枯れた木を放置するのはやめよう。放置の危険性について解説します!

枯れた木を放置するのはやめよう。放置の危険性について解説します

庭などに植わっている木が枯れたら、どのように処分をするかは決めていますか?病気や寿命などでいつか木は枯れてしまいます。

今回は枯れた木を放置することで発生するトラブルや、正しい処分の方法をいくつか紹介しています。枯れた木の処分を業者に依頼をするときのポイントなども、ぜひ参考にしてみてください。

枯れた木の処分について考えよう

枯れてしまった木が大きければ大きいほど、処分は大変になります。実際に木が枯れてしまった人も、まだ枯れてない人も、一度きちんと枯れた木の処分方法について考えてみましょう。

◇木の寿命はとても長い

木の種類にもよりますが、木の寿命はとっても長く、人の寿命をはるかに超えてしまいます。長生きした木は、高さや幹の太さはもちろん、地面に伸びている根っこも立派に成長しています。そんな木が枯れる原因はいくつかあります。今ご紹介したように寿命で枯れてしまったり、病気になって枯れることもあります。

◇枯れた木の処分に困る人は多い

実際に枯れた木の処分に困る人は多いようです。長生きをした大きな木であればあるほど、枝の切り落としや木を引き抜くのに労力が必要になります。大きさによっては、自分たちだけでの処分が難しい場合もあるでしょう。

しかし、枯れた木の処分を依頼すると、お金が必要になってきます。木の大きさによっては何万円も必要になる場合もあるようです。できることなら、放っておきたくなるかもしれません。けれども、枯れた木を放置することで、さまざまなデメリットが生じてしまいます。

枯れた木を放置してはいけない!その理由とは…?

枯れた木を放置してはいけない!その理由とは…?

では具体的にどのようなデメリットが発生するのでしょうか。それぞれご紹介していきます。

◇枯れ木が倒れる

枯れた木は、台風などの強風により、枯れた木が倒れるおそれがあります。大きな木だと建物への損傷だけでなく、人にケガを負わせてしまうかもしれません。もし隣の家の敷地に向かって倒れてしまうと、他の人にも迷惑がかかってしまいます。枯れた木は元気な木と比べると耐久力も弱いので、思わぬ強さの風でも倒壊の危険性があります。被害が出る前に早めに対処しましょう。

◇シロアリの住処になる

シロアリは木材を餌にしています。枯れた木はシロアリにとって絶好の住処になります。枯れた木に住み着いたシロアリが、住宅にも被害をもたらすことも十分考えられます。シロアリは一度住み着いてしまうと、完全な駆除は難しいといわれています。シロアリが住み着いてしまう前に、枯れた木は処分するようにしましょう。

枯れた木を自分で処分する方法

枯れた木の処分を業者に依頼すると、お金がかかってしまいます。自分で処分ができるなら、それに越したことはないですよね。ここでは、自分で枯れた木を処分するときの注意点などをご紹介します。

◇周囲の安全を確保する

枯れた木の大きさにもよりますが、まずは周囲に人がいないかなどを確認しましょう。枯れた木の処分をするときに邪魔になるような物があれば、移動させておきましょう。

また、枯れた木の周辺でガーデニングなどを行っている場合は、その草花に影響が及ぶかもしれません。鉢植えなどに移して移動させるなどして、草花を守るようにしましょう。

◇枯れた木の状態を把握する

枯れた木の状態によって、処分の方法は変わってきます。枯れてから日数が経過して幹がスカスカになっていれば、処分に必要な労力や道具も少なくて済むでしょう。

枯れ木の枝が多い場合には、切り倒す前に枝の伐採が必要となります。きちんと枯れた木の状態を確認して、枯れ木の処分の順序を立てておきましょう。

◇枯れた木を伐採する

枯れた木の状態によっては、チェーンソーなどの一般の家庭ではあまり見かけない重機が必要になることもあります。また、一人で枯れた木の処分をしようとしても、労力や時間がかかることでしょう。

伐採を業者に依頼するメリット

伐採を業者に依頼するメリット

枯れた木の大きさや状態によっては、業者に依頼をしなければ処分ができない状況もあるでしょう。他にも枯れた木の処分を業者に依頼することにはいくつかのメリットがあります。

◇枯れた木の状態や伐採方法を正確に判断してくれる

業者は私たちよりも枯れた木などに対して、正しい知識を持っています。枯れた木の状態を見て、より適切に処分をしてくれるでしょう。

◇伐採に必要な機材を自分で揃えなくてよい

枯れた木の大きさや状態によっては、処分の際にチェーンソーやショベルカーなどが必要になってくるケースも考えられます。そのような重機は一般的な家庭にはないことが多いですよね。枯れた木の処分のためにそのような重機をすべて揃えるのは、金銭的にも困難でしょう。

業者に依頼をすることで、枯れた木の処分に必要な重機なども適切に使ってくれます。これは業者に枯れた木の処分を依頼する大きなメリットのひとつです。

◇伐採にかかる日数などが事前にわかる

当たりまえですが、業者は枯れた木の処分を何度も行っています。枯れた木の状態などを見て大体の作業時間の目安も出すことができます。枯れ木の処分に必要な日数を事前に把握できれば、自分のスケジュールなども立てやすいですよね。

