伐採作業が必要?リスクを減らすならプロに依頼するのもあり!
自宅の木が大きくなりすぎると、手入れが大変ですよね。枯れてしまった場合、伐採したほうがよいのか悩まれている方もいるのではないでしょうか。
大きくなりすぎている木は庭の景観を損なうだけではなく、近隣の方にも迷惑をかけてしまうことがあります。伐採をしようとしても、作業の流れや方法などを知らずにおこなってしまうと、ケガや事故につながるおそれがあり、大変危険です。
そこで、この記事では伐採が必要な理由やプロがおこなう伐採の作業手順、木の処分までご紹介します。庭の景観を保つためにだけではなく、近隣の方とのトラブルを防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
伐採作業は本当に必要?切る前の確認事項
伐採とは、木を切り倒すことです。木は場合によって、伐採する必要が出てきます。以下に伐採が必要な場合や、伐採をするときにおこなう準備についてみていきましょう。
こんなケースは伐採が必要
木を伐採する理由のひとつは、庭の景観をよくすることです。庭の木が大きすぎると日陰を作り、庭を暗い印象にしてしまいます。また、大きくなりすぎた木は庭の土の養分を奪います。そのため、ほかの植物に必要な養分まで奪われてしまうおそれがあるのです。
それだけではなく、木が大きくなりすぎて葉や枝が近隣の敷地に入ってしまうことがあります。柿などの実が生る木であれば、実が落ちて虫や小動物が寄ってくることもあります。近隣の方とのトラブルを防ぐためにも、大きくなりすぎる前に伐採したほうがよいでしょう。
伐採を決めたら:1.作業日の調整をする
自分で伐採をすることは可能ですが、一人で作業をおこなうことは危険です。そのため、家族や友人など、手伝ってくれる人を探し、その人たちと日程を調整して作業日を決めていきます。木は想像以上に重く、枝が落ちてきたり、木が倒れてくるときにケガをしたりするおそれがあるためです。
伐採を決めたら:2.道具を揃える
作業を始める前に、伐採をするときに必要なものを揃えておきましょう。必要なものは以下のとおりです。
防護服・防護メガネ
伐採をしていると、枝が落ちてきたり木くずが飛んできたりすることがあります。枝や木くずなどから身を守るため、防護服や防護メガネを着用するようにしましょう。
ノコギリ・チェーンソー
伐採作業にはノコギリやチェーンソーを使用します。ノコギリは比較的手軽に扱うことができますが、労力が必要です。
その分チェーンソーは簡単に木を切ることはできますが、キックバック現象を起こすことがあります。キックバック現象とは、作業をしている人に向かってチェーンソーが飛び上がる現象です。
ロープ・ゴミ袋
ロープは、木を倒すときの補助の役割として使用します。伐採した木を処分する際に使用するゴミ袋なども用意しておくとよいでしょう。
伐採を決めたら:3.伐採計画を立てる
伐採をする前に、木をどの方向へ倒すかを決めておくことが大切です。間違った方向へ倒れると周りにある家や植物が損傷することや、周りにいる人がケガすることがあるためです。
木の重心がどちらにかかっているかをみて、重心がかかっている方向へ倒すことが多いですが、必ずしもそれが正しいとはいえません。地面の傾きや木を倒せるスペースがあるかどうか、家や植物など周りにあるものが損傷しないかどうかなど、入念に計画を立てます。
伐採に機械を使うときは騒音が出るため、作業をおこなう前には近隣への挨拶もしておいたほうがよいでしょう。挨拶をせずに伐採作業を始めると、騒音が原因でご近所トラブルにつながるおそれがあるためです。
古来より日本では、木には家の守り神として精霊が宿るといわれていました。そのため、木を伐採するときには感謝と謝罪の意を込めて、お祓いをすることが多いようです。略式のお祓いであれば、四隅にお酒と塩をまき、手を合わせるようにしましょう。正式なお祓いをする場合は、神社へ依頼することも可能です。
自分でやるのはリスク大!
