大きくなりすぎた庭木はどうするべき?小さくする剪定法・伐採の基準

大きくなりすぎた庭木

大きくなりすぎた庭木にどうしていいか分からないという方も多いでしょう。庭木の成長は早く、いつの間にか大きくなっているという場合もあるのです。また、メンテナンスをしていたつもりでも、間違えた剪定方法は庭木を大きく成長させるおそれもあります。

本記事では、剪定すべきか伐採するべきかの判断基準、庭木を小さくする剪定方法、コンパクトに維持する方法を解説していきます。

さらに、メンテナンスを楽にする方法も紹介していきます。庭木が大きくなると手に負えなくなり、トラブルが起きやすくなりますので、早めに正しい剪定をしておくことが重要です。庭木の今後に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

大きくなりすぎた庭木は2択!剪定または伐採

大きくなりすぎた庭木は、剪定するか、伐採するかの2択となります。剪定とは、庭木の形を整えたり枝木を切る手入れのことです。この剪定をおこなう場合は、庭木に改善の余地があり、小さくできる可能性がある場合になります。

いきなり伐採という答えを出す前に、庭木を残し剪定することで問題解決につながる場合もあるということは知っておいたほうがよいでしょう。

また、伐採しなくてはいけないケースとして、庭木がすでにトラブルを抱えてしまっている場合は、早めに問題解決に臨んだほうがよさそうです。庭木の放置はとてもリスクが高く自分の敷地だけでなく、周囲の家へも影響を出しかねないためです。

大きな庭木を放置するリスク

大きな庭木を放置するリスク

大きな庭木はそのままにしておくとシロアリのエサとなってしまうかもしれません。庭木は屋外にありますので、雨に濡れる機会も多く、湿気も余分に保っているおそれがあります。

そのため、そのまま放置しておくと腐食してしまっている場合もあり、シロアリのエサとなりかねないのです。シロアリに食い荒らされた木の内部はもろく、倒木の危険性もでてくるでしょう。庭木のサイズによっては、自分の敷地内だけでなく、周囲への倒木の被害も考える必要があるかもしれません。

また、エサを食い尽くしてしまったシロアリは屋内へと移動してくるおそれもあるので注意が必要です。シロアリは乾燥を嫌い地中内へと移動し、そこから屋内へ侵入してくる場合があるためです。

これは、周囲に家がある場合は同様の被害も考えられます。被害を拡大させないためにも、大きな庭木を放置することはあまりおすすめできません。

大きくなると手に負えなくなるのはこんな種類の木

庭木には種類があり、低木、中木、高木の3種類にわかれています。そのなかでも、シンボルツリーとして使われることが多いのが高木となっています。高木のなかでも手に負えなくなるおそれが高い庭木を紹介していきます。

〇アカマツ
お庭でのシンボルツリーとしてよく使われているのがアカマツになります。日本で多くみられる松の種類に該当し、風情のある外観から人気のある庭木のひとつとなっているようです。幹や樹皮が茶色だけでなく、赤っぽい色を含んでいることも特徴的です。

アカマツの成長するスピードは早く、自分での剪定はなかなかむずかしいため、剪定を依頼するなどして維持費がかかってしまうでしょう。そのため、維持をすることがむずかしくなり、放置してしまう場合があるのです。

〇イチョウ
庭木のなかでもとくに早い成長スピードをもっています。一般的には、銀杏がなる木としてよく知られていることが多いのではないでしょうか。また、イチョウ自体も大きくなりやすく、枝を切ろうにも背が高くなり剪定がむずかしくなっていきます。

そのため、イチョウの木をコンパクトに維持するには、目的の高さにイチョウが育った段階で幹のてっぺん部分を切り落とす必要があります。幹のてっぺん部分を樹芯とよび、これを切り落とすことで、イチョウの木は縦に伸びる成長を止めるのです。

もしも、樹芯を切り落とさず放置していた場合、大きくなった庭木を自分で小さくしていくのはむずかしいものとなってしまいます。

〇シマネトリコ
成長も早く、庭木としての育てやすさから人気のシンボルツリーです。生命力も高く少々の剪定ではびくともしません。しかし、その生命力の高さから、枝や葉は勢いよく育ちます。

そのため、剪定するだけでも、枝木や葉の処理にかかる労力は大変なものでしょう。また、シマネトリコのサイズは大きくなりやすいため、脚立などを使用せず普通に立ったままでの剪定はよりむずかしいものとなってしまいます。

〇シラカバ
白い幹の外見が特徴的で、おしゃれな雰囲気を作り出せることからシンボルツリーとしても人気の木です。しかし、シラカバには天敵の害虫がいることも知っておいたほうがよいでしょう。テッポウムシといわれる、シラカバを好物とした害虫がいます。

テッポウムシは、シラカバを食料とし、木の内部や表面を食べてしまうのです。テッポウムシの被害にあったシラカバは、枯れるだけでなく、倒木の危険性も十分に考えられます。

シラカバを害虫から守るには、日ごろのメンテナンスが大切なのです。そのため、害虫対策なしでは、シラカバの健康状態を維持するのはむずかしいでしょう。また、シラカバの全長は、一般的な家の2階をも越してしまうほど大きくなることもあり、剪定は決して簡単なものではありません。

一番大事なのは残したいかどうか

庭木を育てるうえで一番大事なのは、伐採するのか、残したいかでしょう。庭木には、強い風から家屋を守ってくれることや外からの目隠しにもなるなど、メリットも存在します。

また、庭木によっては季節の変わり目を楽しんだり、おしゃれを楽しむこともできるでしょう。しかし、庭木にトラブルが発生している場合は、伐採の決断が必要となるかもしれません。このような庭木をそのままに放置しておくことは、大変なリスクをともなうのです。

トラブルを抱えているなら伐採を決断しよう

大きくなりすぎた庭木は自分の敷地内だけでなく、隣の家の敷地にまで影響を与えてしまうことがあります。たとえば、庭木の根が次のような被害を出すおそれもあるのです。

地中から伸びた根が、隣の庭に侵入し地面に凹凸をつくってしまったり、建物の下に根が入り込んだりする場合があります。こうなると、地面の凸凹だけでなく、家の傾きにつながる場合もあるでしょう。

また、庭木には虫も寄ってくることもありますので、虫が苦手な方にとっては決して無視できる問題ではありません。そのうえ、庭木が病気にかかれば、害虫発生のリスクも高まってしまいます。

周囲への影響を考え、いざ伐採をおこなおうにも大きく育ってしまった庭木は、手に負えないかもしれません。その場合は、業者に相談してみてはいかがでしょうか。業者であれば、自分で解決できそうにない庭木への対応だけでなく、さまざまなトラブルを未然に防いでくれることでしょう。

【警告】剪定を急ぐと逆効果!じっくり小さくしていこう

大きくなりすぎた庭木は、早くどうにかしたいですよね。しかし、剪定は適切な方法でおこなわなければ、逆効果になることがあるので注意が必要です。

間違えた枝切りをおこなってしまった場合、予想外に枝や葉が増えることがあります。そうならないためにも、庭木はあせらずに小さくすることが大切でしょう。また、庭木には剪定の時期やコンパクトに維持する方法もありますので紹介していきます。

剪定時期

剪定時期

庭木の剪定の時期として、夏季と冬季があり、このふたつが一般的な剪定時期となります。冬季の剪定は、庭木が成長する春ごろを見越して、大部分の枝や葉を減らす作業が多くおこなわれます。

一方、夏に剪定をおこなう場合は、枝を短くすることで台風など強い風によって枝が折れることを防ぐ目的のほか、枝木や葉を剪定し、庭木のバランスを調整することが目的となっています。

剪定で高さを抑える方法

庭木の剪定には高さを抑える方法として芯止めとよばれる剪定方法があります。芯止めとは、庭木の中心部分に位置する主枝を取り除くことをいい、主枝を取り除くことで縦方向に庭木が伸びることを防ぐことができるのです。

そのため、木の高さは抑えられ、庭木として適切な高さで育てることが可能となります。注意点は、芯止めをおこなった庭木は、縦以外に新芽や枝が伸びやすくなるという特徴があるということです。庭木として全体のバランスを考えた場合は、縦だけでなく横に伸びる枝や葉の適切な剪定も忘れないようにしましょう。

枝切りを急ぐと葉が大量に生えてくる!

庭木の剪定はやり方を間違えると葉が大量に生えてしまうおそれがあります。木の生命力は非常に高く、剪定をおこなっても新しい枝を生やそうとする力が働きます。

そのため、適切なタイミングではない枝切をおこなってしまった場合、切った場所から細い枝が大量に生えてくる場合があるのです。結果として、枝から大量の葉を生み出してしまうことになるでしょう。

庭木をコンパクトに維持する方法

庭木をコンパクトに維持するには、切り返し(切り戻し)といわれる剪定方法が有効です。切り返しとは、ダメージのある枝を切り落として枝の勢いを回復させる方法のことをいいます。切り返しを施すことで、結果として庭木全体の縮小につながっていきます。

また、切り落とした枝からは新しい枝が生えてくることにくわえ、残された枝や芽は成長が盛んになります。そのため、切り返しは大きく育てたい果実や花がある場合にも、有効な剪定方法となっています。

庭木の相談ごとはプロに

庭木の剪定は、木の種類や特徴をきちんと理解しておく必要があります。木によって切り落とすべき箇所が違うため、主枝を切ってしまい予定より庭木が育たないことも考えられるのです。

また、庭木に果実や花を咲かせたい場合など、適切な剪定方法なしには、うまく成長できないこともあるでしょう。ほかにも、大きくなりすぎた庭木は手に負えなくなるおそれがありますので注意が必要です。

庭木のことで不安に感じることがある場合は、一度、業者に相談してみることをおすすめします。業者であれば、適切な剪定方法で庭木の樹形を維持しやすくしてくれるため、理想のシンボルツリーを育てることができるでしょう。

庭木のメンテナンスをラクにする方法

庭木のメンテナンスは楽なものではありません。理想のサイズで庭木を維持するには、適切な方法で剪定をおこなっていくことが大切でしょう。また、間違えた方法で剪定をおこなうと、庭木が大きくなりすぎたり枯れてしまったりなどのリスクがあるので注意が必要です。

庭木に必要なメンテナンス

庭木に必要なメンテナンス

大きくなりすぎた庭木はそのまま放置しておくと、庭の景観を損ねるだけでなく、害虫が発生することもあります。そのため、普段からのお手入れが大切です。

剪定と一言でいってもさまざまな方法や目的があります。たとえば、芽摘みは木にできる芽を手作業で摘み取っていく作業のことをいいます。このように剪定には、庭木の形を整える目的だけでなく木枝の成長をおだやかにする目的もあるのです。

ほかにも、刈り込みや切り戻しでは、庭木の景観を整えることができます。注意点は、適切な剪定方法でなければ、不要な枝や葉が逆に増えてしまうおそれがあることです。

また、庭木自体を元気に育てるために、透かし剪定という増えすぎた枝を切る作業などがあります。このように、剪定作業は、適切な時期におこなう必要があるうえ、間違った時期におこなってしまった場合、庭木が枯れるおそれや大きくなりすぎることもあるので注意が必要でしょう。

【ラクする方法1】メンテナンスが楽な木に植え替える

庭木のメンテナンスを楽にする方法として、管理が楽な木に植え替える方法もあります。低木といわれる比較的小さなサイズで育てることが可能な常緑樹などがおすすめです。常緑樹は、景観を楽しめるだけでなく、落葉樹と違い、葉が落ちにくいという特徴ももっています。

【ラクする方法2】木の本数を減らす

大きくなりすぎた庭木の処分は、自分では手に負えないということになりかねません。そこで、庭木の本数を減らすことでお手入れにかかる労力を減らす方法があります。自分できちんと管理できる庭木の量であれば、普段のメンテナンスも楽になるかもしれません。

ただし、本数を減らすには伐採をおこなう必要があり、すでに大きくなってしまった庭木や広い箇所に根が生えてしまっている場合はむずかしい作業となります。

残す木、伐採する木の選び方がむずかしい…そんな場合は

お家のシンボルツリーとして、お庭の景観を守る庭木をできれば伐採せずにそのまま育てたいという方も多いと思います。しかし、大きくなりすぎるおそれがある木やすでに害虫被害がでている庭木もあるかもしれません。

害虫被害だけでなく、大きくなりすぎた庭木は周囲にさまざまな影響を与えてしまいます。そのため、リスクを避けるには残しておいても大丈夫な木と、伐採しておいたほうがよい木を選ぶ必要があるでしょう。しかし判断を自分でおこなうことはむずかしいかもしれません。

また、庭木の成長を予想することはとてもむずかしいとされています。業者であれば、適切な知識と技術で、残す木と伐採する木を選び、お庭の木を伐採してくれるでしょう。

まずは、プロの目で現地を調査してもらってはいかがでしょうか。弊社では、現地調査は無料でおこなっておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

また、24時間365日お電話を受け付けております。お庭の状況に合わせ、適切な業者をお客さまにサポートすることができます。

不要な庭木を撤去したい?伐採方法や庭木処分の費用相場をご紹介!

