隣の敷地から木の枝が越境してきても、勝手に伐採すると不法行為とみなされかねません。隣の人とのトラブルは誰でも避けたいもので、なるべく穏便に解決したいところです。しかし、隣の人によっては対処してくれなかったり、空き家で誰に頼めばよいかわからなかったりというケースもあります。
この記事では隣の木の枝を伐採するには、どのように対処するとよいかをご紹介していきます。大きなトラブルに発展させないためにも、お困りの人は参考にしてみてください。
隣の木の枝は伐採してもよい?
隣の木の枝が敷地内に越境しても勝手に伐採してはいけません。その木はあくまでも隣の人の所有するものになるので、勝手に伐採すると不法行為にあたることがあります。そのため、最悪訴えられるなどの大きなトラブルにつながりかねません。隣の木の枝の伐採を、勝手におこなうのは絶対にやめましょう。
しかし、隣の木の「根」が侵入してきた場合は、隣の人の許可を得ずとも除去することができます。これは民法233条2項でも定められています。
植物の中には、竹のように地下茎で繁殖するものもあります。そういった植物の根が敷地を超えて伸びてくるのを放置していると、家屋の地盤にまで影響を与えてしまうおそれがあります。
このようなことから、隣の木の根なら除去することができます。では、隣の木の枝を伐採するにはどうすればよいのでしょうか。
隣の木の枝を切ってほしい!どうしたらよい?
隣の木の枝を勝手に伐採してはいけませんが、隣の人に枝を伐採するよう要求することはできます。これも民法233条に定められています。
「隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる」
そのため、隣の木の枝を伐採したいときは、まずは隣の人に頼んでみましょう。そして隣の人に伐採をおこなってもらえれば、トラブルに発展する可能性も少なく、一番よい方法でしょう。
なんらかの理由で隣の人が伐採をおこなってくれない場合でも、伐採を許可してもらうことができれば、自分で伐採することも可能です。しかし、「切り過ぎだ」などと、後々トラブルになるケースもあるそうです。そのため、伐採をおこなう前に同意書を作成し、隣の人に署名をしてもらいましょう。
隣の人の代理で伐採するときに、業者に依頼しておこなってもらう方法もあります。このときも、同意書をもらっておくと安心です。また、業者に依頼する場合は、料金の支払いが発生するので、どちらが支払いをするのか明確にしておくことも大切です。このことについても同意書に明記しておきましょう。
困るのは隣の人が伐採を拒否するケースです。伐採することで木が枯れてしまう、木を伐採するのは縁起が悪いなど理由はさまざまですが、そういった場合はどう対応すればよいのでしょうか。
もしどうしても伐採を拒否するようであれば、塀をつくって枝が入ってこないようにする方法があります。また、これも隣の人の許可が必要ですが、縄などを使って枝の向きを固定し、越境してこないようにするのもよいでしょう。
しかし、そういった対応も難しいケースもあるでしょう。そんなときは木の状態や家の環境などが次のことに当てはまらないか確認してみてください。
- 木の倒壊で出入り口が使えなくなる危険性がある
- 木の倒壊によって家屋が損傷する危険性がある
- 木の倒壊でアプローチなどの通路がふさがれる危険性がある
この場合、民法の規定によって伐採が認められることがあります。一番よいのは、隣の人の許可を得て伐採することですが、民事調停などの方法もあることを覚えておくとよいでしょう。
隣が空き家?誰も住んでいないときの対処
隣の木の枝を伐採したくても、隣が空き家というケースも多いでしょう。空き家だからといって、勝手に伐採するのはいけません。あくまで土地の所有者のものですので、その人の許可が必要となります。土地の所有者がわかっている場合は、その人に連絡をとって、許可をもらいましょう。その後の対処法については先述のとおりです。
土地の所有者がわからない場合は、次の場所で調べることができます。
- 市役所
- 法務局
- 法務省運営のインターネット登記・供託オンライン申請システム「登記ねっと・供託ねっと」
こちらで調べてわかった所有者に連絡がとれればよいのですが、連絡がとれない、もしくは行方不明ということもあるようです。このような場合は、家庭裁判所に赴くことになります。
家庭裁判所では不在者財産管理人選定を申し立てることができます。こちらで認められれば木の伐採をすることができるようになるのです。少し面倒ではありますが、後々トラブルにならないためにも、正しい順序に則って手続きを踏んでいきましょう。
隣の敷地に枝が越境…トラブル内容とは?
ここまで隣の木の枝を伐採するには、どのように対処していけばよいのかをご紹介してきました。では、木の枝が越境することによって具体的のどのようなトラブルが起きることがあるのでしょうか。次のようなトラブルが考えられます。
- 落ち葉の清掃
- 害虫の発生
- 野鳥の発生
- 落ち葉で雨樋が詰まる、また溢れた水による家屋の劣化
- 枝による家屋の損傷
- 電線や電話線への接触によるトラブル
- 日当たりが悪くなる
- 景観が悪くなる
- 木の倒壊
- 物件売買の際のデメリット
このようなトラブルが起きることがあるので、越境してきた枝は早めに対処したいところです。また、自分が加害者にならないことも大切です。自分の敷地内にある木の枝が、隣の敷地に越境してしまいそうな場合は、そうなる前に伐採してしましょう。
伐採をするときはぜひ弊社までご連絡ください。弊社では伐採を任せることができる業者をご紹介しております。まずは無料で見積りをとることもできるので、いつでもご連絡ください。電話窓口は24時間いつでも受け付けております。
木は大きくなるほど伐採費用が高くなっていきます。「庭の大木を伐採したいけど費用が心配……」とお困りの方も多いのではないでしょうか。大木の伐採費用をおさえたいときは、複数の業者から見積りをとることがおすすめです。
大木の伐採は一般的な木よりも高額になる分、業者間の料金にも大きな差が出ます。その差は数万円以上になることもあります。複数の業者に見積りをだしてもらい比較することで、少しでも安く伐採することができるでしょう。
伐採お助け隊では相見積りも歓迎していますので、大木の伐採をお考えの方はぜひお気軽にお電話ください。
伐採の費用相場|抜根・処分についても
大木の伐採費用を知るには、まず作業内容について知る必要があります。伐採は不要な木を切ることですが、それだけでは根が残った状態になるのです。木をなくすことが目的の場合は、根を抜き取る抜根作業もあわせて依頼しなくてはなりません。
また、伐採した木を処分する方法についても考える必要があります。大木は可燃ゴミとして処分することが難しいので、業者に処分を依頼するのがおすすめです。
ここでは、伐採・抜根・処分について、それぞれ詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。
伐採の費用相場
伐採は、おもに木の大きさで金額が決まります。背の高い木を伐採してもらう場合、どのくらいの費用がかかるのかご紹介しましょう。
高木である5~7m程度の木は、23,000~35,000円ほどが伐採の費用相場です。7mを超える大木は、多くの場合別途見積りになります。業者に現地調査を依頼して、詳しい見積りをだしてもらいましょう。
抜根の費用相場
抜根費用は、おもに幹の太さで決まります。15㎝以下の細い幹なら3,000円程度ですが、大木のような太い幹は10,000~20,000円ほどです。
ただし、伐採同様太さのある幹は別途見積りになる場合があります。詳しい金額は見積りをとって確認してみましょう。
伐採の処分費
木の処分方法に関しては、自治体によってルールが異なります。細い枝や木の量が少ない場合は、可燃ゴミとしてだすことが認められていることもありますが、大木の伐採で出た木を可燃ゴミとして処分するのは難しいでしょう。
その場合は、まとめて粗大ゴミとして処分する方法と、不要な木の回収をおこなっている業者に依頼する方法があります。ただし、自治体によっては粗大ゴミとしても処分できない場合があるので、確実なのは業者に回収を依頼することでしょう。
伐採と木の処分を別の業者に依頼するのは二度手間になってしまいます。伐採業者のなかには木の処分まで請け負ってくれる業者があるので、伐採・抜根・木の処分はまとめて依頼することがおすすめです。
上記のように、大木の伐採は費用が高額になるので、背の低い木に比べて金銭的負担は大きくなります。しかし、大きな木がなくなることで庭はすっきりするでしょう。
素人ができる作業ではないので、費用面に納得がいく場合は、業者に依頼して伐採をおこなう必要があります。
「業者選びは楽にしたい」という方には、弊社のサービスがおすすめです。相談窓口にお電話いただき、ご要望を話していただければ、すぐに適した業者をご紹介いたします。
大木の伐採費用が高額になる理由
大木の伐採費用が高額になる理由は、おもにふたつです。大木の伐採がなぜ高額になるのかを解説しますので、参考にしてください。
【理由1】重機使用の有無
大木の伐採は、多くの場合木を支えるためのクレーンや根を掘り出すためのユンボなど、重機が必要になります。
重機を使用する目的は、作業を効率よくおこなうことはもちろん、伐採した大木を安全に倒して処分するということもあるのです。
しかし、重機を扱うには、専用の免許を持った人員が必要ですし、重機を運搬するなどの経費もかかります。そのため、重機が必要な大木の伐採は、背の低い木に比べて高額になるのです。
【理由2】作業の危険性
木が生えている場所によっては、作業の危険度や難易度が上がります。たとえば、枝が電線にかかっていたり、斜面などの不安定な場所に生えていたりする場合です。
伐採は木を倒す前に、不要な枝を落とします。大木の場合は、その枝を落とす作業が高所作業になるため、危険性が高くなるのです。無事枝を落とせても、木を倒す際に電線に触れてはいけないので、難しい作業になるでしょう。
そして、電線にかかることがなくても、大木は倒す際に周囲の建物や人通りに注意しなければなりません。よほど広い敷地でなければ、倒した大木が庭のなかだけに収まることはないでしょう。そのため、広い範囲の安全確保をおこなう多くの人員が必要になるのです。
また、斜面に木が生えている場合は、低い木を伐採するときも同じですが、足場が不安定になるので、危険性が高くなります。
上記のような理由から、大木の伐採は高額になるのです。個人で重機を準備するというのは現実的ではないですし、そもそも資格がなければ扱うことができません。さらに、危険な作業に備えた道具や設備もありませんし、伐採の知識も乏しいでしょう。
