枯れた木を放置するのはやめよう。放置の危険性について解説します!

枯れた木を放置するのはやめよう。放置の危険性について解説します

庭などに植わっている木が枯れたら、どのように処分をするかは決めていますか?病気や寿命などでいつか木は枯れてしまいます。

今回は枯れた木を放置することで発生するトラブルや、正しい処分の方法をいくつか紹介しています。枯れた木の処分を業者に依頼をするときのポイントなども、ぜひ参考にしてみてください。

枯れた木の処分について考えよう

枯れてしまった木が大きければ大きいほど、処分は大変になります。実際に木が枯れてしまった人も、まだ枯れてない人も、一度きちんと枯れた木の処分方法について考えてみましょう。

◇木の寿命はとても長い

木の種類にもよりますが、木の寿命はとっても長く、人の寿命をはるかに超えてしまいます。長生きした木は、高さや幹の太さはもちろん、地面に伸びている根っこも立派に成長しています。そんな木が枯れる原因はいくつかあります。今ご紹介したように寿命で枯れてしまったり、病気になって枯れることもあります。

◇枯れた木の処分に困る人は多い

実際に枯れた木の処分に困る人は多いようです。長生きをした大きな木であればあるほど、枝の切り落としや木を引き抜くのに労力が必要になります。大きさによっては、自分たちだけでの処分が難しい場合もあるでしょう。

しかし、枯れた木の処分を依頼すると、お金が必要になってきます。木の大きさによっては何万円も必要になる場合もあるようです。できることなら、放っておきたくなるかもしれません。けれども、枯れた木を放置することで、さまざまなデメリットが生じてしまいます。

枯れた木を放置してはいけない!その理由とは…?

枯れた木を放置してはいけない!その理由とは…?

では具体的にどのようなデメリットが発生するのでしょうか。それぞれご紹介していきます。

◇枯れ木が倒れる

枯れた木は、台風などの強風により、枯れた木が倒れるおそれがあります。大きな木だと建物への損傷だけでなく、人にケガを負わせてしまうかもしれません。もし隣の家の敷地に向かって倒れてしまうと、他の人にも迷惑がかかってしまいます。枯れた木は元気な木と比べると耐久力も弱いので、思わぬ強さの風でも倒壊の危険性があります。被害が出る前に早めに対処しましょう。

◇シロアリの住処になる

シロアリは木材を餌にしています。枯れた木はシロアリにとって絶好の住処になります。枯れた木に住み着いたシロアリが、住宅にも被害をもたらすことも十分考えられます。シロアリは一度住み着いてしまうと、完全な駆除は難しいといわれています。シロアリが住み着いてしまう前に、枯れた木は処分するようにしましょう。

枯れた木を自分で処分する方法

枯れた木の処分を業者に依頼すると、お金がかかってしまいます。自分で処分ができるなら、それに越したことはないですよね。ここでは、自分で枯れた木を処分するときの注意点などをご紹介します。

◇周囲の安全を確保する

枯れた木の大きさにもよりますが、まずは周囲に人がいないかなどを確認しましょう。枯れた木の処分をするときに邪魔になるような物があれば、移動させておきましょう。

また、枯れた木の周辺でガーデニングなどを行っている場合は、その草花に影響が及ぶかもしれません。鉢植えなどに移して移動させるなどして、草花を守るようにしましょう。

◇枯れた木の状態を把握する

枯れた木の状態によって、処分の方法は変わってきます。枯れてから日数が経過して幹がスカスカになっていれば、処分に必要な労力や道具も少なくて済むでしょう。

枯れ木の枝が多い場合には、切り倒す前に枝の伐採が必要となります。きちんと枯れた木の状態を確認して、枯れ木の処分の順序を立てておきましょう。

◇枯れた木を伐採する

枯れた木の状態によっては、チェーンソーなどの一般の家庭ではあまり見かけない重機が必要になることもあります。また、一人で枯れた木の処分をしようとしても、労力や時間がかかることでしょう。

伐採を業者に依頼するメリット

伐採を業者に依頼するメリット

枯れた木の大きさや状態によっては、業者に依頼をしなければ処分ができない状況もあるでしょう。他にも枯れた木の処分を業者に依頼することにはいくつかのメリットがあります。

