柿の木の病気は予防が大切!正しい対処法とお手入れの秘訣とは

柿の木の病気は予防が大切!正しい対処法とお手入れの秘訣とは

「柿の葉に変な模様ができた」「柿の実が変色している」所有している柿の木に、そういった異変を感じたことはありませんか?こういった症状がある場合、柿の木に病気や病害虫が発生していると考えられます。

柿の木に発生した病気や病害虫は、きちんと対処しないと実の生成を阻害するだけでなく、場合によっては木が枯れる原因にもなります。1本の柿の木が発端となり、その周辺の木が次々と病気に感染してしまうこともあるため、早急に対応することが大切です。

そこで今回は、柿の木の病気や病害虫について、その種類ごとに対処方法をご紹介します。大切な柿の木を長く楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

柿の木の病気【枝や幹の病気と対処法】

柿の木の病気は、その種類によって症状が現れる箇所が異なります。まずは、柿の枝や幹に症状が出る病気について、その特徴と対処方法をご紹介しましょう。

炭疽(たんそ)病

柿の枝や幹に黒や褐色の斑模様が浮き出ていた場合は、“炭疽病”に感染していると考えられます。炭疽病を放置しておくと、枝にヒビ割れが生じたり、枯れてしまったりすることがあるでしょう。

炭疽病は温暖な気候を好むため、気温が20度以上になる季節に多発する傾向があります。湿気と気温が同時に高くなる梅雨の時期は、とくに発病しやすいため注意が必要です。

対処方法

柿の木の剪定をおこなう際、炭疽病に感染している枝があればすみやかに切除しましょう。とくに徒長枝(とちょうし/縦方向に伸びてしまった枝)は感染を広げやすいため、可能な限り除去するようにしてください。

また梅雨は、とくに病気に感染しやすいため、5月頃になったら専用の薬剤を撒いて予防をしておきましょう。

カイガラムシ(害虫)

柿の枝や幹、葉、実の部分などに体長4mm弱の白っぽい虫を見かけたら、それは“カイガラムシ”かもしれません。カイガラムシを放っておくと、その排泄物が原因で“すす病”と呼ばれる病気に感染してしまうこともあるので注意が必要です。(すす病については後の章でご説明します。)

幹に隠れて冬を越えたカイガラムシの幼虫は、春先になると枝へ移動し、柿の木を食べはじめます。梅雨の時期を経ると、成長したカイガラムシが多数の卵を産むため、被害はさらに大きくなるでしょう。

対処方法

カイガラムシを好んで捕食する、“フジコナカイガラクロバチ”と呼ばれるハチをうまく利用して駆除することが大切です。フジコナカイガラクロバチを駆除してしまうような殺虫剤を使用していると、カイガラムシの大量発生につながるので注意しましょう。

また、柿の木が成長を止める12月~2月頃の休眠期に、幹の粗皮を削っておくのも効果的です。これによって、幹に隠れている幼虫を駆除することができます。粗皮削りと同時に専用の薬剤を直接柿の木に塗布しておけば、成虫になる前にカイガラムシを一掃することができるでしょう。

柿の木の病気【葉の病気と対処法】

次は、柿の“葉”部分に異変が現れた場合についてご紹介します。変色・変形などが顕著に表れる葉は、異変に気がつきやすい箇所です。ぜひ定期的にチェックをして、柿の木の病気や病害虫の早期発見に努めましょう。

柿の木の病気【葉の病気と対処法】

うどん粉(うどんこ)病

柿の葉の裏側に、白っぽい粉が付着したような汚れが発見された場合、“うどん粉病”への感染が疑われます。うどん粉病とはその名のとおり、まるでうどんの粉を葉っぱに吹き付けたような症状が出る感染症のことです。

柿の木がうどん粉病にかかってしまうと、光合成がしにくくなったり、果実がうまく成熟しなくなったりしてしまいます。うどん粉病はおもに4月~6月頃にかけて感染・発病し、秋を迎える頃に増殖しはじめます。

対処方法

感染・発病がもっとも盛んな梅雨の時期に、専用の薬剤を塗布すると効果的に殺菌することができるでしょう。また秋の増殖を迎える前(8月頃)にも再度薬剤を塗布しておくと、さらに安心です。

