切り株を枯らす方法を解説|放置はNG!枯らしたら抜根しよう!

切り株を枯らす方法

切り株は掘り起こすのが大変なため、木の伐採後に放置している人もいるでしょう。しかし、切り株を放置しておくと、シロアリやスズメバチを引き寄せる原因になるおそれがあります。

木を伐採しても切り株は生きているので、栄養の伝達をする器官を壊して枯らす「巻き枯らし」という方法や、除草剤などを用いて枯らしましょう。また、切り株の根が庭にあると、人がつまずく原因にもなるので、枯らした後に伐根することが大切です。

そこで、今回は切り株を枯らす方法についてご紹介します。正しい枯らし方を知ることで、邪魔な切り株を取り除くことにもつながるでしょう。

切り株の放置は危険!その理由と枯らす方法

切り株を放置していると、さまざまなトラブルの原因になります。そのため、トラブルを未然に防ぐには、早期に切り株を枯らして伐根することが重要なのです。そこで、以下では切り株を放置しておく問題点と、枯らし方についてご紹介します。

なぜ切り株を放置してはいけないの?

切り株を枯らす方法を解説|放置はNG!枯らしたら抜根しよう!

切り株を残しておくと、害虫が寄ってくる危険があります。切り株は木を食料とするシロアリを寄せ付けてしまうのです。とくに、切り株が家のそばにあると、放っておくと民家にまで被害が拡大するおそれがあります。

さらに、切り株の中にはオオスズメバチが巣を作ることもあるため、刺傷被害が出ることもあります。敷地内にある切り株から発生したスズメバチが、近所の住民を刺した場合は、近隣トラブルになることも考えられるでしょう。

また、切り株や根につまずいて、人が転ぶ危険もあります。そのうえ、切り株の根が地盤沈下の原因になるとも考えられるのです。そのため、巣にされやすい切り株は、早めに取り除いた方がいいでしょう。

方法1|巻き枯らしをおこなう

切り株を枯らす方法のひとつに「巻き枯らし」という方法があります。巻き枯らしとは、伐採した切り株の皮を1周してはぎ取ることで、枯死させる方法です。皮を厚めにはぐと、栄養を伝達する形成層という部分を傷つけるため、自然に切り株を枯死させることができるでしょう。

ただし、樹木の種類によっては、巻き枯らしをしても枯れない場合があります。そのため、枯れなかった場合は、別の方法を試してみるといいでしょう。

方法2|除草剤を使う

切り株を枯らす方法には、除草剤を使う手段があります。除草剤は本来、雑草の駆除に使われる場合が多いですが、生きた切り株に浸透させることで、内部から枯死させることができるのです。

枯らすときは、電気ドリルで切り株の中に穴を開け、中に除草剤を流し込むことで浸透させます。除草剤を入れた後、雨水が入ると希釈されてしまうので、除草剤を流し込んだ穴はガムテープなどでふさいでおきましょう。

また、切り株の表面に除草剤を塗るという方法もあります。切り株の表面を上から見ると、緑色の輪が見えます。その緑色の輪のすぐ外側にあるのが、栄養の伝達をする形成層です。そのため、緑色の輪の周りに、継続的に除草剤を塗りこむと、形成層から送られる養分を断つことができるのです。

除草剤を塗ったとしてもすぐ枯れないかもしれません。そのときは、半年~1年ほどかけて、週1回のペースで除草剤を塗り続けてみるとよいでしょう。切り株が完全に枯れたら、土から掘り起こします。

方法3|腐葉土で分解させる

切り株は、腐葉土を使って枯死させることも可能です。切り株の周りに囲いを設置し、中に腐葉土を入れていきます。切り株と同じ高さになるまで腐葉土を入れたら、定期的に水を与えて水分を保ちましょう。半年~1年ほど腐葉土で包んだら、掘り起こすことができます。

切り株を枯らすには時間をかけておこなう必要があるため、手間に感じる人もいるかもしれません。もし、切り株の処分を難しく感じた場合は、弊社のサービスをご利用ください。

弊社のサービスでは、お近くの加盟店から業者を手配させていただくため、スピーディーに作業ができるのです。弊社は24時間無料でお電話を受けつけているので、いつでもお気軽にご相談ください。

切り株を枯らす方法によっては注意が必要

切り株を枯らす方法によっては、手順を間違えると失敗することがあります。そのため、注意点をしっかり理解して、作業をすることが大切です。そこで、以下では切り株を枯らすときの注意点についてご紹介します。

除草剤を使用する際の注意点

切り株を枯らす方法を解説|放置はNG!枯らしたら抜根しよう!