安全で適切な伐採をおこなうためには、プロに任せるのが一番です。依頼を迷っている間にも、木は育ってしまいます。伐採は早めに依頼しましょう。
大木でも安全に伐採をおこなう業者は、弊社の加盟店に多く存在します。一度ご相談いただき、気になる業者は見積りをとってみましょう。
伐採業者の選び方と費用をおさえる方法
大木の伐採費用が比較的高額になる理由については、わかっていただけたかと思いますので、ここからは業者の選び方をご紹介します。
以下のポイントを参考に業者を選べば、費用をおさえることもできますので、ぜひ参考にしてください。
業者選びのポイント
業者選びのポイントは、大きくわけて以下の3点です。それぞれどのようなことに注目すべきか解説しましょう。
・見積り
見積りは、費用の内訳を確認する重要なものです。見積りを見ることによって、どのような作業にどれくらいの費用がかかっているのかがわかります。
金額や内容に疑問があれば、見積りを見て業者に確認をとることもできるので、依頼を決めるポイントになるでしょう。
そして、見積りは伐採に関する知識のない素人が見てもわかる内容でなくてはなりません。内容が明確でわかりやすい見積りをだす業者を選びましょう。
・対応
業者の方の対応は、現地調査や電話などで知ることができます。その際に、話し方や説明が丁寧だと感じる業者がおすすめです。
とくに、現地調査は作業をおこなう方が来る場合が多いでしょう。調査結果の説明や近隣への気遣いができるかどうかなどを確認しておくと安心です。
・サービス内容
伐採をおこなう業者は、伐採専門の業者や庭のお手入れをおこなう業者だけではありません。庭や木のお手入れとは、別のサービスをおこなっている業者もあるのです。
そういった業者のなかには、伐採はできても抜根はおこなえないという業者もあります。たとえ費用が安くなっても、希望のサービスが受けられないのでは意味がありません。業者がおこなっているサービス内容を、しっかり確認してから依頼しましょう。
相見積り
業者選びのポイントのうち、とくに重要なのが見積りです。見積りの内容をよく見ることも大切ですが、費用をおさえたい場合は、相見積りをとることをおすすめします。
相見積りとは、複数の業者から見積りをとることです。見積りはひとつの業者だけを見ても、作業内容や費用の内訳がわかるだけで、費用の妥当性はわかりません。複数社の見積りの内容を見比べて、記載されている費用が妥当な金額かどうか判断しましょう。
また、業者によって力を入れているサービスや費用をおさえられるポイントが異なります。そういった業者ごとの特徴を比較して、納得のいく業者を探すためにも、相見積りは重要なのです。
業者探しは伐採お助け隊がおすすめ
業者選びのポイントに沿って業者を探すことはできますが、個人でさまざまな業者に連絡して相見積りをとることは、手間も時間もかかり面倒に感じる方もいるでしょう。
そこでおすすめなのが、弊社の伐採お助け隊です。弊社では、納得のいく業者選びをしていただくために、相見積りを歓迎しています。
また、見積りは無料で現地調査をおこない、その場で金額を提示するということが可能な業者もあるので、費用をおさえることにも繋がるでしょう。
見積り後に追加料金が発生することもないので、見積りに納得いただければ、その後は費用面を心配する必要もありません。どのような業者がいいのか迷ってしまうという方は、ぜひ弊社にご相談ください。
伐採したお庭の木の根っこが抜けないなら、まずはシャベルで掘り進めてみてください。それでも抜けないようなら、根っこを枯らしてしまうとよいでしょう。
根っこが深いときや広範囲に及んでいるときには、無理に抜こうとしても抜けないこともあります。そういったときには、根っこを枯らすことで木の根を取り除くことができるのです。
本コラムでは、伐採した木の根っこを除去する方法をお伝えします。本コラムを参考に、木の根を取り除いてみてください。また、「自分での除去は難しそう」「すぐに除去したい」というときには、業者への依頼も検討してみるとよいでしょう。
お庭の邪魔な木の根っこ、抜きたいならとにかく掘ってみて!
お庭に生えている木の根っこは、シャベルとノコギリがあれば抜くことができます。まず、根っこの回りを均等に掘り進め、根っこが見えたらノコギリで切っていきます。そして、ほとんどの根っこが切れたら、横に揺らしたり引っ張ったりして引き抜きましょう。
ただし、庭の根っこを抜くときにはいくつか注意しなければならない点があります。そこで、注意点を以下からご説明します。
木の根っこを抜くときの注意点
庭木の根っこが広範囲に及ぶときには、自分での除去は難しいでしょう。なぜなら、堀り進めるだけでもかなりの労力がかかるからです。一般的な大人でも、最低で半日はかかるといわれています。また、根っこがほかの植物と絡んでいると、ほどく手間もかかるため、かなりの時間を要することになります。
このほか、地中に埋まっている水道管に絡んでいるときにも、自分での除去はやめたほうが無難です。水道管から無理に絡みをほどこうとすると、水道管を傷つけてしまうおそれがあるのです。
「根っこが広範囲に及んでいる」「根っこが水道管に絡んでいる」というときには、伐採業者に依頼するとよいでしょう。弊社では、伐採業者をご紹介します。伐採した木の根の処理方法にお困りの方は、ぜひ弊社までご相談ください。
伐採した木の根っこがどうしても抜けないなら、枯らしてしまう方法もある
根っこが深いときや木が大きいときには、シャベルとノコギリのみで抜くのは難しいかもしれません。その場合は、以下の方法で伐採した木の根を枯らすのがおすすめです。時間はかかりますが、自分で根を抜くのが難しい方は、試してみてください。
方法1.除草剤で枯らす
除草剤を使えば、根っこを枯らすことができます。「除草剤を使うとほかの植物の影響が心配」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、除草剤を切り株の内部に直接注入するので、ほかの植物に影響を与えることはありません。準備するものや方法は、以下のとおりです。
【準備するもの】
・電動ドリルやキリなど切り株に穴を開ける道具
・スポイト
・除草剤
・ガムテープ
・ビニール
【方法】
まず、電動ドリルやキリなどを使い、切り株に3~4か所程度穴を開けます。穴の深さは5cm程度がよいでしょう。次に、スポイトを使って開けた穴に除草剤を入れ、穴をガムテープなどで塞ぎます。そして、7~10日間隔で除草剤を入れていきましょう。
除草剤の注入を続けると、次第に切り株が枯れていきます。枯れたあとは、根っこを掘り起こせば作業完了です。
方法2.腐葉土で分解する
腐葉土を使った方法では、ノコギリやチェーンソーなどの刃物や薬剤を使わずに枯らすことができます。そのため、安全性を重視したい方におすすめです。
まず、切り株を1か月程度放置して枯らします。次にプラスチックなど、防水性のある囲いを用意して切り株の回りを囲ってください。そして、腐葉土を切り株と囲いの間に敷きましょう。その状態で1年程度放置すれば、切り株が枯れてくるでしょう。
腐葉土は、乾燥してしまうと切り株を分解することができなくなってしまうので、定期的に水やりをして枯らさないようにしましょう。
方法3.食用油で枯らす
食用油を切り株の表面に塗ることで、切り株が栄養を吸収することを防ぎ枯らすことができます。家庭にあるもので枯らすことができるので、手軽さを求めている方に向いているでしょう。方法はシンプルで、キッチンペーパーに食用油を染み込ませ、切り株に塗り付けるだけとなっています。
方法4.黒いビニール袋で覆い枯らす
切り株全体に黒いビニール袋を被せれば、光合成を防ぎ、枯らすことができます。この方法なら、最も簡単に根っこを枯らすことができるでしょう。ただし、ビニール袋を被せたままにしておくと、蒸れてシロアリなどの害虫が発生するおそれがあります。ビニール袋の中に虫がいないかを定期的に確認しましょう。
方法5.巻き枯らしをする
巻き枯らしとは、切り株の表皮を切り落として枯らす方法です。切り株は、表皮がなくなると栄養を吸収することができなくなるので、枯れてしまうのです。方法は、チェーンソーかノコギリで切り株の表皮をはがしていくのみとなっています。
ここまで、伐採した木の根っこを枯らす方法をお伝えしてきました。しかし、上記でご紹介した方法は時間がかかるため、「すぐに除去したい」という方には不向きです。
もし、伐採した木の根っこをすぐに枯らしたいという方がいれば、伐採業者に依頼するのがおすすめです。伐採業者なら、抜くのが大変な切り株でも重機などを使ってすぐに抜いてくれるでしょう。
弊社では、伐採業者をご紹介します。電話相談は24時間365日受け付けているので、いつでもご相談ください。
伐採した木の根っこを放置……予想外のトラブルに発展することも
伐採した木の根っこは、抜くのも枯らすのも手間がかかります。なかには、「面倒だから放置しよう」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、木の根っこを放置すると以下のようなトラブルが起きてしまうかもしれません。
ふたたび木が生えてきてしまう
木を伐採しても根っこを放置すると、地中で伸び続けてどんどん根を広げていってしまいます。すると、地中の養分を吸い続けてしまうでしょう。もしも周りに育てている植物があるときには、そこにいきわたる養分が少なくなり、弱ってしまうおそれがあるのです。
シロアリが湧く
根っこを放置すると、シロアリが住みつくおそれがあります。シロアリは、さらなるエサを求めて住宅の木材まで食害してしまうかもしれません。シロアリを寄せつけないためにも、根っこの除去は大切なのです。
伐採した木の根は業者に相談・依頼しよう!費用相場は6,000円から
伐採した木の根の除去にお困りの方は、伐採業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼すれば手間をかけずに除去することができますし、チェーンソーやノコギリでケガをしたり薬剤で肌が荒れたりする心配もありません。
ただ、業者に依頼すると費用が気にかかる方が多いでしょう。業者に依頼した場合の費用相場は、約6,000円からとなっています。ただし、幹の太さによって費用は変動するため、正確な費用を知るためにも業者に見積りを取るとよいでしょう。
弊社と提携している伐採業者は、無料で見積り対応しています。「費用を把握してから依頼するか決めたい」という方でも、お気軽にご相談ください。
柿の木は病気になりやすく、手入れをするのも大変です。柿の木を育てている方は、柿がどのような病気になる可能性があるのか、あらかじめ把握しておいたほうがよいでしょう。
放置し続けた柿の木は、害獣や害虫を呼んできてしまうことがあります。また、管理不足により弱ってしまった柿の木は、どう対応したらよいのか悩みどころでしょう。手入れが行き届かないと感じるようでしたら、早めに伐採してしまうのもよいかもしれません。