◇プロがやってくれる分、安心できる

もちろん枯れ木の処分を請け負ってくれる人は、素人ではありません。安心して任せることができます。どれだけ大きい枯れた木でも、適切に対応をしてくれるでしょう。もし、自分や家族の誰かが枯れた木の処分をしようとしても、あまり知識や経験がないとケガの不安がありますよね。

業者に枯れた木の処分を依頼することで、このような心理的なストレスのおそれがなくなります。

よい業者を選ぶためのポイント

枯れた木の処分を業者に依頼すると、費用が発生します。木の大きさや状態によっては、高額な費用が必要になるケースもあります。どうせお金を支払って業者に依頼をするなら、“よい業者”に依頼をしたいですよね。よい業者を選ぶには、実はいくつかポイントがあります。これを抑えてよりよい業者を選ぶようにしましょう。

◇複数の業者から見積りをとる

同じ枯れた木の処分を依頼しても、業者によって値段に差があります。この費用が極端に安い業者には依頼をしないほうがよいでしょう。枯れた木の処分に対して経験や知識のない人が作業を行うおそれがあります。また、人件費を削減するために、枯れた木の大きさや状態に見合っていない人数が派遣されることも考えられます。必ず複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。

◇見積り内容が明確かどうか確認する

見積りをとっても、料金の内容が明確ではない場合、その業者は避けたほうがよいでしょう。支払う料金に透明性がないと、本来必要ではない料金が含まれていても気づくことができません。複数の業者に見積りをとると同時に、内容もきちんと確認をするようにしましょう。

◇これまでの実績を確認する

業者のホームページなどがあれば、チェックするとよいでしょう。また、地域の口コミサイトなどを参照するのもおすすめです。万が一、依頼を検討している業者に悪い評判がある場合は、その業者も選ばないほうがよいでしょう。

まとめ

自宅の庭などに木を植えたら、いつかは枯れてしまう日が訪れます。実際にはまだ枯れた木がなくても、適切な対処の方法や、業者の選択のポイントをあらかじめ知っておきましょう。

そうすれば、実際に木が枯れてしまっても慌てることはなくなります。枯れた木を放置して、トラブルの原因にならないように、早めの対処ができるように準備しておくことが大切です。

電線に木が引っかかっている!そのとき絶対やってはいけないこととは?

電線に木が引っかかっている!そのとき絶対やってはいけないこととは?

みなさんのご自宅の近くには、電線がたくさん張り巡らされているのではないでしょうか。もし電線の近くに木が立っていたら、いずれ木が伸びたときに電線に触れることがあるかもしれません。

もし電線に木が引っかかってしまっても、自分で剪定するようなことは絶対にしないでください。最悪の場合、感電したり、停電を引き起こしたりしてしまう恐れがあるからです。また、木の生えている場所によっては、剪定の際に特殊伐採という別の方法で伐採するのがよい場合もあります。

電線にかかっている木の剪定はいずれもプロに任せるしかありません。ここでは信頼できる業者の選び方や、自分で剪定しようとしたときに起こりうる危険性について詳しくご説明します。

電線に木が引っかかっている……!自分で剪定してはダメ?

家の庭近くの電線に木が引っかかっているからといって、自分で剪定するようなことはやめてください。「木を少し切るだけだから大丈夫だろう」と思うかもしれません。しかし、最悪の場合、そのような軽率な行動で、電線を触ったことによる感電や停電を引き起こしてしまう可能性もあるのです。

・最悪の場合、感電死
電線を触ってしまいますと、感電する恐れがあり、最悪の場合死亡してしまうこともありますので、触らないようにしましょう。また、剪定しようと電柱にのぼったり、切れた電線を触るのも大変危険です。業者の方も、作業するときは感電しないよう万全な体制を整えています。少しだけだから大丈夫と、無知の状態で触らないようにしてください。

・停電のリスク
電線が切れたことによる停電は、主に地震の影響や大雪、雷などが原因で起こります。いずれも電線が損傷したり、電柱が倒れることによって停電が起きます。

電線にかかった木を剪定しようとしたときに、思わぬ瞬間に損傷させるようなことがあれば、最悪の場合、周辺一帯が停電をおこしてしまうかもしれません。その場合、損害賠償を請求されてしまうこともありますので、むやみに触らないようにしてください。

電線の木を伐採したいとき、どこに連絡すればよい?

電線の木を伐採したいとき、どこに連絡すればよい?