◇枯れた木の状態や伐採方法を正確に判断してくれる

業者は私たちよりも枯れた木などに対して、正しい知識を持っています。枯れた木の状態を見て、より適切に処分をしてくれるでしょう。

◇伐採に必要な機材を自分で揃えなくてよい

枯れた木の大きさや状態によっては、処分の際にチェーンソーやショベルカーなどが必要になってくるケースも考えられます。そのような重機は一般的な家庭にはないことが多いですよね。枯れた木の処分のためにそのような重機をすべて揃えるのは、金銭的にも困難でしょう。

業者に依頼をすることで、枯れた木の処分に必要な重機なども適切に使ってくれます。これは業者に枯れた木の処分を依頼する大きなメリットのひとつです。

◇伐採にかかる日数などが事前にわかる

当たりまえですが、業者は枯れた木の処分を何度も行っています。枯れた木の状態などを見て大体の作業時間の目安も出すことができます。枯れ木の処分に必要な日数を事前に把握できれば、自分のスケジュールなども立てやすいですよね。

◇プロがやってくれる分、安心できる

もちろん枯れ木の処分を請け負ってくれる人は、素人ではありません。安心して任せることができます。どれだけ大きい枯れた木でも、適切に対応をしてくれるでしょう。もし、自分や家族の誰かが枯れた木の処分をしようとしても、あまり知識や経験がないとケガの不安がありますよね。

業者に枯れた木の処分を依頼することで、このような心理的なストレスのおそれがなくなります。

よい業者を選ぶためのポイント

枯れた木の処分を業者に依頼すると、費用が発生します。木の大きさや状態によっては、高額な費用が必要になるケースもあります。どうせお金を支払って業者に依頼をするなら、“よい業者”に依頼をしたいですよね。よい業者を選ぶには、実はいくつかポイントがあります。これを抑えてよりよい業者を選ぶようにしましょう。

◇複数の業者から見積りをとる

同じ枯れた木の処分を依頼しても、業者によって値段に差があります。この費用が極端に安い業者には依頼をしないほうがよいでしょう。枯れた木の処分に対して経験や知識のない人が作業を行うおそれがあります。また、人件費を削減するために、枯れた木の大きさや状態に見合っていない人数が派遣されることも考えられます。必ず複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。

◇見積り内容が明確かどうか確認する

見積りをとっても、料金の内容が明確ではない場合、その業者は避けたほうがよいでしょう。支払う料金に透明性がないと、本来必要ではない料金が含まれていても気づくことができません。複数の業者に見積りをとると同時に、内容もきちんと確認をするようにしましょう。

◇これまでの実績を確認する

業者のホームページなどがあれば、チェックするとよいでしょう。また、地域の口コミサイトなどを参照するのもおすすめです。万が一、依頼を検討している業者に悪い評判がある場合は、その業者も選ばないほうがよいでしょう。

まとめ

自宅の庭などに木を植えたら、いつかは枯れてしまう日が訪れます。実際にはまだ枯れた木がなくても、適切な対処の方法や、業者の選択のポイントをあらかじめ知っておきましょう。

そうすれば、実際に木が枯れてしまっても慌てることはなくなります。枯れた木を放置して、トラブルの原因にならないように、早めの対処ができるように準備しておくことが大切です。

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

高い木を切る方法や必要な道具

高い木を切るためには、安全な装備や道具を揃えたり、伐採の手順をきちんと抑えたりしておくことが大切です。伐採作業には危険が多いことは事実ですが、入念な準備をおこなうことで、ケガや事故を引き起こしてしまう危険性を大きく下げることができるでしょう。

この記事では、高い木を切るための事前の準備や伐採の手順、作業中の注意ポイントについてご紹介します。

また、業者に依頼した場合のメリットや費用相場についてもご紹介いたしますので、最後までお読みいただくことで、ご自身にとって最適な選択ができるようになるでしょう。

高い木を切るためには何が必要?