とはいえ、その選択肢は最後まで残しておきたいところですよね。今回のコラムでは、柿の木が病気になってしまった際の症状や、その対処方法を解説していきます。木が折れたり、葉が落ちたり、そのような状況に直面している方は、ぜひ参考にしてみてください。
柿の病気リスト:葉っぱと果実
柿の木の葉っぱや果実に被害をもたらす病気は、いくつか存在します。中でも代表的な病気が、うどんこ病と落葉病です。ここでは、それぞれの特徴をお伝えいたします。このような症状が柿の木に見られたら、きちんと対処し予防してあげましょう。
・うどんこ病
柿の木についた葉の裏に白いカビ状のものが付着している場合、うどんこ病と呼ばれる病気かもしれません。うどんこ病とは葉の裏がうどん粉のような菌糸で覆われる病気のことを指します。柿の木がうどんこ病にかかると葉の機能が衰えはじめ、落葉してしまいます。
もし、うどんこ病を発症してしまったら、白くなった葉っぱを取り除き、落ち葉を捨てましょう。発症する前であれば、5~9月に薬剤を散布することで、うどんこ病を予防することができます。使用する薬剤は、殺菌剤である有機銅水和剤がオススメといえます。
・落葉病
柿の木の葉に褐色の斑点が出てきたら落葉病かもしれません。柿の木が菌に感染することで、ふちに緑褐色の斑点が出はじめます。症状がひどい場合は、生えている葉がすべて落ちてしまうこともあるのです。場合によっては実った果実が落ちてしまうこともあります。
落葉病を発病した場合は落ち葉を回収して捨てましょう。菌が残ってしまうと、翌年の発生につながることもありますので、残さないようにします。落葉病は秋に発症しやすいので、6~7月に薬剤を散布してください。使用する薬剤は、有機銅水和剤が正解でしょう。
柿の病気リスト:枝のトラブル
柿の枝は虫の影響を受けやすく、放っておくと枯れてしまうこともあります。見つけ次第駆除をしたほうがよいでしょう。よくある被害をいくつかご紹介いたしますので、このような症状を発見したら、迅速に対処しましょう。効果的な予防方法もご紹介します。
・穴が空いている
虫の糞や木クズが出ている場合は、「コウモリガ」もしくは「カミキリムシ」が原因かもしれません。どちらも枝や幹に食入するため、穴が空いてしまいます。穴を発見したら虫を捕まえて駆除、もしくは針金を用いて穴に差し込み、駆除をおこなってください。
・白い綿状のものが付着している
ワラジムシ状のものがいたり、触ると飛び跳ねたりする場合は、「カイガラムシ」もしくは「アオバハゴロモ」が原因かもしれません。カイガラムシが汁を吸うことで植物は育ちにくくなり、枝枯れをおこす場合があります。歯ブラシなどを用いて退治しましょう。
アオバハゴロモは汁を吸う害虫ですが、被害はありません。しかし、果実にある果梗部分に寄生してしまいますと、落果してしまうことがあります。冬の剪定時に、余分な枝を切ってしまい風通しをよくしておきましょう。アオバハゴロモの発生を防ぐことができます。
・枝や幹が枯れる
枝や幹が枯れてしまった場合は、「枝枯病(えだがれびょう)」もしくは「胴枯病(どうかれびょう)」が原因かもしれません。枝枯病は細い枝にできた傷や剪定の跡により、斑点が出てきます。その症状が枝全体にまとわりつくとこで、枝葉が枯れてしまうのです。
柿の木が枝枯病を発病したときは、切り取って捨ててしまいましょう。剪定の際に、密集している枝を切り、風通しをよくすることで、発病を予防することができるでしょう。
胴枯病は樹幹や枝、地表にでている根に被害が出ます。傷口部分が赤色や黒褐色になり、表面がざらつきます。そこから亀裂が生じ、枯死してしまうのです。胴枯病は太い枝を切ることで予防できます。処理後は癒合殺菌剤などを塗って、病原菌の侵入を防ぎましょう。
柿の木は病気が多く折れやすいので手入れが大変
柿の木は成長が早く、伸び続けてしまうと手入れが大変になります。そのまま放置をすると病気になってしまうリスクも高く、果実が落ちたり枝が折れたりしてしまいます。そんな悲しい事態を発生させないためにも、定期的なお手入れは必須といえるでしょう。
・手入れが困難なら外注するか伐採するのが柿のため
柿の木は手入れを怠るとぐんぐん伸びてしまいます。木が伸びればそれだけ枝もたくさん伸びてしまいます。それはすなわち、処理が面倒な落ち葉の増加につながるでしょう。また、柿はたくさん実をつけると、生理落果という現象で余分な果実を落としてしまいます。
余分に実をつけてしまった柿の果実や落ち葉を集めるとなると、一人では大変な作業になってしまう可能性も否めません。また、伸び続ける枝は、隣のお家や公道まで侵入することがあります。枝や落ち葉による被害が発生し、トラブルに発展することもあるでしょう。
面倒なトラブルに発展させないためにも、定期的なお手入れは必須です。しかし、成長するのが早い柿の木は、病気にかかりやすく、薬の散布をおこなわなければいけないこともあります。時間がないと感じている人にとっては、その作業は非常に酷なものでしょう。
もし、自分では手に負えないと感じるようでしたら、業者に依頼をするか、伐採してしまうのもひとつの手です。伐採となると心苦しいですが、放置された柿は徐々に弱ってしまい、害虫の被害にあうこともあります。手入れが困難になったら早めに決断をしましょう。
・柿の木を伐採、伐根することで防げるリスクとは
柿の木を伐採、または伐根すること、柿を食べにくる害獣や害虫を防ぐことができます。アライグマやイタチなどの害獣が侵入すれば、柿を食べ散らかすだけでなく、近所の家に住み着いてしまうこともあります。こちらもまた、ご近所トラブルに発展しかねません。
また、柿の木が落とす果実や葉っぱは、雨樋(あまどい)を詰まらせることがあります。雨樋の中につまったものを除去しないと雨水が溢れだしてしまい、故障の原因にもなってしまいます。柿の木の放置が生むリスクは、さまざまなところから発生するのです。
そのような葉っぱの処分も、柿の木の伐採をすれば防ぐことができるのです。おいしい実がなる柿ですが、手入れが大変なうえ、あらゆる被害が発生するリスクもあります。もし、これらの被害にあいたくないと感じるようでしたら、早めの伐採作業をおこないましょう。
・伐採するのに適した時期
柿の木を伐採するなら、12~2月がオススメです。木は冬の寒い時期になると、地中から水を吸い上げるのをやめます。水分を含まない木は乾燥しており、伐採しやすくなるのです。
また、この時期は葉っぱを落としやすく、見通しがよくなることで、スムーズに作業をおこなうことができます。葉っぱもなく水分も少ない木は、軽くなります。業者に伐採を依頼するときは、重量次第で費用が変わることがありますので、節約も可能でしょう。
もし、どうしても冬の期間以外に剪定をおこないたいのであれば、6月下旬~7月上旬がよいでしょう。ただし、この期間の伐採は例外的です。枝が多く風通しが悪い、もしくは幹に日が当たっていないと感じる場合にのみ、おこなったほうがよいでしょう。
柿の木を切る前に……伐採・伐根アドバイス
柿の木は成長が早いため、伐採をおこなうときは高い木を切ることになります。その際は周囲に迷惑をかけないよう、慎重に作業をおこなう必要があるでしょう。ここでは、伐採をするときの注意点をお伝えいたします。下記のことに注意して作業をおこないましょう。
- ご近所トラブルにならないように配慮する
- 道路に侵入してしまっている場合は、通行人や車に注意を払う
- 雨が降ったあとは避けたほうがよい、樹木が重たくなり処分がしにくくなる
- あまりにも高い木は、一人でおこなわない
- 抜根の作業の際は、土俵や排水に影響を与えないか確認しておく
伐採作業にはチェーンソーや重機が必要になるため、知識のない素人にはあまりオススメできません。作業自体が重労働になりますので、業者に依頼をするか、シルバー人材センターなどに依頼をするのが安心でしょう。ケガの心配もなく、安全といえます。
柿の木の伐採の流れ
伐採とは、簡単にいえば木を切り株の状態にすることをいいます。大きく生長してから伐採をおこなうのは大変な作業なので、できれば大きくなる前におこなってしまいましょう。
作業の流れとしては、まず枝打ちをおこないます。枝打ちとは、余分な枝をあらかじめ切っておくことをいいます。枝打ちをおこなうのは、根元から伐採をしたときに倒れた木の枝が、周囲に引っかからないようにするためです。剪定の下準備ともいえるでしょう。
次に、チェーンソーで少し切り込みを入れて、あらかじめ決めておいた方向へと木を倒していきます。倒す方向は適当に決めるのではなく、木を倒しても被害が出ない方向を選びましょう。倒れ始めてしまった木を、あとから修正するのは非常に困難を極めます。
斜面が低いほうに倒してしまうと、倒れた勢いで危険な状況になることがありますので、細心の注意を払いましょう。高い斜面に倒すときは、手前にずり落ちてくる危険がありますので、木をロープであらかじめ縛っておき、そのあと木を倒すようにするのが安全です。
柿の伐根の流れ
柿の木の伐採が終わったら、伐根をおこないます。伐根は、伐採により残された切り株を撤去する作業のことをいいます。伐根作業は、主に重機でおこなうことが多いです。しかし、切り株のある場所の問題で重機が使えない場合は、自力で掘り起こす必要があります。
自力で伐根する場合は、切り株の周りをどんどん掘りましょう。太い根があればノコギリで切ってしまってください。掘り起こしてすぐは動きませんが深くまで掘り、根を切ることで、最終的には手で抜くことができるようになります。原始的ですが、確実でしょう。
とはいえ、柿の木の切り株は深くまで根を張っているため、ときに凄まじい重労働になってしまうことがあります。重機を使用した伐根を依頼できるのであれば、してしまったほうが無難でしょう。伐根までを含めて伐採ともいえます。ぜひ覚えておいてください。
まとめ
柿の木は病気になりやすく、葉っぱや果実、枝によくトラブルが起こってしまいます。病気を発見したら、原因を突き止めて対策をしましょう。被害にあう前に、あらかじめ予防をしておくこともできます。そのための知識は、本文内でご紹介してきました。
もし、柿の木を伐採するなら大きな決断が必要ですが、柿の木を手入れせずに放置してしまいますと、害獣や害虫の被害にあうリスクも高まり、伸びすぎた枝によって、ご近所トラブルに発展してしまうことがあります。伐採をするなら、早めの決断が必要でしょう。
木の伐採や伐根は、基本的にはチェーンソーや重機が必要になります。重労働な作業になりますので、素人では難しいかもしれません。大きな木を伐採するときは、業者に依頼をすると安心して任せることができます。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか?