不要な庭木を撤去したい?伐採 方法や庭木処分の費用 相場 をご紹介!

庭木処分は自分でやると、とても大変な作業です。そのため、庭の不要な木を処分したいという場合は、なるべく業者に庭木処分を依頼することをおすすめします。庭木処分をできる業者をお探しの際は、弊社の相談窓口にお電話ください。

このコラムでは、パターン別の庭木処分の方法についてご紹介していきます。また、業者に庭木処分を依頼した場合の費用相場などについても解説していくので、弊社サービスをご利用する際の参考にしてみてください。

生えている庭木を処分する方法

「庭に不要な木が生えていて処分をしたい」という場合は「伐採」をおこないましょう。伐採とは、ノコギリやチェーンソー、斧などを利用し、木を根元から切り倒す作業のことです。

ここでは、伐採に必要な道具や伐採の手順などについてご紹介していきます。また、木を安全に切るために重要な「受け口」「追い口」「ツル」についても解説するので、自分で庭木処分をする際の参考にしてみてください。

伐採に必要な道具

生えている庭木を処分する方法
  • ノコギリ/チェーンソー/斧:木を切るために使います。
  • ロープ:木を倒す方向をコントロールするために使います。
  • 楔(クサビ):追い口に打ち込み、木を倒す際に使います。
  • ハンマー:楔を追い口に打ち込むために使います。

【チェーンソーで伐採をする場合】

チェーンソーを利用する際は、保護ゴーグルや作業服、安全靴や手袋などを身につけてケガを予防するようにしましょう。また、チェーンソーはものによってはかなりの騒音が発生します。騒音から耳を保護するためにも必要に応じてイヤーマフを用意したり、静音モデルのチェーンソーを利用したりして対策しましょう。

伐採の手順

  1. 木を切り倒す方向を決める。
    周囲を見渡して、木が建物や道路などに倒れ込まない方向を見定めましょう。
  2. 木を倒す方向に向かってロープを張る。
  3. 木を倒す方向側に受け口をつくる。
  4. 受け口の反対に追い口をつくる。
    安全に木を伐採するためにはツルを残す必要があるため、追い口を深く作りすぎないように注意しましょう。
  5. 木が倒れるまで追い口に楔を打ち込む。

安全な伐採をするためには「受け口」「追い口」「ツル」を意識しましょう!

木を伐採する際に、幹を直線的に切ろうとするとノコギリやチェーンソー、斧などの刃が切り口に挟まったり、木が想定外の方向に倒れたりする危険性があります。このよう事態を防ぐためにも、次の3点を意識して木の伐採をおこなうようにしましょう。

・受け口
木を倒す方向側につくる、くの字状の切り口です。切り口の深さは幹の直径の約1/3ほど、角度は30~45度が目安です。

・追い口
受け口の反対側につくる、直線状の切り口です。受け口の高さの2/3ほどの位置につくりましょう。切り口の深さは、幹の直径1/4~1/3ほどが目安です。

・ツル
受け口と追い口の間にある幹のことです。木を狙った方向に倒すために必要です。受け口や追い口を深く作りすぎると、ツルがなくなって狙った方向へ木を倒せなくなるおそれがあるため注意しましょう。

庭木を伐採した後に残った根株を処分する方法

木の伐採後は、木の根株が残った状態になります。完全に庭木処分をするためは、伐採のあとに「抜根」をおこないましょう。抜根とは、伐採後に残った根株を引き抜く作業のことです。ここでは、抜根に必要な道具や抜根の手順などについてご紹介していきます。

抜根に必要な道具

抜根に必要な道具
  • シャベル:根株の周りの土を掘り返すために使います。大きいものと小さいものの両方を用意しておきましょう。
  • 鍬:地中の邪魔な石を掘り返すために使います。
  • ノコギリ/斧:根っこを切断し、根株を引き抜きやすくするために使います。

抜根の手順

1.シャベルで根株の周辺の土を掘り返す。地中の石は鍬で取り除きましょう。
2.ノコギリや斧で地中の根を切断する。
3.根株の下にスコップを差し込み、テコの原理で浮かして引き抜く。

伐採した庭木や抜根した根株を処分する方法

ここでは、伐採や抜根などの庭木処分作業をしたあとに発生するゴミ(幹や根株など)を処分する方法についてご紹介していきます。

・ゴミとしてだす
抜根の手順 自治体ごとに異なりますが、幹や根株は燃えるゴミまたは粗大ゴミとしてだせることがあります。しかし、ゴミとしてだせる幹や根株は、自治体のルールで定められた規定サイズ以下のものだけであることがほとんどです。幹や根株のサイズ次第ではゴミとして処分できないケースもあるため、必ず自治体のゴミ捨てルールを確認しましょう。

・業者に回収してもらう
庭木処分作業後の幹や根株を回収してくれる業者には、廃品回収業者があります。廃品業者とは、有料で不用品を回収してくれる業者のことです。ゴミにだす方法と比べて処分費は高くなりますが、大きい幹や根株でも処分してくれます。

また、自宅まで不用品を引き取りに来てくれるため、自分でゴミ収集所まで幹や根株を運ぶ手間が省けます。業者によって回収料金は異なるため、利用前にしっかりと確認をとりましょう。

伐採業者に依頼して庭木処分をする方法。業者に依頼する際の相場はいくら?

ここまで、庭木処分の方法についてご紹介していきました。実際にこれらの作業をすべて自分でやるとなると、かなりの重労働になります。また、庭木の大きさによっては重機を使わないとまともに庭木処分をおこなえないケースもあります。

「庭木が大きすぎで自分では処理できない」「なるべく手間をかけずに庭木処分をしたい」という方は伐採業者に依頼してみてはいかがでしょうか。伐採業者であれば、伐採~ゴミ処理までの庭木処分作業を一括で依頼することも可能です。

ここでは、伐採業者に庭木処分を依頼した際の相場についてご紹介していきます。伐採業者に作業を依頼する際の参考にしてみてください。

【伐採の費用相場】
伐採業者に依頼して庭木処分をする方法。業者に依頼する際の相場はいくら? 伐採の費用は「木の高さ」によって変動するケースが多いです。

高さ3m未満 5,000円前後
高さ3~5m未満 15,000円前後
高さ5~7m未満 30,000円前後

【抜根の費用相場】
抜根の費用は「幹回り(幹の太さ)」によって変動するケースが多いです。

幹回り30cm未満 5,000円前後
幹回り30~40cm未満 10,000円前後
幹回り41~50cm未満 20,000円前後

ゴミの処分費は業者によって大きく料金設定が異なるため、事前に確認をとるようにしましょう。また、木の大きさ次第では重機がないと庭木処分をおこないケースがあります。

重機が必要になるとその分庭木処分の費用も高くなります。料金トラブルを避けるためにも、なるべく現地調査をおこなったり見積りをとってくれたりする業者を選ぶことをおすすめします。

庭木処分をしてくれる業者をお探しの際は弊社にご相談ください。弊社では、作業前に見積り調査をおこない、分かりやすい見積りをだす安心して利用できる業者をご紹介しています。相談窓口は24時間365日いつでもご利用できるため、お気軽にお電話ください。

月齢伐採で丈夫な木材が作れる!伐採後の乾燥方法についてもご紹介

月齢伐採

家具などの材料にする目的で立木を切り倒す場合、「伐採する木は少しでも丈夫で腐りにくい品質のものであってほしい」と思う方も多いでしょう。じつは、伐採後の木材の品質は、伐採の時期によって違いが出るというのはご存知でしょうか?

そこで今回は、少しでも丈夫な木材を得るための“月齢伐採”という方法をご紹介します。木材利用を目的に伐採を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

丈夫な木材のために知っておくべき「月齢伐採」

あまり木を伐採したことがないという方にとって、「月齢伐採」というのは聞き慣れない言葉かもしれません。しかしじつはこの月齢伐採、昔からおこなわれてきた歴史ある伐採方法なのです。

ここではまず、月齢伐採とはどういった伐採方法のことであるのか、基本的な知識をご紹介しましょう。

月齢伐採とは?

月齢伐採とは?

動物のように元気いっぱい動き回ることはありませんが、植物もれっきとした“生き物”です。生き物であれば、当然バイオリズム(生体リズム)というものがあります。1年中同じように見える木でも、じつは季節によって、内部の栄養状態には波があるのです。

そして、1年の中で木が木材としてもっともよい状態になる時期を狙って伐採をおこなうことを、“月齢伐採”といいます。木材として最適な状態であるタイミングで木を伐採することができれば、より品質の高い家具や家屋を作ることができるでしょう。

具体的には、以下の2つに当てはまる時期が月齢伐採のタイミングとなります。

<月齢伐採のタイミング>

  • 毎年9月から翌年2月の間
  • 新月期(月の満ち欠けにおいて、満月後から新月になるまでの期間)

じつは世界中で知られている伐採方法!

季節や月の満ち欠けから伐採時期を判断する月齢伐採は、日本だけでおこなわれている伐採方法ではありません。高級バイオリンとして有名なあの“ストラディバリウス”も、月齢伐採によって切り出された木材から作られているといわれているのです。

また、海外で発売されベストセラーになった木材に関する本の中でも、良質な木材を得るためには月の満ち欠けに応じることが重要であると説かれています。このようなことから、月齢伐採は日本だけでなく、世界中で知られている伐採方法であるといえるでしょう。

月齢伐採がもたらす木材への影響

月齢伐採によって切り出された木材には、多くのよい影響が現れます。具体的なメリットは、以下のとおりです。

<月齢伐採がもたらすメリット>

  • 丈夫で壊れにくい木材になる
  • 木材が腐りにくくなる
  • 木材にカビが生えにくくなる
  • 色艶、香りのよい木材になる

伐採時期を考慮するだけで、どうして木材にこのような影響があるのかというと、それには木の栄養周期が関係しています。

というのも、新月後~満月までの期間(満月期)は、木の中のデンプン質が増加しやすくなる傾向があります。そのタイミングで伐採をおこなうと、デンプンをエサにカビ菌や害虫などが発生しやすくなってしまうのです。

とくに多くの木々が最盛期を迎える夏の満月期は、栄養満点の状態であり、丈夫で腐食しにくい木材を切り出すのには向いていません。

一方で冬の満月後~新月までの期間(新月期)は、デンプン質が少ない時期となります。したがってこの時期に伐採をおこなった木材は、カビや腐食が起こりにくい、丈夫なものになるのです。

このように、月齢伐採は決して迷信などではなく、植物の活動周期に基づく非常に合理的な伐採方法であるといえるでしょう。

より丈夫な木材にするためには伐採後の乾燥方法も大切

月齢伐採は、伐採後にしっかりと“乾燥”をおこなうことによって、木材の品質をさらに高めることができます。ここでは、月齢伐採後におこなう乾燥の方法について、詳しくご紹介しましょう。

葉枯らし乾燥

葉枯らし乾燥

“葉枯らし乾燥”とは、自然乾燥のことです。伐採後、1ヶ月~3ヶ月程度の葉がらし期間を設けると、木材はより丈夫に、より香り豊かになります。

乾燥の際は枝や葉を残した状態で、そのまま丸太を横たわらせておくだけでOKです。葉枯らし乾燥をおこなうと、木の内部にある水分が減って全体的に軽くなるため、乾燥後の運び出しも楽になるでしょう。

天然乾燥

“天然乾燥”とは、室外と室内の両方を使い乾燥させる方法のことです。具体的には、まず伐採した丸太を6ヶ月間室外に置いて一気に水分を飛ばします。その後室内に移動し、再び6ヶ月かけてじっくりと乾燥させるのです。

こうすることで、木の水分をしっかりと乾燥させつつも、木の内部に適量の油分を残すことができます。またじっくりと乾燥させるため、木の内部にヒビ割れができることもありません。

室外と室内をあわせると、丸太の乾燥期間には1年近くかかってしまいますが、「より丈夫な木材を作りたい」という方にはおすすめの乾燥方法です。

大きな樹木の伐採には危険がつきもの

過去に伐採の経験がある方や体力に自信のある方であれば、月齢伐採は自力でおこなうこともできます。以下に簡単な手順をご紹介しましょう。

自分で伐採する方法

自分で伐採する方法

自力で伐採をおこなう場合は、チェーンソーやのこぎり、身を守るための防護服やゴーグルなどを用意する必要があります。軽装備で挑むとケガにつながる恐れもあるので、しっかりと準備してからおこなうようにしましょう。