落葉病

柿の葉に、オレンジ色の点を黒色の輪で覆ったような独特な斑状の模様が現れたときは、“落葉病”の可能性が考えられます。進行を放置しておくとどんどん葉が枯れ落ちていき、そのうち成長途中の果実も落下してしまうでしょう。落葉病は梅雨~夏にかけての時期に感染し、秋口頃から発症をはじめます。

対処方法

感染がはじまる5月頃から専用の薬剤を塗布し、予防することが大切です。発症後の薬剤塗布では十分な効果を得ることができないため、塗布の時期には注意してください。

イラガ(害虫)

柿の葉に穴が開いたり、破れが生じていたりする場合は、“イラガ”という害虫に侵食されている可能性があります。大量発生しない限りは、放置しておいてもそこまで大きな被害にはなりません。しかしイラガの幼虫は毒性を持っているため、剪定や収穫中に人間が刺されてしまうこともあるので注意が必要です。

対処方法

イラガ以外の害虫予防のためにおこなう薬剤塗布が、イラガ対策にもなります。そこまで大きな被害を引き起こさない害虫であるため、他の害虫の“ついで”に退治する程度でも問題ないでしょう。

柿の木の病気【実の病気と対処法】

柿の木は、その実にも病気の被害が及ぶことがあります。柿の実に異変があった場合は、以下のような病気・病害虫に感染している可能性があるので、早期に対応して被害縮小に努めることが大切です。

すす病

柿の果実に、黒っぽい“すす”のような模様が発見された場合は、“すす病”に感染しているおそれがあります。すす病は黒色のカビのことであり、放置しておくと果実の見た目が次々と悪くなってしまうでしょう。

カイガラムシなどの病害虫が放出する排泄物を放置しておくことが、すす病のおもな発生原因となります。

対処方法

すす病に直接効果のある薬剤等は今のところありません。予防するためには、原因となる排泄物を出す病害虫を駆除する必要があります。

果実軟腐(かじつなんぷ)病

その名のとおり、柿の果実部分が腐ってしまうのが“果実軟腐病”です。柿のヘタ部分にヒビ割れなどの異変が見られる場合は、この病気を疑いましょう。

なお柿のヘタ部分に現れるヒビ割れは“ヘタスキ”と呼ばれます。ヘタスキが生じている柿や、湿気に多くさらされた柿などは、果実軟腐病が発症しやすいため注意が必要です。

対処方法

果実軟腐病は、湿気の対策をおこなったり、ヘタスキのチェックなどを定期的におこなったりすることで、被害を最小限に抑えることができるでしょう。

カメムシ(害虫)

カメムシの中には、果実に穴を開け、中の汁を吸う種類のものがいます。柿の果実も例外ではありません。少しでもカメムシに汁を吸われた果実は、そのほとんどが成熟前に地面に落ちてしまうでしょう。

カメムシによる被害は7月~10月頃が中心となりますが、それ以外の時期にも発生することがあるため、年間を通じて注意が必要です。

カメムシ(害虫)

対処方法

カメムシの対処には薬剤が効果的ですが、塗布の時期や量には注意してください。薬剤塗布は他の病害虫の天敵を攻撃してしまうこともあるため、使いすぎには注意が必要です。近隣のカメムシ発生情報などを確認し、大量発生が見込まれる時期を狙って塗布するようにしましょう。

カメムシの大量発生が確実でない場合は、ネットなどを張って物理的に侵入を予防するという方法を試してみてください。

柿の木の病気を事前に防ぐためには?

ここまで柿の木の病気や病害虫について、その対処方法をご紹介してきました。どの病気・病害虫にも共通していえるのが、“事前に予防措置を講じておくことが何よりも重要”ということです。

柿の木の病気や病害虫を未然に防ぐためにも、以下2つのことはなるべく意識的におこなうようにしましょう。

適切なタイミングで薬剤を塗布
湿気が上昇する梅雨入り前や暑さが落ち着いてくる秋頃は、病気や病害虫の感染・発症がとくに多い時期です。この時期にしっかりと薬剤を塗布し、感染・発症の予防に努めましょう。ただし、むやみやたらに薬剤を散布すると、害虫を捕食してくれる益虫まで駆除しかねないので、タイミングや量、塗布方法はよく検討する必要があります。