庭木が多くて困っている、またはお庭にいつ倒れてくるかわからない大きな庭木があって心配、というかたはいないでしょうか?庭の木が大きくなってきて、日当たりが悪くなったり、庭が狭くなったりして困っているのでしたら、思い切って庭木を伐採してみてはいかがでしょうか。
庭木問題を抱えているかたのために、庭木の伐採についてのお役立ち情報をいくつかまとめてみました。「庭木を伐採するにしても、自力でやるのは大変そうだし、業者に依頼するとしてもどのくらい費用がかかるのだろう」と思われているかたは、ぜひこの記事を最後まで読んで参考にしていただければ幸いです。
庭木の伐採にかかる費用はいくら?
庭木って自力で伐採しようにもそんな簡単に切れるものでもないですし、業者に頼むにしても、庭木の伐採費用ってどれくらいなのかもよくわからないですよね。
庭木を伐採するときに発生する費用は大きく分けて「作業費」と「搬出、処分費」の2です。この作業費と搬出・処分費の具体的な内容についてご紹介していきます。
〇作業費
作業費というのは、木の伐採自体にかかる費用のことです。作業員などの人件費や木の伐採に必要な道具のレンタル料はこれに含まれます。また、伐採の難易度によっても作業費は異なってくることがあるようです。
具体的に伐採の難易度というのは、木が密生していたりだとか、電線や電柱などの障害物がある、木が腐っているためいつ倒れるか分からないなどの危険性や作業のしづらさで変わってきます。
〇搬出・処分費
次に搬出、処分費についてご紹介します。これは伐採した木の処理費用のことをいいます。トラックに切った庭木を積むために枝を落として木を分解したりする作業は運搬・処分の一部です。
切り倒した木を運搬するのに必要なトラックのサイズや台数は、庭木の大きさによって変わります。そのため、運搬・処分にかかる費用はケースバイケースなのです。
〇庭木伐採にかかる費用の相場
庭木の伐採にかかる費用を知っておきたいというかたのために、費用相場をご紹介します。費用について細かい金額がわかれば、庭木伐採全体にかかる費用を算出しやすくなるでしょう。
木の高さによって異なる価格を設定している業者が多いです。1本あたりの費用相場は、「0m~3mの低木が数千円」、「3m~5m中木が1万円程度」、「5~7mの大きな木が数万円」程だといわれています。
庭木伐採にトラックは欠かせません。気になるのがトラックにかかる具体的な費用です。トラックも庭木と同様に、大きさで費用が異なってきます。10トンくらいのものであると、1日数万円代、20トンと大きなものになると、1日数十万円費用がかかってくることがあります。トラックは大きさだけでなく、ガソリン代にも注意が必要です。移動距離が長いほど費用が高くなるでしょう。
庭木の伐採は自分でする?……個人では難しい理由
いろんな面でお金がかかる庭木の伐採。料金相場を見て「庭木の伐採費用を払うのはもったいない」と思ったかたもいるでしょう。人件費やトラック台を含めると、庭木の伐採には意外とお金がかかってしまうものです。
しかし、それだけ庭木の伐採というのはリスクを伴う大変な作業であることも事実です。
個人で庭木を伐採することも可能ですが、一般的には高さ3m、太さ直径20㎝、が個人で伐採できる木の限界だといわれています。それ以上になると危険が生じるからです。
ここからは、庭木を伐採するときのリスクやとくに注意して作業しなければならない場所について、理由を交えて詳しくご紹介していきます。
【庭木を切るのにはリスクが生じる】
庭木を個人で伐採するときに気をつけなければならないのが、リスクについてです。木を切った際、自分の安全を確保するのが第一ですが、他にも注意すべき点がたくさんあります。庭木を伐採するときに発生するリスクをいくつか詳しくご紹介していきます。
・民家にぶつかる
大きな木を切るときにとくに気をつけなければいけないのが、民家への被害です。自分の家はもちろんのこと、近所に被害を与えてしまわないように注意しましょう。他人の所有物に被害を与えてしまえば、法的に責任を負わなければならなくなるかもしれません。
・自動車などに倒れる
庭木を伐採するときに近くに自動車がある場合は、安全な場所に移動させましょう。家と同様自動車も高価なものですから、被害は避けたいものです。また、自分の車でなくても、庭木を伐採するときは近くにそういうものがないか確認してから作業にとりかかってください。
・人に向かって倒れる
庭木伐採において一番注意しなければならないのが、「人への被害」です。命に関わる問題です。自分の身を守ることはもちろん大切ですが、他人に被害を与えるということはもっと重要な責任問題となるでしょう。
もし他人に庭木をぶつけてしまったら、たとえケガだけで済んだとしても損害賠償を請求されるかもしれません。なにより他人にケガを負わせてしまったら、一生の負い目になります。懐と心、それぞれに大きな傷を負ってしまうので、細心の注意を払って作業にあたってください。
【庭木の場所に注意】
さて、次は「場所」についてです。じつは庭木が生えている場所によっても庭木伐採におけるリスクは大きく変わってきます。庭木を伐採するときに注意しなければいけない場所とその理由について、いくつかご紹介していきます。
・住宅と住宅の間
庭木を伐採するときに注意すべきこととして、「民家にぶつけないこと」をご紹介しました。つまり、庭木が住宅と住宅の間の狭いところに生えていたら気をつけて作業をしてください。また、住宅の間の狭いところではなくとも、家の近くに庭木が生えている場合は注意してください。
・斜面に木が生えている
もし、斜面に生えている木を伐採するときは、下手に全部伐採せずに注意しながら伐採をしてください。木の根は土留めの役割を果たしています。一気に根の部分まで伐採してしまうと、足場の土が崩れて大けがをしてしまう危険性があります。
このように庭木を伐採する際には、場所によってもリスクが大きく異なってきます。個人で作業をするのは意外と厳しい作業なのかもしれません。そんなときは無理して自分でやろうとせず、一度業者に相談してみるのも良い手段かもしれません。
庭木の放置はダメ!伐採はなぜ必要か?
庭木を伐採するにしても、自分で作業するのは大変だし、庭木伐採の費用を払うのもちょっと気が引ける。といっていつまでも庭木を放置しているかたはいないでしょうか。もしそうであれば危険なので早めに対処してください。
庭木を放置したままでいると、リスクが生じて大変なことになってしまいます。被害が拡大するとかえってたくさんの費用がかかってしまうかもしれません。もう一度言いますが、庭木を放置するのは大変危険なことなのです。
【枯れた庭木がもたらす被害】
枯れた庭木を放置したままでいると、風にあおられて倒れてしまう危険性があります。その結果、ご自分の家に当たったり、近所の家屋や車などを壊してしまえば法の問題に発展しかねません。
また、枯れた庭木を放置することで発生するリスクはじつはもう1つあるのです。枯れた木にはシロアリが集まってきます。シロアリが枯れ木に巣を作って繁殖してしまった場合は、いずれ近くの民家にも侵入して、そこで巣を作り、繁殖してしまうかもしれません。そうなってしまうと、家の倒壊という最悪な状況に陥ってしまう可能性があります。
枯れた庭木をいつまでも放置しておくと、後々大きな問題になってしまう危険性があります。被害が拡大する前に早めの対策をすることをおすすめします。
【伸び放題の庭木は危険】
みなさんのご家庭に大きくなりすぎた庭木はないでしょうか。もしそういった庭木がある場合は危険です。もしも近くに電線があるなら、伸びた枝が電線を切断し、停電や火災などにつながる危険性があります。
この場合は業者ではなく、電力会社に相談するのがいいでしょう。電線に近づくことは非常に危険なことなので、場合にもよりますが、電力会社が無償で剪定をおこなってくれるかもしれません。
伸び放題の庭木がもたらす被害はそれだけではありません。木が成長すると倒木の危険性があります。大きな木ほど倒木の被害は大きくなります。倒木するほど成長した木は自力では伐採できません。業者に依頼することをおすすめします。
また、大きな木には当然虫がたくさん集まってきます。中には毛虫や、セアカアカグモとよばれる毒を持ったクモなどの害虫には要注意です。
伐採する前にお祓い(お清め)はする?
