梅の木が病気になった!今すぐできる対処法と病気を予防する対策とは

梅の木 病気

家の庭で梅の木を育てている人もいるでしょう。もしそんな大切な梅の木の葉に斑点があったり、梅の木の成長に異変を感じたりするようなら、梅の木が病気にかかってしまっているおそれがあります。

正しく対処しなければ、実が落下してしまったり、葉が枯れてしまったりするかもしれません。梅の木の病気に対する対処法を知るとともに、今後同じ事態にならないように予防法も知っておくとよいでしょう。ここでは、梅の病気の症状や対処法、予防策を紹介します。

梅の木が病気になっているかも!症状と対処法は?

梅の木がかかりやすい病気には、どんなものがあり、どう対処していけばよいのか、ここでは病気の種類や対処法についてご紹介していきます。

黒星病(くろぼしびょう)

黒星病(くろぼしびょう)

春のあたたかい時期に注意したい病気で、梅の木のなかでも代表的な病気といわれています。実に緑黒色の小さな斑点ができている状態で、食べることに影響はありませんが、見かけがあまりよくありません。

予防策として、石灰硫黄合剤という薬剤を、枝の先から幹まで散布することで予防できます。高温多湿の時期に発生しやすい症状なので、梅雨にはいる前の対策がおすすめです。

潰瘍病(かいようびょう)

春ごろから梅雨時期に発症する病気です。この病気は、風や雨の影響で伝染する病気になります。実の表面に黒褐色で赤紫がかった斑点ができていると、病気を発症した状態です。

実だけではなく、葉や枝、木全体に被害を与えてしまう病気です。潰瘍病になってしまった場合は、その枝を切り落としましょう。薬剤も効果のあるものがあまりないので、枝を切り落とすことで、病気の広がりを予防することができます。

うどん粉病

発生しやすい時期は、6月ごろとされています。症状は、新芽や新しい茎に小麦粉が振りかかっているような白カビが発生している状態です。症状が、ひどくなってしまうと枯れてしまうので対策してあげましょう。

カリウム成分の肥料不足や窒素肥料の過多が原因とされています。予防策は、窒素が多すぎる状態にならないようにすることです。病原菌を死滅させる薬剤を使うと予防することができるので、症状がひどくなる前に使用することをおすすめします。どういった薬剤を選べばよいかわからない場合は、園芸用品店やホームセンターで店員さんに尋ねましょう。

灰色カビ病

糸のようなカビで、放っておくと木全体に広がってしまう病気です。実にふやけた斑点ができ、症状が進行してしまうと灰色のようなカビになります。灰色カビ病は、湿気の多い梅雨時期や温度が低めの秋ごろに発生しやすい病気です。

水のやりすぎには注意して、風通しをよくすることで予防することができます。また、症状があらわれている葉や枝は、木全体に広がってしまう前に取り除いてしまいましょう。

梅の木に害虫がついている!症状と対処法は?

梅の木に限らずですが、植物の生育に害虫はつきものです。ここでは梅の木につく主な害虫と、その対策についてご紹介していきます。

アブラムシ

アブラムシ

あたたかくなってきた春ごろに発生しやすい害虫です。春ごろに新葉の裏側に群がって発生します。枝の成長や、花や葉の成形に悪影響を与えます。対策は、害虫が口にしたり、接触したりすると死滅する薬剤を使うことです。人には害がない薬剤なので安心して使用することができます。

ウメケムシ

春先に、新芽や葉を食し被害を与える毛虫です。夜間などの暗い時間帯に行動し、食害します。枝の分岐する部分に巣を作り、住みつく害虫なので剪定の際に、その分岐部分を切断し駆除しましょう。薬剤を散布して駆除することも可能です。

カイガラムシ

葉や茎の樹液を吸って、植物を弱らせる害虫です。灰色や白色にちかい色をしていて、枝や幹に発生する傾向があります。害虫駆除をおこなう場合は、害虫を死滅させる薬剤を使用しましょう。

カイガラムシは、種類によって発生する時期が違いますが、予防時期は12月ごろとすべて同じ時期です。カイガラムシは、梅の木に病気を転移させることがあるので薬剤などで対策することが大切です。

害虫の多くは薬剤を散布することで駆除することができます。どういった薬剤を使えばよいのか自分ではわからないときは、園芸用品店やホームセンターの店員さんに尋ねるとよいでしょう。梅の木についている害虫の写真を撮って、店員さんに見せることにより、販売されているなかで最も効果のある薬剤を選んでもらえる場合もあります。

梅の木が病気になる前にできること

梅の木が病気にならないためにも、予防や対策を知っておくとよいでしょう。予防策や対策を知っていることで、病気になってしまっても早めに対処することができます。

薬剤を散布するのもひとつの方法です。薬剤を散布することで、害虫から梅の木を守ることができます。ですが、薬剤の散布は、梅の実の成長に影響が出る場合があるので食用にできなくなるおそれがあります。食用として、考えている場合は散布する薬剤に注意しましょう。

薬剤を使用せずに、梅の木を守る方法もあります。梅の木を正しく剪定することで、風通しや日当たりがよくなり、病気の予防対策ができます。

梅の木が病気になってしまった場合や予防方法に不安のある方は、弊社へお気軽にお問い合わせください。弊社には多くの剪定や伐採業務をおこなっている業者が加盟しております。ご依頼いただければ、丁寧なサポートをおこなう業者をご紹介いたします。

まとめ

梅の木がかかってしまう病気は数多いことがわかりました。薬剤の散布や剪定をおこなうことで、予防や対策をすることができます。大切に育てている梅の木に少しでも異変を感じたら、すぐに対処してあげましょう。

予防や対策は、正しくおこなわないと症状を悪化させてしまう場合もあります。薬剤を散布する際は、使用方法をしっかり確認しましょう。剪定をおこなう場合も手順などを確認してからおこなうとよいです。また、何かしらの病気を発症してしまった後、薬剤の散布などで事態を改善したら、今後、同じような病気にならないように予防する必要もあります。

梅の木の予防方法や病気対策に不安がある場合は、伐採や剪定をおこなっている業者に相談することをおすすめします。業者であれば、梅の木をさまざまな病害虫から迅速かつ的確に守ることが可能です。

しかし、一度も業者に依頼したことがないという方は、どういった業者に依頼すればよいのかわからないかと思います。もし業者選びで困るようなことがあれば、ぜひ弊社にご相談ください。真摯にご要望を聞き、的確な業者をご紹介いたします。

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