木が電線に引っかかっているのを見かけた場合、自分でできないとなると一体誰に依頼をすればよいのでしょうか。じつは電線の状態や、電力会社の電線か、電話会社の電線かによって、無料で剪定してもらえることがあります。

これってこのままにして大丈夫なの?と不安に思うことがありましたら、自分で剪定しようとせず、まずは電力会社や電話会社に依頼をしましょう。

・まずは電力会社へ連絡
もし台風などの影響で木が倒れたり、庭の木が伸びたことにより、近くの電線に木がひっかかってしまったら、まずは電力会社へ連絡しましょう。このままの状態では電線を傷つけてしまう恐れがあると判断した場合は、電力会社側が剪定してくれることがあります。

ただし、現場調査によって問題がないと判断されると、剪定してもらえませんのでご注意ください。

・電話会社の電線なら電話会社へ
電話会社の電線であった場合、その電線は電力会社とは全くの無関係です。そのため、電力会社による現場調査で、電話会社の電線と判明したら剪定はされません。木が引っかかりそうな電線が電話会社の物である場合は、少々注意が必要です。

電力会社では、地域に影響が及ぶと判断されたら無料で剪定してもらえますが、電話会社の電線では、いくら影響があると判断されても剪定は有料です。そのため、引っかかっている電線が電話会社のもので、剪定を考えているのならば、電話会社でなく専門の業者に依頼するのもよいでしょう。

木が電線にかかっていたら?特殊伐採という方法もある

木の枝が伸びている場所によっては、剪定しにくい場合があります。そんなときは特殊伐採を行うのがよいでしょう。普通に伐採してしまいますと、倒れた衝撃で周りに影響を及ぼすことがあります。電線に木が引っかかっている状態をみて、必要であれば特殊伐採の依頼をしましょう。

・特殊伐採とは何か?
特殊伐採とは、高い木を倒さずに伐採する方法のこといい、最近注目されている伐採方法でもあります。作業者は木の上に登り、ロープを使用して切った枝などをゆっくりおろしていく作業を行いますので、クレーン車が届かない場所での伐採が可能です。

・どんなときに必要?
木を伐採するときに、根元からチェンソーなどでバッサリ切ってしまうと、倒れた木が電線に引っかかってしまったり、建物にぶつかってしまう可能性があり、大変危険です。木を倒すスペースがないようなところの木の伐採は、特殊伐採が最適です。高所での作業になりますので、慣れているプロにお任せするようにしてください。

・特殊伐採にかかる費用
特殊伐採の費用はそれぞれ設定されており、基本的に、

(木の高さ)×(周りの障害物)+(搬出費用)

で費用が算出されます。

それに加えて、クレーン車などの重機が必要な場合はその費用も加算されます。あくまでも目安になるので、実際にご依頼する場合は見積りを依頼してみてください。

後で後悔しないために……より良い伐採業者の選び方

後で後悔しないために……より良い伐採業者の選び方

電線に木が引っかかっているのを見かけたら、業者に頼んでみましょう。しかし、ネットでの口コミや評判は、あまり当てになるものではありません。誰でも簡単に書き込むことができ、信ぴょう性に欠けるのが理由です。

もし依頼をする場合は、信頼できる業者に頼んでみましょう。木の剪定は、毎回同じ業者に依頼するのが一般的です。長い付き合いにもなるかと思いますので、慎重に選ぶようにしましょう。

・相見積りを取る
どの業者がいいのか正直ネットの情報だけでは判断できないですよね。そんなときは、相見積りをしましょう。良心的な業者は、見積もりをする際に詳しい作業内容や費用について詳しく説明をしてくれます。

逆に、見積りの項目があいまいだと、のちに聞かされていない費用が追加されてしまったなんてことが起こりうるかもしれません。そのようなことを避けるためにも、見積りを出してもらったときの対応などもチェックし、他の業者と比べてみましょう。

・地元なら低コスト
大手企業は気軽に伐採の予約が取れ、作業内容などの質問もすぐに答えてくれるでしょう。しかし、値段交渉に関しては、地元の業者のほうが応じてくれる可能性が高いです。大手企業は値段が固定されていますので、作業をする職人が値段交渉に応じることは難しいのです。

一方、地元の業者は大手企業に比べて職人自身が経営をしているので、値段交渉に応じてもらいやすいのです。

・業者の人柄
せっかく依頼をするのですから、自分の思い通りの仕上がりにしてほしいですよね。業者側が依頼者の希望をうまく聞き出せないと、満足のいく状態にはなりません。そのためにも、うまくコミュニケーションをとってくれるような業者であることも重要です。

また、こうしたいと希望をだしたときの反応も要注意です。依頼している内容とは関係ない方法を押し付けてくるような業者は依頼を控えたほうがよいかもしれません。

まとめ

家の庭や近くの電線に木が引っかかっているときは、自分で剪定をするのではなく、電力会社や電話会社、専門の業者に連絡をしてみましょう。また、その木が生えている場所によっては、根元から伐採すると周りに影響をもたらす場合もありますので、特殊伐採を依頼するとよいです。

専門の業者に頼む場合は、ネットの情報や知名度に頼らず、まずは相見積りをし、どの業者が良心的な対応をしてくれるのか見極めるのが大切です。また、大手企業の業者だけではなく、地元の業者に頼むと、値段交渉に応じてもらえることもあります。自分に合った業者選びをすると、その業者と長く付き合うことができるでしょう。

支障木の放置は厳禁!伐採が必要とされる危険な状態について解説

支障木の放置は厳禁!伐採が必要とされる危険な状態について解説

皆さんは、日常生活の中で倒れた木を見たことはありますか?この倒れた木は「支障木」と呼ばれています。あまり、聞きなれない言葉かと思いますが、支障木は放置しておくと危険なことが多くあるのです。

なかには、存在は知っているけれど、伐採の仕方が分からない方も多くいるでしょう。今回このコラムでは支障木についての見極め方など、さまざまな事柄をまとめてご紹介していきます。

支障木ってなんのこと?