木には神が宿るともいわれてきた日本では、伐採前に安全祈願の意味合いで「お祓い」をすることが少なくありませんまた、感謝の気持ちを込めてお祓いをする場合もあるでしょう。お祓いの義務はありませんが、「やっておきたい」「お祓いがないと不安」と思うのであればしておくに越したことはありません。
さて、ここで伐採前のお祓いは神職の人に頼んだ方がいいのか、それとも自分で済ませてしまっていいのか、という疑問が浮かんだかたもいるかと思います。神職の人にお祓いを依頼した方がいいのか、また依頼した場合にかかる費用をご紹介していきます。
〇代行してお清めしてもらう
木には魂が宿る、といわれています。そのため、庭木を伐採する前にはちゃんとした神職の人にお祓いをお願いしたいと考えるかたも多くいらっしゃると思います。当然、神職の人にお祓いを依頼すると費用が発生します。ではその費用ってどれくらいなのでしょう。
神社の神職の人にお祓いを依頼する場合にかかる費用は、だいたい数千円~1万円くらいのようです。しかし、神社からの交通費を負担しないといけない場合もありますので、余分に費用がかかることを見越しておくとよいでしょう。庭木伐採の業者の中にはお祓いまでやってくれるところもあるので、複数の業者を比較検討してみて、相見積をとるのもいいかもしれません。
〇自分でお清めする
絶対に神職の人にお祓いをお願いしなければいけないのか、といわれるとじつはそうでもないのです。実際に自分でお祓いをして庭木を伐採するかたも多いようです。
一番大切なのはお祓いではなく、「今まで育ってくれてありがとう」という木に対する感謝の気持ちです。家に代々伝わる木を伐採するときであったり、信仰深いかたはお祓いを神職の人にお願いするようですが、自分だけでお祓いを済ませてしまう場合もまた多いです。
費用や感謝の度合いで神職の人にお祓いを依頼するかどうか決めるのも良いでしょう。
賢い人は、庭木の伐採費用が適正な業者を選ぶ!
はじめの章で庭木を伐採するときにかかる具体的な費用をご紹介しました。業者を選ぶ際には、ご家庭のお庭の状態を確認することで適正な価格の業者を見つけることができるかもしれません。見積りを依頼して、いくつかの業者で見比べてみると、より詳細で正確な費用の比較ができるでしょう。
費用面だけでなく、安心したサービスを受けられる業者に依頼したいと思うのであれば、業者を複数紹介してくれる、業者紹介サイトを利用することをおすすめします。
業者紹介サイトは、実績のある業者をお客様の要望に合わせて比較検討し、お客様によって最適な業者を紹介してくれます。迷ったときはまずは相談してみるのもいいかもしれません。
まとめ
庭木の伐採にはたくさんのリスクが伴うものです。自分で伐採することも可能ですが、安全性を第一に考慮するのであれば業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼する場合は、ご家庭のお庭の状態を確認することで、適正な業者を探し出すことができるかもしれません。
費用面よりも信頼のおける業者に依頼したいと思われるかたは、業者紹介サイトを利用することをおすすめします。業者紹介サイトの紹介する業者などを参考に、相見積りで費用や対応力を比較するなどして、一番良いと思った業者を選んでみましょう。
オリーブアナアキゾウムシは日本にしかいないといわれる昆虫で、オリーブの木を食料にします。かつてはネズミモチなどモクセイ科の植物を食べて生息していましたが、海外からオリーブが渡来するとたちまちそちらを好むようになり、今ではオリーブ農家を悩ます害虫となっています。
このコラムでは、オリーブアナアキゾウムシについて詳しく説明します。オリーブアナアキゾウムシの生態と見つけ方、駆除方法、害虫被害を避けながら無農薬でオリーブを栽培する方法について触れます。
オリーブアナアキゾウムシからオリーブの木を守りたいという方や、無農薬でオリーブを栽培したいけれどオリーブアナアキゾウムシの被害が心配という方は、ぜひご一読ください。
オリーブを脅かす存在。オリーブアナアキゾウムシは何者?
オリーブアナアキゾウムシはユニークな名前を持つ昆虫ですが、名前のとおりオリーブに穴を開ける害虫です。まずは、オリーブアナアキゾウムシの生態と見つけ方、実際の被害についてみてみましょう。
オリーブアナアキゾウムシはオリーブを枯らします
オリーブアナアキゾウムシは、オリーブに穴を開けて枯らしてしまう虫です。本来オリーブは虫害にも強い植物なのですが、このオリーブアナアキゾウムシはオリーブの最大の天敵と言えます。
オリーブアナアキゾウムシはオリーブの木の根元部分に口を使って穴を開け、そこにメスのゾウムシが卵を産みます。メスは同じ場所ではなく、1~2日に1個、別々の場所に産卵します。
オリーブアナアキゾウムシの手にかかると、何百本と生えていたオリーブの木が1年で枯れてしまうような、大きな被害が出ることがあります。そんなオリーブアナアキゾウムシからオリーブの木を守るため、農薬を使ってオリーブを栽培する農家さんも多いです。
オリーブアナアキゾウムシの見つけ方
1本のオリーブのなかでも、オリーブアナアキゾウムシが集まりやすい場所があります。探すときは、主な生息地である次のポイントに注目してみましょう。
- 地面近くの木の根元
- 木の又、支柱の継ぎ目(地面から1メートル以内の範囲)
- 枝のなかで一番地面に近いあたりにある枝(下枝)
オリーブアナアキゾウムシは薄い茶色で、オリーブの樹皮とよく似た色をしています。樹皮の表面がごつごつしている種類のオリーブを育てている場合はとくに見つけづらいので、注意深く観察する必要があります。
オリーブアナアキゾウムシが起こす被害
オリーブアナアキゾウムシは、オリーブの木の樹皮を好んで食べます。何匹も群がって食べるため、ほうっておくと樹皮が丸坊主になってしまうこともあります。樹皮の次に好むのはオリーブの実で、葉っぱはあまり食べません。
オリーブアナアキゾウムシ1匹の寿命は数3~4年で、全部で200個ほどの卵を産むため、駆除を先延ばしにするとどんどん数が増えてしまいます。
冬の間は、樹皮の裏側や、地面の落ち葉のなかなどで冬眠します。オリーブの木の幹を落ち葉や雑草が覆った状態であれば、冬のうちに掃除と除草を済ませておくと、オリーブアナアキゾウムシの被害を抑えることができます。
オリーブアナアキゾウムシの天敵って?
オリーブアナアキゾウムシの天敵には、さまざまな生物が考えられます。小型の虫を捕獲して食べるクモやムカデや、トカゲやヤモリなどの小型の爬虫類です。
しかし、オリーブアナアキゾウムシは表皮が硬いので、天敵に襲われても逃げ延びることもあるようです。天敵の力で自然にオリーブアナアキゾウムシがいなくなれば、手間もかからないため理想なのですが、実現させるのはむずかしそうです。
オリーブアナアキゾウムシは食欲が旺盛なので、発見したらすぐに駆除する必要があります。多くの卵を産卵して数を増やしていくため、いかに短期間で確実に駆除するのかが重要です。
弊社では、オリーブアナアキゾウムシに適切に対応できる業者をご紹介しております。オリーブアナアキゾウムシにオリーブを食べつくされる前に、プロの業者に迅速に対応してもらい、大切なオリーブの木を被害から守りましょう。
オリーブアナアキゾウムシがついたらどう対処すればいいの?
次に、オリーブアナアキゾウムシがオリーブについたらどう対処したらよいのかについてご紹介します。どうやって駆除したらよいのか、ほかに注意したらよい害虫はなんなのかなど、オリーブアナアキゾウムシへの処置について、詳しくみていきましょう。
オリーブアナアキゾウムシの駆除方法
オリーブアナアキゾウムシを駆除するには、おもに4つの方法があります。
- 薬剤(殺虫剤)を使う
- 清耕栽培をする
- オリーブアナアキゾウムシを捕まえて殺す
- 防虫ネットを使う
清耕栽培とは、畑など木が生えている土地の地面を除草剤などによって管理し、雑草などの生えない裸の土地で栽培をする方法です。また、捕まえて殺すという地道な作業でも駆除としてはとても効果があります。
手間なく駆除したい人は、オリーブアナアキゾウムシに効く殺虫剤を使用するか、清耕栽培を取り入れましょう。
ハマキムシなどの存在にも注意
オリーブの木には、オリーブアナアキゾウムシ以外にも害虫がつくことがあります。次の害虫が代表的ですので、覚えておきましょう。
- ハマキムシの幼虫
- スズメガの幼虫
- カミキリムシの幼虫
- コウモリガの幼虫
- コガネムシの幼虫
- カイガラムシ
それぞれの幼虫は、葉っぱや枝・幹、根を食べることによってオリーブの木を弱らせ、悪い場合は木を枯らしてしまうこともあります。カイガラムシは幼虫ではなく成虫が問題で、たくさん枝に群がって木の樹液を吸い、木を栄養不足に陥らせます。
オリーブの木を健康的に育てるには、このように害虫による被害を知り、予防することが大切です。オリーブの適切な育て方、メンテナンス方法を知って、健康的なオリーブ栽培をしましょう。
オリーブの育て方でお困りの方は、ぜひ一度お気軽に弊社までお電話ください。どんな些細なご相談でもお聞きいたします。
食用にもなるオリーブは無農薬で育てたい!それは可能?
