傾いた木の伐採は重心が不安定で危険!4つの危険な理由と対処の手順

傾いた木の伐採

傾いた木の伐採は、重心が不安定であるため知識や経験が必要となります。とくに、背の高い木の場合には、伐採時に意図せぬ方向に倒れてしまうことがあるため大変危険です。ケガや命を危険にさらすリスクもあることから、自分での伐採が難しそうと判断した場合には、プロに任せてみるのもひとつの手です。

このコラムでは、傾いた木の伐採の危険要素や、自分でできるのか判断する基準をご紹介しています。伐採の際には、危険を知っておかなければ適切な対処ができません。もし自分でできないと判断したときには業者選びの方法も解説していますので、ぜひご活用ください。

傾いた木の伐採が危険な4つの理由

傾いた木は見栄えが悪いだけでなく、放置しているとさらに傾いて隣の敷地に入ってしまったり、倒木のおそれがあったりします。とくに、大きく傾いた木は「危険木」と呼ばれ、人や建物に危害をおよぼすため、はやめに伐採をしましょう。

しかし、傾いた木の伐採はまっすぐ伸びている木に比べて、危険がともないます。はじめに傾いた木の伐採のリスクについてご紹介します。

【1】重心が不安定

傾いた木は重心が不安定です。木の伐採をする際には、建物や人のいない場所に倒すようにしますが、傾いた木の場合にはうまくコントロールができず、思わぬ方向に倒れてしまうおそれがあるのです。近くに建物がある場合や、人がいた場合には大変危険です。木の大きさによっては、倒木により命をおびやかすこともあります。

【2】縦割れが起きる

傾いた木は常に幹に対して横向きの力がかかっているため、伐採途中に切り口から縦に割れることがあります。縦割れが起きると木が勝手に倒れてしまい、想定外のタイミングや方向に倒れて人や建物に危害を及ぼすおそれがあるのです。

【3】倒れるタイミングをコントロールするのが難しい

傾いた木は重心が傾いているため、思わぬタイミングで倒れてしまうことがあります。倒す準備ができていないと、近くで作業をしていたり、無防備でいたりするため、退避することが難しく大変危険です。

【4】大掛かりな道具が必要になることがある

傾いた木が縦割りになったり、思わぬ方向に倒れてしまったりするのを防ぐためには、大掛かりな道具が必要となります。たとえば、傾いている方向とは逆向きにロープで引いたり、重機で引っ張ったりという処置が必要となってくるのです。

事故なく安全に伐採するには業者に依頼しよう

傾いた木の伐採は、まっすぐ伸びている木の伐採よりも危険となります。器物の破損や人の命など、かけがえのないものに危害が及ぶおそれがありますので、安全に伐採をしたいという場合には、業者に依頼しましょう。

弊社では、お住まいの地域近くの伐採のプロを派遣することができます。全国の加盟店からお客様のご希望にそった業者を紹介しますので、まずはお気軽にご相談ください。

安心できる業者に依頼するための4つのポイント

業者に伐採を任せるとなると、どこの業者に依頼するか迷うと思います。安心して信頼できる業者を選ぶためには、4つのポイントが大切になります。依頼する際には、確認してみてくださいね。

【1】地域に密着した業者を選ぶ

伐採業者は一度きりの関わりではなく、ほかの木の伐採がしたくなったときに依頼したり、庭造りのアドバイスをもらったりなど、長い付き合いとなることが多いです。近くの業者であれば、急きょ依頼したいというときにも頼りやすいですよね。

また、近くの業者を選ぶことで費用を抑えられることもできます。伐採を業者に依頼するときには、作業費とは別に出張費がかかることがあります。業者の店舗が近いとそのぶん出張費を安く済ませることができるため、近くの業者を選ぶのは費用面でもメリットがあるでしょう。

【2】相見積もりをとって相場を調べる

伐採は、木の大きさや木の生えている環境によって費用がかわるため、正確な相場はなかなか知ることができません。しかし、複数の業者から見積りをとることによって費用相場を知ることができるのです。費用相場を知れば、複数の業者の中から安い業者を選ぶこともできるため、金銭的な不安を軽減できるでしょう。

