桐の木の伐採方法|切っても切っても生えてくる…枯らして処理が正解

桐の木の伐採

生命力の強い桐の木は、伐採した後にも思わぬところから枝が出てくることがあります。伐採をするときは、あらかじめ枯らしてからおこなうなどの工夫をするとやりやすいです。今回は、桐の木の正しい伐採方法を確認していきましょう。

除草剤を使って切を枯らす方法を中心に、伐採が円滑に進められる方法をいくつか紹介していきます。桐の木の処分を検討している方はぜひ参考にしてみてください

桐の木は枯らしてから伐採がおすすめです

桐を切るときには、除草剤を使って「枯らす」というひと手間を加えてください。そのまま切るよりも、枯らしてからのほうがよいのには理由があります。その理由と、枯らすのに最も効果的な除草剤の使用方法をここで紹介します。

桐は切っても切ってもキリがない!?

桐は切っても切ってもキリがない!?

はたとえ伐採して切り株にしても、すぐに芽が生えてきてしまうことがある、生命力の強い木です。切っても切ってもキリがないというのは、それが理由です。長年放置すれば、再び桐の木は大きくなってしまうでしょう。そのようなことを防ぐためには、根を撤去する「抜根」をおこなうことをオススメします。

桐は枯らしてから伐採がおすすめな理由

桐が健康な状態で伐採をおこなうと、伐採後に残る切り株から、さまざまな悪影響が出ます。例えば木を好んで食べるシロアリが棲みついたり、快適な場所を探している蜂が巣を作ったりするのです。健康な桐の切り株を放置してしまえば、シロアリや蜂の被害に遭うかもしれません。

桐を枯らすことで、こうした虫が棲みつくことを防ぐことができるといわれています。そのため、事前に桐は枯らしておくとよいでしょう。

一般的なのは除草剤を使った枯らし方

除草剤なら枯らせることができます。一般的に除草剤を使った枯らし方がとられる場合が多いので、方法を知っておきましょう。用意するものは、穴を空けるための電動ドリルと、「グリホサート」という成分が入った除草剤、そしてスポイトです。

一般的なのは除草剤を使った枯らし方

まず、幹に除草剤注入用の穴を開けます。穴はドリルを使って、根元付近の幹にから根っこに向かうように斜め下向きに開けましょう。穴は深さ10センチまでのものを、7センチから8センチ間隔で10か所ほど開けます。

それぞれの穴に除草剤の原液を1ミリリットルずつ入れます。除草剤を入れるときは、スポイトがあったほうが作業しやすいでしょう。

注意点としては、グリホサート系は非選択型という、どんな植物にでも効くタイプの除草剤だということがあります。農地などの近くでおこなおうとすると、作物の生育も阻害してしまうこともあります。近くの植物を枯らしたくない場合は、除草剤は使わず、後で紹介する皮を剥ぐ方法を試してみてください。

生命力が強い桐、抜根するのも大変!

再び桐の木が成長することを防ぐには、切り株ごと撤去する必要があります。切り株を取り除くためには、根ごと引き抜かなければなりません。そのため太い木の根を抜くときには、ショベルカーを使用することもあるのです。桐を伐採する作業は、意外と大変だということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

桐の木を伐採する作業は、業者に依頼することをおすすめします。弊社は伐採ができる業者の紹介をおこなっております。弊社紹介の加盟店をご利用していただくと、簡単に見積りを取ることができますので、まずはフリーダイヤルの電話相談窓口からお問い合わせください。

除草剤を使いたくない場合の木の枯らし方

除草剤を使うと、周りの土壌に影響が出ることがあるので、できれば使いたくないという方もいらっしゃることでしょう。除草剤を使わずに木を枯らす方法もあるので、ここで紹介していきます。

表皮を剥ぐ方法

木の構造上、栄養を運ぶ管は木の皮の部分に集中しているので、これを剥がして栄養がいきわたらないようにします。ナイフやノコギリを使って、幅が20センチから30センチほどの帯状の皮が取れるように剥がしてください。こうすることで、しだいに木は栄養を失って、枯れていきます。

木の水分が増える4月から8月にやると、皮が剥がしやすいのでよいでしょう。この処理をして半年から1年ほどで木の全体が枯れます。少し時間のかかる作業になりますが、林業などでも使われる方法です。

ロープを巻く方法

木にロープやポリエチレンのヒモなどを巻き付けておくことで枯れさせる方法です。巻き付けたままで放置しておくと、木が成長して紐が食い込んでいき、養分が送られなくなって枯れます。この方法は木が成長して太くなることで枯らすので、数年単位の時間がかかります。

計画的に木や林を育てる林業であれば有効なやり方です。一方、庭木などを切るには時間がかかりすぎるため、あまり向かないでしょう。

木を枯らす場合の注意点

除草剤を使わない方法では、必ず枯らすことができるという保証はありません。皮をはぐ方法も、ロープを巻く方法も、枯れずに生き延びてしまったり、桐の性質上、土のほかの場所から幹が生えてくることもあります。

また、木は乾き、枯れた状態に近づくと、倒れやすくなります。幹が乾燥してしなやかさがなくなり、もろくなるからです。枯らすときは、木が思わぬときに倒れてしまうことに十分注意をしてください。

桐を枯らして処分する方法のデメリット

桐を枯らしてから処分する方法には、デメリットもあります。それは、桐が枯れたかどうかを見分けるのが難しいということです。また、枯れるのにも時間がかかります。

すぐにでも伐採してしまいたいというときは、業者に依頼すると対応してもらえるでしょう。業者に伐採と抜根を任してしまえば、作業の負担を軽減するために枯らす必要もありません。