「そもそも、支障木ってなに?」と疑問に感じている方もいるかと思いますので、最初に支障木についての解説から始めていきます。支障木ができてしまう原因と、支障木が及ぼす危険性についても同時に知っていきましょう。

◆なぜ支障木ができるのか?

皆さんが倒れた木を目撃するときはだいたい台風の後や、大雨のあとなどが多いかと思います。できてしまう原因は台風や大雨、暴風などの自然災害によるものが多くあります。

なかには交通事故などでの倒木や、山などでの雪崩に巻きこまれての倒木など、さまざまな要因で支障木ができてしまいます。突発的に起こる可能性もあるので、注意しましょう。

◆支障木が及ぼす危険性

自然災害や交通事故に雪崩など、さまざまな原因で支障木ができてしまうことが分かりました。そしてこの支障木が及ぼす危険は、意外にも私たちの身近に起こりえる事柄なのです。

木の枝が垂れ下がれば車に乗っている方や歩行者の方、自転車に乗っている方の視界が妨げられ、交通事故につながるおそれが出てきます。近隣で「支障木」があれば、小さなお子様が遊んでいる最中に怪我をしてしまう、なんてことも考えられます。

伐採が必要とされる支障木はどう見極める?

伐採が必要とされる支障木はどう見極める?

私たちの生活に危険をもたらしてしまう支障木は、伐採することが効果的です。しかし、「支障木って、どう判断すればいいの?」と多くの人が疑問に思うことでしょう。この章では、支障木の見極め方について焦点を定め、見極めるポイントを覚えていきましょう。

◆「建築限界」をチェック!

「建築限界」とは、道路法第30条及び道路構造令第12条に定められています。車道は、上空4.5メートル・歩道は上空2.5メートル以内に障害となるものを置いてはならないと決められています。

これらを確認することによって支障木なのか、そうではないのかをチェックできます。標識や信号機などは、この法に乗っ取って規定の範囲外の高さに設置されているのです。

支障木の伐採はその土地の所有者がおこなう

支障木の伐採は、その土地の保有者がおこなわなければなりません。しかし、なかには伐採をしない所有者の方も存在します。そのようなときには、定められている民法を確認して、所有者に伐採を促してみましょう。

民法の規定によって、支障木がある場合は切除させることができるのです。しかし、「させる」ことができるのであって「強制」でないことをしっかりと覚えておきましょう。切除する・しないは、その土地の所有者のモラル次第です。

けれど、お願いしても切除してくれない!なんてこともあるでしょう。このときに勝手に切除をおこなってはいけません。場合によっては罪に問われてしまうこともあるのです。

しかし、危険がある支障木をそのままにしてもらっては生活に影響が出ることもあるでしょう。そんなときのために、下記に3つの対処法を記載しましたので参考にしてみてください。

1.話し合い

当事者同士で直接話し合いましょう。関係が悪くなるおそれがあるので、慎重に話を進める必要があります。お互いに無理のない範囲で妥協することも、心がけるとよいでしょう。支障木が原因になってトラブルになるのは避けたいところです。

2.市役所や警察に相談

個人で対応してもらえない際には、市役所や警察に相談を。とはいえ、この手段は話し合いでも事態が進展しない場面においてのみ、検討したほうがよいかもしれません。状況によっては取り扱ってもらえないケースもあるので注意しましょう。

3.裁判

話し合いを重ねて、市役所や警察にも相談をして、それでも伐採されなかった。裁判はそんなときの最終手段です。しかし、この手段は関係が悪くなるおそれが非常に高いです。慎重に考えてから行動に移すようにしてください。

伐採の要請は難しく関係が悪くなるおそれが高いです。市役所などの公的機関に相談すると適切な対処をしてくれるので安心できます。

支障木を伐採する際に気を付けてほしいこと

支障木を伐採する際に気を付けてほしいこと

支障木を伐採するにあたって、気を付けたいことは周りに迷惑をかけないことでしょう。しかし、伐採作業はとても難しいものです。この章では、支障木を伐採するときに気を付けたいポイントをご紹介していきます。

◆通行に支障がないよう安全確保する

いくら敷地内といっても、伐採した枝があらぬ方向に飛んでしまうこともありえます。伐採作業をおこなうときは人通りが少ない時間帯を選んだり、機材などが歩行者側に出ないよう十分に作業スペースを確保したりすることが重要です。

作業中にケガなどをしないように作業用手袋や、ヘルメットなどを被りましょう。ケガを防ぐために伐採をしているのに、作業中にケガをしてしまっては本末転倒です。歩行者にも気を付けながら、自分がケガをしないためにも慎重に作業をおこないましょう。

