伐採業者はどこがいい?かかる費用の目安とチェックポイントを解説
木は長い年月をかけて成長します。そして、伐採は長年育てた木を切る作業なので、頻繁におこなうものではありません。
安全かつ確実に伐採をしようと思うと、業者に依頼するのがよい方法です。しかし、付き合いの深い業者がいるという方は少ないでしょう。なかには、伐採業者がどのような作業をしてくれるのか知らない方もいるかもしれません。
本コラムでは、初めてでも伐採業者に安心して依頼ができるよう、伐採業者がおこなっている作業内容や、業者に伐採を依頼した際の費用などについて詳しくご紹介します。
最後には、業者選びのポイントについても解説していますので、自宅のお庭に必要な作業や予算などに合わせて、しっかりとお悩みを解消できる業者に依頼しましょう。
目次
伐採業者は何をしてくれるの?
伐採業者といっても、請け負っている作業は伐採だけとは限りません。細かい内容は業者によって異なりますが、一般的にどのような内容の作業を請け負っているのか解説します。
木の伐採
伐採とは、植木を切断する作業のことです。根まで取り除くのではなく、根は残した状態で、地面に近い高さまで木を切断します。「切り株の状態にする」と想像していただくとわかりやすいでしょう。切断する木の大きさや作業をおこなう場所によって、異なるさまざまな道具を使用します。
枝落とし
枝落としは、幹を切断するのではなく、不要になった枝だけを落とす作業のことです。一部の枯れた枝や、ご自宅の敷地外に出てしまった部分だけを切断したいというときにおこないます。
抜根
抜根は伐採した木の根元の部分を抜く作業です。切り株も残さず木をすべて撤去したいという場合は、伐採とあわせて抜根も依頼しなくてはなりません。
また、根が建物の基礎や配管に絡んで成長していると、作業が難しいことがあります。その場合は、業者によっては抜根を請け負ってもらえなかったり、請け負ってくれても費用が高くなったりするおそれがあるので、必ず抜根ができるわけではないということを覚えておきましょう。
業者によっては庭のメンテナンスも
伐採をおこなう業者のなかには、メインで請け負っている作業が伐採ではない場合があります。それが、造園やお庭のメンテナンスをメインにしている業者です。
そういった業者の場合は、伐採が必要な木だけでなく、別の庭木やお庭全体のことについての相談ができるかもしれません。
伐採を業者に依頼する際は、業者がどのような作業を中心に扱っているのか、別の相談にも乗ってくれるのかなども含めて業者選びをすると、より納得のいく業者に依頼できるのではないでしょうか。
しかし、数多くの業者すべての情報を調べるのはひとりでは難しいので、弊社のサービスを利用して、効率的に探しましょう。
弊社では、伐採のほかにどのような作業を請け負うことができるのかを提示したうえで、全国各地の伐採業者をご紹介しますので、ぜひご相談ください。
伐採業者に依頼したときの費用目安
作業内容がわかったところで、もうひとつ気になるのは費用面ですよね。伐採や抜根の費用が何を基準に決められているのかを解説します。
また、費用は基準があっても一定ではなく、条件によって変化します。どのような条件で費用に変動があるのかも、一緒にご紹介します。
伐採の費用は「木の高さ」と「木の広がり方」が基本
伐採の費用を決める基準となるのは、木の高さと木の広がりです。木の高さは地面から木の先端までをさします。木の広がりは、枝葉の横への広がりが最も大きい場所の端から端までをさします。
とくに重視されているのが木の高さです。3メートル未満の低木・3~5メートルの中木・5~7メートルの高木にわけて費用が決められている業者が多くあります。そして、低木は3,000~6,000円ほど、中木は6,000~12,000円ほど、高木は15,000~30,000円ほどが費用の目安です。
葉の広がり方は、0.5~1メートルで3,000~4,000円ほど、1~2メートルで4,000~6,000円ほど、2~3メートルで6,000~10,000円ほどをひとつの目安にしておくとよいでしょう。葉の広がり方に関しては、業者によってはホームページに費用の目安が書かれていないこともあるので問い合わせるときに聞いてみることをおすすめします。
このように、縦にも横にも大きくなればなるほど費用は高くなります。目安の提示がないほど大きい木を伐採する際は、別途見積りになるので、個別で業者に確認をとりましょう。
抜根は幹の太さと木の生え方で費用が決まることが多い
抜根の費用を決める基準は、幹の太さを木の生え方です。幹の太さは、幹の直径の最も長い場所で測ります。木の生え方というのは、一本立ちが株立ちかということです。
一本立ちは、根元から木の先端まで大きな一本の幹が伸びている木のことで、株立ちは、根元近くから何本も枝分かれをした状態で成長する木のことをいいます。