道具の準備が整ったら、伐採をおこなっていきます。はじめに、倒す側に"受け口"という、上側に斜め45度口が開いている、文字通り口のような切れ目を入れましょう。受け口ができたら、その反対側に“追い口”と呼ばれる切れ目を入れていきます。追い口は地面と水平に切りましょう。

受け口が木の周囲の4分の1、追い口が3分の2まで切れたら、木を両手でゆっくりと押し倒します。あとは幹の重さで、自然と木が倒れていくはずです。

なお伐採をおこなう際は、とにかく“木の倒れる方向”に気をつけてください。人間が下敷きにならないようにするのはもちろんのこと、倒れる先に家屋などがないかどうかもチェックしましょう。

「伐採は危険な作業である」ということを忘れてはいけない

伐採は自力でおこなうことができる一方で、とても危険な作業でもあります。ときには重大な事故につながることもあるでしょう。大きな木を伐採する場合は、できるだけ業者に依頼することをおすすめします。

伐採業者であれば、より安全に、よりスピーディに伐採をおこなってくれるでしょう。また、月齢伐採や乾燥方法に関する知識も豊富ですので、親身になって相談に乗ってくれるはずです。

伐採業者をお探しの場合は、ぜひ弊社をご利用ください。弊社が全国各地に抱える加盟店の中から、実績豊富な業者をご紹介いたします。お見積りや現地調査は原則として無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

まとめ

さて今回は、より丈夫な木材を得るための伐採方法として、“月齢伐採”をご紹介しました。せっかく伐採をおこなうのであれば、「少しでも質の高い木材にしたい」と思う方も多いでしょう。そのためにも、ぜひ今回ご紹介した月齢伐採を参考に適切な伐採時期を検討してみてください。

もし月齢伐採の時期がわからない場合や、伐採作業に自信がない場合は、伐採業者へ依頼してみてもよいでしょう。プロの伐採業者なら、スピーディに作業が終わるほか、仕上がりもとてもきれいです。きっと満足のいく伐採ができるでしょう。

ベニカナメモチの伐採方法の基礎を解説!安全におこなうための注意点

ベニカナメモチの伐採

生垣や庭木としてよく使われるベニカナメモチですが、大きく生長する木なので管理に困り、なくなく処分してしまうということもあるようです。「1本だけだし、業者に頼むのは大げさなので自分で伐採できないかな」と考える人もいるかもしれません。

伐採は、しっかりと準備をして手順を守れば、自分でもおこなうことができます。このコラムでは、伐採に必要な道具と、伐採の方法と注意点、伐採した木の処分方法まで解説します。伐採の経験がない人でもわかりやすく説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ベニカナメモチを伐採したい!その方法とは

伐採は大ケガをすることがある危険な作業でもあります。ベニカナメモチの伐採を自分で安全におこなうためには、しっかりと準備を整えてからおこないましょう。伐採に必要な道具と、伐採の手順をご紹介します。

伐採に必要な道具

伐採に必要な道具

まず最初に、伐採をするための道具をそろえる必要があります。伐採にはどんな道具が必要になるのか、確認していきましょう。

■保護用具
伐採の作業中には、切った木のクズや折れた枝が飛んできてケガをすることがあります。そのため、ヘルメットや保護メガネなどを着用して身の安全を守りましょう。とくにチェーンソーを使用するときには、刃が体に触れると大ケガになりますので、専用の防護服を着用するのが安心です。

■のこぎり
10cm程度の太さの木であれば、のこぎりでも切り倒すことが可能です。木の枝を事前に切り落とすときや、切り倒した木を細かくするときにも使います。伐採で使うのこぎりは通常の木材用のこぎりよりも歯が深くなっていて、水分を含んでいる生木を切っても目がつまりにくくなっています。

■チェーンソー
木が太い場合や多くの木を切り倒さなければいけない場合には、チェーンソーがあると便利です。高速で回転する刃で硬い木でも楽に切り進むことができます。ただし、チェーンソーはプロでも大ケガをすることがある危険な道具でもありますので、扱いには注意が必要です。

■スコップ・クワ・バール
木を切り倒した後に残った切り株は、放置しておくとを腐ってシロアリなどのすみかになってしまうことがあります。そのため、木の根までしっかり掘り出して処分する必要があるのです。掘り出す作業はスコップやクワ、バールなどがあると比較的スムーズにできるでしょう。

■ロープ
ある程度の高さがある木を伐採する場合、予期しない方向に倒れると、人が下敷きになったり建物などを破損したりと非常に危険です。木にロープをむすんで固定しておくことで、倒れる方向をコントロールします。

■楔(くさび)
V字の形をした板で、木を切ったときの切り口に差し込んで押し広げる道具です。刃がはさまって抜けなくなったチェーンソーやのこぎりを取り出すとき、切り口から木を割って倒すときなどに使います。

■ゴミ袋・ガムテープ
伐採した木は自治体のルールに従って処分しましょう。ゴミに出すための指定のゴミ袋や、細かい枝を束ねるためのガムテープが必要です。

■運搬用の車両
伐採した木を自分で処分場に持ち込む場合には、それを運ぶためのトラックや荷車などといった車両を用意する必要があります。

■人員
ある程度大きな木を伐採する場合、ひとりでおこなうのは危険です。もしも事故が起こったときに対応することも考えて、何人かでおこなうようにしてください。

伐採する方法と手順

ベニカナメモチのように大きな木を切り倒すのはとても危険な作業ですので、しっかりと正しい手順でおこなわなければ事故が起こるおそれがあります。ひとつひとつ確認しながら、慎重に進めていきましょう。

1.木と周囲を確認して倒す方向を決める
木を倒す方向を決めます。木が倒れたときに下敷きになるものがないよう、スペースを確保しましょう。倒れる途中に別の枝や電線などといった引っかかるものがないかどうかも、しっかりと確認します。

また、木は必ずしも予定通りの方向に倒れてくれるとは限りません。倒す瞬間に木が向きを変えて、作業者に向かって倒れてくるといった事故がよく起こります。

とくに重心が傾いている木や斜面に生えている木の場合は、倒す方向に向かってロープで引っぱっておくなどして方向を正確にコントロールする必要があるのです。

2.周囲の安全を確認
木を倒すときに作業者がすばやく避難できるよう、確実に安全な避難場所を確認しておきましょう。障害物があって逃げ遅れることがないよう、作業の場所から避難場所までの経路も確保しておきましょう。

3.枝を切る
木に細かな枝がついたままだと倒れるときになにかに引っかかったり、倒れたときに折れて周りに跳ね飛んだりすることがあります。枝はできるだけあらかじめ切っておきましょう。

4.受け口を作る
木は一度に切ると急に倒れて危険ですので、両側を少しずつ切っていきます。まず受け口を作ってから、追い口を作るという順序で、受け口は木が倒れやすいように入れる切り口です。

木を倒す方向に、木の直径の4分の1~3分の1程度の水平な切り込みを入れます。次にこの切り込みに対して上から30度~40度の角度で切り進み、「∠」のような形に切り取ります。

5.追い口を作る
受け口の水平な面の少し上の位置を反対側から水平に切っていきます。追い口の位置は受け口の縦幅の3分の2くらいの高さが目安です。幹の直径の3分の1ほどまで切り進みましょう。

6.木を倒す
追い口まで作ったら、押したりロープで引っぱったりすれば木は倒すことができます。木を倒す前には必ず改めて周囲の安全を確認しましょう。木に力を加えて倒れはじめたら、すぐに安全な場所に避難します。

7.切り株を処理する
残った切り株はそのままにしておくと腐ってしまいますので、スコップなどで掘り出しましょう。除草剤などを使って枯らせるといった方法もあります。

伐採後の庭木を処分する方法

木を燃えるゴミとして出すことができるのであれば、細かく切り刻んで地域指定のゴミ袋につめ込んでしまいましょう。地域のゴミ処理場などに持ち込む場合はある程度の大きさに切って、車などで運んでいきます。

また、費用がかかってしまいますが、不用品回収業者に依頼する方法もあります。木を運んだり切り刻んだりする手間なく、業者が引き取りにきて処分してもらうことが可能です。

伐採は業者に頼むのがベター

伐採は簡単そうに見えて、道具をそろえたり安全に配慮したりと、大変なことが多い作業です。また、チェーンソーの扱い方や木の倒し方がうまくいかなかった場合には、最悪は死亡してしまうような大事故につながることもある危険な作業なのです。

ベニカナメモチのようなある程度の高さがある庭木の伐採は、経験のない人がおこなうのはリスクが大きすぎるかもしれません。少しでも不安があるのなら、プロに任せたほうが無難です。

経験のある業者であれば安全に配慮した伐採をおこなうことができますし、自分でやるよりも効率よく作業を進めることができるでしょう。

また、伐採業者は伐採し後の木の処分も引き受けてくれる場合があります。費用はかかってしまいますが、それだけ手間を省けるというのはとても大きなメリットです。

伐採する際はベニカナメモチの高さに注意!

ベニカナメモチは自然に成長すれば5m~8mほどになる木です。2階建ての家の高さが7mくらいですので、一般住宅の庭に植える木としてはかなり大きな木だといえるでしょう。そんなベニカナメモチを伐採する際には、いくつか注意点があります。

大きくなったベニカナメモチが危険な理由

大きくなったベニカナメモチが危険な理由

もしもベニカナメモチが大きくなりすぎてしまったら、どんな弊害が出てくるのでしょうか。考えられる危険性をいくつかあげてみます。

■電線に接触する危険
大きくなったベニカナメモチの枝が、電線に接触してしまうことがあります。木の枝が電線に接触すると停電などの不具合や、感電などの事故につながるおそれもあるのです。伸びた枝を剪定するなどして電線に届かないようにする必要があります。

■枯れる危険
大きくなりすぎて手が届かないからといって手入れをしないでおくと、弱ったり病気になったりして、枯れてしまうこともあるでしょう。病気になった木や枯れた木は倒木などの事故の原因になるおそれがあります。管理ができないほど大きくなってしまったきは、放置するべきではありません。

■倒木の危険
木は大きくなるほど、台風や強い風の影響を受けやすくなります。もしも大きな木が倒れてしまえば、建物を破損したり道路をふさいでしまったりと被害も大きくなることが多いでしょう。また、倒れたり傾いたりした木を処理する作業は、作業中に木が思わぬ方向に倒れることがあり、大変な危険をともないます。

■近隣トラブルの危険
庭木の伸びた枝がお隣の敷地に入り込んでしまったといったトラブルはよく起こります。木の枝が侵入していると落ち葉や実が落ちてきて掃除が大変になったり、建物にぶつかって損壊したりといった被害を与えてしまうことがあるのです。

被害を与えれば、賠償問題に発展することもありえるでしょう。また、明らかに危険な状態を放置していたという場合には、刑事責任が問われるおそれもあります。

伐採する際は近隣への配慮も重要です

伐採の作業をおこなうときには作業者の安全を確保する必要がありますが、近隣の安全も忘れてはいけません。木が倒れて隣家の建物を壊してしたり、跳ねた枝が飛び込んだりしてしまうこともありえます。

もしも木が道路に倒れた場合には通行人や車に危害を加えてしまったり、道をふさいで交通を妨げたりしてしまうおそれもあるのです。木が道路に倒れるおそれがある場合は交通整理や倒れたきの撤去といった臨機応変な対応がすばやくできるよう、複数の人員を用意しておきましょう。

伐採作業をするときには、必ず事前に周囲の安全を確保しましょう。近隣の人を事故に巻き込まないために通知をしておいたり、危険な距離に近づかないようにロープを張ったりといった配慮が必要です。

ベニカナメモチを伐採するなら業者に任せよう!