【3】対応が丁寧な業者を選ぶ

業者に依頼するのであれば、気持ちよく付き合いたいですよね。費用の内訳の説明や、相談ごとに真摯に答えてくれるような業者を選びましょう。電話対応や現地見積りの際に、業者の対応や作業の方法を直接確認をすることができます。どんな人が作業に来てくれるのか、どんな作業をするのかを知っておくと安心して依頼できるでしょう。

【4】伐採の実績を確認する

傾いた木の伐採は、危険性を加味して近隣に配慮しながらおこなわなければならず、知識や技術が必要となります。そのため、ある程度実績のある業者に依頼したほうがよいでしょう。実績の確認には業者のホームページや、口コミサイトなどが役に立つでしょう。

伐採をお考えで、どこの業者に任せたらよいのか分からないというときには弊社にお電話ください。お電話にて、最適な業者をご紹介することができます。複数の業者の無料見積りも可能ですので、お気軽にご相談ください。

自分で伐採できる木の目安と手順

傾いた木の伐採は危険がともなうため、基本的に業者に依頼したほうがよいでしょう。しかし、大きさや傾きがそれほど大きくない場合は自分で伐採することも不可能ではありません。ここでは自分で伐採できる木の目安と伐採の手順をご紹介します。

自分で伐採できる木の目安

傾いた木の伐採は危険がともなうため、基本的に業者に依頼したほうがよいでしょう。しかし、大きさや傾きがそれほど大きくない場合は自分で伐採することも不可能ではありません。ここでは自分で伐採できる木の目安と伐採の手順をご紹介します。

用意するもの

伐採に必要な道具としては、ノコギリ(チェーンソー)・ロープ(直径10ミリメートル以上)・シャベル・ゴミ袋です。服装としては、長袖長ズボン・スニーカーといった動きやすい服装で、ケガ防止のためにヘルメット・防護服・防護ゴーグルを着用しましょう。

伐採の手順

ここからは伐採の手順について解説します。意図しない方向やタイミングで倒れてしまったり、倒れたときに折れた枝が飛んでくることもあります。人や物、障害物の有無を確認して、十分安全に配慮しておこないましょう。

1.木を倒す位置を決める
木を倒す位置は、建物や道路、人のいない場所です。倒したい方向にロープで引っ張るため、切る位置の少し上あたりにロープを張っておきましょう。

2.木を切る
根元から10センチメートルあたりの位置で切り込みをいれます。まず、倒したい方向に「受け口」とよばれる45度ほどの角度の「く」の字型の切り込みを入れてください。幹の3分の1ほどの深さで、切り込みの底は、地面の水平となるようにします。

次に、反対側に「追い口」とよばれる切り込みをいれます。追い口は受け口の底より3分の2ほどの高さにつくります。幹の3分の1ほどの深さまで、一直線に入れてください。

3.木を倒す
受け口と追い口ができたら、倒したい方向にロープを引いて木を倒します。

4.根の除去
木を倒した後は、根を掘り起こします。根が残ったままだと虫の発生の原因となることがあるため、除去しておくと安心です。シャベルで土を掘り起こし、根を引っ張り上げましょう。根が深い場合には、除草剤を切り株に塗っておくと、根が弱り、除去しやすくなります。

注意点
傾いた木の場合には、木を切っている最中に縦割れが起きたり、思わぬ方向に倒れてしまったりすることがあります。複数のロープを使って固定し、倒す際には手伝ってくれる人を用意して木の倒れてくる方向には立たないようにしましょう。

小型の木でも業者依頼は可能

小型の木であっても、不安な場合は業者に依頼しましょう。小型の木でも伐採してもらうことができます。費用が気になるかたもいるかもしれませんが、大型の木よりも費用は安いことが多いため、まずは見積りを取ってみるとよいでしょう。

傾いた木を放置していると、自然に倒れたり、割れたりなど、思わぬ事故や命の危険につながる場合があります。傾きが大きい木ははやめに伐採することが大切です。弊社では、電話相談を24時間365日承っています。木が倒れかけていて不安というときには、お気軽にご相談ください。お客様に最適な業者を紹介いたします。

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