チェーンソーの伐採方法|準備するもの・作業の流れ・注意点を解説!

チェーンソーの伐採方法

木を伐採するときに、活躍するのがチェーンソーです。チェーンソーを使って自力で伐採をおこなおうと考える方も多いと思います。

しかしチェーンソーを使って伐採するときは注意が必要です。チェーンソーの扱いを間違えると、大けがを負ってしまうおそれがあるのです。

そこでこちらのコラムでは、チェーンソーを扱う危険性や正しい使用方法をご紹介していきます。安全に伐採をするためにも、チェーンソーの伐採に関する知識をたくわえておきましょう。

▼チェーンソーでの伐採は素人でもできる?

素人でも伐採をすることは可能です。ただし、注意をしておこなわなければなりません。もし扱い方を間違えてしまうと、大惨事を引き起こすおそれもあるのです。

チェーンソーを扱う危険性

チェーンソーの伐採方法|準備するもの・作業の流れ・注意点を解説!

チェーンソーは、電気やガソリンを利用して刃を動かす道具です。人力でなくエネルギーを使って刃を動かすため、非常に大きなパワーを出すことができます。そのため、人力では難しいような木の伐採もおこなえることが魅力です。

しかし、チェーンソーの取り扱い方を間違えてしまえば、自分自身を傷つけてしまうおそれがあります。うっかり落としてしまえば、木を伐採するほどの威力が、身体に向かう危険もあるのです。

またしっかりと持って作業をしていたとしても、道具の構造上、刃が自分に向いてしまうときもあります。それがキックバックです。このキックバックについては、後ほど詳しく説明をおこないます。

チェーンソーによる事故は少なくありません。扱い方に不安のある方は、無理して自分で作業をするよりも、業者へ依頼をしたほうがよいでしょう。

プロに伐採を依頼したときの費用の相場

業者へ依頼をすることで、安全に伐採の作業をおこなうことができます。また、労力や時間を費やす必要もなくなるため、非常に便利です。しかし業者へ依頼をするとなると、費用が気になる方も多いでしょう。

プロに伐採を依頼したときの相場は、おおよそ5,000~30,000円だといわれています。伐採の費用は、木の高さによって大きく変わってきます。そのため、樹高が3メートル程度の木であれば10,000円以内に収まることも多いですが、10メートルを超えるような大木であれば、30,000円を超えてしまうこともあるようです。

また抜根や木の回収、作業の手間によっても変わってきます。詳しく知りたい方は、無料で見積りを取ってみると、費用の見当をつけることができるでしょう。

弊社では、無料で見積りを承っております。見積りを取るお時間がない方は、ぜひご利用してみてはいかがでしょうか。

▼チェーンソーで伐採するときに準備するもの

安全に伐採ができるという方は、自力でおこなうのもひとつの手です。しかし、危険性がある分、事前準備はしっかりとおこなわなければなりません。自力で伐採をおこなう方は、以下を参考に、伐採に備えて服装や持ち物の準備をしていきましょう。

チェーンソーを扱うときの服装

チェーンソーの伐採方法|準備するもの・作業の流れ・注意点を解説!

服装は、防護服と防護メガネが必須だといえます。チェーンソーで伐採の作業をするときは、木のクズが飛んできてしまうことがあります。また、チェーンソーの刃が身体に触れてしまうこともあるかもしれません。丈夫な防護服を着ていることで、身体を守ることができます。

ほかには、耳栓も用意しておくべきでしょう。伐採の作業は物理的な危険性だけでなく、音による被害を受けることがあります。間近でチェーンソーの騒音を聞き続けると、聴覚障害を患ってしまうおそれもあるのです。より安全に作業をおこなうためには準備しておいたほうがよいでしょう。

また高所で作業をする方は、ヘルメットがあると安全です。高所で作業をする場合は、落下してしまう危険性も考えられます。万が一に備えて、ヘルメットも装着しておくと安心です。

伐採は非常にケガをしやすい作業です。トラブルを起こさないことが大切ですが、万が一のことを考えて、準備をおこなうようにしましょう。

チェーンソーの特徴と選び方

伐採に欠かせないのが、チェーンソーです。チェーンソーはチェーンの形をしている刃で、固い物を切ることができる便利な機械です。しかしチェーンソーといっても、利用する人がより使いやすいように、さまざまな商品があります。

いざチェーンソーを購入しようと考えても、「どのようなものを選べばよいのかわからない」と感じる方も少なくないでしょう。そのようなときは、「自分に合った大きさか」「使用環境にふさわしい動力源か」という点を意識して、選ぶとよいです。それぞれのポイントについて説明をします。