大きなベニカナメモチの伐採を素人がおこなうのは準備が大変で、手順も注意点がたくさんあって難しいのです。事故でケガをしたり、他人を巻き込んだりしてしまう危険もあります。自分で伐採をおこなうことに少しでも不安があるのであれば、大きな木の伐採はやはり伐採業者に任せたほうが安全でしょう。

伐採をどこに頼んだらいいのかわからないという場合には、ぜひ伐採お助け隊をご利用ください。伐採お助け隊は庭木1本の伐採から依頼を受けつけています。

事前に現地を確認して無料の見積りを出すことができ、後から追加費用がかかることはありません。24時間相談を受けつけていますので、一度気軽に相談してみてください。

南天の木の伐採|自分でする手順や業者の選び方を解説します

南天の木の伐採|自分でする手順や業者の選び方を解説します

南天の木を庭木として育てている方は多く存在します。そのなかには、長く大切に育ててきたからこそ「大きく育ちすぎてお手入れに困っている……」と悩んでいらっしゃる方もいるのではないでしょうか。お手入れの行き届かない庭木は、害虫が棲みついたり、伸びた枝が近隣の敷地にまで入り込んでしまったり、あらゆるトラブルの原因になります。

また、「別の植物を植えるのに邪魔になった……」など、お庭にスペースが必要になったときに、南天の木伐採を考えることもあるでしょう。

しかし、庭木の伐採はただ木を切るだけの作業ではありません。素人が簡単に伐採できない場合もありますし、作業以外にも注意しなければならないことがあります。

ここでは、伐採を自分でおこなうことができるケースと、業者依頼が必要なケースについて解説します。業者依頼が必要な方のために、業者を利用するメリットや業者選択のポイントについてもご紹介していますので、参考にしてみてください。

南天の木を伐採する前に知っておきたいこと

「南天の木が邪魔になった」という方に、伐採をするまでに考えていただきたいことがあります。それが、本当に伐採が必要な状態であるかどうかです。

長年大切に育てた南天の木を切ってしまうのは、「寂しい」「もったいない」と考える方もいるのではないでしょうか。そういった方のために、伐採をせずに南天の木をコンパクトにする方法があることをご紹介します。

また、検討の結果やはり伐採が必要だという場合は、注意すべき点がありますので、南天の木伐採時の注意点についても一緒にご紹介します。

本当に伐採が必要か

南天の木の伐採|自分でする手順や業者の選び方を解説します

南天の木が邪魔になったというのは、木そのものを邪魔だと感じているのか、枝葉が広がっていることを邪魔に感じているのかで異なる対応が可能です。

木そのものを邪魔に感じている場合は、伐採してしまうしかありませんが、枝葉が広がった状態を邪魔に感じているのであれば、伐採する必要はありません。枝を剪定して木をコンパクトな大きさにすることができるからです。

木を小さくすることで邪魔に感じることがなくなるのであれば、大切に育てた南天の木を残すことができるので、残念な思いをすることなくお悩みを解消できるでしょう。

伐採をする場合の注意点

剪定では不十分だと思う方は、南天の木伐採が必要になります。伐採をおこなう際に覚えておきたい2つの注意点について解説します。

・お祓い
日本では古くから、長く生き続けている木には神や精霊が宿るという考えがあります。とくに、南天の木は厄除けの木として親しまれています。そのため、伐採の際の必須事項ではありませんが、これまで長生きしてくれた感謝と取り除いてしまう謝罪の意味を込めて、伐採前にお祓いをおこなうことをおすすめします。

お祓いの方法は、グラス1杯のお酒と小皿1杯の盛塩を用意して、南天の木の前にお供えして手を合わせるだけです。あくまでも感謝と謝罪の気持ちを表すことが目的なので、お酒の種類や塩の種類などの細かい指定はありません。

・伐採の時期
南天の木は、基本的に伐採をおこなうのはどのような時期でも構いません。しかし、5~6月の開花時期やその前後は、害虫が発生しやすい季節なので、木に近づいて作業をおこなう伐採は、おこなわないほうがよいでしょう。

南天の木を放置した場合のトラブル

南天の木を剪定も伐採もおこなわずに放置していると、さまざまなトラブルの原因になります。近隣トラブルにつながるおそれもあるので、どのような問題が発生するのか覚えておきましょう。

・害虫が棲みつく
樹木に棲みすく害虫は、人目につかず風通しの悪い場所を好みます。お手入れをせずに放置していると、枯れて成長の止まった枝などが木の内側に残ってしまうので、風通しが悪くなります。また、枝が増えて茂った木は、外から見ているだけでは内側の状態が見えず、害虫がいても気づきません。

・枝葉が近隣の敷地に侵入する
枝葉が成長するのは内側ばかりではありません。外に広がって伸びることもあります。あまり大きくなる木ではありませんが、植えられている場所によっては、隣家の敷地に入り込んでしまうおそれがあります。

どちらの問題も、放置する期間が長くなればなるほど発生する危険性が増えます。早めに対策してトラブルを防止しましょう。

南天の木は自分で伐採できる?

南天の木伐採は、自分でおこなうことができるのです。ただし、自分で伐採をおこなうことができる木の大きさが決まっているので、お庭の南天の木がその範囲内であるか確かめる必要があります。

庭木の大きさを確認して、安全に撤去できるものであれば、ご紹介する方法で南天の木を伐採しましょう。

自分で安全に伐採できる木の大きさは?

南天の木の伐採|自分でする手順や業者の選び方を解説します

自分で安全に伐採できる木の大きさは、高さ3メートル、太さ20センチメートルまでといわれています。それを超える大きさの木は、のこぎりなどの使用が難しくなり、ケガや事故につながる危険性が高くなるからです。

南天の木は、一般的に2~3メートル程度までしか成長しませんが、もしもお庭の南天の木が高さ3メートル、太さ20センチメートルを超える大きさだった場合は、プロの業者に伐採を依頼しましょう。

伐採の準備

伐採をおこなう際は、服装や道具などを事前に準備しておく必要があります。それぞれどのようなものが必要かご紹介します。

【服装】

  • 長袖長ズボン
  • 防護眼鏡
  • ヘルメット

作業中は、周囲の木や伐採時の木くずの飛散などでケガをすることがないように、腕や足、目を保護しましょう。また、枝や枝に引っかかったものが落下してくるおそれもあるので、念のためヘルメットの着用をおすすめします。

【道具】

  • のこぎり
  • ロープ
  • シャベル

伐採作業は、木を切る・木を倒す・根を抜くという3つの作業をおこないます。それぞれの道具をどのタイミングで使用するかは、伐採の手順とともにご紹介します。

伐採方法

伐採は、まずはじめに木にロープをくくりつけます。これは、ロープを引っ張ったりゆるめたりすることで、木が安全な方向へ倒れるように調整するためです。

ロープをくくりつけたら、木を倒す方向を決めます。このとき、人通りや建物などの障害物がない方向へ倒すのが安全なので、周囲の環境をよく見て判断しましょう。

ここまで準備が整ったら、切断した木を安全に方向調節するために、自分の身長と同じくらいの高さになるよう、木の上部を数回に分けて切り落とします。切断した木は非常に重く、高さがあるとバランスがとりにくくなるので、必ず高さの調整をしましょう。

木の高さを調整したら、のこぎりで木を倒す方向に30~45度の角度で切り込みを入れます。このとき、深さは幹の直径3分の1くらいになるようにしましょう。この切り込みを受け口といいます。

次に、反対側に同じく幹の直径3分の1くらいにまっすぐ切り込みを入れます。これを追い口といいます。追い口は受け口よりもやや上の位置に入れるようにしましょう。最後に追い口側からゆっくりと幹を押すと木が倒れます。

木が倒れたら、シャベルで根を掘り出します。土が固くなっているとなかなか抜けないので、その場合は根の周りに水をかけて、土を柔らかくしてから掘り出しましょう。

伐採と一緒にやっておきたいこと

伐採は、木を地面の近くで切断します。しかし、切断したからといって、木のすべてをお庭から取り除くことができたわけではありません。木の根元いわゆる切り株とよばれる状態のものが残ってしまいます。

残った切り株は徐々に枯れていきますが、枯れ木がシロアリの餌になるおそれがあります。シロアリ被害は、お庭だけでなく家の構造に使われる木材などにも広がる危険性があるので、切り株の状態になったものを取り除く抜根を一緒におこなうことをおすすめします。

抜根作業は自分でおこなうには重労働です。プロに任せて、楽して安全に取り除きましょう。

自分で伐採するのは不安…そんなときはプロに任せて安心

南天の木伐採を自分でおこなうことに、不安を感じる方もいるでしょう。そんなときは、無理せずプロに任せましょう。

プロに伐採を依頼することは、さまざまなメリットがあります。ここでは、3つのメリットと業者を選ぶ際のポイントについて解説します。納得のいく業者選択をするための参考にしてください。

伐採をプロに任せるメリット

南天の木の伐採|自分でする手順や業者の選び方を解説します

プロの業者に伐採を依頼するメリットは、大きくわけて3つあります。

・身体的負担がない
伐採作業は、木を切るだけではなく、ロープを引っ張って倒れる方向を調整したり、残った根を掘り出したりと力仕事が多くあります。プロに任せれば、すべての作業をおこなってくれるので、慣れない作業で体を痛める心配がありません。

・近隣への徹底した配慮
南天の木は比較的低めの樹木ですが、上部の枝を落とす際などに近隣の敷地に枝が入ってしまうことがあるかもしれません。業者に伐採を依頼することで、近隣の敷地に影響をおよぼさないような配慮や、万が一影響をおよぼしてしまった場合の対処なども、業者が適切におこなってくれるので安心です。

・抜根や木の処分もまとめておこなえる
伐採ももちろんですが、抜根や木の処分などもすべて自分でおこなうのは面倒という方もいるでしょう。業者では、伐採にともなうそれらの作業をまとめて請け負っている場合があるので、作業後の手間もなくなります。

3つのメリットがしっかりと揃っている業者は数多く存在します。しかし、失敗しない業者選びのためには、メリットのほかに知っておくべきポイントがあります。業者選びのポイントについては、以下でご紹介いたします。

業者選びのポイント

業者選びは、2つのポイントを考慮しておこないます。作業内容などは、依頼主によって細かい要望が異なるのでその都度確認が必要ですが、これからご紹介する2つのポイントについては、どのような作業をおこなう場合でも共通する内容です。

・わかりやすい見積り
どのような作業に多くの費用が使われるのかなど、ひと目で見積りの内容が理解できる業者がよいでしょう。業者ごとに力を入れているサービスが異なるので、費用の割り振りに違いはあると思いますが、極端に高い項目がある場合など、疑問や不安があれば積極的に質問して解消してから依頼しましょう。

疑問点や不安点に関する回答が明確でない業者は、わかりやすい見積りになっているとはいえないので、控えたほうがよいでしょう。

・丁寧な対応
伐採作業は、近隣の住民や場合によっては道をふさいでの作業が必要です。そのため、しっかりと近隣への対応をおこなう業者に依頼することをおすすめします。

ただし、実際の対応は当日にしか見ることができません。依頼時の電話やメールの対応に、丁寧な言葉を使っているか、気遣いを感じるかなどを基準に、よい印象を受けた業者に依頼するとよいでしょう。

ここまで、業者に依頼するメリットや業者選びのポイントをご紹介してきましたが、全国には多くの伐採業者が存在するので、自分で一から業者を探すのは大変です。その手間を少しでも減らすために、弊社のサービスをご利用ください。

弊社では、迅速に対応できる伐採業者をご紹介することはもちろん、複数の業者から見積りをとって、料金を比較検討したのちに依頼先を決めることができます。年中無休の無料相談窓口もありますので、まずはお気軽にご相談のお電話をお待ちしております。

まとめ

南天の木伐採は、「邪魔になったから」といって簡単にできるものではありません。自力での作業は重労働になり、切り株が残れば害虫発生のおそれがあります。

かといって、面倒だと放置していると木はどんどん成長し、より手が付けられなくなってしまいます。早めに業者に依頼して、伐採も抜根もまとめておこないましょう。

枯れた木を放置するのはやめよう。放置の危険性について解説します!

枯れた木を放置するのはやめよう。放置の危険性について解説します

庭などに植わっている木が枯れたら、どのように処分をするかは決めていますか?病気や寿命などでいつか木は枯れてしまいます。

今回は枯れた木を放置することで発生するトラブルや、正しい処分の方法をいくつか紹介しています。枯れた木の処分を業者に依頼をするときのポイントなども、ぜひ参考にしてみてください。

枯れた木の処分について考えよう

枯れてしまった木が大きければ大きいほど、処分は大変になります。実際に木が枯れてしまった人も、まだ枯れてない人も、一度きちんと枯れた木の処分方法について考えてみましょう。

◇木の寿命はとても長い

木の種類にもよりますが、木の寿命はとっても長く、人の寿命をはるかに超えてしまいます。長生きした木は、高さや幹の太さはもちろん、地面に伸びている根っこも立派に成長しています。そんな木が枯れる原因はいくつかあります。今ご紹介したように寿命で枯れてしまったり、病気になって枯れることもあります。

◇枯れた木の処分に困る人は多い

実際に枯れた木の処分に困る人は多いようです。長生きをした大きな木であればあるほど、枝の切り落としや木を引き抜くのに労力が必要になります。大きさによっては、自分たちだけでの処分が難しい場合もあるでしょう。

しかし、枯れた木の処分を依頼すると、お金が必要になってきます。木の大きさによっては何万円も必要になる場合もあるようです。できることなら、放っておきたくなるかもしれません。けれども、枯れた木を放置することで、さまざまなデメリットが生じてしまいます。

枯れた木を放置してはいけない!その理由とは…?

枯れた木を放置してはいけない!その理由とは…?