休眠期における剪定、粗皮削り
多くの病原菌や病害虫は、寒い冬であっても越冬することが可能です。翌年の発症を防ぐためにも、休眠期となる12月~2月頃にかけて、感染源となりやすい徒長枝を剪定したり、病害虫の隠れ家になりやすい幹の粗皮を削っておいたりしましょう。

柿の木を上手に育てる秘訣

柿の木は、上手に育てることができればおいしい果実を実らせてくれます。果実の収穫を楽しみたいのであれば、病気や病害虫以外にも、以下のようなことに気をつけて育ててみるとよいでしょう。

よりよい環境に設置すること
年間を通じて日が当たりやすい場所に設置し、常に光合成がしやすい環境を整えてあげましょう。

しっかり水をあげること
地面の状態を頻繁に確認し、乾燥しないようにしっかりと水やりをおこなうようにしてください。

適切に栄養を与えること
休眠期(12月~2月頃)と7月・10月頃には肥料などを使って土に栄養を与えましょう。

上記のような管理をしっかりとおこなっていないと、柿の木はなかなか上手に育てることができません。「頑張って管理しているのに、すぐに病気になってしまう」「病気の進行を抑えられず、ついに木が枯れてしまった」ということもあるでしょう。

そういった場合は、思い切って伐採してしまうことも検討してみてください。大切な柿の木を伐採することには抵抗があるかもしれませんが、放置しておくと周辺の植物にまで病気が感染してしまうこともあります。

伐採をご希望の場合は、ぜひ弊社までご相談ください。柿の木をきれいに伐採してくれる経験豊富な業者をすぐにご紹介いたします。ご紹介料は無料ですので、安心してお問い合わせください。

まとめ

今回は、柿の木の病気や病害虫について、その特徴や対処方法などをご紹介しました。せっかく柿の木を所有しているのであれば、毎年おいしい果実を収穫したいですよね。そのためにも、薬剤や剪定作業など駆使して、病気や病害虫を未然に防げるよう努めてみてください。

もし病気や病害虫の進行が深刻なようであれば、思い切って伐採してしまうのもひとつの選択肢です。まわりの植物への二次感染を防ぐためにも、どうするのが最適なのか、ぜひ一度検討してみてください。

伐採業者はどこがいい?かかる費用の目安とチェックポイントを解説

伐採業者 チェックポイント

木は長い年月をかけて成長します。そして、伐採は長年育てた木を切る作業なので、頻繁におこなうものではありません。

安全かつ確実に伐採をしようと思うと、業者に依頼するのがよい方法です。しかし、付き合いの深い業者がいるという方は少ないでしょう。なかには、伐採業者がどのような作業をしてくれるのか知らない方もいるかもしれません。

本コラムでは、初めてでも伐採業者に安心して依頼ができるよう、伐採業者がおこなっている作業内容や、業者に伐採を依頼した際の費用などについて詳しくご紹介します。

最後には、業者選びのポイントについても解説していますので、自宅のお庭に必要な作業や予算などに合わせて、しっかりとお悩みを解消できる業者に依頼しましょう。

伐採業者は何をしてくれるの?

伐採業者といっても、請け負っている作業は伐採だけとは限りません。細かい内容は業者によって異なりますが、一般的にどのような内容の作業を請け負っているのか解説します。

木の伐採

木の伐採

伐採とは、植木を切断する作業のことです。根まで取り除くのではなく、根は残した状態で、地面に近い高さまで木を切断します。「切り株の状態にする」と想像していただくとわかりやすいでしょう。切断する木の大きさや作業をおこなう場所によって、異なるさまざまな道具を使用します。

枝落とし

枝落としは、幹を切断するのではなく、不要になった枝だけを落とす作業のことです。一部の枯れた枝や、ご自宅の敷地外に出てしまった部分だけを切断したいというときにおこないます。

抜根

抜根は伐採した木の根元の部分を抜く作業です。切り株も残さず木をすべて撤去したいという場合は、伐採とあわせて抜根も依頼しなくてはなりません。

また、根が建物の基礎や配管に絡んで成長していると、作業が難しいことがあります。その場合は、業者によっては抜根を請け負ってもらえなかったり、請け負ってくれても費用が高くなったりするおそれがあるので、必ず抜根ができるわけではないということを覚えておきましょう。