◆電線が近くにある場合、電力会社に立ち会ってもらう

近くに電線がある場合は、電力会社に立ち会ってもらいましょう。施工中に、問題が発生したときは電力会社の方に対処してもらえるので、安心して作業がおこなえます。

もし、電力会社に立ち会いをしてもらってない際に問題がおこった!そんなときは、自分でどうにかせずに、落ち着いて電力会社に連絡をしましょう。

素人が下手に手を出してしまっては、さらに大ごとになってしまうおそれがあるためです。自分の身を守るためにも、連絡をして来てもらうようにしてください。

自力で伐採するのが困難な場合は業者依頼を

伐採作業はとても気を使う作業です。自分ではできない、時間がない、といった方は伐採のプロである業者に依頼を出すことをオススメします。プロであれば、周囲の配慮も怠ることはないので安心できるでしょう。

しかし、業者といってもさまざまあります。どこを、選べばいいのか分からないといった方も多いはず。どうせ費用を払うのであれば、納得のいく業者に依頼をしたいところですよね。そこでここでは業者の見極めかたをご紹介します。

まずは料金比較サイトなどで費用の相場を調べましょう。気になる業者が見つかれば、その会社のホームページを見たり、口コミの確認をしたりすることによってどのような業者か判断がつくでしょう。金額が不安であれば見積りを取ってみるのもひとつの手です。

まとめ

支障木ができる原因や、危険性に支障木の判断の仕方などさまざまな事柄について触れてきました。放置してしまうと事故やケガにつながってしまいますので、支障木の伐採は重要になってきます。

伐採をする際には周囲への注意は怠らず、ケガなどに気を付けて作業を進めましょう。近くに電線があれば、必ず電力会社に立ち会ってもらうようにしてください。立ち会いがなく問題が発生してしまったら、自分で対処せず電力会社に連絡するようにしましょう。

自分で伐採ができない方や、時間がない方は業者に依頼を出してみるのも検討してみるのがよいでしょう。自分ではできないような難しい作業も、安心して任せることができますよ。

大径木伐採は費用がぐんと高くなる!その理由を危険性とともに解説

大径木伐採

木は種類によって、何十mという大きさに生長するものがあります。家のお庭に大きな木があると、場合によっては管理がしきれなくなったり、邪魔になってしまったりして、伐採を考えることもあるでしょう。

とくに大きな木は「大径木」と呼ばれますが、大径木の伐採を業者に頼むと、小さな木に比べて費用が高くなることが多いです。

このコラムでは、伐採費用が高くなってしまう理由と、大径木を伐採する方法と危険性について解説していきます。お庭の大きな木の処分に困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

大径木を伐採するときの危険性とは

木の伐採は、道具さえあれば自分でおこなうことも可能です。しかし伐採は危険な作業でもあり、大径木ともなればその危険度はより高くなります。ここでは、大径木を伐採するときにどんな危険があるのかをご紹介していきます。

大径木の定義

大径木の定義

労働衛生安全規則では、胸高直径が70cm以上の木を大径木と定義しています。胸高直径とは人の胸くらい(地面から約1.2m)の位置の、幹の太さです。簡単にいえば、太くて大きな木ということですが、労働衛生安全規則では70cmを境に小径木と大径木として区別されているのです。

労働衛生安全規則では、木の伐採をする作業員に安全講習の受講を義務付けていますが、その内容は小径木と大径木とで異なります。このように区別されているのは、大径木の伐採作業が小さな木の伐採よりも危険度が高いからにほかなりません。

ただし、2020年8月1日から講習の内容は統合され、小径木と大径木の法的な区別はなくなります。これは小径木の伐採においても事故が発生することがあるという観点からで、大径木の伐採がより危険であることに変わりはありません。

危険性1:伐採する木が不安定になりやすい

木を伐採するときには、木の倒れる方向をコントロールするために切り口をつくりながら少しずつ切っていきます。大きな木であるほど幹にかかっている荷重は大きいため、伐採の作業中にバランスを崩して木が倒れてしまうことがあります。大径木の伐採は木の重心を精密に計算しながらおこなう必要があるのです。

危険性2:重量があり、倒れるときの危険性が高い

当然ながら、大きな木はそれだけ重たくなります。もしも木が自分に向かって倒れてきた場合、最悪は死亡してしまうような大変な事故につながるのです。建物や車などにぶつかってしまった場合には被害も甚大になるでしょう。また、大きな木は枝も多いため、倒れたときに枝が折れて飛んでくる危険性も高くなります。

危険性3:チェーンソーを使う必要がある

小さな木であれば、手持ちののこぎりなどを使って切り倒すことも可能でしょう。しかし、幹の太い大径木をのこぎりで切るのは困難です。そのため、大径木の伐採は通常チェーンソーを使っておこないます。

チェーンソーは刃が高速で回転して木を切るものですが、もしも誤って刃に体が触れてしまうと大けがにつながります。また、刃が硬いものにぶつかったときに作業者に向かって跳ね返ってくる「キックバック」という現象が起こることもあります。