では具体的にどのようなデメリットが発生するのでしょうか。それぞれご紹介していきます。

◇枯れ木が倒れる

枯れた木は、台風などの強風により、枯れた木が倒れるおそれがあります。大きな木だと建物への損傷だけでなく、人にケガを負わせてしまうかもしれません。もし隣の家の敷地に向かって倒れてしまうと、他の人にも迷惑がかかってしまいます。枯れた木は元気な木と比べると耐久力も弱いので、思わぬ強さの風でも倒壊の危険性があります。被害が出る前に早めに対処しましょう。

◇シロアリの住処になる

シロアリは木材を餌にしています。枯れた木はシロアリにとって絶好の住処になります。枯れた木に住み着いたシロアリが、住宅にも被害をもたらすことも十分考えられます。シロアリは一度住み着いてしまうと、完全な駆除は難しいといわれています。シロアリが住み着いてしまう前に、枯れた木は処分するようにしましょう。

枯れた木を自分で処分する方法

枯れた木の処分を業者に依頼すると、お金がかかってしまいます。自分で処分ができるなら、それに越したことはないですよね。ここでは、自分で枯れた木を処分するときの注意点などをご紹介します。

◇周囲の安全を確保する

枯れた木の大きさにもよりますが、まずは周囲に人がいないかなどを確認しましょう。枯れた木の処分をするときに邪魔になるような物があれば、移動させておきましょう。

また、枯れた木の周辺でガーデニングなどを行っている場合は、その草花に影響が及ぶかもしれません。鉢植えなどに移して移動させるなどして、草花を守るようにしましょう。

◇枯れた木の状態を把握する

枯れた木の状態によって、処分の方法は変わってきます。枯れてから日数が経過して幹がスカスカになっていれば、処分に必要な労力や道具も少なくて済むでしょう。

枯れ木の枝が多い場合には、切り倒す前に枝の伐採が必要となります。きちんと枯れた木の状態を確認して、枯れ木の処分の順序を立てておきましょう。

◇枯れた木を伐採する

枯れた木の状態によっては、チェーンソーなどの一般の家庭ではあまり見かけない重機が必要になることもあります。また、一人で枯れた木の処分をしようとしても、労力や時間がかかることでしょう。

伐採を業者に依頼するメリット

伐採を業者に依頼するメリット

枯れた木の大きさや状態によっては、業者に依頼をしなければ処分ができない状況もあるでしょう。他にも枯れた木の処分を業者に依頼することにはいくつかのメリットがあります。

◇枯れた木の状態や伐採方法を正確に判断してくれる

業者は私たちよりも枯れた木などに対して、正しい知識を持っています。枯れた木の状態を見て、より適切に処分をしてくれるでしょう。

◇伐採に必要な機材を自分で揃えなくてよい

枯れた木の大きさや状態によっては、処分の際にチェーンソーやショベルカーなどが必要になってくるケースも考えられます。そのような重機は一般的な家庭にはないことが多いですよね。枯れた木の処分のためにそのような重機をすべて揃えるのは、金銭的にも困難でしょう。

業者に依頼をすることで、枯れた木の処分に必要な重機なども適切に使ってくれます。これは業者に枯れた木の処分を依頼する大きなメリットのひとつです。

◇伐採にかかる日数などが事前にわかる

当たりまえですが、業者は枯れた木の処分を何度も行っています。枯れた木の状態などを見て大体の作業時間の目安も出すことができます。枯れ木の処分に必要な日数を事前に把握できれば、自分のスケジュールなども立てやすいですよね。

◇プロがやってくれる分、安心できる

もちろん枯れ木の処分を請け負ってくれる人は、素人ではありません。安心して任せることができます。どれだけ大きい枯れた木でも、適切に対応をしてくれるでしょう。もし、自分や家族の誰かが枯れた木の処分をしようとしても、あまり知識や経験がないとケガの不安がありますよね。

業者に枯れた木の処分を依頼することで、このような心理的なストレスのおそれがなくなります。

よい業者を選ぶためのポイント

枯れた木の処分を業者に依頼すると、費用が発生します。木の大きさや状態によっては、高額な費用が必要になるケースもあります。どうせお金を支払って業者に依頼をするなら、“よい業者”に依頼をしたいですよね。よい業者を選ぶには、実はいくつかポイントがあります。これを抑えてよりよい業者を選ぶようにしましょう。

◇複数の業者から見積りをとる

同じ枯れた木の処分を依頼しても、業者によって値段に差があります。この費用が極端に安い業者には依頼をしないほうがよいでしょう。枯れた木の処分に対して経験や知識のない人が作業を行うおそれがあります。また、人件費を削減するために、枯れた木の大きさや状態に見合っていない人数が派遣されることも考えられます。必ず複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。

◇見積り内容が明確かどうか確認する

見積りをとっても、料金の内容が明確ではない場合、その業者は避けたほうがよいでしょう。支払う料金に透明性がないと、本来必要ではない料金が含まれていても気づくことができません。複数の業者に見積りをとると同時に、内容もきちんと確認をするようにしましょう。

◇これまでの実績を確認する

業者のホームページなどがあれば、チェックするとよいでしょう。また、地域の口コミサイトなどを参照するのもおすすめです。万が一、依頼を検討している業者に悪い評判がある場合は、その業者も選ばないほうがよいでしょう。

まとめ

自宅の庭などに木を植えたら、いつかは枯れてしまう日が訪れます。実際にはまだ枯れた木がなくても、適切な対処の方法や、業者の選択のポイントをあらかじめ知っておきましょう。

そうすれば、実際に木が枯れてしまっても慌てることはなくなります。枯れた木を放置して、トラブルの原因にならないように、早めの対処ができるように準備しておくことが大切です。

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

高い木を切る方法や必要な道具

高い木を切るためには、安全な装備や道具を揃えたり、伐採の手順をきちんと抑えたりしておくことが大切です。伐採作業には危険が多いことは事実ですが、入念な準備をおこなうことで、ケガや事故を引き起こしてしまう危険性を大きく下げることができるでしょう。

この記事では、高い木を切るための事前の準備や伐採の手順、作業中の注意ポイントについてご紹介します。

また、業者に依頼した場合のメリットや費用相場についてもご紹介いたしますので、最後までお読みいただくことで、ご自身にとって最適な選択ができるようになるでしょう。

高い木を切るためには何が必要?

安全に高い木を切るためには、事前の準備が大切です。事前の準備には、道具を用意するだけでなく、周囲の人たちへの呼びかけなども含まれます。具体的な内容について、さっそく確認していきましょう。

道具の準備

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

木を切るための道具は、身を守るために必要なものと、伐採作業に必要なものとに分類できます。漏れがないように以下の道具を揃えましょう。

【身を守るために必要なもの】

  • 防護服:チェーンソーの刃や木のトゲでケガをしまうおそれがあります。肌の露出がないように防護服で身を守りましょう。
  • 防護メガネ:チェーンソーを使うと、木くずが勢いよく舞います。目に木くずが入らないように保護するためのものです。
  • ヘルメット:作業中に、折れた枝が落ちてくることが考えられます。落下物から頭を守るためにヘルメットが役立ちます。

【伐採作業に必要なもの】

  • チェーンソー:太い木を切るために必要です。
  • 電動のこぎり:細い木を切るときや、チェーンソーを使うと危険な場所で使います。
  • ロープ:木をけん引するときに必要になります。
  • くさび: 木の受け口に挟んで、木を倒す方向をコントロールするために使うものです。

【伐採作業に必要なもの(木に登っての作業が必要な場合)】

  • はしご:木に登って枝の処理をおこなうときなどにあると便利です。
  • 安全帯:高いところからの転落事故を防止するために用いる安全用具になります。
  • ランヤード:安全帯に取りつける、命綱とも呼ばれるロープです。

周囲の人に木を切ることを伝える

チェーンソーを使って伐採をおこなうと、騒音が発生してしまいます。そのため、事前に周囲の人たちに伐採する予定があることを伝えて、了承を得ておくことが大切です。きちんとした気遣いの姿勢があれば、理解が得られるでしょう。

また、伐採は、チェーンソーで木を切り倒したり、切り倒した木をトラックに積み込んだりする必要があるため、ひとりでおこなうには大変な作業になります。

手伝ってくれる人がいれば、作業をより安全におこなうことができるため、周囲の人たちへ呼びかけて伐採の協力を募っておくことも有効です。

準備するのが面倒なときは

繰り返しますが、高い木を安全に切るためには、事前の準備が大切です。ただし、道具さえ準備しておけば安全に作業できる、とは言い切れない場合があります。

チェーンソーを使って木を伐採することが初めての方は経験と知識が乏しいため、思わぬ事故やケガを引き起こしてしまう危険があるのです。

そこで、基本的なチェーンソーの使い方を習得するために、講習を受けることもおすすめです。チェーンソーの講習をおこなっている団体は複数ありますが、ほとんどの団体が2日間にわたって学科と実技の講習を実施しています。

チェーンソーを使うためには資格が必要ないため、講習の受講は必須ではありません。しかし、安全に作業をおこなうためには受講しておいたほうがよいともいえるでしょう。

以上のように、伐採に必要な道具をすべて揃えて、さらに講習まで受けると考えた場合、準備が大変だと感じた方もいるのではないでしょうか。そんな方は、伐採を業者に依頼することを検討してみてもよいでしょう。

業者に伐採を依頼すると費用がかかりますが、道具の準備や講習を受ける必要がなくなるため時間を節約することができます。また、なによりもケガをする心配がなくなり、身の安全を守ることができるのです。

弊社では、24時間365日いつでもお電話でご相談を承っております。ご不安な点やご不明な点がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

高い木の切り方

事前準備が整ったら、実際に高い木を切る工程に入りましょう。ここでは、伐採から切り倒した木の処分方法まで、一連の流れをお伝えします。きちんと手順を抑えることで、作業の危険性を減らすことができるでしょう。

根本から切る場合

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

ここでは、木を根本から切る場合の手順についてお伝えします。もし、伐採する木の枝が周囲の木の枝と絡みあっている場合は、事項の「上から切る場合」を先にご参照ください。

【1】木を倒す方向を決める
基本的には、木の重心があるほうに、木を倒すようにすると倒しやすいです。木の重心は、木を真下から見上げることで、木の傾きや曲がりなどから見極めやすくなります。

また、必ずしも木の重心があるほうに倒せばよいというわけではありません。木を倒す方向に、凸凹や切り株などの障害物がある場合は、違った方向に木を倒すようにしましょう。障害物があると木を倒したあとの解体作業がやりづらくなってしまうからです。

重心とは異なる方向に木を倒す場合は、ロープなどを使って木をけん引して、重心を傾けるようにするとよいでしょう。ロープは木の低い位置よりも高い位置にくくりつけることで、より少ない労力で傾けることができるようになります。

【2】受け口をつくる
木を倒す方向が決まったら、受け口をつくります。「木を切り倒す方向側」の木の幹に、4分の1くらいの深さになるように、チェーンソーで切り込みを入れます。

次に、切り込みを入れた部分の上からもチェーンソーを入れて、30度~45度くらいの角度になるように木を切り抜きましょう。

【3】追い口をつくる
受け口をつくったあとに、追い口をつくります。「受け口の反対側」の木の幹を切っていきます。切れ込みを入れる高さは、受け口の切り込みの下部分を基準に3分の2くらい上の位置です。

チェーンソーの刃が、受け口まで届かないように、ゆっくりと慎重に切り込みを入れていきましょう。また、受け口の切れ込みと追い口の切れ込みの間のことを「ツル」といいます。追い口は、ツルの長さが木の幹の直径の10分の1くらいになるまで、切れ込みを入れましょう。

【4】木を倒す
追い口を切ることで、木の重さで徐々に木が傾きはじめます。完全に木が傾きはじめてからではチェーンソーを止めるのが遅すぎるため、木が傾きはじめる直前にチェーンソーを止めて、その場から離れるようにしましょう。あとは、時間の経過とともに木が勝手に倒れてくれます。

上から切る場合

もし、伐採する木の枝が周囲の木の枝と絡みあっている場合は、木の根本からではなく、上から切るようにしましょう。木の枝が絡みあっていると、思っている方向に木が倒れない場合があるからです。

また、樹高が高い木も上から切るとよいでしょう。木を切り倒す方向に家などがある場合、木を短くしておけば、木を家にぶつけてしまうことを防ぐことができます。

【1】木に登る
絡みあった枝を切ったり樹高を低くしたりするために、まずはしごを使って木に登ります。ただし、一般的なはしごでは安定性が欠けてしまうので危険です。

そのため、林業用の「枝打ちはしご」と呼ばれるはしごを使うようにしましょう。枝打ちはしごであれば、木や地面にフィットする仕様となっていますので安定します。枝打ちはしごは、ホームセンターや通販で購入することができるため、一般の方でも入手がしやすいです。

また、木に登ったあとには、チェーンソーや電動のこぎりを使用します。このとき、片手しか使うことができないと、作業の危険度が著しく高まってしまうでしょう。そこで、安全帯は両手を離すことができるようにU字型のものを使用するとよいです。