安全に高い木を切るためには、事前の準備が大切です。事前の準備には、道具を用意するだけでなく、周囲の人たちへの呼びかけなども含まれます。具体的な内容について、さっそく確認していきましょう。

道具の準備

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

木を切るための道具は、身を守るために必要なものと、伐採作業に必要なものとに分類できます。漏れがないように以下の道具を揃えましょう。

【身を守るために必要なもの】

  • 防護服:チェーンソーの刃や木のトゲでケガをしまうおそれがあります。肌の露出がないように防護服で身を守りましょう。
  • 防護メガネ:チェーンソーを使うと、木くずが勢いよく舞います。目に木くずが入らないように保護するためのものです。
  • ヘルメット:作業中に、折れた枝が落ちてくることが考えられます。落下物から頭を守るためにヘルメットが役立ちます。

【伐採作業に必要なもの】

  • チェーンソー:太い木を切るために必要です。
  • 電動のこぎり:細い木を切るときや、チェーンソーを使うと危険な場所で使います。
  • ロープ:木をけん引するときに必要になります。
  • くさび: 木の受け口に挟んで、木を倒す方向をコントロールするために使うものです。

【伐採作業に必要なもの(木に登っての作業が必要な場合)】

  • はしご:木に登って枝の処理をおこなうときなどにあると便利です。
  • 安全帯:高いところからの転落事故を防止するために用いる安全用具になります。
  • ランヤード:安全帯に取りつける、命綱とも呼ばれるロープです。

周囲の人に木を切ることを伝える

チェーンソーを使って伐採をおこなうと、騒音が発生してしまいます。そのため、事前に周囲の人たちに伐採する予定があることを伝えて、了承を得ておくことが大切です。きちんとした気遣いの姿勢があれば、理解が得られるでしょう。

また、伐採は、チェーンソーで木を切り倒したり、切り倒した木をトラックに積み込んだりする必要があるため、ひとりでおこなうには大変な作業になります。

手伝ってくれる人がいれば、作業をより安全におこなうことができるため、周囲の人たちへ呼びかけて伐採の協力を募っておくことも有効です。

準備するのが面倒なときは

繰り返しますが、高い木を安全に切るためには、事前の準備が大切です。ただし、道具さえ準備しておけば安全に作業できる、とは言い切れない場合があります。

チェーンソーを使って木を伐採することが初めての方は経験と知識が乏しいため、思わぬ事故やケガを引き起こしてしまう危険があるのです。

そこで、基本的なチェーンソーの使い方を習得するために、講習を受けることもおすすめです。チェーンソーの講習をおこなっている団体は複数ありますが、ほとんどの団体が2日間にわたって学科と実技の講習を実施しています。

チェーンソーを使うためには資格が必要ないため、講習の受講は必須ではありません。しかし、安全に作業をおこなうためには受講しておいたほうがよいともいえるでしょう。

以上のように、伐採に必要な道具をすべて揃えて、さらに講習まで受けると考えた場合、準備が大変だと感じた方もいるのではないでしょうか。そんな方は、伐採を業者に依頼することを検討してみてもよいでしょう。

業者に伐採を依頼すると費用がかかりますが、道具の準備や講習を受ける必要がなくなるため時間を節約することができます。また、なによりもケガをする心配がなくなり、身の安全を守ることができるのです。

弊社では、24時間365日いつでもお電話でご相談を承っております。ご不安な点やご不明な点がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

高い木の切り方

事前準備が整ったら、実際に高い木を切る工程に入りましょう。ここでは、伐採から切り倒した木の処分方法まで、一連の流れをお伝えします。きちんと手順を抑えることで、作業の危険性を減らすことができるでしょう。

根本から切る場合

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

ここでは、木を根本から切る場合の手順についてお伝えします。もし、伐採する木の枝が周囲の木の枝と絡みあっている場合は、事項の「上から切る場合」を先にご参照ください。

【1】木を倒す方向を決める
基本的には、木の重心があるほうに、木を倒すようにすると倒しやすいです。木の重心は、木を真下から見上げることで、木の傾きや曲がりなどから見極めやすくなります。

また、必ずしも木の重心があるほうに倒せばよいというわけではありません。木を倒す方向に、凸凹や切り株などの障害物がある場合は、違った方向に木を倒すようにしましょう。障害物があると木を倒したあとの解体作業がやりづらくなってしまうからです。