■大きさ
まずチェーンソーには、さまざまな大きさの商品があります。サイズが大きいとパワーも大きくなる傾向があります。そのため、大きな木を伐採したいときには非常に便利です。ただし、小柄な女性や、お年を召した方には、あまりおすすめできません。

チェーンソーのサイズが大きいと、それを支えるだけの力も必要になります。無理して大きいサイズのチェーンソーを使おうとすると、落としたり、バランスを崩したりする危険性もあるでしょう。そのため、自分で支えることができるパワーのチェーンソーを選ぶようにしてください。

■動力源
チェーンソーの動力源は、大きく分けて2種類あります。1つ目が、電気を動力に駆動するものです。電気を動力とするチェーンソーは、充電タイプのものと、コードタイプの商品があります。

コード式のチェーンソーは、コンセントが身近にある環境であれば、使用することができます。コードをコンセントに挿入した状態でチェーンソーを使用するため、充電切れになることなく、使い続けることができます。「家の庭にある木を伐採したい」という方にはおすすめです。

コンセントがない環境であれば、充電タイプのチェーンソーがおすすめです。ただし充電タイプのチェーンソーは、充電が途中で切れてしまえば、作業を続行することができません。そのため、事前にしっかりと充電をしておくことが大切です。

また2つ目の動力源として、燃料があげられます。作業の前に燃料を補充しておくことで、電気がなくても使用することができます。燃料を準備しておけばいくらでも作業をすることができるので、電気がとおっていないような環境で伐採をおこなう方には、非常におすすめです。

チェーンソー以外に準備するものはある?

実は伐採では、チェーンソー以外にも必要なものがあります。たとえば木を倒すときに使用する、ロープ・滑車・くさび・ウィンチなどです。チェーンソーのみで伐採をしようと思うと、予期せぬ方向に木が倒れてしまうおそれがあるので、大変危険です。狙った方向に倒すためにも、これらの道具が必要になります。

また、手ノコギリがあると便利です。狙った方向に倒すには、正確に切れ目を入れることが大切です。しかしチェーンソーはパワーがある分勢いも強いため、細やかな調整が難しいのです。手ノコギリであれば調整もきくため、ひとつは用意しておくと、便利でしょう。

ほかにも、高い木を伐採するときは、まず枝を切ってから木を倒します。枝を切る際には、ハシゴが必要になるのです。

▼チェーンソーを使った伐採方法の流れ

必要な持ち物が準備できたら、次はいよいよ作業に取り掛かりましょう。作業では、まずチェーンソーの点検をおこなって安全を確認したのちに、伐採をはじめていきます。流れに合わせて、それぞれの作業を説明していきます。

チェーンソーを使う前の点検方法

チェーンソーの伐採方法|準備するもの・作業の流れ・注意点を解説!

チェーンソーの点検は、「部品が壊れていないか」「正しく作動するか」「チェーンソーを使うことができる環境か」という点を意識して、おこなっていきましょう。

チェーンソーはレバーやブレーキ、チェーンなどの部品が使われています。これらの部品が破損をしていないか、確認してください。部品が破損していないようであれば、実際にチェーンソーを駆動させて、動作確認をおこなっていきます。

その際に正しく作動をしないようであれば、伐採作業でトラブルを起こすおそれがあります。伐採に移る前に、詳しい点検をしましょう。

また、チェーンソーの種類によっては、ガソリンを使うものもあります。そのようなチェーンソーを使うときは、火気に注意をしてください。

これらの点検をおこなわないと、伐採の作業に危険が生じることがあります。安全に作業をおこなうためにも、確実に点検をおこないましょう。

1.木を切る方向を決める

伐採の作業は、木を切る方向を決めることから始まります。切って倒す方向には、物を置かないようにしましょう。もし物がある状態で作業をおこなってしまうと、木が引っかかって、完全に倒すことができません。木が引っかかった状態を解消するには労力を要しますので、周辺の物は取り除いておくことが大切です。

また、逃げ道の確保をしておくことも大切です。伐採の手順がうまくいかなければ、自分のいる方向に木が倒れてきてしまうことも考えられます。その際に逃げ道が必要になるため、確保しておきましょう。

2.「追い口」と「受け口」を作り木を倒す

倒す方向を決めたら、次は「追い口」と「受け口」を作ります。追い口とは、木を倒す方向とは逆の方向に入れる切れ込みです。また受け口とは、木を倒す方向側へ入れる切れ込みのことです。

これらの切れ込みを入れることで木がバランスを崩し、倒れるようになります。そのため、木を狙った方向に倒すためには、この切れ込みが非常に大切なのです。

作業は、受け口を作ったあとに、追い口を作るという流れですすめます。受け口は、まず、地面と平行に切れ目を入れていきます。次に、三角形になるような形に、斜めへ切れ込みを入れましょう。イメージとしては、口を開けているさまを横から見たような形になります。

受け口を作ったら、木を倒す方向にめがけて、追い口を作りましょう。追い口は、地面と水平に切れ込みを入れてください。これらの切れ込みを入れたら、次はロープや滑車、クサビなどを使って木を倒していきましょう。

かかり木になってしまったらどうすれば良い?