【2】上から少しずつ切る
林業用のはしごとU字吊型の安全帯で、安全を確保したうえで木に登ることができたら、実際に木を切りましょう。絡みあった枝を切る場合は、電動のこぎりを使用すると便利です。

樹高を低くするために木の幹を切る場合は、チェーンソーを使って上から少しずつ切ります。手順については、前項の「根本から切る場合」をご参照ください。違いは、木を切る位置が低いところなのか、高いところなのかだけになります。そのため、手順自体は同じです。

切った木はきちんと処分しよう

伐採が完了したら、切り倒した木を処理しなければなりません。また、必要に応じて切り株の処分も必要です。処分する方法は、以下のようにいくつかあります。

【切り株の処理方法】
〇切り株を掘り起こす
少し大変に感じられるかもしれませんが、自力で切り株を掘り起こす方法です。スコップやツルハシを使って、切り株の周りの土を掘っていきます。木の根が見えるようになるまで掘りましょう。木の根が見えたら、剪定バサミなどを使って、根を断ち切ります。根を断ち切ることができたら、バールなどを使って切り株を掘り起こして完了です。

〇除草剤で切り株を枯らす
上記の切り株を掘り起こす方法は力が必要となるため、体力に自信のない方にとってむずかいしい方法ともいえるでしょう。体力に自信のない方は、除草剤で切り株を枯らす方法がおすすめです。除草剤は、切り株の断面に塗りつけるか、切り株の断面に穴をあけて流し込むとよいでしょう。また、除草剤がない場合は、害虫駆除農薬でも代替できるそうです。

〇日光を遮断して切り株を枯らす
除草剤を使うこと以外に、切り株に黒い袋をかぶせて枯らす方法があります。切り株に黒い袋をかぶせることによって、光合成を防ぐことができ、切り株を枯らすことができるのです。

ただしこの方法は、切り株が枯れるまでに少し時間がかかってしまいます。そのため、切り株を早めに処分したいという方は、切り株を掘り起こしたり、除草剤を使って枯らしたりする方法がおすすめです。

【切り倒した木や切り株の処理方法】
〇可燃ごみとして処分する
伐採した木をゴミ袋に入れることができれば、可燃ごみとして処分することが可能です。細い枝であれば、長さを短くしておけばゴミ袋に入れることができるでしょう。

しかし、自治体ごとに、ごみ出しのルールが異なることには注意しなければなりません。自治体によっては、可燃ごみではなく粗大ごみ扱いになる場合もあるそうです。ルール違反してしまわないためにも、事前にごみ出しのルールを自治体に確認しておくとよいでしょう。

〇クリーンセンターへ持ち込む
クリーンセンターと呼ばれる、自治体が管理・運営をおこなっているごみ処理施設に、伐採した木を持ち込む方法です。伐採した木を持ち込むため、ご自身でトラックなどを手配して木を運ぶことが必要になります。

しかし、クリーンセンターには、いつでも持ち込むことができるわけではないので注意しましょう。ごみの種類によっては、持ち込み可能日が定められている場合があります。

また、ごみの重量によって手数料がかかることもあります。そのため、伐採した木を持ち込む前に、事前にクリーンセンターに持ち込み可能日や手数料を確認しておくと安心でしょう。

〇業者に回収してもらう
上記のほかに、業者に回収してもらう方法があります。業者に回収してもらうのは、トラックを手配して木を積み込むことが大変だと感じる方にとって、おすすめの方法です。

木の回収費用は、木の大きさや重さによって異なります。また、業者に立木伐採と回収をあわせて依頼することもできます。業者に依頼する費用の相場については記事の後半でご紹介しますが、正確な料金を知るためには、業者に見積りをとってもらうことが必要です。

木の処分を業者に依頼することを検討されていて、正確な金額が知りたいという方は、弊社までお気軽にご相談ください。24時間365日いつでもお電話でご相談を承っております。

伐採するときの注意点

ここまで、伐採の方法や切り倒した木の処分方法など一連の作業についてお伝えしました。ここでは、作業中に気をつけておきたいポイントを確認していきましょう。

チェーンソーの取り扱い

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

チェーンソーは太く大きな木を切ることができるほど、パワーが強い道具です。取り扱いを間違えると、大ケガにつながる場合も考えられます。チェーンソーの取り扱いについて注意点を抑えておきましょう。

【事前準備】
チェーンソーを取り扱う際は、事前の準備や点検がとても大切です。保護服や保護メガネ、ヘルメットなどを着用して、できる限り肌の露出がないようにします。また、チェーンソーのボルトがゆるんでいないかも確認しておきましょう。

【キックバック対策】
チェーンソーを取り扱ううえで、キックバックにも注意しなければなりません。キックバックとは、伐採中に意図せずチェーンソーが作業者に向かって跳ね上がる現象です。キックバックでの死亡事故も報告されているほど危険な現象になるため、対策しておくことが重要になります。

チェーンソーの刃は古く錆びれたものではなく、きちんと研がれた切れ味がよいものを使いましょう。また、木を切る際は、刃の先端を使うのではなく、刃の根本や中央部分を使って伐採するとよいです。

人や建物などに当たらないか

高い木を切る場合、木を切り倒す方向の先に、家や建物ないか、人がいないかを確認してから、木を切り倒すようにしましょう。万が一、切り倒した木が、家や人などと衝突してしまうと大きな事故やケガにつながりかねません。

そこで、先述のとおり高い木を切る場合は、木に登って上から少しずつ切るとよいでしょう。木を根本から一気に切り倒してしまう方法より手間はかかりますが、安全性を保つことができます。

木から落ちないようにしよう

高い木に登って枝や幹を切ることだけに集中してしまうと、木から転落してしまうおそれも十分に考えられます。そこで、転落防止のために、適切な安全帯とランヤードを身につけることが大切です。

高い木に登る場合、安全帯はU字吊ができる林業用のものを選ぶとよいでしょう。安全帯の紐を木の幹に回して掛けるU字吊であれば、落下の危険が少なく安全です。

また、ランヤードは安全帯の命綱とも呼ばれるロープのことをいいます。ランヤードは、チェーンソーやノコギリで切断してしまわないように、芯にワイヤーを用いたものを用意しておくとよいでしょう。

以上が、高い木の伐採を安全におこなうために気をつけておきたいポイントです。これらのポイントを抑えて伐採を実施することができれば、比較的安全に伐採を完了させることができるかもしれません。

しかし、伐採自体が初めての方にとっては注意点が多く、作業が不安だと感じた方もいるのではないでしょうか。

また、以上の注意点のほかにも、木の重心や木が生えている土壌、周囲の障害物などにも配慮しなければならず、じつはどんな状況にもあてはまるような伐採方法はないのです。経験のない方が、状況にあわせた最適な方法で安全に伐採することは、むずかしいともいえるでしょう。

もし、わからないことがあったり不安を抱えたりしてしまっている場合は、自分で伐採することは控えて、業者に依頼することも検討したほうがよいでしょう。プロに依頼すれば、安全で確実に伐採してもらうことができるため、ケガをする心配もなくなります。

弊社では、24時間365日、無料でご相談を承っております。伐採のことでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

高い木を切るのは危険!業者に任せよう

ここまでこの記事を読まれた方の中には、自分で高い木を切るのは不安だけれど、依頼したこともない業者に伐採をお願いすることも不安だと感じる方もいるでしょう。ここでは、業者に依頼することで得られるメリットや費用の相場をお伝えします。

業者に依頼するメリットは?

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

業者に依頼することで得られるメリットは、おもに以下の3つがあげられます。

・ケガを心配する必要がない
ケガをしてしまうリスクがゼロになるのは、業者に伐採を依頼する大きなメリットといえるでしょう。高い木に登ると転落するおそれがあり、チェーンソーを使うとキックバックなどによりご自身を傷つけてしまうおそれもあります。

作業の経験がない方は、ご自身で想定できる危険性の範囲にも限界があるため、思いもよらぬケガや事故を引き起こしてしまうおそれも考えられるのです。

・時間を節約できる
自分で木を伐採する必要がなくなるため、時間を節約することができることもメリットでしょう。また、伐採作業はひとりでおこなうよりも、手伝ってくれる人がいたほうが安全に作業をおこなうことができます。そのため、伐採に関するすべてのことを業者にお願いするっことで、自分だけでなく協力者の時間も節約することができるのです。

・費用の節約にもつながる
先述のとおり、作業の経験がない方は、思いもよらぬケガや事故を引き起こしてしまうおそれがあります。高い木を切り倒した方向に建物があり、建物を壊してしまうことや、チェーンソーの刃が跳ね返ってきたり、木から転落したりすることで大ケガをしてしまう場合が考えられます。

とくに大ケガをしてしまうと、痛みがあるだけでなく、治療費が必要になるでしょう。最悪の事態を想定した場合、結果的に業者に依頼しておいたほうがよかった、となる場合があるのです。

高い木の伐採はいくらかかる?

業者に依頼するメリットをお伝えしたところで、費用の相場についてもご紹介します。以下はあくまでも費用相場になりますので、正確な料金が知りたいという方は、業者に見積りを出してもらうとよいでしょう。

【木の大きさごとの伐採費用相場】

低木 ( 葉張り 0.5~1m × 高さ 0.5~1.5m ) 3,000~5,000円前後
中木 ( 葉張り 2~3m × 高さ 1.5~3m ) 10,000~15,000円前後
高木 ( 葉張り 3.5~4m × 高さ 3~4m ) 20,000~30,000円前後

【使用する重機の種類ごとの費用相場】
〇クレーンを使用する場合

10トン 80,000~100,000円/1日
20トン 130,000~200,000円/1日

〇ユンボを使用する場合

1.5トン 20,000円/1日
7トン 35,000円/1日
10トン 50,000円/1日

【処分費用の費用相場】
伐採だけでなく、切り倒した木や切り株の処分についても依頼することが可能です。処分費用についても伐採費用と同様に、木の大きさによって異なります。木の伐採費用の半額以下が、処分費用の相場になることが多いようです。

以上が、伐採を業者に依頼した場合の費用相場になります。ただし、繰り返しますが、正確な料金を知るためには、業者に見積りをとってもらうことが必要です。また、業者によって料金が異なるため、複数の業者に見積りを出してもらうことも大切です。

弊社でも、伐採のお見積りをお出しすることができます。実際にかかる費用と、依頼することで得られるメリットを比較検討されてみてはいかがでしょうか。24時間365日いつでも、お電話でご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

伐採のコツまとめ。木の伐採や抜根をDIYする方法!準備と手順は?

伐採のコツまとめ。木の伐採や抜根をDIYする方法!準備と手順は?

あなたはご自宅の庭木の伐採、きちんと行っていますか?木の切り株がほったらかしになっていたら、それは注意信号。庭木は切り株のままでも、常に成長をし続けています。そのため、ただ伐採するだけでなく、切り株を伐根することも重要なのです。

この記事に目を止められた方は、おそらく木の伐採や伐根について、普段から気になっていらっしゃった方でしょう。庭木の伐採・伐根は、やろうと思ったときが吉日です。思いついたときに始めなければ、長い間そのままにしてしまいがちです。

今回はそのような方に向けて、庭木の伐採や伐根について詳しくまとめてみました。庭木の伐採・伐根方法や費用に関しても触れています。そろそろ庭木の伐採や伐根をしなければ、とお考えの方は、ぜひご覧ください。

庭木の伐採や伐根の必要性とメリット

伐採は庭木を美しく保つのに、必要不可欠です。庭全体としても、伐採を行ったほうが見ためのバランスよくなります。また庭木に枝が生い茂ってしまうと、害虫がつきやすくなったり、木自身の病気のもとになってしまいます。

切り株は意外と放置してしまう方が多いのですが、伐根することも重要です。伐根をしておけば、シロアリやハチなどの害虫発生を防ぐメリットもあります。

害虫は枯れ木などの中で、冬を越します。そのため害虫の冬眠を許してしまうと、建物に棲みつくリスクを高めることにもなりかねません。面倒だからいいやと伐採や伐根を怠ると、ケガや害虫被害のリスクが大きくなるため、先送りにせずにやっておくべきです。

【木の伐採】DIYに挑戦!その方法と手順は

【木の伐採】DIYに挑戦!その方法と手順は

木の伐採をDIYすることも可能です。こちらでは、木の伐採の方法と手順をまとめてみました。

◇伐採DIYに必要な道具と装備

伐採を行うには、きちんと入念な準備をすることが必要です。まずは、伐採DIYに必要な道具と装備をご紹介しましょう。

・電動のこぎり
伐採に不可欠な道具です。使いかたを誤ると、思わぬケガをすることもあります。扱いかたには慎重になりましょう。インターネットなどで、数千円から数万円で購入できます。