一本立ちの根のほうが、広く深く根を張って成長していることが多いので、費用が高くなります。また、抜根も目安が提示されている大きさには制限があり、それを超える大きさのものは別途見積りになります。
費用が変わる例:クレーンや重機の使用
費用が変動する条件は大きくわけて2つあります。そのうちのひとつが重機の使用です。
背の高い木を伐採する場合は、伐採時に木を安全に倒すためにクレーンを使用することがあります。また、抜根の際も、大きな切り株を人の手で掘り出すことは難しいので、重機を使用して掘り出す場合があります。
上記のように、クレーンや重機などの特別な機械を使用する必要があると、その分の費用が追加で必要になります。
費用が変わる例:難易度の高さ
もうひとつの費用が変動する条件は、作業の難易度です。地盤の安定した場所や周囲に障害物のない安全な場所であれば、プロであれば容易に作業ができるでしょう。
しかし、足場の不安定な場所や周囲に建物や電線などの障害物の多い場所は、作業の難易度が高くなります。作業の難易度が高いということは、それだけ事故が起こる危険度が高くなるので、作業が慎重になって時間がかかったり人員も増えたりします。そのため、費用も上がるのです。
抜根が必要なら伐採と同時に依頼しよう
さまざまな条件によって伐採や抜根の費用は決まります。しかし、複数の作業を依頼する場合は、それぞれの費用で判断するよりも、同じ業者にまとめて依頼したほうがよいでしょう。
とくに抜根が必要な場合は、時間が経つと残された切り株から新たな芽が出たり、幹の大きさを調べるのに余分な費用がかかったりと、不要な手間や費用がかかるおそれがあります。
弊社にご相談いただければ、伐採と抜根の両方をおこなっている業者をご紹介することもできますので、ぜひご利用ください。
伐採業者に依頼するときのチェックポイント
伐採業者に依頼する際には、依頼先を決めるうえでチェックしていただきたいポイントが3つあります。それぞれ何をチェックすべきなのかと、その理由をあわせて解説します。
見積りはしっかりと確認しよう
まず確認すべきは見積りです。どのように計算されているのかをしっかりとチェックしましょう。「どんな作業に費用がかかっているのか」「安く依頼するために削れる費用はないのか」ということを確認することが大切です。
もしも見積りを確認して費用の割り振りなどに不明点がある場合は、すぐに業者に確認しましょう。専門用語が使われていても、不明点に対するわかりやすい説明があれば、信用できるといえるでしょう。
複数の業者に見積りをしてもらおう
見積りは、内容だけではなく妥当な金額が提示されているかというのも確認しておくとよいでしょう。
業者によって、費用の決め方や最良であると考えられているサービス内容は異なります。金額の比較はもちろん、見積りに記載されているサービス内容から、よいと思う業者を選びましょう。
抜根や処分まで依頼できるか確かめておこう
伐採は木を切るだけで終わりではありません。抜根を希望する方もいるでしょうし、切った木の処分は必ず必要な作業です。
それらを自分でおこなえば、費用を抑えることはできますが、とても手間がかかる重労働なので、まとめて業者におこなってもらうのが最善の方法でしょう。
ただし、すべての業者が抜根や木の処分まで請け負っているとは限りません。あらかじめ業者に連絡し、抜根や木の処分が可能か確認をとっておきましょう。
伐採とそれにともなう抜根や木の処分などの作業は、重労働なだけでなく、植物に関する詳しい知識のない方には難しいことがあります。安全・確実に伐採を終えるために、プロの伐採業者に依頼しましょう。
作業内容な見積りの詳細は、各業者に確認をとることができますが、個人的に複数の業者から見積りをとるのは気が引けるという方もいるでしょう。弊社にご相談いただくことで、その悩みは解消できるはずです。
見積りをとることは弊社を介しておこなうので、安心して複数の業者を比較検討できるでしょう。納得のいく業者選択ができるよう、ぜひ弊社にご相談ください。
伐採関連記事
- ヒバの木を伐採・剪定する方法|育ちすぎの木は放置厳禁です!
- 隣の木の枝は伐採してはいけない|トラブルにならないための対処法
- シラカシは生垣としてもおすすめ!やり方・育て方・剪定方法も解説
- 南天の木の伐採|自分でする手順や業者の選び方を解説します
- 月齢伐採で丈夫な木材が作れる!伐採後の乾燥方法についてもご紹介
- チャボヒバはきちんと剪定すればカッコいい…でも維持するのは大変
- 伐採した木の処分はどこに頼めばいいのか。おすすめの方法を解説!
- シマトネリコに虫が発生!種類と駆除の仕方・害虫対策もご紹介
- 木を切ってはいけない日がある!?伐採前に確かめておきたい伐採時期
- しだれ梅の育て方ガイド|大きく華やかなピンク色の滝に!剪定の注意