業者によっては庭のメンテナンスも

伐採をおこなう業者のなかには、メインで請け負っている作業が伐採ではない場合があります。それが、造園やお庭のメンテナンスをメインにしている業者です。

そういった業者の場合は、伐採が必要な木だけでなく、別の庭木やお庭全体のことについての相談ができるかもしれません。

伐採を業者に依頼する際は、業者がどのような作業を中心に扱っているのか、別の相談にも乗ってくれるのかなども含めて業者選びをすると、より納得のいく業者に依頼できるのではないでしょうか。

しかし、数多くの業者すべての情報を調べるのはひとりでは難しいので、弊社のサービスを利用して、効率的に探しましょう。

弊社では、伐採のほかにどのような作業を請け負うことができるのかを提示したうえで、全国各地の伐採業者をご紹介しますので、ぜひご相談ください。

伐採業者に依頼したときの費用目安

作業内容がわかったところで、もうひとつ気になるのは費用面ですよね。伐採や抜根の費用が何を基準に決められているのかを解説します。

また、費用は基準があっても一定ではなく、条件によって変化します。どのような条件で費用に変動があるのかも、一緒にご紹介します。

伐採の費用は「木の高さ」と「木の広がり方」が基本

伐採の費用は「木の高さ」と「木の広がり方」が基本

伐採の費用を決める基準となるのは、木の高さと木の広がりです。木の高さは地面から木の先端までをさします。木の広がりは、枝葉の横への広がりが最も大きい場所の端から端までをさします。

とくに重視されているのが木の高さです。3メートル未満の低木・3~5メートルの中木・5~7メートルの高木にわけて費用が決められている業者が多くあります。そして、低木は3,000~6,000円ほど、中木は6,000~12,000円ほど、高木は15,000~30,000円ほどが費用の目安です。

葉の広がり方は、0.5~1メートルで3,000~4,000円ほど、1~2メートルで4,000~6,000円ほど、2~3メートルで6,000~10,000円ほどをひとつの目安にしておくとよいでしょう。葉の広がり方に関しては、業者によってはホームページに費用の目安が書かれていないこともあるので問い合わせるときに聞いてみることをおすすめします。

このように、縦にも横にも大きくなればなるほど費用は高くなります。目安の提示がないほど大きい木を伐採する際は、別途見積りになるので、個別で業者に確認をとりましょう。

抜根は幹の太さと木の生え方で費用が決まることが多い

抜根の費用を決める基準は、幹の太さを木の生え方です。幹の太さは、幹の直径の最も長い場所で測ります。木の生え方というのは、一本立ちが株立ちかということです。

一本立ちは、根元から木の先端まで大きな一本の幹が伸びている木のことで、株立ちは、根元近くから何本も枝分かれをした状態で成長する木のことをいいます。

一本立ちの根のほうが、広く深く根を張って成長していることが多いので、費用が高くなります。また、抜根も目安が提示されている大きさには制限があり、それを超える大きさのものは別途見積りになります。

費用が変わる例:クレーンや重機の使用

費用が変動する条件は大きくわけて2つあります。そのうちのひとつが重機の使用です。

背の高い木を伐採する場合は、伐採時に木を安全に倒すためにクレーンを使用することがあります。また、抜根の際も、大きな切り株を人の手で掘り出すことは難しいので、重機を使用して掘り出す場合があります。

上記のように、クレーンや重機などの特別な機械を使用する必要があると、その分の費用が追加で必要になります。

費用が変わる例:難易度の高さ

もうひとつの費用が変動する条件は、作業の難易度です。地盤の安定した場所や周囲に障害物のない安全な場所であれば、プロであれば容易に作業ができるでしょう。

しかし、足場の不安定な場所や周囲に建物や電線などの障害物の多い場所は、作業の難易度が高くなります。作業の難易度が高いということは、それだけ事故が起こる危険度が高くなるので、作業が慎重になって時間がかかったり人員も増えたりします。そのため、費用も上がるのです。

抜根が必要なら伐採と同時に依頼しよう

さまざまな条件によって伐採や抜根の費用は決まります。しかし、複数の作業を依頼する場合は、それぞれの費用で判断するよりも、同じ業者にまとめて依頼したほうがよいでしょう。