・防護服
電動のこぎりでケガをする危険から、身体を防護するために着用します。

・防護メガネ
木を伐採するときには、木くずが素早い速さであちこちに舞い散るため、目に刺さる危険があります。防護メガネなどなくても大丈夫と思っている方は、注意しましょう。防護メガネは、いざというときにあなたの角膜を守ってくれます。

・ヘルメット
木の伐採は高所に上って作業をするので、必ずヘルメットが必要です。不可抗力が働き、万が一落下しないとも限りません。もしもに備えて、万全を期して臨みましょう。

・手のこぎり
電動のこぎりでは上手く伐採できない細かい部分には、手のこぎりを使います。

・ロープ、くさび、滑車、スリリングベルト
これらの道具は、木を一定方向に倒すときに必要になります。ロープは長めのものを用意しておくと安心です。

◇自分で木を伐採する方法

では早速、木を伐採する方法をご紹介していきましょう。

1.木を切り倒す方向を、あらかじめ決めておく
あらかじめ木を切り倒す方向を決めておかないと、人や建物がある方向に謝って倒れる可能性もあります。事故や被害を起こさないためにも、木が倒れていく方向を想定しておきましょう。

2.電動のこぎりで木を伐採していく
木を伐採していくときは、ご自身の肩の高さ辺りまでいったん伐採し、そのあとで根本からやや上の辺りを伐採すると、後でスムーズに処理できます。まず木を倒す方向に【受け口】という垂直に切込みを入れ、そのあと反対方向から【追い口】と呼ばれる水平な切り込みを入れていきます。

3.木を切った後は、可燃ごみとして処分します。

以上のような方法で、木を伐採していきます。慣れないと危険を伴いますので、くれぐれも入念に準備をして、安全に気を付けて作業を行うことが大切です。

伐根DIYのポイントと手順

木の切り株は地上から見ていると小さく見えますが、根は深く張っているので作業はなかなか難しいものです。伐根は意外と手間のかかる作業であるため、伐根をしたことのある方はあまりいらっしゃらないかもしれません。しかし、ご自分で伐根DIYをすることも、不可能ではありません。こちらでは、切り株の伐根のDIYの方法をご紹介します。

◇伐根DIYに必要な道具と装備

まずは、伐根DIYに必要な道具と装備をご紹介します。伐根には電動のこぎりこそ要りませんが、準備をきちんとしておくことで伐根がしやすくなります。

・軍手
手を保護するために、軍手をしましょう。

・シャベルやスコップ
大きめのシャベルやスコップを用意し、手で掘っていきます。

・手のこぎり
根は太く長く伸びていることが多いです。そのため、根を切る手のこぎりがあると作業がしやすくなります。

・除草剤
根の生命力は強いので、除草剤で根を枯らしてから伐根します。

◇自分で伐根する方法

ではいよいよ、ご自分で切り株を伐根する方法をご紹介していきます。

1.除草剤を塗っておく
木の本体を伐採しても、根が枯れないと伐根が困難になります。そのため除草剤を伐根の数日前に、切り株に塗っておきます。こうすることで根まで枯らすことができ、伐根がしやすくなるのです。

2.シャベルやスコップで掘る
根の周辺の土をシャベルやスコップを使って、木の全方向から掘っていきます。もし可能ならば高圧洗浄機を使うと、根についている土を取り除くことができるので、労力を減らすことができます。

3.手のこぎりで根を切る
根が見えてきたら、手のこぎりで切ります。こうしておくことで、最終的に根を抜くとき軽くなり、より伐根がしやすくなります。

4.最後に根を抜きます
根の周囲を掘っていき、根がぐらぐらして抜けそうな気配がしてきたら、抜きます。このとき、根に体を引っ張られたり、根で手などを切らないように、十分安全に気をつけながら抜きましょう。

伐採や伐根ってどこまで自分でできるの?

伐採や伐根ってどこまで自分でできるの?

費用を押さえたいので自分でやりたい、という方もいらっしゃるでしょう。しかし、木の伐採や伐根作業に慣れていない方だと、ケガの危険もあるので注意が必要です。それでは伐採や伐根は、どこまでDIY可能なものなのでしょうか。

◇伐採、伐根DIYの限界ライン

高い木を伐採するには、高所での作業が必要となるため、より危険も高くなります。そのため、ご自分でDIYが可能なラインというのは、3メートル前後の木までが目安です。

高さのある木は重量もあるので、より処理に手間がかかるといえます。例え切ることができても、個人でゴミを出すのにはなかなか労力がかかります。そのため、木の伐採、伐根の作業が初めてという方や不安がある方は、プロに依頼したほうが安心といえるでしょう。

また森林を所有している方が森林の木を伐採する時は、市町村長への届出が必要です。これは森林法で定められていますので、きちんと届出をしておきましょう。

伐採・伐根のプロがやってくれること

伐採・伐根のプロに依頼すると、どのような作業をしてくれるのでしょうか。

◇大木の伐採だけでなく敷地全体のお手入れをしてくれる
プロに頼むと、あらゆる庭木の剪定や伐採・伐根、植え替え、生垣の刈込、草刈り、芝刈り、雑草予防の相談といった、庭のメンテナンスに関わるあらゆることをやってくれます。個人ではなかなか手間のかかるのが、庭木の手入れです。

◇大変な伐採後処理も任せられて楽!
伐採業者を利用すれば、アフターケアも任せられます。草や木、土などの処理は量が多くて大変ですから、プロにお任せしたいところです。しかし、せっかく作業してもらっても、後から思いがけないトラブルに見舞われることも。

きちんとしたアフターケアのある業者なら、作業後の相談にも対応してくれるため安心して依頼することができます。24時間対応の業者を選べばいつでも相談できるので、とても便利です。

木の伐採や伐根にかかる費用はどれくらい?

伐採や伐根をプロに依頼した場合の、費用はどれくらいなのでしょうか。

◇伐採と伐根の費用について
伐採なら根は抜かないため、伐採費用のみで済みます。しかし伐根まで行うとなると、伐採してからの作業となります。そのため、伐採と伐根両方の費用がかかることを覚えておきましょう。伐採にかかる費用は大きく分けると、作業費と処分費です。

作業費には、伐採にかかる機械の費用や人件費が含まれます。伐採した木は、そのままの大きい状態では捨てられませんから、細かく切って処分場に移動する必要があります。処分費とは、木を捨てるときにかかる費用のことです。

伐採にかかる費用は、業者やその現場の状況などによっても変わってくるようです。一般には、数千円~数万円が相場となっています。

伐根に関しても、個々の状況によって費用は変わってくるものです。そのため、現地で必ず見積もりを取ってもらいましょう。その際、追加料金がかかるかどうかを事前に確認しておくことが大切です。

◇伐採も伐根も安くする方法がある!
よくあるのが、木そのものが不要であるのに伐採のみで済まし、伐根をしないで根を放置してしまうケースです。木は根だけでも、生きています。伐根をおろそかにしてしまうと、根の成長を放置してしまうことになりかねません。

いよいよ伐根を考えた時は根の成長が進んでいて、伐根費用が余計にかかってしまうこともあるのです。伐採を考えた時と同時に伐根もしておけば、費用を抑えることができます。

より安い業者を探すには、インターネットの比較サイトで複数の業者から相見積もりをしてもらいましょう。気に入った一社だけだと、相場観が養えません。そのため、必ず複数の業者から相見積もりを取り、その中から一社に絞るようにしましょう。

◇よい伐採業者を見つけるコツ
費用が安いのに越したことはありませんが、よりよいサービスが受けられなければ意味がありません。きちんとした業者を選ぶには、初めから追加料金のかからないところを選ぶようにすることも大切です。

不明な点や不安を感じることがあったら、ためらわずにすぐ担当者に聞いてみましょう。それできちんとした返事が返ってこなければ、依頼の対象から外せばよいだけです。複数の業者の担当者と話をしてみて、一番信用できそうな業者に依頼しましょう。

まとめ

庭木の伐採や伐根は、手間のかかるものです。いざやろうと思わないと、ずるずる放っておきがちなもの。今回の記事では、伐採や伐根するメリットやその方法などについてお伝えしてきました。もしあなたがご自分でDIYなさるときには、十分安全に留意して作業をしましょう。

木の伐採は高所での作業となるため、不安な方もいらっしゃるでしょう。伐採作業は、安全に行うことが一番です。安全面で不安だという方は、無理せずに業者に頼んでみるのをおすすめします。

業者に頼むときは、必ず複数の業者から見積もりを取ってもらいましょう。追加料金がかからないか、事前に確認することも大切です。あなたが伐採・伐根を無事に終えられることを願っています。

ハナミズキ伐採を自分でできる高さの目安は3m!安全な伐採のポイント

ハナミズキ伐採

初夏に花が咲き、秋には紅葉と果実を楽しむことができるハナミズキはお庭に植える木としてポピュラーな存在です。しかし生長すると10mほどにまで大きくなることもあるため、手をもてあましてやむなく処分を考えることも少なくないでしょう。

「庭木の1本くらいだったら自分で伐採できるんじゃないかな」と思う人もいるかもしれませんが、実際のところハナミズキの伐採は自分でもできるのでしょうか。

今回は、伐採が自分でできるかどうかの判断方法、基本の伐採方法をご紹介します。安全に伐採をするための注意点も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ハナミズキ伐採は自分でできる?

ハナミズキの伐採を自分でできるかどうかは、木の大きさによります。ある程度の大きさの木であれば自分でも可能です。では自分で伐採できるのはどれくらいなのかという基準と、伐採の方法をみていきましょう。

自分で伐採できる木の基準

自分で伐採できる木の基準

個人で伐採できる木の基準は、高さが3m以下、幹の直径が20cm以下程度の比較的小さな木です。大きな木は切るのが大変なだけでなく、切り倒すときに大けがをする危険があります。伐採のプロであっても、倒れてきた木の下敷きになって死亡するような事故が発生しているのです。

大きな木を素人が伐採するのは非常に危険です。処分を考えている木が基準よりも大きいのであれば、無理をせず伐採業者に任せましょう。

伐採の方法

自分で伐採できそうな小さな木であっても、正しい手順でおこなわなければやはり危険です。安全に伐採をおこなうために、正しい手順を理解し、準備を整えてから作業をはじめましょう。

伐採に使う道具

まずは伐採作業をするための道具をそろえる必要があります。以下で、伐採の際に必要となる道具をご紹介します。

〇ノコギリ
幹の細い木であれば、ノコギリでも切ることができるでしょう。伐採に使うノコギリは工作などに使うものとは違い、目がつまりにくくて生木をスムーズに切ることができる剪定用ノコギリを使います。

〇チェーンソー
幹が太い木を切る場合や本数が多いときには、チェーンソーが便利です。回転する刃で楽に木を切ることができます。エンジン式と電気式があり、比較的軽量でサイズも小さいものが多い電気式のほうが、初心者には扱いやすいでしょう。

ただ、チェーンソーは死亡事故も発生することがある危険な道具ですので、扱いには十分注意しましょう。

〇ロープ
木を切り倒すときには、予定通りの方向へ倒れるようにコントロールする必要があります。あらかじめ木にロープをむすんで引っ張っておくことで、木が違う方向へ倒れるのを防ぐことができます。

〇シャベル
木を切り倒した後には切り株が残りますが、この切り株も取り除いておかなければなりません。切り株はシャベルで土を掘り返して取り除きます。

伐採の方法

続いて、伐採作業の手順を解説していきます。正しい手順で、安全第一を心がけて作業をしましょう。

【伐採の手順】

【1】木を倒す方向を決めます。木の高さを測って余裕のあるスペースを確保し、電線やほかの木の枝など、途中で引っかかるものがないかどうかも確認しましょう。

【2】木を倒すときに作業者がすばやく避難できるよう、安全な避難場所とそこまでの経路を確保しておきます。

【3】木にロープをむすびます。できるだけ木の高い位置にむすんだほうが軽い力で引っ張ることができ、倒れる方向もぶれにくいので安全です。

【4】安全を確保したら、木を切っていきましょう。まずは幹の、木を倒す方向に受け口をつくります。幹の太さの3分の1ほど切り込みを入れていきます。その切り込みに対して30度~45度の角度で上から斜めに切り込みを入れていき、切り取りましょう。

【5】次に、受け口の反対側に追い口をつくります。受け口の下辺よりも少し上を平行に、受け口の少し手前まで切り込んでいきます。追い口と受け口の間に、幹の太さに対して10分の1ほどの隙間ができるのが理想です。

【6】木を倒していきます。改めて周囲の安全を確認して、ロープを引っ張ります。木が地面に倒れるときには折れた枝が跳ね返って飛んでくることがありますので注意しましょう。