除草剤を用いて切り株を枯らす場合は、形成層という部分に除草剤を塗りましょう。切り株の断面にある、緑色の輪の外側に形成層があります。形成層に除草剤を塗ることで、栄養が運ばれるのを防ぐことができるでしょう。

しかし、切り株が乾いていると、除草剤が浸透しないことがあります。そのため、切り株の断面を湿らせてから、除草剤を塗りこみましょう。

また、除草剤を塗るときは、晴れた日におこなってください。雨が降っていると雨水が当たり、除草剤が希釈されるのです。そのため、除草剤の散布後はビニールなどを切り株にかぶせておくといいでしょう。

巻き枯らしでの注意点

巻き枯らしをおこなう際には、形成層までしっかり破断させましょう。木を伐採しても、水が全体に供給させなくなっているだけなので、切り株自体は枯れていません。そのため、栄養の伝達をする形成層を壊す方が効果的なのです。

また、巻き枯らしは、皮をはいでから自然に枯らしていくため、完全に枯死するまでには時間がかかります。そのため、巻き枯らしをするなら1年はかかると見た方がいいでしょう。

ただし、切り株の近くから、新しく芽が生えてきた場合は注意が必要です。生命力の強い樹木の場合は、巻き枯らしをしても新芽を伸ばして生き残ってしまうことがあります。そのため、しっかりと切り株を枯らしたい場合は、業者に依頼をしましょう。業者は根を枯らすための専門的な技術があるため、自力で枯らすよりも確実なのです。

さらに、弊社サービスにご相談いただくと、伐根も依頼できる業者をご紹介できる場合もあります。そのため、伐根にかかる手間暇を省くことができるでしょう。

しかし、業者には頼まず、自力で伐根までおこないたい人もいるかもしれません。そこで、次では伐根の方法もご紹介するので、よろしければ参考にしてみてください。

切り株を抜根する方法と手順

切り株を枯らすことができても、放置するのは避けましょう。切り株が残っていると、つまずいて転倒する原因にもなるのです。そのため、枯らした後はできるだけ早く、伐根の作業をおこないましょう。そこで、以下では伐根の手順についてご紹介します。

切り株を抜根する方法

切り株を枯らす方法を解説|放置はNG!枯らしたら抜根しよう!

切り株の伐根作業では、スコップとオオバサミ、ノコギリを使用します。道具の準備ができたら、以下でご説明する手順に沿って伐根を進めていきましょう。

  1. 切り株の周りから土を掘る
  2. 根が見えてきたところで、根をオオバサミで切る
  3. オオバサミで根を切れない場合は、のこぎりで切る
  4. 1~1.5メートル前後まで深く掘っていく
  5. 真下の根も切断し、切り株を地面から切り離す
  6. 切り株を抜いて地表へ移動させる

伐根の作業は時間がかかるため、細い木の切り株でも、掘り起こすのには1日ほどかかるといわれています。また、体の負担も大きいので、大変そうだと思ったら業者に任せた方がいいでしょう。

抜根を業者に依頼するメリット

伐根は、自分でおこなうよりも業者に任せた方がメリットは大きいといえます。とくに、大きな木の切り株の場合は大変な重量で、1人で掘り起こすのは難しいのです。また、切り株を処分するのも労力が必要になります。そのため、一連の作業を業者に任せると、自力でおこなう負担をなくすことができるでしょう。

しかし、業者に依頼をするとなると、費用面が気になる人も多いかもしれません。費用面で不安がある場合は、相場を知っておくと、伐根作業の適正価格を知ることができるでしょう。

基本的に業者費用は「作業費」と「根の処分費用」を合わせた金額になることが多いです。しかし、作業費や処分費用は根の太さによって変わるため、最終的な金額がわかりにくいでしょう。

そのため、伐根したい切り株のサイズを把握しておくことが大切です。以下では、作業費と根の回収費の費用相場をまとめてみたので、業者依頼の際に参考にしてみてください。

【作業費】

  • 太さ30センチ未満:1万5,000円~2万円前後
  • 太さ30-50センチ未満:3万円~4万円円前後
  • 太さ50-80センチ未満:5万円~10万円前後
  • 太さ80センチ以上:10万円~20万円前後

【処分費用】

  • 30センチ未満:3,000円~5,000円前後
  • 30-50センチ未満:5,000円~1万円前後
  • 50-80センチ未満:1万円~1万5,000円前後
  • 80センチ以上:1万5,000円~2万円前後

業者によっては、80センチ以上になる切り株の伐根費用は、応相談になる場合があります。そのため、大木の切り株がある場合は、事前に業者へ問い合わせておくといいでしょう。

また、切り株が重量な場合は、重機を使って伐根する必要が出てきます。その際に、重機を使用する料金も別途で発生することがあるのです。そこで、以下では重機を使った場合の費用についてもまとめてみました。

【重機使用料】

  • 1~5トン未満:1万5,000円~3万円前後
  • 5~7トン未満:3万円~4万円円前後
  • 7~10トン以上:4万円~5万円前後

ただし、自宅の狭い庭や、住宅地の中では、スペースが狭いため重機が使用できないことがあります。そのため、住宅地や庭が狭い場所に切り株がある場合は、事前に業者へ相談しておくといいでしょう。

業者へ依頼をする際には、ぜひ一度、弊社へご相談ください。弊社では、現地調査やお見積りと無料でおこなう業者を、ご紹介させていただく場合があるのです。あらかじめ現地調査をしてもらうことで、安心して作業を任せられるのではないでしょうか。

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