カイヅカイブキの特徴や育て方を完全網羅!剪定のポイントも解説

カイヅカイブキの特徴

生垣として人気の高いカイヅカイブキは、剪定次第でさまざま形をつくることができるため、どんなお庭にも似合う樹木です。

あらゆる場所に適応して丈夫に成長するため、育てやすいことも特徴的ですが、お手入れの際には注意すべき点があります。

本記事では、カイヅカイブキの特徴やお手入れ方法などの詳しい情報や、剪定におけるポイントと注意点を解説します。正しいお手入れ方法を覚えて、美しいカイヅカイブキを育てましょう。

カイヅカイブキはポピュラーな樹木の代表格

カイヅカイブキは、さまざまな場所で目にする機会がある人気の高い樹木です。しかし、見かける機会が多くても、樹木の特徴や育て方などは知らない方もいるでしょう。

ここでは、カイヅカイブキの特徴と基本的なお手入れ方法、注意すべき害虫について解説します。

カイヅカイブキとは

カイヅカイブキとは

カイヅカイブキはヒノキ科の常緑樹で、公園などに植えられていることも多いため、見かける機会の多い樹木です。

ゆっくりとした成長速度ではありますが、高さ6~7メートルほどにまで育ちます。また、とても小さくて目立ちにくいため、鑑賞には不向きですが、4月には花が咲きます。

カイヅカイブキは育てやすい

とても丈夫な樹木ということもあり、カイヅカイブキは育てやすいといわれています。乾燥や日差しに強く、排気ガスなどによる大気汚染にも負けません。そのため、周囲の環境はあまり左右されず住宅街でも育てやすいです。

ただし、水はけの悪い土や日陰ではあまり育ちません。植栽のときに、土の水はけや日あたりの善し悪しについては確認するようにしましょう。

水や肥料、害虫について

カイヅカイブキは乾燥に強いので、根の周りが広く乾燥している状態でなければ、水やりはあまり必要ありません。むしろ、必要以上に水やりをすると根腐れを起こす原因になるので注意しましょう。

肥料もあまり必要がなく、土に栄養分が多すぎると、かえって樹形を崩すような枝が生える原因になります。成長が遅かったり樹木が弱っていたりした場合のみ、化学肥料を少量与えて様子を見ましょう。

また、害虫被害も少ないので、過敏に警戒する必要はありません。ただし、カイガラムシやハダニがつくことはあります。発見次第殺虫剤をまいて駆除しましょう。

定期的な剪定を

カイヅカイブキの成長はゆっくりですが、定期的に剪定をおこなわなければ、樹形が崩れてしまいます。少なくとも年に一度は剪定をおこない、美しい樹形を保ちましょう。

剪定次第で、樹木の見た目は大きく変わります。失敗することなく美しいカイヅカイブキを保ちたいという方は、剪定業者に依頼しましょう。業者は数多く存在しますので、選ぶのに迷ってしまう方は、弊社にお問い合わせください。

弊社では、お電話にてご相談内容をお聞きして、解決に適した業者のご紹介をしています。なにから始めればよいかわからないという方こそ、まずはお気軽にご相談ください。

カイヅカイブキは自分次第でステキに整えられる!

樹木の見た目は、剪定で決まります。「自分で育てたカイヅカイブキは自分で剪定したい」と思う方もいるでしょう。そういった方のために、ここでは自分で剪定をおこなう際のポイントをご紹介します。

芽摘みをする

芽摘みをする

カイヅカイブキの剪定は、基本的に季節にこだわらず、整えた樹形からはみ出して成長した芽や木の内側に向かって伸びている芽を取り除く、芽摘みをおこないます。

見つけた芽が10センチメートル以下の小さいものであれば、道具は必要ないので、不要な芽を手で摘み取りましょう。

ハサミで芽切りをする

発見した不要な芽が10センチメートル以上のものであれば、芽切りバサミを使って芽切りをおこないます。

芽切りバサミは、刃先が細く鋭利になっています。そのため、切り残すことなく細かい部分の剪定をおこなうことができるのです。

内側に伸びている芽は、周りに外に向かって伸びる別の枝があるため、それらを傷つけないように剪定するのが困難です。芽切りバサミのような専用の道具を使って丁寧に剪定しましょう。