チェーンソーとは、プロでも死亡する事故が発生する危険な道具なのです。使用の経験が少ない人がチェーンソーで伐採作業をおこなえば、その危険度はいっそう高くなるといえます。

労働安全衛生規則にて特別教育が義務付け

労働安全衛生規則では、事業者に対して、伐採作業をおこなう作業者に「伐木等の業務に係る特別教育」を受講させることを義務付けています。この講習は学科と実技があり、合計16時間にわたっておこなわれるものです。

ただし、2020年8月1日からは「チェーンソーによる伐木等特別教育」に改正され、講習時間は18時間になるとされています。

これは事業者が従業員に業務として伐採をさせる場合の規定ですので、個人が自分で伐採をするのは自由です。ただし、このような法律で安全教育が義務付けられ、16時間も勉強する必要があるくらい、伐採は危険な作業であることは理解しておきましょう。

自分で大径木伐採をおこなうのは困難!プロへ依頼を

大径木の伐採にはさまざまな危険があり、プロであっても事故でケガすることがあります。費用を抑えたいといった事情はあるかもしれませんが、なにより安全が第一です。確かな技術をもったプロに任せるのが無難でしょう。

次の項目では、大径木が実際にどのようにして伐採されるのかについてくわしく解説していきます。

木の切り方の基本は大径木でも同じ!

伐採とはどんなものなのか、あまりイメージがわかないという人もいるかもしれません。具体的な伐採の手順がわかれば、大径木の伐採がどれくらい難しいのか、どんなことに注意する必要があるのかみえてくるでしょう。ここでは伐採の基本的な手順をご紹介します。

木を倒す方向を決める

木を倒す方向を決める

伐採は木を倒すときがもっとも危険です。安全な場所に木を倒すために、木を倒す方向をあらかじめ決めておきます。建物などがないことはもちろん、ほかの木や電線など、途中に引っかかるものがないかも確認する必要があります。

また、幹が傾いている木の場合はまっすぐに倒れない場合もありますので、木の動きを緻密に計算しなければなりません。

 

受け口をつくる

木を切るときには、まず受け口という切り口をつくります。受け口をつくっておくことで木の重心が受け口の方向に傾き、木を倒したい方向に誘導できるためです。

受け口の作り方は、まず木を倒す方向に、幹の直径の4分の1~3分の1ほどの切り込みを水平に入れます。次にその切り込みに対して30℃~40℃の角度で、上から切り込んでいきます。ふたつの切れ込みが合わさり、幹の一部を三角形に切り取ることができれば、受け口の作成は完了です。

追い口を入れていく

次に、追い口をつくります。追い口をつくることで木は支えを失い、受け口の方向へ倒れていくのです。まず、受け口の反対側から、受け口の水平なラインの少し上の位置を切り込んでいきましょう。追い口は受け口の端との間隔が幹の直径の10分の1ほどになるところまで切っていきます。

大径木は追い口を両側から入れる必要がある

大径木を伐採する場合、チェーンソーの刃渡りよりも幹の直径が長いことが多いです。そのため、大径木に追い口をつくる際には幹を両側から半分ずつ切っていきます。

このように伐採の基本的な方法は、比較的小さな木でも大径木であってもそれほど変わりはありません。しかし、伐採業者に依頼した場合には、大径木は料金が高く設定されていることが多いです。それはなぜなのか、次の項目で解説していきましょう。

大径木伐採は費用が高くなりがち?その理由

伐採方法の理屈は木が大きくても同じですが、大きな木は状況的に同じ方法で伐採できないことが多いのです。ここからは、業者による大径木の伐採費用が高くなってしまう理由をみていきましょう。

危険度が高い

危険度が高い

木が大きいほど、作業時の事故による危険度も高くなります。伐採にあたる作業員にはその危険に対してふさわしい手当が支払われることになるでしょう。それだけ人件費が高くかかるため、料金も高く設定されているのです。伐採業者では木の大きさや状態によって危険指数を定め、それに応じた料金を設定していることが多いです。

木を倒すスペースがない

大径木は背も高いことが多いですので、安全に倒すためにはそれだけ広いスペースが必要になります。一般的な住宅ではそれほどのスペースがないことが多いので、通常の切り倒す方法での伐採ができないことが多いのです。

このような場合には、クレーンなどで木をつるしながら切ったり、上から少しずつ切ったりといった、特殊な方法で伐採をします。このような特殊な方法の伐採は、通常の伐採とは違った料金になるのです。

処分費がかかる

伐採業者は伐採した後の木を引き取って処分してくれることが多いですが、これには伐採の作業費とは別に処分費用が加算されるのが一般的です。大きな木であれば運搬する車両も大きなものが必要になりますので、それだけ費用が高くなる場合があります。