伐採途中に、倒したい木が途中で別の物に引っかかってしまい、倒れなくなってしまうことがあります。これを「かかり木」と呼びます。かかり木になってしまった場合は、木回しやけん引具などの道具を使って、木をずらしていきましょう。ずらす道具は、木のサイズに合ったものを使うとよいです。詳しい対処法に関しては、「」をご覧ください。

かかり木はそのまま放置してしまうと、非常に危険です。放置していると、予期せぬときに木が落下してしまうことがあります。木の落下位置に人がいれば、大惨事になってしまうのです。

しかしかかり木の対処も簡単ではなく、危険が伴います。対処に不安のある方は、すぐに業者へ依頼をしましょう。弊社は24時間電話受付をおこなっているため、迅速にお近くの業者をご紹介することができます。もしかかり木で悩まれていたら、ぜひお問い合わせください。

▼チェーンソーのキックバックに注意しよう!

チェーンソーは木を伐採できるというメリットがありますが、非常に危険な道具でもあります。チェーンソーを利用したトラブルでも、特に「キックバック」には注意が必要です。

キックバックとは

チェーンソーの伐採方法|準備するもの・作業の流れ・注意点を解説!

キックバックとは、自分に向かってチェーンソーが跳ね返ってしまう現象のことです。この現象は、自身に刃を向けるつもりがなくても、道具の構造上起こりうるものです。

そのためキックバックが起こる仕組みや防ぎ方を心得ていなければ、大惨事を引き起こしてしまうおそれがあります。

キックバックが起きてしまう原因

キックバックがとくに起こりやすいのは、チェーンソーの特定の位置に物が当たったときです。その特定の位置とは、チェーンソーの丸みを帯びた先端の、上半分です。この部分はキックバックゾーンと呼ばれており、このゾーンに固い物があたると、高い確率でキックバックを起こしてしまいます。

また、切れないものに当たってしまったり、刃が木に挟まれたときにもキックバックは起きてしまいます。ちょっとしたことでキックバックを起こしてしまうため、チェーンソーを使うときは、油断をしないようにしましょう。

キックバックを防ぐためにできること

キックバックを防ぐためには、「キックバックゾーンに固い物を触れさせない」「チェーンソーが挟まらないように努める」ことが大切です。また、以下のようなポイントも意識するとよいでしょう。

■正しい使い方を心掛ける
チェーンソーを使うときは、説明書に書いてあることを守り、正しい使い方をするようにしましょう。たとえば、「持ち手部分は正しい位置で握る」「しっかりとチェーンソーを握る」「立ち位置には気をつける」「まっすぐ切る」などです。

初歩的なことですが、これを意識しなければ、作業ミスが出てしまう場合があります。作業ミスがキックバックにつながることもあるので、正しい使い方をするようにしましょう。

■難易度の高い木の伐採は控える
なかには、大きかったり切り途中だったりする木を、伐採しようと考える人もいると思います。しかしこういった木は、素人が作業をするには難易度が高いでしょう。

難易度が高い木は、無理して作業をおこなったり、上手に作業が遂行できなかったりすることが多いです。同時に失敗する危険性もあがって、ケガをするリスクも高まるでしょう。無理して作業を続けてしまえば、キックバックを招くこともあるのです。そのようなときは、無理せずに業者へ依頼をしたほうが、安全であるためおすすめです。

チェーンソーの使用時に危険を感じたら……

いざチェーンソーを使用して伐採をしているときでも、「少し難しいな……」「ちょっと無理をしなければならないな」と感じるときがあるかもしれません。

そのようなときは、すみやかに作業を中断しましょう。無理して伐採を続けてしまえば、チェーンソーをうまく取り扱うことができずに、事故を招いてしまうおそれがあります。

安全を考慮すると、業者へ依頼をすることをおすすめします。業者であれば危険を冒すこともなく、楽に伐採をすることが可能です。

業者選びでお悩みの方は、ぜひ弊社へお問い合わせください。弊社では365日電話相談を受け付けています。無料で相見積りも承っているので、楽に業者へ依頼をすることができます。

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