食べるためにオリーブを育てているという方のなかには、オリーブを無農薬で育てたいとお考えの方もいらっしゃることでしょう。無農薬でオリーブアナアキゾウムシの対策をする方法についてご説明します。
オリーブを無農薬で育てる方法はある
オリーブを無農薬で育てながらでも、オリーブアナアキゾウムシの対策は可能です。次のことに気をつければ、無農薬でもオリーブアナアキゾウムシを駆除しながらオリーブを栽培することができます。
- オリーブアナアキゾウムシを早期発見し、駆除する
- 適切な水やり、剪定
- 根本周辺の除草
オリーブアナアキゾウムシを駆除するためには、強力な農薬が必要になります。薬剤を使わずにオリーブを育てようとする場合は、オリーブアナアキゾウムシを地道に捕獲する必要があるのです。
捕獲の方法はオリーブアナアキゾウムシが集まりやすい場所を探して捕まえましょう。木の根元や木の又、支柱の継ぎ目や下枝などを探して、発見したら捕獲し、まとめて処分します。
適切な水やりと剪定をおこなうと、木の健康が保たれ、木全体の免疫力が上昇します。それによって、木が病気や虫害に強くなります。また、木の根元周辺の草を刈り取り、地面の土が見える状態にしておくことで、オリーブアナアキゾウムシがいるサインであるおがくずを見つけやすくすることができます。
以上のように、無農薬でオリーブを育てたい場合は、オリーブアナアキゾウムシ対策を日ごろから意識的におこなっておくのが大切です。
無農薬では当然害虫もつきやすい……
無農薬でオリーブを育てることは可能ですが、薬を使わないぶん、どうしても害虫が発生しやすくなります。有機栽培をしていたら、気づいたら害虫の被害に遭っていたという状況も、じゅうぶん考えられます。
手の施しようがないほど虫害を受けていたり、とりかえしがつかないほど大きな被害を受けたりした木がある場合は、思い切って伐採したほうがよい場合もあります。
もう回復の見込みのないオリーブをそのままにしておくと、そこにオリーブアナアキゾウムシが産卵し、かえって害虫の温床となってしまう危険があるためです。
オリーブの伐採をご検討の方は、ぜひ弊社にご相談ください。所有されているオリーブの虫害がどの程度深刻なのかの見極めや、そのうえで伐採したほうがよいのかどうかのご相談まで、弊社はいつでもご依頼を承っております。
木の伐採をおこなうと、切り株が残ってしまいます。除去するのは大変ですが、そのまま放置していても、使い道がなければ邪魔になるばかりです。
さらに、切り株を残しておくのは、場所を取ってしまうだけではなく害虫が発生するというトラブルの原因になるおそれがあります。
本コラムでは、切り株を除去したほうがよい理由と除去の方法、さらに切り株除去の際の注意点について詳しく解説します。
伐採後の切り株は除去が必要!放置厳禁な理由
クレーンなどの特殊な機械がないと、大きな木を自力で根元から抜くことはできないので、木を取り除くときはまず伐採します。そして、伐採後は残った切り株の処分が必要になります。
切り株は、放置していると再び芽が出たり害虫が発生したりとあらゆるトラブルの原因になるおそれがあります。切り株の状態を確かめて、早めに除去してしまいましょう。
切り株はまだ生きている?
残った切り株は、葉や枝がなくなったからといって、すぐに枯れてしまうわけではなく、時間をかけて徐々に枯れていきます。
しかし、なかには切り株から新たな枝を伸ばして再生する、再生力の強い木もあります。そのまま放置すると、根元の枝が伸びてつまづきやすくなり、ケガをするおそれがあるので危険です。そうなる前に切り株の除去をおすすめします。
切り株がシロアリを呼ぶ可能性
「勝手に枯れるなら放置していてもよいのではないか」と思う方がいるかもしれませんが、放置して枯れた切り株でも寄ってくる害虫がいます。それがシロアリです。
シロアリは枯れ木や倒木も食べてしまうので、切り株の残ったお庭は、シロアリが棲むにはとてもよい環境になります。また、切り株に寄ってきたシロアリが、壁や床の隙間から家の中に侵入し、建材に使用されている木材を食べてしまうといった被害にあうおそれもあります。
切り株が建物に近い場所にある場合は、すぐにでも除去したほうがよいでしょう。
スズメバチが巣を作る危険性も
切り株に寄ってくる害虫は、シロアリだけではありません。スズメバチが巣を作るおそれもあるのです。スズメバチのなかに、サイズが大きくて攻撃性も強いオオスズメバチという種類がいるのですが、オオスズメバチは、木の根元の隙間や土の中によく巣を作ります。
枯れてもろくなった切り株は、自然と穴が開くことがあります。そうした狭くて暗い切り株の穴は人目にもつかないため、スズメバチにとって最高の環境なのです。
スズメバチは人の命に関わる毒をもったハチです。被害にあう危険性を少しでも減らせるように、切り株除去はおこないましょう。
伐採後は早めに除去しよう
上記のようなトラブルが発生しないよう、伐採後の切り株除去は早めにおこないましょう。切り株の除去は、自分でおこなう方法と伐採・抜根を扱っている業者に依頼する方法があります。
業者に依頼すれば、早く丁寧な作業が期待できます。すぐにでも切り株を除去したいという方は、弊社にご連絡ください。切り株除去をおこなう、プロの業者をご紹介します。
除草剤を利用して切り株を除去する方法
「切り株除去を自分でやってみよう」という方のために、ここでは除草剤を使って自力で切り株を除去する方法をご紹介します。
必要な道具や手順、作業をおこなうときのポイントまで解説しますので、参考にしてみてください。
必要な道具
除草剤を使って切り株を除去する際に、必要な道具は3つです。
除草剤にはいくつかの種類があるので、葉から根まですべてに作用する、液体タイプのものを使用しましょう。
作業の手順
切り株は太くて大きいので、上から除草剤を塗るだけでは、切り株全体に均等に除草剤の効果がいき渡りません。そのためにも、まずはドリルで切り株に複数の穴を開ける必要があります。
次に、その穴の中に除草剤を流し入れましょう。使用量は除草剤のラベルなどに記載されている内容に従って、適切な量を使ってください。
除草剤を入れ終えたら、ガムテープや木の枝で穴をふさいで、雨などにあたって除草剤が穴から流れてしまわないように保護しましょう。これで作業は終了です。
除草剤を直接木の中に流し込むので、ほかの植物に影響が出ないのがメリットです。しかし、効果が出るまでには数か月かかることがあるので、早く切り株を除去したいという方は業者に依頼することをおすすめします。
除草剤はまだ根が生きているうちに!
除草剤を使って切り株除去をおこなう場合は、切り株の根が生きているうちにおこないましょう。なぜかというと、生きている状態でないと、除草剤が根までいき渡らないからです。
植物は、もともと葉や根から栄養を吸収し、みずからの力で全体に栄養がいき渡るようにする性質をもっています。切り株に除草剤を流し入れて枯れさせる方法は、その性質を利用したものです。
しかし、根が死んでしまっていると、除草剤の成分を根がうまく吸収できず、効果が発揮されにくいのです。根の生死は切り口で判断可能です。切り株は、根が死んでしまうと切り口が乾きます。伐採から1ヵ月もすれば乾いてしまいますので、なるべく早めに作業をおこないましょう。
除草剤は真ん中ではなく周辺部に注入する
除草剤を流し入れる場所にもポイントがあります。先に説明したとおり、除草剤を根までいき渡らせるのは植物自体の力です。そのため、除草剤は成分が運ばれやすい切り株の外側に入れるのが効果的です。
切り株の中心は、すでにしっかりと成長しきっていて、あまり栄養を必要としません。そのため、木の成長のために栄養を必要とする外側のほうが作用しやすいのです。
必要に応じて根を掘り起こそう
切り株の状態や大きさによっては、除草剤を使用するよりも抜いてしまったほうがよい場合があります。しかし、除草剤の使用が望ましいのか、抜いてしまったほうがよいのかという判断は木についての詳しい知識がないと難しいでしょう。切り株の状態を見極め、適した方法で除去するには、プロに任せるのが良策です。
業者選びは弊社にご相談ください。切り株も含め、木に詳しいプロの業者をご紹介します。業者へ依頼するにあたって不安や疑問がある方は、年中無休の無料相談窓口がありますので、まずはそちらにお問い合わせいただき、納得のうえでご利用ください。
切り株を抜根するときの注意点
切り株を抜くという選択をした場合は、ただ抜けばよいわけではありません。切り株の根は目に見えない土の中で広く大きく成長しています。成長している場所によっては、抜根が危険な場合もあるのです。
ここでは、切り株を抜根する際の注意点とポイントをご紹介します。注意点や大事なポイントを守ることで、安全に切り株を除去しましょう。
近くに残したい庭木がないか確かめよう
近くに残したい庭木がある場合は、根を抜く際に注意が必要です。切り株の根は地中で広がり、周囲の植物の根に絡んでいることがあります。
少し絡んでいる程度であれば、根の一部を切れば庭木を残すことができるかもしれません。しかし、根が複雑に絡み合っていたり、2本の木の根がくっついてしまっていたりすると、切り株側だけを除去するのは難しいでしょう。
近くに配管や基礎がないかも確かめておこう
地中に広く成長した根が絡むのは、植物だけではありません。家の基礎や地中の配管などに絡んでしまっていることもあるのです。
その場合は、切り株を除去することで、地盤がゆるんでしまったり、配管に傷をつけてしまったりするおそれがあるので、抜根作業の難易度が上がります。
あらかじめ除草剤を注入しておくと作業しやすい
根が生きている状態では、切り株自体に強度があるので大変ですが、根が弱まれば、木の成長の勢いも弱まり、抜根しやすくなります。
そのためにも、あらかじめ除草剤を切り株に注入しておき、切り株とその根を弱らせておくことは重要な作業になります。
不安点があれば業者に依頼・相談!
切り株の抜根はとても大掛かりな作業です。大きさが大きければ大きいほど、手間も時間もかかり、作業を安全におこなうことも難しくなります。そして、万が一ミスがあって、建物の基礎や配管を痛めてしまったら、お庭だけでなく住環境にも影響をおよぼします。
少しでも不安な点がある方は、プロの業者に作業を依頼しましょう。業者選びは弊社におまかせください。弊社の加盟店は全国各地に存在し、作業場所を選びません。また、相見積りによる料金の比較検討もできるので、費用面でも安心してご利用いただけます。
害虫被害にあわないためにも、早く安全に切り株を除去しましょう。
ハゼの木はウルシ科の木で、人によって程度は異なりますが、アレルギー症状でかぶれや痒みが出ることがあるため注意しなければならない木です。そのため、ハゼの木の伐採は業者に依頼するのが安心です。
ここでは、業者への依頼を検討する際に気になる費用や選びかた、ハゼの木とよく似たウルシ科の木についても解説していきます。ウルシ科の植物の特徴なども知り、アレルギー対処にぜひ役立ててください。
ハゼの木の伐採を自分でやるのは難しい
ウルシ科のハゼの木は、どんな特徴をもった木なのでしょうか。ハゼの木の特徴や触れる際の注意点をみていきましょう。
ハゼの木はどんな木?
