シュロ伐採が意外と難しい4つの理由!処分を含めて業者に依頼しよう
シュロはヤシの木に似た見た目をしており、どことなく南国の雰囲気を感じることができる樹木です。その南国風の見た目に反して比較的寒さには強く、東北や北海道でも育つことができ、日本の広い範囲で見ることができます。
お手軽に南国の雰囲気を楽しめるシュロですが、時間をかけて高木へと成長していくためお庭で育てる場合は注意が必要です。お庭のシュロがあまりに大きくなりすぎると、強風が吹いた際に倒れたり、電線に枝葉が接触したりするおそれがあります。そのため、場合によってはシュロを伐採する必要がでてくるかもしれません。
しかし、シュロの伐採はひと筋縄ではいかないのはご存じでしょうか。このコラムでは、シュロの伐採が難しい理由や伐採に適した方法などをご紹介していきます。
目次
シュロの伐採に意外と難儀する理由
シュロは、プロでも伐採が難しいことがある樹木です。ここでは、そんなシュロの伐採が難しい理由をいくつかご紹介していきます。
幹の皮むきをしなければ伐採しにくい
大きく成長した樹木を伐採するとなると、チェーンソーを使うことを検討する方も多いと思います。実際に、大きな樹木を効率よく伐採するためにチェーンソーは必要不可欠です。
しかし、シュロは幹の周りが繊維状の皮で覆われているため、チェーンソーで伐採することが非常に難しいのです。仮に皮をむかずにチェーンソーで伐採しようとすると、繊維がからまって故障してしまいかねません。
繊維や幹が丈夫な性質を持つ
シュロを覆う繊維状の皮は、とても丈夫で皮をむくのもひと苦労です。さらに、皮の下にはとても固い幹があるため、皮をむけたとしても切断するのは難しいです。このことから、シュロの伐採はかなりの重労働になるといえます。
時間が経てば高木へ生長する
シュロの成長速度は決して早くはありませんが、時間をかけてじっくりと高木へ成長していきます。個体差はありますが5m以上に成長するケースもあり、伐採が困難になりやすいです。
重心が高く、倒れる方向のコントロールが難しい
木を伐採して安全に倒すためには、木を倒す方向へしっかりとコントロールする必要があります。しかし、重心が高い木は伐採時に倒れる方向をコントロールしづらいです。そのため、高く成長するうえに枝葉が上部にまとまって成長する関係上、重心が高くなりやすいシュロは安全に伐採をおこなうのが難しいです。
ご紹介してきたとおり、シュロは伐採が難しい樹木です。そのため、シュロの伐採は、なるべく業者に依頼することをおすすめします。弊社では、伐採のプロをご紹介しているため、お庭のシュロが大きくなりすぎてお困りの際はご相談してください。
シュロを伐採するには「斧」が最適!
シュロの伐採は危険がともなうため、可能な限り業者に依頼することをおすすめします。しかし、中には自分で伐採をしてみたいというかたもいるのではないでしょうか。ここではシュロを伐採する際のアドバイスをご紹介していきます。自分でシュロを伐採してみたいという方は参考にしてみてください。
斧なら繊維ごと切ることができる
シュロは繊維状の皮で覆われている関係上、チェーンソーで伐採することができません。また、庭木の伐採でよく使われるノコギリも繊維状の皮に刃が引っかかってしまうため、シュロの伐採に使うのは難しいです。
そこで活躍するのが斧です。斧であれば刃が繊維状の皮に引っかかってしまうことがないため、皮ごとシュロを伐採することができます。しかし、斧での伐採はかなりの重労働になる点は留意しておきましょう。
皮をむけばチェーンソーも使える
お話したとおり、斧でシュロを伐採するのはかなりの体力と力を求められる重労働です。そのため、なんとかしてチェーンソーでシュロを伐採できないかと思う方もいるのではないでしょうか。
シュロをチェーンソーで伐採できないのは、繊維状の皮がからまってしまうのが理由なので、この皮をむけばチェーンソーを使うことも可能です。シュロの皮は、ナタなどで切れ込みを入れるとむきやすくなります。
倒れると危険!少しずつ切っていこう
シュロは重心の高くなりやすい樹木なので、一度にたくさん幹を切り進めると思わないタイミングで木が倒れてしまうおそれがあります。予期しないタイミングでの倒木はケガの元であるため、伐採をおこなう際は少しずつ切り進めていくようにしましょう。
狭い庭でのシュロ伐採は難しい!
シュロは倒す方向をコントロールするのが難しいうえに背が高いため、狭い庭で伐採するとなると家へ向かって倒木してしまうおそれもあり、大変危険です。シュロを安全に伐採する自信がないという方は、無理をせずに業者に伐採を依頼しましょう。
弊社では狭い庭でもシュロの伐採をおこなえる、伐採のプロをご紹介しています。安全にシュロの伐採をおこなえる業者をお探しの場合は、通話無料の相談窓口よりご相談ください。
伐採したシュロの処分と活用方法
伐採したシュロは、その後処分をおこなわなければなりません。ここでは、シュロの処分と活用方法についてご紹介します。伐採後のシュロを処分する際の参考にしてみてください。
伐採したシュロは自治体によっても異なりますが、多くの場合は燃えるゴミとして出すことができます。しかし、伐採したシュロをそのままの状態でゴミに出すことはできません。ゴミとして出すためには、ゴミ袋に入る大きさに細かく切り刻む必要があります。
また、シュロの大きさが一定以上になると燃えるゴミではなく粗大ゴミ扱いになったり、ゴミとして引き取ってもらえなくなったりするので、あらかじめ自治体のホームページなどを確認しましょう。
幹を細かくするなら早めに作業を
水分をたくさん含んでいるシュロですが、伐採後は徐々に切り口から水分が流出して乾燥していきます。樹木は基本的に乾燥するとより強度が増すという性質があり、シュロも例外ではありません。時間が経過するほど、ただでさえ固くて切断が難しいシュロの幹が、乾燥でより切りづらくなってしまいます。そのため、シュロの伐採後は早めに幹を細かく切り刻みましょう。
ほうきやたわしに加工する方法も
シュロの皮の繊維は、柔軟性と耐水性に優れています。そのため、繊維を束ねてほうきやたわしにして利用されるケースがあります。
シュロの繊維で作ったほうきは柔らかいため、床を傷つけずに掃除をすることが可能です。また、シュロのたわしは繊維が細かく洗い物の汚れをしっかり落とすことができます。
シュロ製のほうきやたわしは、掃除用品販売店で取り扱われることがあるほど品質がよいとされているため、気になった方は伐採後のシュロの皮を自分で加工してみてはいかがでしょうか。
処分に困りそうなら伐採と同時に依頼
シュロは、そのサイズと強度から処分が困難な樹木です。あまりにサイズが大きすぎると自分で処分することができず、業者に処分を依頼するしかないというケースもあるかもしれません。
そのため、伐採前に処分のことまでしっかり考えておき、処分に困りそうだと感じた場合は伐採とあわせて業者に依頼してしまうことをおすすめします。弊社では、シュロの伐採や処分、伐根などができる業者をご紹介しています。「シュロが大きくなりすぎてどうにかしたい」という場合はぜひご相談ください。
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