重心とは異なる方向に木を倒す場合は、ロープなどを使って木をけん引して、重心を傾けるようにするとよいでしょう。ロープは木の低い位置よりも高い位置にくくりつけることで、より少ない労力で傾けることができるようになります。

【2】受け口をつくる
木を倒す方向が決まったら、受け口をつくります。「木を切り倒す方向側」の木の幹に、4分の1くらいの深さになるように、チェーンソーで切り込みを入れます。

次に、切り込みを入れた部分の上からもチェーンソーを入れて、30度~45度くらいの角度になるように木を切り抜きましょう。

【3】追い口をつくる
受け口をつくったあとに、追い口をつくります。「受け口の反対側」の木の幹を切っていきます。切れ込みを入れる高さは、受け口の切り込みの下部分を基準に3分の2くらい上の位置です。

チェーンソーの刃が、受け口まで届かないように、ゆっくりと慎重に切り込みを入れていきましょう。また、受け口の切れ込みと追い口の切れ込みの間のことを「ツル」といいます。追い口は、ツルの長さが木の幹の直径の10分の1くらいになるまで、切れ込みを入れましょう。

【4】木を倒す
追い口を切ることで、木の重さで徐々に木が傾きはじめます。完全に木が傾きはじめてからではチェーンソーを止めるのが遅すぎるため、木が傾きはじめる直前にチェーンソーを止めて、その場から離れるようにしましょう。あとは、時間の経過とともに木が勝手に倒れてくれます。

上から切る場合

もし、伐採する木の枝が周囲の木の枝と絡みあっている場合は、木の根本からではなく、上から切るようにしましょう。木の枝が絡みあっていると、思っている方向に木が倒れない場合があるからです。

また、樹高が高い木も上から切るとよいでしょう。木を切り倒す方向に家などがある場合、木を短くしておけば、木を家にぶつけてしまうことを防ぐことができます。

【1】木に登る
絡みあった枝を切ったり樹高を低くしたりするために、まずはしごを使って木に登ります。ただし、一般的なはしごでは安定性が欠けてしまうので危険です。

そのため、林業用の「枝打ちはしご」と呼ばれるはしごを使うようにしましょう。枝打ちはしごであれば、木や地面にフィットする仕様となっていますので安定します。枝打ちはしごは、ホームセンターや通販で購入することができるため、一般の方でも入手がしやすいです。

また、木に登ったあとには、チェーンソーや電動のこぎりを使用します。このとき、片手しか使うことができないと、作業の危険度が著しく高まってしまうでしょう。そこで、安全帯は両手を離すことができるようにU字型のものを使用するとよいです。

【2】上から少しずつ切る
林業用のはしごとU字吊型の安全帯で、安全を確保したうえで木に登ることができたら、実際に木を切りましょう。絡みあった枝を切る場合は、電動のこぎりを使用すると便利です。

樹高を低くするために木の幹を切る場合は、チェーンソーを使って上から少しずつ切ります。手順については、前項の「根本から切る場合」をご参照ください。違いは、木を切る位置が低いところなのか、高いところなのかだけになります。そのため、手順自体は同じです。

切った木はきちんと処分しよう

伐採が完了したら、切り倒した木を処理しなければなりません。また、必要に応じて切り株の処分も必要です。処分する方法は、以下のようにいくつかあります。

【切り株の処理方法】
〇切り株を掘り起こす
少し大変に感じられるかもしれませんが、自力で切り株を掘り起こす方法です。スコップやツルハシを使って、切り株の周りの土を掘っていきます。木の根が見えるようになるまで掘りましょう。木の根が見えたら、剪定バサミなどを使って、根を断ち切ります。根を断ち切ることができたら、バールなどを使って切り株を掘り起こして完了です。

〇除草剤で切り株を枯らす
上記の切り株を掘り起こす方法は力が必要となるため、体力に自信のない方にとってむずかいしい方法ともいえるでしょう。体力に自信のない方は、除草剤で切り株を枯らす方法がおすすめです。除草剤は、切り株の断面に塗りつけるか、切り株の断面に穴をあけて流し込むとよいでしょう。また、除草剤がない場合は、害虫駆除農薬でも代替できるそうです。

〇日光を遮断して切り株を枯らす
除草剤を使うこと以外に、切り株に黒い袋をかぶせて枯らす方法があります。切り株に黒い袋をかぶせることによって、光合成を防ぐことができ、切り株を枯らすことができるのです。