このように、伐採には伐採自体の作業以外の手間や費用も発生します。伐採に付随する作業については、次の項目でくわしく解説していきます。

大径木伐採は後処理も大変

自分で大径木を伐採した場合には、その木の処分も自分でする必要があります。小さな木であれば細かく切り刻んで可燃ゴミとして出すこともできますが、大径木は細かくする作業も大変です。地域のゴミ処理場などにもち込む場合でも、大量の木を運搬するにはトラックなどの大きな車両が必要になります。

また、伐採した後に残る切り株も処理しなければなりません。切り株を残しておくと邪魔になるだけでなく、腐ってシロアリなどが発生することもあります。大きな木は根も地中に広く張り巡らされており、それを掘り返すには途方もない労力が必要です。

大径木の伐採は危険度が高いだけでなく、面倒な作業も多くなります。業者に依頼した場合は費用がかかってしまいますが、そのぶん手間を省き、安全に大径木を伐採することができます。やはり大径木の伐採は業者に依頼したほうが安心で、効率的だといえるでしょう。

まとめ

  

幹の直径が70cm以上の大径木を伐採するときには、小さな木に比べて事故が起こりやすく、事故の被害も大きくなることが多いです。特殊な方法で伐採する必要がある場合も多いので、業者に依頼したときの費用が高くなりがちです。

ただし、業者は講習を受けた作業員が周囲の安全を確保しながら確実な伐採をおこなってくれます。伐採後の木の処分や切り株の処理もしてもらえますので、大径木の伐採は業者に依頼するのが賢明でしょう。

どんな業者に頼めばいいのかわからないという場合には、弊社にご相談ください。弊社であれば、状況に応じて最適な伐採業者を紹介することが可能です。

また、弊社がご紹介する伐採業者の多くは、無料で見積りを出しています。見積りや作業説明に納得がいかなければ、また別の業者をご紹介させていただくことも可能ですので、料金やサービス内容から「ここにしよう!」と思える業者と巡り合うまで、じっくりと検討することができます。

電話やメールで24時間相談を受け付けていますので、一度気軽にご相談ください。

傾いた木の伐採は重心が不安定で危険!4つの危険な理由と対処の手順

傾いた木の伐採

傾いた木の伐採は、重心が不安定であるため知識や経験が必要となります。とくに、背の高い木の場合には、伐採時に意図せぬ方向に倒れてしまうことがあるため大変危険です。ケガや命を危険にさらすリスクもあることから、自分での伐採が難しそうと判断した場合には、プロに任せてみるのもひとつの手です。

このコラムでは、傾いた木の伐採の危険要素や、自分でできるのか判断する基準をご紹介しています。伐採の際には、危険を知っておかなければ適切な対処ができません。もし自分でできないと判断したときには業者選びの方法も解説していますので、ぜひご活用ください。

傾いた木の伐採が危険な4つの理由

傾いた木は見栄えが悪いだけでなく、放置しているとさらに傾いて隣の敷地に入ってしまったり、倒木のおそれがあったりします。とくに、大きく傾いた木は「危険木」と呼ばれ、人や建物に危害をおよぼすため、はやめに伐採をしましょう。

しかし、傾いた木の伐採はまっすぐ伸びている木に比べて、危険がともないます。はじめに傾いた木の伐採のリスクについてご紹介します。

【1】重心が不安定

傾いた木は重心が不安定です。木の伐採をする際には、建物や人のいない場所に倒すようにしますが、傾いた木の場合にはうまくコントロールができず、思わぬ方向に倒れてしまうおそれがあるのです。近くに建物がある場合や、人がいた場合には大変危険です。木の大きさによっては、倒木により命をおびやかすこともあります。

【2】縦割れが起きる

傾いた木は常に幹に対して横向きの力がかかっているため、伐採途中に切り口から縦に割れることがあります。縦割れが起きると木が勝手に倒れてしまい、想定外のタイミングや方向に倒れて人や建物に危害を及ぼすおそれがあるのです。

【3】倒れるタイミングをコントロールするのが難しい

傾いた木は重心が傾いているため、思わぬタイミングで倒れてしまうことがあります。倒す準備ができていないと、近くで作業をしていたり、無防備でいたりするため、退避することが難しく大変危険です。

【4】大掛かりな道具が必要になることがある

傾いた木が縦割りになったり、思わぬ方向に倒れてしまったりするのを防ぐためには、大掛かりな道具が必要となります。たとえば、傾いている方向とは逆向きにロープで引いたり、重機で引っ張ったりという処置が必要となってくるのです。

事故なく安全に伐採するには業者に依頼しよう

傾いた木の伐採は、まっすぐ伸びている木の伐採よりも危険となります。器物の破損や人の命など、かけがえのないものに危害が及ぶおそれがありますので、安全に伐採をしたいという場合には、業者に依頼しましょう。

弊社では、お住まいの地域近くの伐採のプロを派遣することができます。全国の加盟店からお客様のご希望にそった業者を紹介しますので、まずはお気軽にご相談ください。

安心できる業者に依頼するための4つのポイント

業者に伐採を任せるとなると、どこの業者に依頼するか迷うと思います。安心して信頼できる業者を選ぶためには、4つのポイントが大切になります。依頼する際には、確認してみてくださいね。

