方法と、肥料などを与える方法のふた通りが考えられます。

ここでは、木を切った後のふたつの対処方法について、順番に説明していきます。また、切るときに起こるほかの問題として、木の端材をどうやって処分するかという片付け方法についても紹介します。

これから木を切ろうと考えている方や、木を切った後でどうしたらいいかを調べている方は、ぜひ参考にしてみてください。

木を切った後の処理方法1:切り口のケア

木を切った後、負担がかかった状態そのままにしておいておくと、切り口から病気が侵入することもあります。まずは、切り口のダメージを軽減するときに使える、「癒合剤」(ゆごうざい)について解説していきます。

切り口のケアには癒合剤を塗る

木を切った後の処理方法を解説!切り口のケアやお手入れ・木の処分も

癒合剤は、塗ると固まる性質のあるペースト状の薬です。木の切り口の断面全体に塗っておくことでそこで固まり、むき出しになった枝の内部をカバーしてくれます。人間でいうところのばんそうこうのようなものです。

この癒合剤はかぶさって傷口を守るだけではなく、木が傷を治すときに作る新しい皮(カルス)の形成を促進します。つまり、塗っておけば病気も防げて、傷も早く治るようになるということですね。

癒合剤はホームセンターや園芸に関係したお店、またはインターネットで購入ことができます。癒合剤にもいろいろな種類があるので、次に紹介することを参考にして選んでみましょう。

癒合剤の選びかた

癒合剤を選ぶときの基準としては「効能」「容器の形」を比較してみてください。効能に関しては、殺菌成分を含んでいるものや、木の新しい皮が形成されるのを助けるものもあります。

また、実際の塗る作業を考えると効能に加えて容器の形も見て選んだほうがよいでしょう。チューブ型の癒合剤は、垂らしてから延ばす必要があり、小さな切り口にむいています。また、缶やボトルに入っているものは内容量が多く、ハケなどを使うことになるので、大きな切り口や何本も枝を切ったときに便利です。

切り口が多い場合は

枝の切り口の数が多いのであれば、優先順位を考えて塗っていきましょう。癒合剤を塗るのは、大きい切り口から順番にやっていきましょう。大きな枝を切り落としたときは、断面も当然ながら大きくなります。切り口が大きいと、それだけ治るのにも時間がかかります。

順番に塗っていけば、塗った方がよい大きな切り口は塗り切れるはずです。癒合剤が足りなくて、塗り切れずに残った切り口はそのままにするか、後日改めて癒合剤を入手してから塗るというのもよいです。

癒合剤として代用できる身近なもの

癒合剤は、家庭にあるものなどを使って代用することができます。ただし、癒合剤として売られている製品に比べると効果は劣るので、木の管理を本格的におこないたい場合は癒合剤の使用をおすすめします。

■木工用ボンド
木工用ボンドには殺菌成分はありませんが、癒合剤を固めるために使われているのと同じ「酢酸ビニール樹脂」でできています。木工用ボンドも塗ったところがしだいに乾いて固まるので、切り口を守ることが可能です。

ただし、殺菌成分などが配合されていないので、病気を防止する効果には不安が残ります。大きな切り口のときや、数が多いときは木のダメージも大きいので、癒合剤でしっかりとカバーしてあげるのが適切です。傷口が治っていく速度は、癒合剤をつけたときの2倍ほどがかかります。

■エアコンなどのパテ
エアコンを室外機と室内機を繋いでいるホースを壁と固定するときに使われる「不乾性パテ」とよばれるものでも代用できます。これは切り口の乾燥防止と耐久性がよいので、癒合剤として使うことができます。殺菌などの作業はありませんが、試してみてもよいでしょう。

■アルミホイルは使えない
癒合剤の代用品として、「アルミホイルを巻く」方法が紹介されることがありますが、これは逆効果です。アルミホイルを巻くと、そこに湿気や水分がたまって、木を傷めます。また、アルミと木のすき間に虫が寄生して、木を食べたりして傷めることもありえます。

市販の癒合剤とアルミホイルを組み合わせることもやめておきましょう。癒合剤は効果がありますが、その周りをアルミホイルで巻いてしまうと、傷口周囲を傷めてしまいます。

木を切る際には切り方が重要

癒合剤を塗るとしても、そうではないとしても、枝を切るときは切り口をできるだけ平らにすることが大切です。平らに切れば癒合剤を塗ったりするのが楽ですし、平面には害虫などが寄り付きにくいのです。また、そもそも切っていい枝とそうでない枝の見分け方も難しいでしょう。