とくに抜根が必要な場合は、時間が経つと残された切り株から新たな芽が出たり、幹の大きさを調べるのに余分な費用がかかったりと、不要な手間や費用がかかるおそれがあります。

弊社にご相談いただければ、伐採と抜根の両方をおこなっている業者をご紹介することもできますので、ぜひご利用ください。

伐採業者に依頼するときのチェックポイント

伐採業者に依頼する際には、依頼先を決めるうえでチェックしていただきたいポイントが3つあります。それぞれ何をチェックすべきなのかと、その理由をあわせて解説します。

見積りはしっかりと確認しよう

見積りはしっかりと確認しよう

まず確認すべきは見積りです。どのように計算されているのかをしっかりとチェックしましょう。「どんな作業に費用がかかっているのか」「安く依頼するために削れる費用はないのか」ということを確認することが大切です。

もしも見積りを確認して費用の割り振りなどに不明点がある場合は、すぐに業者に確認しましょう。専門用語が使われていても、不明点に対するわかりやすい説明があれば、信用できるといえるでしょう。

複数の業者に見積りをしてもらおう

見積りは、内容だけではなく妥当な金額が提示されているかというのも確認しておくとよいでしょう。

業者によって、費用の決め方や最良であると考えられているサービス内容は異なります。金額の比較はもちろん、見積りに記載されているサービス内容から、よいと思う業者を選びましょう。

抜根や処分まで依頼できるか確かめておこう

伐採は木を切るだけで終わりではありません。抜根を希望する方もいるでしょうし、切った木の処分は必ず必要な作業です。

それらを自分でおこなえば、費用を抑えることはできますが、とても手間がかかる重労働なので、まとめて業者におこなってもらうのが最善の方法でしょう。

ただし、すべての業者が抜根や木の処分まで請け負っているとは限りません。あらかじめ業者に連絡し、抜根や木の処分が可能か確認をとっておきましょう。

伐採とそれにともなう抜根や木の処分などの作業は、重労働なだけでなく、植物に関する詳しい知識のない方には難しいことがあります。安全・確実に伐採を終えるために、プロの伐採業者に依頼しましょう。

作業内容な見積りの詳細は、各業者に確認をとることができますが、個人的に複数の業者から見積りをとるのは気が引けるという方もいるでしょう。弊社にご相談いただくことで、その悩みは解消できるはずです。

見積りをとることは弊社を介しておこなうので、安心して複数の業者を比較検討できるでしょう。納得のいく業者選択ができるよう、ぜひ弊社にご相談ください。

伐採した木の処分はどこに頼めばいいのか。おすすめの方法を解説!

タイトル1 伐採した木の処分はどこに頼めばいいのか。おすすめの方法を解説!

大きくなってしまった木は伐採だけでなく、処分にも大きな苦労がともないます。そのままどうしていいのか分からずに、放置してしまっていることはありませんか。

伐採した木を放置してしまうと、じつは大きなリスクをともないます。そのため、適切な木の処分方法を知っておくとよいでしょう。今回は、伐採した木の処分方法、放置することで生まれるリスク、自治体のごみ回収を利用する方法を解説していきます。

さらに、伐採した木の有効活用についても触れていきます。ぜひ本記事を読むことで、困ってしまった木の処分方法の参考にしてみてください。

伐採した木は放置厳禁!処分における問題点

伐採した木の処分は、早めにおこなっておくことが大切です。伐採した木を放置することは、大雨によって木が流されるおそれや害虫を発生させてしまうリスクもあるのです。

放置することで生まれるリスク

放置することで生まれるリスク

雨に濡れた木材はとくに湿気が溜まりやすくなっており、そのまま放置していると腐ってしまいます。シロアリは、腐った木材を好むため、放置した木に発生する場合があるのです。

また、森林で伐採した木を放置しておくと、大雨で川まで流されて、水路を詰まらせてしまうといった事故が起こることも考えられます。保有林だからといって、伐採した木をそのまま放置しておくことはおすすめできません。

近隣にも迷惑がかかることが

シロアリが発生し、エサとなる木が尽きると近隣の家へとエサを求めて住処を移動させるおそれがあります。そのため、自分の家だけでなく、近隣の建物に迷惑がかかることも十分に考えられるのです。