ハゼの木はウルシ科の落葉高木で、季節の変わり目などに定期的に葉を落とす木です。高木といわれていて、10メートルほどまで成長するといわれています。温暖な気候で育成されていることが多く、日本では九州から沖縄にかけての地域に分布しています。
春ごろには小さな花が多く咲き、秋ごろには紅葉も楽しむこともできる木なので、庭木としても人気がある植物のひとつです。ハゼの木は、枝分かれがあまりなく、枝先に葉が集まるのが特徴です。葉は緑色で先がとがっていて、縁はギザギザしていません。
また、ハゼの木は「リュウキュウハゼ」という別名をもっています。沖縄から入ってきた木のためリュウキュウハゼと呼ばれているそうです。
ハゼの木はかぶれの危険がある
ハゼの木は、ウルシ科ということもありウルシよりも量は少ないですが毒成分をもっています。肌に樹液が触れてしまうと、かぶれの原因になるおそれがあります。痒みや赤い斑点といった症状があらわれる場合があるので、アレルギー体質の人は注意しましょう。
ハゼの木を放っておくと……
ハゼの木は、成長が早いといわれています。とても丈夫で、放っておいても育っていく植物です。育てやすく、盆栽などでも楽しむこともできる植物ですが、庭木として根付くと根絶が困難といわれています。植える予定もなく生えているようなら、早めに伐採しましょう。
ハゼの木の伐採は業者へ
ハゼの木は、痒みなどのアレルギー反応を引き起こすおそれがあるので伐採する際は、注意が必要です。業者に依頼するほうが安心でしょう。弊社では、ハゼの木の伐採をおこなっている業者を紹介しています。弊社にお任せいただければ、安全・スムーズに対応いたします。ハゼの木の伐採にお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
ハゼの木の伐採を業者に依頼するには
ハゼの木の伐採を検討している方のために、どんな業者に依頼すればよいか、費用や作業内容を紹介します。ご自身のニーズに合った業者を見つける参考にしてください。
どんな業者に依頼すればいい?
木の大きさにもよりますが、剪定をおこなっている業者や植木屋、解体業者など、多くの業者が木の伐採に対応してくれるようです。伐採の知識や経験のある業者に依頼するのが安心でしょう。
自分でハゼの木の伐採をすることもできますが、ケガ防止や作業後の木の処分に困らないためにも、プロの業者に依頼するのが無難でしょう。
伐採作業の内容
ハゼの木を伐採する作業内容を簡単にみていきましょう。作業内容の流れを知っておくと、業者にも安心して依頼できます。伐採をおこなう際は、事前に現地で打ち合わせをし、見積りを出してもらうようにしましょう。
【伐採手順】
手順1.お祓いをする
一般的に伐採をするときは、お祓いをします。決まりではありませんが、木には御霊が宿るといわれているので、お祓いをおこなう業者が多いようです。
手順2.伐採する
作業をスムーズにおこなうために、はじめに余分な枝を切り落としておきます。そのあとは、ゆっくり木を切っていきます。伐採する際は、少し長めに切り株を残しておくと根を引き抜く作業が楽になります。
手順3.処分する
伐採がおわったあとは、木の根を引き抜いていきます。最後に自治体のルールに従って、木を処分していきます。業者に依頼している場合は、業者におまかせしましょう。
業者に依頼するといくらかかる?
伐採の費用相場は、下記の通りです。
- 高さ1.5メートル程度の低木…5,000円 /本
- 高さ3メートル程度の中木…15,000円 /本
- 高さ3メートル以上の高木…30,000円 /本
ハゼの木の伐採の費用は、木の大きさによって異なります。また、伐採の費用は明確なものがないので、業者によって変動します。適正な費用を知るためには、複数の業者から見積りをとり比較してみましょう。見積りを比較し、気になる点はすぐに確認することも大切です。
業者を選ぶ際にチェックするポイント
適した業者を選ぶポイントは、複数の業者から見積りをとることです。内訳が詳しく明記されているかなどを確認してみましょう。現地で見積りを出してもらうのが理想です。
金額以外にも、作業内容の確認や伐採以外にかかる費用も確認しておくと安心です。自分のニーズに合った業者を選びましょう。伐採を検討されている方は、弊社の紹介する業者で見積りをとることをおすすめします。丁寧な見積り、接客対応でハゼの木の伐採のサポートをいたします。
ハゼとよく似たウルシ科の木
ここまでは、ハゼの木の伐採について解説してきました。最後に、ハゼの木とよく似ているウルシ科の木の見分け方をみていきましょう。特徴を知ることで、アレルギーなどの対処に役立つでしょう。
ウルシ
ウルシは、枝先に緑色の無毛の葉が集中しているのが特徴です。5月~6月には、黄緑色の小さな花をつけ、秋ごろになると、赤みがかった葉に変色し紅葉を楽しむことができます。
ウルシは、四季を楽しむことができますが、樹液に触れるとかぶれてしまうおそれがあります。人によっては、ウルシが近くにあるだけでもアレルギー症状があらわれてしまう場合があるため注意が必要です。
ヤマウルシ
ウルシと同じで、ヤマウルシも枝先に葉が集中しています。葉の特徴は、下部が小さく丸みを帯びています。表面はざらつき光沢がなく、裏面はこまかい軟毛があります。小さな葉は先端がとがっているものが多く、葉の大きさも左右不揃いなのが特徴です。
ウルシ科の植物なので、ウルシと同じく触れてしまうとアレルギー症状があらわれるおそれがあります。
ヤマハゼ
ヤマハゼは、卵状の長楕円形をした葉をつけています。葉先は、長めでとがりがあるのが特徴です。ヤマウルシと違い、やや光沢のある葉で裏面には、軟毛があります。5月~6月には、小さい花を多く咲かせ、秋ごろには葉に赤みがつくので四季を楽しめる植物です。
ウルシほどひどくはありませんが、ヤマハゼもアレルギー症状を引き起こしやすい植物です。体調がよくないときなども、近づかないほうがよいでしょう。
ヌルデ
ヌルデの特徴は、10枚ほどの複数の葉で構成されているところです。葉の軸に翼があり、軸部分をみることでウルシ科なのかを調べることができます。ヌルデの葉は、長楕円型で葉の縁がギザギザしたのが特徴です。
ウルシ科の植物の中では、アレルギー症状は出にくいようです。アレルギー症状は出にくいですが、直接、樹液に触れるとかぶれる場合もあるので、アレルギーが気になる方は、触れるのを避けましょう。
かぶれが心配な木の伐採は業者へ
ハゼの木などのかぶれの心配がある木は、伐採を業者に依頼するほうが安心でしょう。ハゼの木の伐採やかぶれの心配がある木の伐採を検討している方は、弊社の紹介する業者にご依頼ください。
プロの業者に依頼することによって、安全に伐採、処分することができます。弊社の紹介する業者は、丁寧・安全に作業をおこないます。困りごとがある場合や伐採の相談がしたい方は、弊社にお気軽にお問い合わせください。
チェーンソーの切れ味をよくする目立ては、切れ味を保つうえで欠かせない手入れです。しかし、ハサミや包丁と違ってたくさんの刃が並んでいるので、刃を研ぐ方法がわからないかもしれません。
そこで、この記事ではチェーンソーの目立てが悪いときに起こる被害の話からはじまり、目立てに使用する道具と使い方について紹介していきます。さらに、チェーンソーの目立てのコツや、寿命とメンテナンスについての話も記載しています。最後まで読めば、チェーンソーについての知識がつき、目立てをおこなうときに失敗しにくくなるでしょう。
チェーンソーの目立てが悪いとどうなる?
目立てが悪いと、チェーンソーの切れ味が悪くなってしまいます。これから紹介するのは、目立てが悪くなることで引き起こされる、チェーンの破損や、さらなる事故についてです。
おもに発生するのは、チェーンが焼き切れてしまう問題です。目立てが悪い状態ではチェーンソーの刃先が丸くなっているため、切るときに刃とものの間に大きな摩擦が生まれます。この状態で切り続けると、チェーンが摩擦熱や摩耗に耐え切れずに焼き切れるのです。
切れたチェーンは回転している勢いのままで飛び出すため、チェーンソーが壊れるだけでなく、人にぶつかってケガをする危険性があります。また、そこまでの事態にならずとも、燃費が悪くなったり、切り口が粗くなったりなどの悪影響も引き起こすことがあるでしょう。
そのため、チェーンソーを使うリスクを減らすには、常に目立てをよくしておくのが望ましいのです。以下では、チェーンソーの目立て改善のコツについて紹介していきます。
チェーンソーの目立てに使う道具と方法
チェーンソーの目立てに使う道具はおもに「丸ヤスリと目立てゲージ」「電動目立て機」の2種類があります。これから、それぞれの道具の特徴や使い方について紹介します。
丸ヤスリと目立てゲージ
一般的によく使われているのが、丸ヤスリと目立てゲージを使う方法です。研ぎたい刃に目立てゲージを装着しておき、そのゲージに合わせて丸ヤスリを滑らすことで、目立てをおこなうことができます。ただし、削るのは手作業なので、作業に時間がかかるでしょう。
チェーンソーの目立てをおこなうコツとしては、事前に刃や本体などの汚れを落としておくことです。汚れを落としておくと、目立てがやりやすくなるだけでなく、小さい傷やひびなども目でわかるようになるため、チェーンソーの異常を発見しやすくなります。
電動目立て機
電動目立て機では、目立てゲージを使うよりも簡単に目立てをおこなうことができます。使い方としては、チェーンソーの目立てガイドに道具をはめこんで、刃に当てながらスイッチを入れる工程を、1枚ごとにおこなうだけです。短時間で正確に刃を研ぎやすい便利な道具ですが、そのぶん値段が高めという特徴もあります。
チェーンソーの目立てのコツ
チェーンソーの目立ては、慣れていない方だと難しいかもしれません。ただ、チェーンソーの目立てにはコツがあり、これを知っているかどうかで作業のやりやすさが大きく変わることでしょう。ここでは、チェーンソーの目立てのコツについて、ヤスリの角度とサイズ、刃の長さについて紹介します。
丸ヤスリの角度は90度と30度
目立てをおこなうときは、丸ヤスリの角度をチェーンソーの側面から90度にして、切れ刃の角度が30度傾くように研ぐのがおすすめです。こうすることで、切れやすい角度に刃を研ぐことができます。
丸ヤスリのサイズはちょうどよく
目立てに使う丸ヤスリのサイズも、うまく研ぐためには重要です。丸ヤスリが小さいと横刃が鎌のようにとがりすぎたり、大きいと刃先が欠けたような見た目になったりします。こうなると、チェーンソーの停止や跳ね返りが起きたり、切れ味が回復しない場合があったりするのです。
丸ヤスリの大きさは、チェーンソーが切ることが可能な長さを示す、有効切断長から決めることができます。有効切断長が250mmに満たない小型チェーンソーは直径4.0mの丸ヤスリを、250~400mmの中型は4.8mmの丸ヤスリ、400mmを超える大型では5.5mmの丸ヤスリです。
また、何度も目立てをおこない、刃が半分に削れてしまったときはひと回り小さい丸ヤスリを使いましょう。元の大きさの丸ヤスリでは、刃先を削りがちになってしまうのです。
刃の長さをそろえる
最後に、刃の長さをそろえておくことも、目立てをよくするのに重要です。長さが揃っていないと、まっすぐ切るのが難しくなったり、切り口から抜けなくなったりします。刃の長さをそろえるには、ひとつの刃を集中して削るのではなく、全体をまんべんなく削っていくことを心がけましょう。
チェーンソーの寿命とメンテナンス
チェーンソーは機械なので、使用しているといずれは劣化して、動かなくなってしまいます。ここでは、チェーンソーの寿命やメンテナンスについての紹介をします。また、管理で困ったときの対処法についても触れていますので、目立てが難しいと感じた方や、目立てをおこなう時間がない方もご安心ください。
チェーンソーの寿命は具体的にはわからない
チェーンソーは、使用方法によって大きく寿命が変動するため、具体的に何年間使えるかはわからないのです。たとえば、業者が木の伐採で頻繁にチェーンソーを使用する場合と、家庭でたまに庭木の剪定をする場合では、使用する時間や刃にかかる負担などが異なってきます。それにより、チェーンソーの寿命にも差が出てくるのです。
使用方法で寿命が異なることから、メーカーの説明書にもどれくらい使えるかが記載されていないことが多いです。ただ、メンテナンスをおこなうことで、チェーンソーを壊れにくくすることはできます。
寿命を延ばすためにメンテナンスを!