【7】残った切り株をシャベルで掘り返して、根を取り除きます。

自分で伐採をするリスク

自分でハナミズキの伐採を安全におこなうためには、伐採には多くの危険があるということを理解する必要があります。自分で伐採をすることのリスクをみていきましょう。

・チェーンソーの危険性
高速で回転するチェーンソーの刃に体が触れてしまうと、大けがにつながります。また、チェーンソーの刃が硬いものにぶつかったとき、反動で使用者に向かって跳ね返ってくるキックバックという現象が起こることがあります。

強い力で反発してくる刃をよけることはほぼ不可能で、プロでも死亡するような事故が発生しているのです。基本的に、素人がチェーンソーを使用することはおすすめしません。チェーンソーを使わなければいけないような太い木の伐採は、自分では無理だと考えたほうがよいでしょう。

・伐倒時の危険性
木を倒す伐倒が、伐採のもっとも危険な瞬間です。木が自分に倒れかかってきた場合には、大けがをするおそれがあります。木は必ずしもまっすぐに立っているとは限りませんので、思わぬ方向に倒れることがあります。

また、枝が折れて飛んでくることもあるのです。そうした不測の事態が伐採にはつきものだと心得ておく必要があります。

・切り株や伐採木を放置するリスク
伐採した後の木の処分も大変です。もしも伐採した木をしばらくおいておくなら、雨などで濡れないようにしておく必要があります。木が濡れると腐って害虫やカビが発生するのです。また、切り株を取り除かずに放置しておくと腐ってシロアリなどがわくおそれがあります。

このようなリスクを回避するには、業者に頼むのが得策です。業者は安全に伐採作業をしてくれ、切った木の処分もしてもらうことが可能です。もしも伐採業者がみつからない場合は、伐採お助け隊にご相談ください。お近くの伐採業者を無料でご紹介します。

ハナミズキ伐採を業者に依頼する場合

自分でハナミズキの伐採ができないそうにないと思ったら、無理せず業者に頼みましょう。業者に伐採を依頼する場合の費用やメリットについて、詳しくみていきましょう。

業者に依頼するメリット

業者に依頼するメリット

伐採業者に依頼をすると、自分で伐採をするのとどんな違いがあるのでしょうか。プロならではのメリットを解説します。

・安全で早い
伐採業者では、伐採の作業をする作業員に安全講習を受けさせることが義務づけられています。そのため、チェーンソーをはじめとした効率的な機械を使いながら、安全な伐採をおこなうことができるのです。個人では1日がかりになってしまうような作業でも、伐採業者なら数時間で終わらせることができるでしょう。

・伐採した木の処分をしてもらえる
多くの伐採業者では、伐採した木も引き取って処分してもらうことができます。伐採した木を自分で処分するには木を細かく切り刻み、ゴミ袋につめて運び出すといった大変な手間がかかります。この手間が大幅に省けるのは、業者を使う大きなメリットです。

伐採業者の費用相場

伐採業者にかかる費用は、木の大きさによって設定されていることが多いです。伐採する木の大きさと費用の相場は、以下のようになっています。

  • 3m以下 約3,000円~5,000円
  • 3m~5m 約15,000円~18,000円
  • 5m以上 約25,000円~30,000円

伐採した木の切り株を取り除く抜根の作業は、別料金が必要な場合があります。抜根にかかる費用の相場は以下の通りです。

  • 直径5cm~30cm 約3,000円~10,000円
  • 直径30cm以上 約10,000円~25,000円

伐採業者の選び方

せっかく費用を払って業者に頼むのであれば、できるだけよい業者を選びたいものですが、伐採業者はどのような基準で選べばよいのでしょうか。業者選びのチェックポイントをみてみましょう。

・近くの業者
業者の費用には作業費のほかに、出張費などがかかる場合があります。基本の料金が安くても、遠くの業者の場合はそれだけ最終的な費用が高くなってしまうのです。業者を探す際には、できるだけ自宅から近い業者を探しましょう。

・明瞭な料金
事前に見積りを提示して料金の詳細を説明してくれる業者は信頼できます。料金設定があいまいな業者は、後から追加料金が発生して思ったよりも費用が高くついてしまうこともあります。

・相見積を取る
複数の業者から見積りを取って、それぞれの作業内容や料金を比較して検討するのも大事なポイントです。遠慮は必要ありませんので、たくさんの業者から見積りを取りましょう。

いくつもの業者を探して見積りを取るのが面倒だと感じたら、伐採お助け隊を利用してみてください。希望の予算を相談していただけば、その予算内で対応できる近くの業者を探すことができます。紹介した業者の見積りをみてからキャンセルもできますし、もちろん相見積りも歓迎です。

トラブルを起こす前に対策しておこう

トラブルを起こす前に対策しておこう

伐採は費用もかかってしまうし面倒だと感じるかもしれませんが、管理できなくなった木を放置しておくことにはリスクもあります。庭木を放置するとどんなトラブルがあるのでしょうか。

・倒木の危険
木が枯れたり病気にかかっている場合、幹の支えが弱くなって台風や地震などの際に倒れる危険があります。また、根が腐っていると木が根元から倒れてしまう根返りを起こすこともあります。幹が極端に傾いている木も倒木のおそれがあり、そのまま放置しておくと人や建物に倒れかかって危害を加えるおそれがあるのです。

・近隣トラブル
大きくなりすぎた木の枝が隣家に侵入したり、伸びた枝が電線に触れたりといったトラブルも起こります。枝が道路にはみ出した場合には交通を妨げて近隣の住民を危険にさらすことになります。

明らかに危険な状態の木を放置し、その結果事故が起こった場合には損害賠償を請求されたり、刑事責任を問われたりすることもあり得るのです。

このような危険な状態の木には、一刻も早く対処しなければなりません。剪定で木を小さくするという方法もありますが、極端な剪定は木を弱めてしまいます。少しずつ時間をかけて剪定をしていく必要があるので、それでは間にあわないこともあるでしょう。

すぐに解決したいのであれば、やはり伐採するのがすばやい解決方法です。しかし伐採でけがをしたり、伐倒時に近隣の建物などを破損したりしてさらなるトラブルを起こしては元も子もありません。やむなくハナミズキを伐採するのであれば、業者に依頼するのが賢明です。

業者を探す際には、伐採お助け隊をご利用ください。伐採お助け隊では24時間無料で電話相談を受けつけていますので、木の状況や要望を聞かせていただけば、最適なお近くの業者を迅速にご紹介します。一刻も早くハナミズキを処分したいのなら、伐採お助け隊が力になります。

特殊伐採とは?注目の高度な手法、実際の依頼先や費用のギモンに迫る

特殊伐採とは?注目の高度な手法、実際の依頼先や費用のギモンに迫る

“特殊伐採” その名前のとおり、非常に特殊な伐採の方法です。ときに“アーボリカルチャー”とも呼ばれる伐採の作業は、近年注目を集めています。木に登り、鮮やかな手つきで巨大な樹木を伐採していくその姿は人々を魅了し、世界大会まで開催されているほどです。

特殊伐採で使用する技術は、非常に難易度が高いものだといわれています。また、華やかな面に注目が集まりがちですが、日常的にも特殊伐採のお世話になる可能性は十分にあるでしょう。今回の記事では特殊伐採のイロハを解説。概要から費用まで、紹介します。

伐採困難なケースを高度な技術で解決する「特殊伐採」

“特殊伐採” あまり聞き慣れないという人がほとんどでしょう。特殊伐採とは、通常の伐採作業では処理することができない部分の樹木を伐採することをいいます。それはたとえば街中や神社、公園内や街路樹に至るまで、扱う木々の種類も非常に豊富です。

特殊伐採はアーボリカルチャーとも呼ばれ、海外ではすでにメジャーな存在です。ロッククライミングの技術と、ロープテクニックを掛け合わせた伐採の手法。ときにアクロバティックなシーンを演出する特殊伐採は、現在世界大会もおこなわれているほど有名です。

伐採、と聞くと地面、もしくは高所作業車の上に立っておこなうというイメージが一般的でしょう。しかし、特殊伐採をおこなう樹木が位置するのは、車が入ることができないような特殊な場所です。伐採をおこなう人はロープとチェーンソーを身に着け木に登ります。

木に登って枝や幹を伐採する光景は、まさしく特殊でしょう。読んで字のごとく、特殊な伐採風景です。現在日本には樹齢を重ねた木々も多く、適当に切ってしまうと人や建物、電線などに被害を及ぼすこともあります。特殊伐採は、そんな日本の救世主ともいえるのです。

特殊伐採が依頼される主なケースとは

特殊伐採が依頼される主なケースとは

特殊伐採が必要になる場所は、それなりに特殊な環境であることがほとんど。一般的な家の庭先などでは、通常の伐採でおおよそ対処が可能だからです。下記は特殊伐採が必要になることが多い場所です。

  • 敷地が狭い家の庭先に生えた大きな木
  • 玉砂利や森などで作業者が入ることが困難な神社や寺院の木
  • 車や電車が多く通過する場所の街路樹
  • 公園などの巨大な木
  • 重機が入ることができない墓地の木の伐採

特殊伐採が必要になる場所、実際に事例が多い場所は上記のようなところが多いでしょう。あなたの環境に当てはまるような場所があれば、通常の伐採作業よりも特殊伐採を検討したほうがよいかもしれませんね。

特殊伐採はどこに依頼するのが正解か

特殊伐採は木登りをはじめとして、特殊な技術が必要になる作業です。通常の伐採をおこなう業者に依頼をしても、満足のいく結果を得ることは難しいかもしれませんね。特殊伐採を依頼する業者を選ぶときは、下記のような点に注意を払って検討しましょう。

◆特殊伐採に特化した業者を限定して探す
特殊伐採に不可欠なもの、それは経験です。通常の伐採作業と大きく異なるのは木に登りながら作業をすることでしょう。そのため、業者の経験の母数はある程度必要です。業者の公式サイトを参照して、特殊伐採の経験や実績を確認しましょう。必須の作業です。

◆伐採業者が集まる比較サイトを利用して問合せる
とはいえ、「自分の地域に根ざしており、かつ特殊伐採を扱う業者」となると、1から探すのはなかなか難しいでしょう。そんなあなたにオススメなのが特殊伐採を扱う業者が集まった比較サイトの利用です。条件設定をして検索すれば、容易に結果が出るでしょう。

特殊伐採の費用相場を知りたい

特殊伐採の費用相場を知りたい

特殊伐採を扱う業者は少ない、その事実は確かです。それはすなわち作業の費用相場も明確ではないということでもあります。だからこそ特殊伐採の費用を把握するうえで意識しておきたいのが、高さ、難易度、木の処理費用、重機代、人件費の5つの点です。

◆特殊伐採が通常の伐採より費用がかかる理由
費用相場を解説する前に、なぜ特殊伐採の費用が高額なのかを知っておきましょう。特殊伐採の作業は高所の作業、そのため難易度も高く技術も必要です。さらに危険も高く特殊な機材も必要になります。これらの要因が重なり、特殊伐採の費用は割高になるのです。

◆特殊伐採の費用相場はどれくらい?
特殊伐採の費用相場は、前述した5つの要素の合計によって決まります。ここで挙げている金額はあくまで目安ですので、参考程度にお考えください。

1. 木の高さ
伐採する木の高さによって値段は異なります。

  • 1階の屋根くらいの高さ 数千円
  • 2階の屋根くらいの高さ 1万円前後
  • さらに高い 数万円前後、さらに高くなるケースもあります

2. 作業の難易度
建物や電線など、作業の難易度によって異なります。

  • 障害物なし 数千円~1万円前後
  • 障害物あり 数万円前後
  • 複雑な場所、障害物が多い場所 数万円前後

3. 伐採した木の搬出費用
伐採した木の搬出にかかる費用の目安です。

  • 軽トラック一台分 数千円
  • 2トントラック一台分 1万円前後

4. 重機代
特殊伐採に使用する重機のための費用です。

・大型クレーン 数万円前後 さらに高くなるケースもあります。

5. 人件費
状況によって、安全を守るガードマンの人の人件費が必要になることもあります。

・ガードマン 1万円前後

◆無駄な費用を抑えて依頼するには
特殊伐採にかかる費用はときに不透明です。そのため、作業を依頼する前には必ず見積りを取りましょう。見積りを取るときには複数の業者に依頼をするのがよいでしょう。見積り金額を比較することで相場がわかり、適正費用で作業を依頼することが可能になります。

まとめ

特殊伐採、情報が少ないものですが、その正体はまさしく特殊。木の上に登り、チェーンソーを巧みに操り、巨大な木を伐採していく、通常の伐採とは大きく異なる作業内容でした。経験と技術を要するため、作業ができる業者は大きく限られるでしょう。

失敗のない特殊伐採の業者選び、そのためには見積りを取り、比較する作業が必須です。費用の相場もわかりますし、安心して依頼をすることができるでしょう。特殊伐採の存在は非常に助かるものです。気になる人はぜひお問い合せをしてみてはいかがでしょうか。