植木の伐採|手に負えなくなった庭木…トラブルになる前に対処しよう
庭に植木があると、外からの視線や直射日光を遮ってくれたり、種類によっては季節ごとの変化を楽しんだりすることができます。そんな植木ですが、しっかりお手入れはしているでしょうか。
植木のお手入れは意外と手間で、ほとんど手をつけていないというケースも珍しくありません。しかし、植木を放置しておくとさまざまなトラブルに発展してしまうおそれがあります。
このコラムでは、植木を伐採した方がよいケースや伐採方法についてご紹介していきます。普段植木のお手入れをしていない方や、植木のトラブルでお悩みの方は参考にしてみてください。
目次
植木を放置するリスク…伐採をした方が良い場合
植木は、十分な栄養と水さえあれば放置していても自然に成長していきます。しかし、植木を放置するのにはリスクがあるのです。ここでは、植木を放置するリスクについて解説していきます。
・近隣トラブル
よくあるトラブルは、植木が成長しすぎて隣の家の敷地内に侵入してしまうケースです。隣の敷地に成長した植木の葉や花、枝などが入りこんだ場合に掃除をするのは隣の住民になります。そのため、植木を伐採するように苦情を入れられて、近隣関係が悪化してしまいかねません。また、場合によっては裁判沙汰に発展するケースもあるようです。
・防犯性の低下
植木は、外からの視線を隠すのに便利です。しかし、植木が成長しすぎると枝葉が茂って見とおしが悪くなってしまいます。そして、見とおしが悪い場所は隠れて作業をするのに都合がよいため泥棒に狙われやすくなってしまいます。
・害虫の発生
多くの害虫は、風通しと日当たりが悪い環境を好みます。そのため、放置していて枝葉が伸び放題な植木は害虫にとって繁殖のしやすい環境です。人に危害を与える毛虫や蜂などのほかにも、家の建材を食べてしまうシロアリが繁殖してしまうおそれがあります。
植木のお手入れは大変!
植木を育てるのであれば、トラブルを避けるためにも定期的なお手入れは欠かせません。しかし、いざ植木にお手入れをするとなると結構な重労働になりがちです。適宜水やりや肥料やり、害虫対策のための消毒、枝葉が茂ってきたら剪定、葉や花などが落ち始めたら掃除をする必要があります。
「植木のお手入れは面倒だが、トラブルになるのは避けたい」という場合は、植木を伐採してしまうことをおすすめします。植木を伐採してしまえば、面倒なお手入れも必要ありません。
庭に放置している植木がある場合は、トラブルになってしまう前に業者に伐採を依頼しましょう。弊社では、お庭の植木の伐採をおこなえる業者をご紹介しています。伐採後に残った根も処分したい場合は、伐根も可能なのでお気軽にご相談ください。
植木の伐採は自力でできることもある
植木の伐採を検討している方の中には、自分のお庭のことなら自分でやりたいと考える方もいるかもしれません。そこで、ここでは植木を伐採するための道具や伐採手順などについてご紹介していきます。
庭木の伐採に必要な道具と手順
・ノコギリ
ノコギリは剪定用/園芸用の長さ20~30cmほどのものであれば一人でも庭木の伐採がおこなえます。多くのノコギリは、刃を引くと切ることができます。刃を押しても木は切れないため注意しましょう。
チェーンソーを利用するのもひとつの手ですが、チェーンソーは扱いが難しくキックバックの危険性があります。キックバックとはチェーンの高速回転により、チェーンソー本体が跳ね上がる現象です。最悪大ケガを負うおそれもあるため、チェーンソーの扱いに慣れていない方はノコギリを使うようにしましょう。
・ロープ
庭木が小さい場合は不要ですが、ある程度大きい庭木の場合は伐採後に安全な方向へ倒れるようにするために必要です。ロープは、木にまいて倒す方向に引っ張るようにして使います。
・ゴミ袋
庭木の伐採後に出る枝葉を処分するために必要です。庭木自体は、ゴミ袋に入るサイズに切り刻んで処分しましょう。庭木のサイズが大きすぎると、ゴミ袋に入りきらないケースもあります。その場合は、業者に処分を依頼しましょう。
【庭木の伐採手順】
- 周囲の状況を確認して、庭木を倒す方向を決める。
- 木を倒す方向に向かってロープを張る。
- 木を倒す方向側から角度45度前後の「くの字」を作るように切り込む(受け口)。
受け口は、木の1/3~1/4ほどの深さで切る。 - 木を倒す方向の反対側から木の中心に向かって真っすぐ切り込む(追い口)。
追い口は、木の2/3ほどの深さで切る。深く切りすぎないように注意しましょう。 - 受け口のある方向に向かって気を押して倒す。
- 伐採した庭木を処分して完了。
自力で伐採できる庭木って?
自分の家の敷地内だからと考えもなしに、庭木を伐採するのは非常に危険です。自分で庭木の伐採をおこなう際は、必ず庭木のサイズを確認しましょう。素人が安全に伐採をおこなえる範囲は高さ3m、太さ直径20cm以内の庭木です。
このサイズを超えてくると、ノコギリで切断するのが難しいです。また、木を倒す方向をコントロールするのが難しくなり、自分や隣の家に倒れこんだり、自分に向かって倒れこんでケガをしたりするおそれがあります。そのため、高さ3m、太さ直径20cmを超えたら業者に伐採を依頼するようにしましょう。
植木伐採は業者に依頼するのがおすすめ!
木を切るというのは、かなりの重労働です。普段からノコギリの扱いに慣れていないと、なかなか庭木を伐採することができないかもしれません。また、木の切り方や倒し方を間違えるとケガをするおそれがあります。さらには、伐採後に庭木の処分も必要です。
このように、庭木の伐採や処分は自分でやるとなるとかなり面倒なのでなるべく業者に依頼するようにしましょう。業者に依頼すれば、すばやく安全に庭木を伐採してくれる上に庭木の処理までしてもらえます。庭木の伐採業者をお探しの際は、弊社にご相談ください。
植木伐採はどこに依頼すべき?
「植木の伐採を依頼したいが、どこに依頼すればよいのかわからない……」という方もいるかもしれません。そこで、ここではいくつかの依頼先についてご紹介していきます。また、業者に依頼した場合の費用相場についても解説していくので伐採を依頼する際の参考にしてみてください。
植木伐採の依頼先
植木伐採が依頼できる場所は、いくつかありますがそれぞれ特色が若干異なります。費用面やお庭の状態に合った依頼先を選びましょう。
・便利屋
植木の伐採以外の業務もおこなっている業者です。雑草駆除や害虫駆除などをおこなっている便利屋もあるため、伐採と合わせて依頼をしてお庭全体を整えてもらうこともできます。
・人材センター
おもに定年退職を迎えた地域の方を派遣してくれる依頼先です。ほかの依頼先に比べて安価な点が魅力的ですが、短所もあります。多くの場合、安全の観点から背丈の高い植木は伐採を受付できません。また、人材がそこまで多くない関係上、繁忙期には1カ月以上の待ち時間ができるケースもあります。
・伐採業者
植木をはじめとした、さまざまな樹木の伐採を専門に取り扱っている依頼先です。便利屋や人材センターに比べて料金が高くなりやすいですが、その分伐採の仕方や安全管理などがしっかりしています。
弊社では、植木の伐採をはじめとして剪定や草刈り、除草作業、花壇のお手入れなどさまざまなお庭の困りごとに対処しております。植木のトラブル、お庭のトラブルでお悩みの際はお気軽にお問い合わせください。
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