太い枝の根元を切るときなどは、工夫しないと木の皮をべろりとはがしてしまうこともあります。切った後の処理のことを考えると、切る段階から計画性をもっておこなったほうがよいのです。木をより大切に切るのであれば、業者に作業を依頼するというのが望ましいです。

伐採できる業者のご紹介をおこなっている弊社では、木を切る作業からその後の処理までを依頼できる業者を見つけることができます。無料の電話窓口からご相談ください。ご相談内容から、ご希望に添った提案をさせていただきます。

木を切った後の処理方法2:木の成長をうながす

木を切った後は切り口が回復するように、成長を促進する必要があります。肥料や水やりはもちろん、植木鉢で育てている木であれば日光をあてることも、成長の助けになります。それぞれの方法を見ていきましょう。

肥料やり

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肥料は、化学肥料と有機肥料を両方与えましょう。化学肥料は与えてから短時間で効果が出てくる即効性のある肥料で、有機肥料は天然の素材で土の栄養価を徐々に豊かにしていく、長い効き目がある肥料です。両方の肥料を組み合わせて与えることで、切り口の補修に十分な栄養が与えられます。

水やり

水やりは鉢植えの場合にします。あげすぎると根が弱ってしまうので、土を触って乾いているときにほどほどにおこなってください。地植えの木にも、感想を好む気でない限り、日照りが続く日には水やりをしましょう。

  

日光をよくあてる

太陽の光から栄養を作る植物にとって、回復するために日光は欠かせません。移動させることができる木は、日光に当たるところに置いてあげましょう。冬のあいだに葉が落ちている木も、日なたに置くことで土や木が温まってよいので、日なたに移動させてください。

切った木が枯れてしまったら……

木が万が一枯れてしまったら、早めに伐採したほうがよいです。枯れた木はもろく、折れやすいので、放っておくと倒木の可能性があって危険になります。木が枯れたら、トラブルが起こらないうちに切ってしまうのがよいです。

弊社では、木の伐採に関してお問い合わせいただいた場合でも、業者を紹介することができます。木を伐採する作業は、背の高い木だと高所での作業をする必要があるので、自分でしようとするよりも業者に頼むほうが安心・安全です。

お電話相談から、業者による現地調査・見積りまでを無料で受けられますので、気軽にご利用ください。

切った木の処分方法

木を切ったらそれで終わりではなく、木の端材などの処分をしなくてはなりません。木は大きすぎるとごみ出しでは回収してもらえないこともあります。切った木の処分方法と、注意するべきことを解説していきます。

切った木は早めに処分しよう!

木を切った後の処理方法を解説!切り口のケアやお手入れ・木の処分も

切った後の端材や丸太などを放置すると、そこに害虫がわいたりすることがあります。スズメバチは朽木を巣にすることがありますし、丸太にはシロアリが住み着つくこともあります。放置はなるべくせず、すぐに処分することにしてください。

切った木の処分方法

木は、細い枝などであれば自治体のごみ回収に出すことができます。自治体によってルールは違いますが、一般的には可燃ごみで捨てられ、細かく切ってごみ袋に入れれば、回収してもらえるでしょう。

ただし、太い木は、粗大ごみでも回収されないことがあります。捨てるときは、回収業者に頼むことになるでしょう。

大きな木の伐採は業者に依頼を

大きな木を伐採する際は、業者に依頼するのが無難です。業者であれば、高い木を切るような危険な作業を任すことができ、木の処分までやってくれます。現地調査をしてもらい、見積りをとって実際の作業内容を見てみれば、作業の具体的なようすがわかるのでおすすめです。

「伐採お助け隊」のサービスの特徴

弊社が提供する業者紹介サービスでは、はじめにお客様との電話相談を承っております。コールセンターのスタッフとの相談のうえで、弊社が最適な加盟業者をお客様のところに派遣し、そこで加盟店スタッフによる現地調査と見積りをおこないます。このお見積り内容に同意していただければ、作業を開始させていただくという流れです。

電話相談からお見積りまではすべて無料で、お見積り内容に同意いただけない場合はキャンセルしていただくこともできます。電話相談はフリーダイヤルで24時間受け付けております。気軽にご相談ください。

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