また、家の周りは、屋内より乾燥している場合も多く、シロアリは乾燥を嫌いますので、地中から屋内へと侵入してくるかもしれません。地中からの侵入は、シロアリの発生に気づきにくく、知らない間に屋内での被害が拡大するおそれがあります。もしも被害が深刻だった場合、倒壊のおそれもありますので伐採した木の放置はやめましょう。

とくに困りがちな「幹」の処分

木の処分の仕方は、各自治体によって違います。枝などの小さく細い木であれば、可燃ゴミの日にまとめて捨てることができます。しかし、太い幹や長すぎる幹は、小さく加工することがむずかしいため、可燃ごみとしてゴミ出しできない場合が多いようです。

このように処分に困りがちな幹ですが、自治体によっては、ひもで束ねておくことで回収してもらえることもあります。また、不要になった幹や木の枝は加工して有効活用する方法もあるようです。

伐採した木の処分方法1:自治体のごみ回収

伐採した木の処分方法として、自治体のごみ回収を利用する方法があります。小枝や葉など細かくすることで可燃ごみとして回収してもらうことができるようです。ただし、各自治体によってルールは違い、量や太さによっては回収できない場合もあります。

ゴミ袋に入る小枝や葉は可燃ごみとして出せる!

ゴミ袋に入る小枝や葉は可燃ごみとして出せる!

一般的にゴミ袋に入る小枝や葉などであれば、可燃ごみとして回収してもらうことができるようです。その際は、小枝を細かく裁断し、30センチ程度にしておくとよいでしょう。ただし、木の捨て方は各自治体によってもルールに違いがありますので注意が必要です。

枝はひもで縛って出せるところも

自治体によっては、不要になった枝木や芝生など、収集をおこなってくれることもあるようです。ただし、収集の際は、一本あたりの長さ、束に縛る際の直径、葉や草は透明のポリ袋などに詰めるなど、出し方の決まりがあるので注意が必要です。また、直接ゴミ処理場に持ち込むことも可能です。

回収する枝の太さには限りがある

回収される枝の太さには限りがあり、太すぎる枝は回収対象外になることが多いようです。理由として、小さく裁断して加工することもむずかしく、可燃ごみとして出すこともできません。そのため、粗大ごみ扱いとなり回収してもらえないこともあるのです。

一度に出せる量にも限りがある

伐採した枝の多くは、小さいサイズであれば、可燃ごみとして回収してもらうことが可能ですが、自治体が定める量によっては、一定の量を超えると回収されないことがあります。そのため、可燃ごみとして出す場合は、何回かに分けて枝を出すことをおすすめします。

ごみ処理場への持ち込みは有料!

処理したい枝が多く、ゴミ袋に入りきれない場合は、ごみ処理場へ持ちこむ方法もあります。その際は、運ぶことさえできれば、伐採した枝を引き取ってもらうことができます。

ただし、搬入は重量によって手数料がかかる場合があるので注意が必要です。また、ごみの種類によっては、引き取り可能な曜日など違いがあるので事前に確認しておくとよいでしょう。ほかにも、処分に困った木などは、捨てるだけでなく加工して活用することも可能です。

伐採した木の処分方法2:加工して活用

伐採した木は、処分するだけでなく加工して有効活用することもできます。DIYとして再利用することや細かくチップ状にして、たい肥にすることもできるのです。ただし、伐採したばかりの木は加工には向いていないなどの注意点もあります。

ガーデンシュレッダーで枝を細かくしよう

ガーデンシュレッダーで枝を細かくしよう

枝の処理にガーデンシュレッダーを使う方法があります。ガーデンシュレッダーとは、枝木を細かく砕いてチップ状にすることができる機械です。

チップ状に枝を細かくできれば、使うごみ袋の量を減らせるだけでなく、細かく手作業で裁断するなどの手間も省くことができます。また、チップ状にした枝木は肥料として活用することもできるのです。

伐採した木でたい肥をつくろう

伐採した木でたい肥をつくる場合、木を腐らせる過程が必要となり、サイズの大きい木を腐らせるには、長い時間を要します。しかし、ガーデンシュレッダーで、細かくチップ状にした枝木に、馬糞やおからなどの天然資材や人工の化学資材を使えば、木を早く腐らせることが可能です。これは、チップ上の枝木に資材を混ぜることにより、発酵をうながしているためです。

伐採した木を売ることはできる?