必要な作業ができる業者を探すときは、弊社の紹介サービスを使うと便利です。弊社の加盟店であれば、現地調査から見積りまでを無料ですることができます。見積りに満足できなければキャンセルもできますのでまずはお電話からご相談ください。

桐の木を自力で伐採する方法

自分で切るときには、その木が自力で木を切るときは、伐採できるサイズかどうかを見極めることが大切になってきます。ここでは伐採できる木の見分けかたと、伐採の方法を解説していきます。木が倒れる方向をコントロールするための独特な切り方があるので、これを読んで知識を持ったうえで作業をしましょう。

自力で伐採できる基準

伐採をする前には、その木が自力で伐採できるサイズのものかどうかを判断しましょう。伐採は木を切り倒すときなどに危険が生じるので、この見極めが重要になります。自力伐採ができる基準としては、以下を参考にしてください。

木の高さ:3メートルまで 幹の直径:20センチまで

高い木は倒れるときの衝撃が大きくなり、枝の処理も難しいですし、あまりにも太い場合はノコギリが通らないことがあります。これ以上の大きさの木は、自力では伐採しようとせず、業者に頼むのが無難です。

作業に必要な準備

自力で伐採できる基準

まずは切る木を決め、道具を準備しましょう。道具は、ここに紹介するものを準備してください。また、服装は作業着がおすすめです。

■ノコギリ

伐採用のノコギリというものがありますので、それを用意します。大きなものから小さなものまであるので、木に合ったサイズを選びましょう。刃が電動で動くノコギリもあるので、何本も切るような場合はこれを使うとよいです。

■ロープ

ロープは木を結んで引っ張っておくことで、倒れる方向を調整するのに役立ちます。必須ではありませんが、用意しておくとより安全に作業ができます。

■スコップ

木を切り倒した後に残った切り株を掘り起こすために用意してください。切り株を残すのであればこれは必要ありません。

■ゴーグル・マスク・軍手

を守るためのアイテムです。ノコギリを触ったり、木のささくれが刺さったりするとケガの危険があるので、木を切るときにはこれらを着用しましょう。

■帽子またはヘルメット

頭上から枝が降ってくることも見越して、ヘルメットなども用意しましょう。低い木であれば帽子やタオルでもよいですが、頭を守ることは常に忘れないようにしてください。

伐採の手順

伐採の手順としては、まず木を倒す方向を決めます。その後実際に切りはじめ、倒れたら根を掘り起こして除去します。順番に説明していきましょう。

■倒す方向を決める

木を倒す作業は、計画的におこなわないと思わぬ方向へ倒れてしまいます。まずは、木が倒れるのに十分なスペースがある方向を見つけましょう。方向を決めたら、ロープの片方の端を、桐の幹の立って届く範囲でできるだけ高い場所に縛ります。

もう片方のロープの端は、倒す方向にある木などに、ロープがつっぱるようにしてくくり付けましょう。こうすることで、木が倒れるときにロープが幹を引っ張るので、思った方向に倒せる確率が高まります。

■木を切る

切るときは、幹にふたつの切れ込みを入れましょう。まずは幹の倒す方向側に、横から見て30度から45度くらいになるように切れ込みを入れます。切れ込みは幹の3分の2くらいまの深さで入れて、片方の線を斜めに、もう片方を地面と水平に入れてください。

それができたら、反対側から、今度は水平に切っていきます。位置は、地面と水平なほうの切れ込みの線よりも上で切りすすめます。一直線状に切ってください。

直線状の切れ込みをある程度まで切りすすめていくと、倒したい方向に木が倒れ始めます。倒れ始めたらその場をいったん離れて様子を見ましょう。木が倒れ終わったら次の工程に入ります。

根を掘り起こして撤去する

■根を掘り起こして撤去する

根を掘り起こします。枯らしてから切らない場合などは、根をしっかりと取り除かないと、また生えてきてしまうので、この作業をしましょう。根はスコップで掘り起こしていきます。

木の根元の土を掘り起こし、切り株を引き抜きます。抜けないほど深く根が伸びているときは、ノコギリを使って切るか、除草剤で枯らすとよいでしょう。枯らしかたは、「除草剤を使った枯らし方」で説明しているやり方で大丈夫です。

伐採した木の処分方法を確かめておこう

伐採した木の処分方法は、木の大きさによって変わります。自治体がおこなっているごみ回収で回収してくれる場合もありますが、大きすぎるゴミだと回収されない場合もあるので注意してください。

自治体が回収してくれないときは、業者に依頼して処分してもらうことになるでしょう。また桐は販売できる場合があるなど、いろいろな処分の方法が考えられます。事前に調べて、処分方法も決めてから伐採してください。

難しい場合はムリせず依頼!業者の費用はいくら?

木の伐採は難しい作業です。作業自体が危険を伴いますし、道具をそろえる必要もあります。また大きな木の場合は、自力での伐採ができないこともあります。

伐採を業者に頼むときに気になるのが費用でしょう。木の伐採は高さによって値段が定められていることがほとんどです。成熟した桐の木は、樹高が10メートルから15メートルとなります。これはほとんどの業者で価格を提示しておらず、別途見積りが必要な高さです。

ちなみに、7メートルほどの木を伐採するには、およそ30,000円の費用がかかるので、30,000円以上の費用がかかるものと考えてください。正確な費用は、業者から実際に見積りを取って確認しましょう。

弊社の加盟店なら、現地調査と見積りは無料です。無料相談窓口にお問い合わせいただくことで、お客様に最適な加盟業者を派遣することができます。伐採に関して、少しでも困ったことがございましたら、まずは弊社にご相談ください。

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