高さを揃えたいときは…

生垣として植えられているカイヅカイブキは、樹形はもちろん高さも揃っていないと、見栄えが悪くなります。そこで使うのが、剪定したい高さに合わせたばか棒とよばれる棒です。

ばか棒は、おもに高さを揃えるために用いられる棒で、木などの長い棒で作ることができます。

まず、ばか棒を幹にあてて高さを測り、剪定する高さを決定します。高さが決まったら、測った部分の約10センチメートル下を切断します。これをすべてのカイヅカイブキにおこなうことで、大まかな高さが揃います。細かい高さの調整は、上部の葉の剪定でおこないましょう。

小さくしたいときは…

カイヅカイブキを小さくしたいときは、葉のついた部分の少し先を落として、葉の内側に日光をあてます。そうすることで、幹に近い場所に新たな芽が出るので、同じ方法を数年繰り返しおこないます。

詳しいことはのちほどご紹介しますが、カイヅカイブキは一度に深く枝を切り落とすと、枯れてしまうおそれのある樹木です。そのため、枝を切り戻して新芽をつける場所を内側にするという方法を繰り返して、少しずつ小さくする必要があるのです。

カイヅカイブキの細かい部分の剪定は、季節を問わずおこなう必要があるため、こまめに時間を取らなければなりません。しかし、体を痛めている方や仕事が忙しい方などは、何度も作業をおこなうことが難しい場合もあるでしょう。

定期的な作業が難しい方こそ、業者への剪定依頼がおすすめです。弊社のサービスをご利用いただければ、業者選びもスムーズに進むので、ストレスなく剪定をおこなうことができます。

カイヅカイブキの剪定で注意するべき点

時間を取るのが難しい方でも、自分で剪定に挑戦したいという場合は、剪定の際に注意すべき点もしっかりと覚えておく必要があります。

注意すべき点は、大きくわけて3つあります。それぞれどういった点に注意が必要で、誤って剪定してしまうとどうなるのかということを解説します。

「強剪定」はしない

「強剪定」はしない

先述のとおり、カイヅカイブキは一度に深く枝を切り落とす「強剪定」をおこなうと枯れてしまうおそれがあります。

これには理由があり、ある程度成長して枝葉が広がったカイヅカイブキは、枝の内側にあまり日光があたらなくなるので、枝の外側にしか葉が生えなくなります。しかし、カイヅカイブキは葉のない枝が枯れやすく、枯れた枝からは新芽が出ないという特徴があります。

強剪定をおこなうと、葉のない枝まで切ることになり、結果的にその部分の枝を枯らして、木の一部の成長を止めてしまうのです。そのため、年に一度の剪定がおこなえなかった場合でも、強剪定はしないよう注意してください。

「先祖返り」に注意

強剪定をおこなった場合は、枝が枯れるだけでなく、先祖返りという現象が起こることがあります。

先祖返りとは、葉先の尖った細い葉が生えてくる現象で、木が栄養不足などのストレス状態になると起きやすくなります。また、先祖返りの葉は成長が早いので、大量に増えると風通しが悪くなり、ほかの葉との見た目の違いが目立って見栄えが悪くなります。

先祖返りした葉は、どのようなお手入れをしてもほかの葉と同じようにはならないので、見つけ次第切り落とす必要があります。そのとき、一部でも残ってしまうと見栄えが悪いので、根元から切り落とすようにしましょう。

放置せず定期的に剪定する

長年にわたってカイヅカイブキを育てていると、つい剪定のタイミングを逃していたということも考えられます。そのときに慌てて剪定をしてしまうと、強剪定をしたり樹形が崩れたりという失敗につながるおそれがあります。

不測の事態のときは、無理せず業者に剪定を依頼しましょう。その際の業者選択は、弊社にお任せください。お住まいの地域や樹木の状態など、わかる範囲での情報をお聞きして、迅速に対応可能な業者を手配いたします。

費用やサービス内容については、複数の業者を比較検討することもできますので、安心して依頼先を決めることができるでしょう。

心身ともに負担を減らして、楽しくカイヅカイブキを育てましょう。

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