チェーンソーのメンテナンス箇所はいくつもあります。排気口やエンジンを動かすためのリコイルスタータ、動力と刃の回転部とをつなぐクラッチなどとさまざまです。このように、自力でチェーンソーの手入れをおこなうのは、目立てをおこなうことも考えると、複雑なものとなっています。
あなたの代わりにプロが伐採をお手伝いいたします!
この記事を読んで、「チェーンソーでの伐採は面倒かも・・・」「チェーンソーの目立てやメンテナンスが大変そう・・・」と感じた方がいるかもしれません。たしかに、チェーンソーは使用するときだけでなく、管理についても難しい点が多いです。
そういった管理面で不安に思う方は、伐採を業者に任せることをおすすめします。業者であれば、自力で伐採する必要がなくなりますし、道具を管理しなくてよいので、チェーンソーの目立てについても考えずにすむようになるでしょう。
弊社では、伐採に関する相談を無料でおこなうことができます。また、見積りについても無料でお受けすることがあり、料金が高いと感じた場合はその場でキャンセルできるのです。作業してもらうかどうかは見積り後に決めることができますので、試しに弊社を利用してみてはいかがでしょうか。お電話のほう、お待ちしております。
まとめ
チェーンソーの目立てが悪い状態だと、使用時にチェーンが焼き切れて、飛び出したチェーンが人に危害を加えることがあります。また、燃費や切り口が粗悪になってしまうので、目立てをよくしておくことが大事です。
目立てをおこなう方法はおもに「丸ヤスリと目立てゲージ」「電動目立て機」を使う方法が主流です。チェーンソーの目立てのコツとしては、丸ヤスリの角度をチェーンソーの側面から90度、切れ刃の角度が30度になるように研ぎましょう。そして、丸ヤスリを適切な大きさにすることや、刃の長さをそろえて研ぐことも重要です。
チェーンソーの寿命は具体的にわかりませんが、メンテナンスをおこなえば延命することができます。しかし、排気口やリコイルスタータ、クラッチなどとメンテナンス箇所はたくさんあります。自力で伐採する場合は目立てやメンテナンスの手間がありますが、伐採業者に任せればこういった管理が必要なくなるでしょう。
木を切るとき、木を切ってはいけない日があります。木を切ってはいけない日に剪定や伐採をおこなうと、切った木が腐りやすくなったり、虫が発生しやすくなったりするおそれがあるのです。そのため、木を切ってはいけない日を理解しておくことが大切です。
そこで、今回は、木の伐採に向かない時期や、木を切ってはいけない日について詳しくご紹介していきます。この記事を読んで正しい時期に木の伐採をおこないましょう。
木を切ってはいけない日1:木の生育時期
木を切ってはいけない日はいくつか存在し、さらにその切ってはいけない理由もさまざまです。その中でも最初は木の生育時期が大きく関わる、木を切ってはいけない時期についてご紹介していきます。
木の生育時期に伐採するのはNG
木の生育時期は、成長を促すために樹液の量が多く、濃度も濃くなっています。また、葉も生い茂っていることも多く、伐採の際に樹液の重さと葉が作業を困難にさせてしまうことがあります。そこで、木の伐採は成長がストップする秋の終わりである12月~春の前の時期である2月ごろをおすすめします。
その時期であれば、一般的に木の生育時期から外れていることが多いでしょう。また、生育時期から外れていることで、木の樹液が減り、木の水分量も乾燥によって少なくなっています。
この状態の木は、軽くて扱いやすいため、伐採に適しているのです。そのため木の伐採は葉の枯れた冬の休眠期である12か~2月あたりを狙いましょう。
ただし、常緑樹にあたっては休眠期がないため、残念ながら木が乾燥する時期がなく、冬でも伐採がおこないやすいというわけではありません。
木の種類によって最適な伐採の時期がある
しかし、すべての木が同じ伐採時期に当てはまるというわけではないため、注意が必要となります。木を伐採するときには伐採する予定の木の成長時期を調べてみることをおすすめします。
また、木の種類だけに限らず、林業の世界では「木を切ってはいけない日」や「切ってもいい日」というものが決められています。次からは、その点について詳しくご紹介していきます。
木を切ってはいけない日2:「大つち」「小つち」
さきほども述べたように、木の生育という理由以外に林業の中におけるルールで木を切ってはいけない日というのも存在しています。そこで大切な存在となるものが伐採専用カレンダーです。以下に、伐採専用カレンダーについて詳しくご紹介していきます。
伐採専用カレンダーとは
伐採専用カレンダーとは、旧暦のうえで、毎月木を伐採してもいい日が書いてあるカレンダーのことを指します。このカレンダーを確認することで木を切ってはいけない日を確認することができるのです。
「大つち」「小つち」は伐採を控えたほうがよい
カレンダーに表示される木を切ってはいけない日は「大つち」「小つち」と呼ばれる日です。これらの日は伐採を控えましょう。その理由としては、大つちや小つちにあたる日に伐採をおこなってしまうと、この時期の樹木は低調な時期にあり、木に虫が入りやすくなってしまうだけでなく、腐りやすくなってしまうと言われているためです。
伐採をするときにはしっかりとこの伐採専用カレンダーを確認して、木を切ってはいけない日を避け、伐採をおこなうことをおすすめします。また、大つち・小つちとは異なる、もうひとつ木を切ってはいけない時期というものが存在しているので、次章で詳しくご紹介していきます。
木を切ってはいけない日3:土用
最後にご紹介する木を切ってはいけない日は土用(どよう)です。この時期は神様の怒りという観点で伐採をおすすめしません。
土用の期間に土をいじるのはNG
木を切ってはいけないとさきほど述べましたが、詳しく説明すると、木を切ってはいけないのではなく、この時期は土をいじることが許されていないのです。これは、土用の時期は土を司る神である土公神(どくしん・どこうしん)が支配する時期であり、土を動かすことで神の怒りをかってしまうとの言い伝えによるものです。
そのため、土用の時期の穴掘りや土いじりをはじめ、土を触ってしまうこととなる伐採は避けるべきとされています。
土用の期間をしっかり把握しておこう
誤って土用の時期に木を切ってしまわないためにも、あらかじめ土用の期間を把握しておくことが大切です。土用とは、毎年訪れる立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を指します。
立春が2月4日であれば土用は1月17日~2月3日、立夏が5月6日であれば土用は4月17日~5月6日、立秋が8月8日であれば7月20日~8月7日、立冬が11月8日であれば10月21日~11月7日ということになります。
伐採は日にちに考慮しておこなうようにしよう
ここまで、木を切ってはいけない日があるということをご紹介してきました。もし、伐採をする機会があるという場合は伐採専用カレンダーや、土用の時期をご自身で確認してみましょう。また、伐採をおこなう時期も大切になりますので、以下で詳しくご紹介します。
伐採はおこなう時期も大切
伐採にはおこなってはいけない日が存在するということがわかったかと思います。生育時期によるものだけでなく、「大つち」「小つち」や「土用」といった長年の言い伝えによるものも存在しています。これらの時期をしっかりと把握しておくことで適した時期に伐採をおこないましょう。
そして、伐採をするにあたっておすすめとなる時期は、木それぞれの休眠期です。多くの木の休眠期は冬です。そのため、12~2月の木が乾燥した時期であれば力をあまりかけずに伐採することが可能でしょう。
自分でやるのが難しい場合は…
もし、自分で伐採をおこなう自信がない、一回だけのために道具をすべて揃えるのは大変だという場合にはプロにお任せしてみてはいかがですか?プロに頼むことによって、面倒な準備や後処理などもすべて完璧におこなってもらえます。
弊社は、伐採のプロをご紹介しております。もし、どんな業者に依頼すればいいのかわからないとお悩みであればぜひご相談ください。電話によるお問い合わせは24時間365日承っております。