【1】地域に密着した業者を選ぶ

伐採業者は一度きりの関わりではなく、ほかの木の伐採がしたくなったときに依頼したり、庭造りのアドバイスをもらったりなど、長い付き合いとなることが多いです。近くの業者であれば、急きょ依頼したいというときにも頼りやすいですよね。

また、近くの業者を選ぶことで費用を抑えられることもできます。伐採を業者に依頼するときには、作業費とは別に出張費がかかることがあります。業者の店舗が近いとそのぶん出張費を安く済ませることができるため、近くの業者を選ぶのは費用面でもメリットがあるでしょう。

【2】相見積もりをとって相場を調べる

伐採は、木の大きさや木の生えている環境によって費用がかわるため、正確な相場はなかなか知ることができません。しかし、複数の業者から見積りをとることによって費用相場を知ることができるのです。費用相場を知れば、複数の業者の中から安い業者を選ぶこともできるため、金銭的な不安を軽減できるでしょう。

【3】対応が丁寧な業者を選ぶ

業者に依頼するのであれば、気持ちよく付き合いたいですよね。費用の内訳の説明や、相談ごとに真摯に答えてくれるような業者を選びましょう。電話対応や現地見積りの際に、業者の対応や作業の方法を直接確認をすることができます。どんな人が作業に来てくれるのか、どんな作業をするのかを知っておくと安心して依頼できるでしょう。

【4】伐採の実績を確認する

傾いた木の伐採は、危険性を加味して近隣に配慮しながらおこなわなければならず、知識や技術が必要となります。そのため、ある程度実績のある業者に依頼したほうがよいでしょう。実績の確認には業者のホームページや、口コミサイトなどが役に立つでしょう。

伐採をお考えで、どこの業者に任せたらよいのか分からないというときには弊社にお電話ください。お電話にて、最適な業者をご紹介することができます。複数の業者の無料見積りも可能ですので、お気軽にご相談ください。

自分で伐採できる木の目安と手順

傾いた木の伐採は危険がともなうため、基本的に業者に依頼したほうがよいでしょう。しかし、大きさや傾きがそれほど大きくない場合は自分で伐採することも不可能ではありません。ここでは自分で伐採できる木の目安と伐採の手順をご紹介します。

自分で伐採できる木の目安

傾いた木の伐採は危険がともなうため、基本的に業者に依頼したほうがよいでしょう。しかし、大きさや傾きがそれほど大きくない場合は自分で伐採することも不可能ではありません。ここでは自分で伐採できる木の目安と伐採の手順をご紹介します。

用意するもの

伐採に必要な道具としては、ノコギリ(チェーンソー)・ロープ(直径10ミリメートル以上)・シャベル・ゴミ袋です。服装としては、長袖長ズボン・スニーカーといった動きやすい服装で、ケガ防止のためにヘルメット・防護服・防護ゴーグルを着用しましょう。

伐採の手順

ここからは伐採の手順について解説します。意図しない方向やタイミングで倒れてしまったり、倒れたときに折れた枝が飛んでくることもあります。人や物、障害物の有無を確認して、十分安全に配慮しておこないましょう。

1.木を倒す位置を決める
木を倒す位置は、建物や道路、人のいない場所です。倒したい方向にロープで引っ張るため、切る位置の少し上あたりにロープを張っておきましょう。

2.木を切る
根元から10センチメートルあたりの位置で切り込みをいれます。まず、倒したい方向に「受け口」とよばれる45度ほどの角度の「く」の字型の切り込みを入れてください。幹の3分の1ほどの深さで、切り込みの底は、地面の水平となるようにします。

次に、反対側に「追い口」とよばれる切り込みをいれます。追い口は受け口の底より3分の2ほどの高さにつくります。幹の3分の1ほどの深さまで、一直線に入れてください。

3.木を倒す
受け口と追い口ができたら、倒したい方向にロープを引いて木を倒します。

4.根の除去
木を倒した後は、根を掘り起こします。根が残ったままだと虫の発生の原因となることがあるため、除去しておくと安心です。シャベルで土を掘り起こし、根を引っ張り上げましょう。根が深い場合には、除草剤を切り株に塗っておくと、根が弱り、除去しやすくなります。

注意点
傾いた木の場合には、木を切っている最中に縦割れが起きたり、思わぬ方向に倒れてしまったりすることがあります。複数のロープを使って固定し、倒す際には手伝ってくれる人を用意して木の倒れてくる方向には立たないようにしましょう。

小型の木でも業者依頼は可能

小型の木であっても、不安な場合は業者に依頼しましょう。小型の木でも伐採してもらうことができます。費用が気になるかたもいるかもしれませんが、大型の木よりも費用は安いことが多いため、まずは見積りを取ってみるとよいでしょう。

傾いた木を放置していると、自然に倒れたり、割れたりなど、思わぬ事故や命の危険につながる場合があります。傾きが大きい木ははやめに伐採することが大切です。弊社では、電話相談を24時間365日承っています。木が倒れかけていて不安というときには、お気軽にご相談ください。お客様に最適な業者を紹介いたします。