伐採した木を活用する方法はほかにもあり、木を売ってしまうこともできます。しかし、実際には、専門の知識や技術が必要なため、木を売ることはむずかしいとされています。

また、売る以外にも、近年ではDIYとして木材を必要とする方や工作用に使う場合もあるので、引き取ってもらうという方法もあります。

庭の伐採した木は工作に使える?

庭で伐採した木は工作目的として使われることがあります。しかし、伐採したばかりの木は生木とよばれており、水気を多く含むため、加工後の変形を避けるためにも、一度木を乾燥させておく必要があるでしょう。

伐採した木の加工アイディア

伐採した木を加工し、いすや柵などに加工することもできます。必要な木の量はつくりたいものによって違いますが、不要になった太い丸太や切り株をのこぎりなどで加工し、有効活用することができるのです。

また、自分で木を伐採できない方や活用する方法がない方は、業者に伐採と処分依頼をセットでおこなうとよいでしょう。

伐採と木の処分は同時に依頼しておこう

伐採した木の処分は、業者に依頼することもできます。その際は、伐採と同時に処分も依頼するとお得です。また、業者に依頼することで、ごみ捨ての際の手間も省けるなどのメリットがあります。

伐採と木の処分は別料金のことが多い

伐採と木の処分は別料金のことが多い

業者に依頼した場合、伐採と木の処分は別料金となることが多いのです。木の処理は簡単なものではなく、木の量によっては、一度の搬入で終わらないこともあります。

また、サイズによっては細かく切って運び出すなどの作業が必要になることもあるでしょう。作業にあたる人数や伐採した木を運び出す重機など、費用がかさむことが原因にあるのかもしれません。

木の処分だけ依頼すると割高になることも!

たとえば、伐採のみを引き受けている業者に木の処分を依頼した場合、伐採にかかる費用と同等の費用となり、結果として割高となってしまう場合があります。そのため、業者に伐採を依頼する場合は、伐採と処分は同時に依頼することをおすすめします。

伐採時に処分まで依頼すると…?

業者であれば、木の伐採だけでなく、処分も一緒に依頼することができるでしょう。伐採にかかる費用だけでなく、処分の費用もかかりますが、多くは伐採にかかる費用の半額程度で木を処分してもらえるそうです。

別の業者に処分を依頼するより、同じ業者に伐採時に処分まで依頼したほうが費用が安くなる可能性があるのです。また、業者であれば自分でごみ出し方法を考えることやそれにともなう加工の手間を省くことができます。

伐採した木の処分費用目安

庭木一本ごとの伐採にかかる費用相場として、高さ3メートル~5メートル以内であれば、1万5千円~2万円程度となることが多いです。そのため、一般的には、処分と伐採を一緒に依頼した場合、5千円~1万円程度に収まることになるでしょう。

ただし、木の本数が増えることで、作業員や木の重量、運び出す重機にも違いがでることで、料金は変動するのでしっかりと確認が必要です。また、伐採と別で処分を依頼した場合は、伐採と同等の費用になることがあります。

自分で庭木を伐採することは苦労がともなうでしょう。大きくなってしまった木であればなおさらですよね。かりに、伐採がうまくいったとしても、そのまま木を放置することはリスクが高くなるためおすすめできません。伐採した木は処分する必要があるのです。

業者であれば、木の伐採だけでなく、その後の処分までおこなってくれるでしょう。木の処分に困ったときは、ぜひ弊社にご相談ください。お客さまのご希望に合った業者を紹介することができます。

まとめ

伐採した木を放置することは、大雨などで木が流されるなどの危険だけでなく、害虫発生のリスクを高めてしまうおそれがあるので注意が必要です。自治体によってルールに違いはあるものの、伐採した木は可燃ごみとして回収してもらえる可能性があります。

その際は、何度かに分けてゴミ出しをおこないましょう。あまりにもまとめて大量にゴミ出しすると、回収してもらえないかもしれません。

伐採から処分まで一括で希望される場合は、業者に相談してみましょう。弊社では伐採に関するお困りごとについて、お電話にてご相談お待ちしております。