余分な枝が残っていると木の重心も定まらないため、伐採をするときには、余分な枝を切り落としてから幹を切っていきます。伐採を始めてからは手伝ってくれる人と連結をとり、声をかけながら作業をするようにしましょう。木は思っているよりも重いため、予期せず枝が落ちてきたり、木が倒れてきたりと、ケガをしてしまうおそれがあります。
難しい作業に手間取るだけでなく、このようなリスクを考えると、伐採作業は業者に任せたほうがよいでしょう。弊社にお電話いただければ、伐採に関するお悩みについて24時間365日ご相談をしていただくことが可能です。また、ご相談をお聞きしたうえで、ご要望に合った業者をご紹介させていただきます。
【プロがおこなう】伐採作業の手順
伐採作業を業者に依頼すると、どのような作業をしてくれるのか気になるという方も多いでしょう。以下に、業者がおこなう基本的な伐採作業の手順についてご紹介します。
【手順1】伐採計画を立てる
まずは、安全で確実に作業をおこなうために、木を倒す方向を決めます。木を倒す方向を決めるときは、木のサイズや重心、周囲にあるものなど、さまざまな要素から考慮されます。また、伐採の際に倒した木が人に当たらないように、見張り役をどこに配置するかなども、この段階で入念に決められることが多いです。
【手順2】倒す反対側の草や枝を除去する
木が倒れ始めると、作業者は反対側に避難します。そのため、倒す反対側にある庭の装飾品や石など、障害物となるようなものは取り除いておきます。避難する際、落ちている葉や枝を踏んで滑ったりつまづいたりすることもあるので、葉や枝なども取り除きます。
【手順3】不要な枝をなくす
安全に伐採作業をおこなうために、木の枝が多すぎたり、周りの木や建物にかかっている枝がある場合は、事前に不要な枝を切り落とします。そのままの状態で木を伐採すると、倒したときに周辺の木や建物、作業をしている人や手伝ってくれている人にぶつかるおそれがあるためです。
【手順4】受け口・追い口を作る
伐採をするときには、一か所のみの切り口で切り倒すのではなく、受け口と追い口を作って倒していきます。二か所の切り口を入れることにより、倒したい方向へ木を倒れやすくすることが可能です。
まず、倒す方向に受け口を作ります。受け口は30度~45度の∠のような形になるように、幹の3分の1くらいまで切り込みを入れます。その後、受け口の反対側に追い口を作ります。追い口は、受け口の3分の2くらいの高さのところから水平に切り込みを入れていきます。このとき、受け口まで届かないよう注意しましょう。
【手順5】木を倒す
受け口と追い口を作ったら、受け口のほうへ押せば木が倒れていきます。木が倒れてきたら反対側へ避難します。
業者はこのような手順で伐採作業をしています。このような手順を自分でおこなうことに少しでも不安がある場合は、業者に依頼するとよいでしょう。計画や準備、作業までをしっかりとおこなってくれるため、業者に依頼するメリットは大きいといえます。
弊社にご連絡いただければ、お住まいの地域に関わらず、伐採業者をご紹介することが可能です。伐採作業を検討されているという方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
伐採で出た木の処分は?
木を切り倒したら終わりではなく、伐採をした木は処分しなければなりません。ここからは、切り倒した木の処分方法についてご紹介します。
まずはしっかり乾燥させよう
木は湿ったまま長時間放置してしまうと、腐ることや、シロアリやカビが発生するおそれがあります。伐採した木はしっかりと乾燥させるようにしましょう。長期間保管するときは濡れない場所に保管するなどの必要があります。
細い木ならゴミとして出せる
細い木を30センチメートルほどの長さまで短くすることができれば、ゴミとして出すことができます。木は燃えるため可燃ごみとなりますが、自治体によって出し方などのルールが異なります。出す前にはお住いの自治体のホームページで確認したり、電話で問い合わせたりするなどしてルールを確認したうえで出すようにしましょう。
自分で加工する方法も
自分で加工することができれば、木材などとして販売することもできます。地域によっては木材を加工する道具を貸してくれる自治体もあります。もしお住いの自治体で道具を借りることが難しい場合は、ホームセンターなどから借りることも可能です。
大きな木は自力での処分が難しい......
細くて小さな木であれば、ご紹介した方法で木を処分することができます。しかし大きな木や太い木であれば、その分時間や労力がかかり、処分するのも大変です。
そのため、面倒だと感じる方は、伐採と合わせて業者に依頼することがおすすめです。業者によって作業内容や費用が異なるので、依頼する前に見積りをとり、作業内容や金額などを確認するとよいでしょう。
弊社であれば無料見積りだけではなく、現地調査もおこなっております。ご依頼される前に、抱かれている不安や疑問を解消していただけるよう、ご質問などにも誠意をもって対応いたします。お気軽にご相談ください。
伐採関連記事
- シマトネリコに虫が発生!種類と駆除の仕方・害虫対策もご紹介
- 支障木の放置は厳禁!伐採が必要とされる危険な状態について解説
- 伐根は自力でできるの?やり方の手順や難易度について解説します!
- 月齢伐採で丈夫な木材が作れる!伐採後の乾燥方法についてもご紹介
- 切り株を枯らす方法を解説|放置はNG!枯らしたら抜根しよう!
- 大きくなりすぎた庭木はどうするべき?小さくする剪定法・伐採の基準
- カイヅカイブキの特徴や育て方を完全網羅!剪定のポイントも解説
- ベニカナメモチの伐採方法の基礎を解説!安全におこなうための注意点
- 大径木伐採は費用がぐんと高くなる!その理由を危険性とともに解説
- 伐採した木の処分はどこに頼めばいいのか。おすすめの方法を解説!