枯れた木を放置するのはやめよう。放置の危険性について解説します!
庭などに植わっている木が枯れたら、どのように処分をするかは決めていますか?病気や寿命などでいつか木は枯れてしまいます。
今回は枯れた木を放置することで発生するトラブルや、正しい処分の方法をいくつか紹介しています。枯れた木の処分を業者に依頼をするときのポイントなども、ぜひ参考にしてみてください。
枯れた木の処分について考えよう
枯れてしまった木が大きければ大きいほど、処分は大変になります。実際に木が枯れてしまった人も、まだ枯れてない人も、一度きちんと枯れた木の処分方法について考えてみましょう。
◇木の寿命はとても長い
木の種類にもよりますが、木の寿命はとっても長く、人の寿命をはるかに超えてしまいます。長生きした木は、高さや幹の太さはもちろん、地面に伸びている根っこも立派に成長しています。そんな木が枯れる原因はいくつかあります。今ご紹介したように寿命で枯れてしまったり、病気になって枯れることもあります。
◇枯れた木の処分に困る人は多い
実際に枯れた木の処分に困る人は多いようです。長生きをした大きな木であればあるほど、枝の切り落としや木を引き抜くのに労力が必要になります。大きさによっては、自分たちだけでの処分が難しい場合もあるでしょう。
しかし、枯れた木の処分を依頼すると、お金が必要になってきます。木の大きさによっては何万円も必要になる場合もあるようです。できることなら、放っておきたくなるかもしれません。けれども、枯れた木を放置することで、さまざまなデメリットが生じてしまいます。
枯れた木を放置してはいけない!その理由とは…?
では具体的にどのようなデメリットが発生するのでしょうか。それぞれご紹介していきます。
◇枯れ木が倒れる
枯れた木は、台風などの強風により、枯れた木が倒れるおそれがあります。大きな木だと建物への損傷だけでなく、人にケガを負わせてしまうかもしれません。もし隣の家の敷地に向かって倒れてしまうと、他の人にも迷惑がかかってしまいます。枯れた木は元気な木と比べると耐久力も弱いので、思わぬ強さの風でも倒壊の危険性があります。被害が出る前に早めに対処しましょう。
◇シロアリの住処になる
シロアリは木材を餌にしています。枯れた木はシロアリにとって絶好の住処になります。枯れた木に住み着いたシロアリが、住宅にも被害をもたらすことも十分考えられます。シロアリは一度住み着いてしまうと、完全な駆除は難しいといわれています。シロアリが住み着いてしまう前に、枯れた木は処分するようにしましょう。
枯れた木を自分で処分する方法
枯れた木の処分を業者に依頼すると、お金がかかってしまいます。自分で処分ができるなら、それに越したことはないですよね。ここでは、自分で枯れた木を処分するときの注意点などをご紹介します。
◇周囲の安全を確保する
枯れた木の大きさにもよりますが、まずは周囲に人がいないかなどを確認しましょう。枯れた木の処分をするときに邪魔になるような物があれば、移動させておきましょう。
また、枯れた木の周辺でガーデニングなどを行っている場合は、その草花に影響が及ぶかもしれません。鉢植えなどに移して移動させるなどして、草花を守るようにしましょう。
◇枯れた木の状態を把握する
枯れた木の状態によって、処分の方法は変わってきます。枯れてから日数が経過して幹がスカスカになっていれば、処分に必要な労力や道具も少なくて済むでしょう。
枯れ木の枝が多い場合には、切り倒す前に枝の伐採が必要となります。きちんと枯れた木の状態を確認して、枯れ木の処分の順序を立てておきましょう。
◇枯れた木を伐採する
枯れた木の状態によっては、チェーンソーなどの一般の家庭ではあまり見かけない重機が必要になることもあります。また、一人で枯れた木の処分をしようとしても、労力や時間がかかることでしょう。
伐採を業者に依頼するメリット
枯れた木の大きさや状態によっては、業者に依頼をしなければ処分ができない状況もあるでしょう。他にも枯れた木の処分を業者に依頼することにはいくつかのメリットがあります。
◇枯れた木の状態や伐採方法を正確に判断してくれる
業者は私たちよりも枯れた木などに対して、正しい知識を持っています。枯れた木の状態を見て、より適切に処分をしてくれるでしょう。
◇伐採に必要な機材を自分で揃えなくてよい
枯れた木の大きさや状態によっては、処分の際にチェーンソーやショベルカーなどが必要になってくるケースも考えられます。そのような重機は一般的な家庭にはないことが多いですよね。枯れた木の処分のためにそのような重機をすべて揃えるのは、金銭的にも困難でしょう。
業者に依頼をすることで、枯れた木の処分に必要な重機なども適切に使ってくれます。これは業者に枯れた木の処分を依頼する大きなメリットのひとつです。
◇伐採にかかる日数などが事前にわかる
当たりまえですが、業者は枯れた木の処分を何度も行っています。枯れた木の状態などを見て大体の作業時間の目安も出すことができます。枯れ木の処分に必要な日数を事前に把握できれば、自分のスケジュールなども立てやすいですよね。
◇プロがやってくれる分、安心できる
もちろん枯れ木の処分を請け負ってくれる人は、素人ではありません。安心して任せることができます。どれだけ大きい枯れた木でも、適切に対応をしてくれるでしょう。もし、自分や家族の誰かが枯れた木の処分をしようとしても、あまり知識や経験がないとケガの不安がありますよね。
業者に枯れた木の処分を依頼することで、このような心理的なストレスのおそれがなくなります。
よい業者を選ぶためのポイント
枯れた木の処分を業者に依頼すると、費用が発生します。木の大きさや状態によっては、高額な費用が必要になるケースもあります。どうせお金を支払って業者に依頼をするなら、“よい業者”に依頼をしたいですよね。よい業者を選ぶには、実はいくつかポイントがあります。これを抑えてよりよい業者を選ぶようにしましょう。
◇複数の業者から見積りをとる
同じ枯れた木の処分を依頼しても、業者によって値段に差があります。この費用が極端に安い業者には依頼をしないほうがよいでしょう。枯れた木の処分に対して経験や知識のない人が作業を行うおそれがあります。また、人件費を削減するために、枯れた木の大きさや状態に見合っていない人数が派遣されることも考えられます。必ず複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。
◇見積り内容が明確かどうか確認する
見積りをとっても、料金の内容が明確ではない場合、その業者は避けたほうがよいでしょう。支払う料金に透明性がないと、本来必要ではない料金が含まれていても気づくことができません。複数の業者に見積りをとると同時に、内容もきちんと確認をするようにしましょう。
◇これまでの実績を確認する
業者のホームページなどがあれば、チェックするとよいでしょう。また、地域の口コミサイトなどを参照するのもおすすめです。万が一、依頼を検討している業者に悪い評判がある場合は、その業者も選ばないほうがよいでしょう。
まとめ
自宅の庭などに木を植えたら、いつかは枯れてしまう日が訪れます。実際にはまだ枯れた木がなくても、適切な対処の方法や、業者の選択のポイントをあらかじめ知っておきましょう。
そうすれば、実際に木が枯れてしまっても慌てることはなくなります。枯れた木を放置して、トラブルの原因にならないように、早めの対処ができるように準備しておくことが大切です。
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