ただしこの方法は、切り株が枯れるまでに少し時間がかかってしまいます。そのため、切り株を早めに処分したいという方は、切り株を掘り起こしたり、除草剤を使って枯らしたりする方法がおすすめです。

【切り倒した木や切り株の処理方法】
〇可燃ごみとして処分する
伐採した木をゴミ袋に入れることができれば、可燃ごみとして処分することが可能です。細い枝であれば、長さを短くしておけばゴミ袋に入れることができるでしょう。

しかし、自治体ごとに、ごみ出しのルールが異なることには注意しなければなりません。自治体によっては、可燃ごみではなく粗大ごみ扱いになる場合もあるそうです。ルール違反してしまわないためにも、事前にごみ出しのルールを自治体に確認しておくとよいでしょう。

〇クリーンセンターへ持ち込む
クリーンセンターと呼ばれる、自治体が管理・運営をおこなっているごみ処理施設に、伐採した木を持ち込む方法です。伐採した木を持ち込むため、ご自身でトラックなどを手配して木を運ぶことが必要になります。

しかし、クリーンセンターには、いつでも持ち込むことができるわけではないので注意しましょう。ごみの種類によっては、持ち込み可能日が定められている場合があります。

また、ごみの重量によって手数料がかかることもあります。そのため、伐採した木を持ち込む前に、事前にクリーンセンターに持ち込み可能日や手数料を確認しておくと安心でしょう。

〇業者に回収してもらう
上記のほかに、業者に回収してもらう方法があります。業者に回収してもらうのは、トラックを手配して木を積み込むことが大変だと感じる方にとって、おすすめの方法です。

木の回収費用は、木の大きさや重さによって異なります。また、業者に立木伐採と回収をあわせて依頼することもできます。業者に依頼する費用の相場については記事の後半でご紹介しますが、正確な料金を知るためには、業者に見積りをとってもらうことが必要です。

木の処分を業者に依頼することを検討されていて、正確な金額が知りたいという方は、弊社までお気軽にご相談ください。24時間365日いつでもお電話でご相談を承っております。

伐採するときの注意点

ここまで、伐採の方法や切り倒した木の処分方法など一連の作業についてお伝えしました。ここでは、作業中に気をつけておきたいポイントを確認していきましょう。

チェーンソーの取り扱い

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

チェーンソーは太く大きな木を切ることができるほど、パワーが強い道具です。取り扱いを間違えると、大ケガにつながる場合も考えられます。チェーンソーの取り扱いについて注意点を抑えておきましょう。

【事前準備】
チェーンソーを取り扱う際は、事前の準備や点検がとても大切です。保護服や保護メガネ、ヘルメットなどを着用して、できる限り肌の露出がないようにします。また、チェーンソーのボルトがゆるんでいないかも確認しておきましょう。

【キックバック対策】
チェーンソーを取り扱ううえで、キックバックにも注意しなければなりません。キックバックとは、伐採中に意図せずチェーンソーが作業者に向かって跳ね上がる現象です。キックバックでの死亡事故も報告されているほど危険な現象になるため、対策しておくことが重要になります。

チェーンソーの刃は古く錆びれたものではなく、きちんと研がれた切れ味がよいものを使いましょう。また、木を切る際は、刃の先端を使うのではなく、刃の根本や中央部分を使って伐採するとよいです。

人や建物などに当たらないか

高い木を切る場合、木を切り倒す方向の先に、家や建物ないか、人がいないかを確認してから、木を切り倒すようにしましょう。万が一、切り倒した木が、家や人などと衝突してしまうと大きな事故やケガにつながりかねません。

そこで、先述のとおり高い木を切る場合は、木に登って上から少しずつ切るとよいでしょう。木を根本から一気に切り倒してしまう方法より手間はかかりますが、安全性を保つことができます。

木から落ちないようにしよう

高い木に登って枝や幹を切ることだけに集中してしまうと、木から転落してしまうおそれも十分に考えられます。そこで、転落防止のために、適切な安全帯とランヤードを身につけることが大切です。

高い木に登る場合、安全帯はU字吊ができる林業用のものを選ぶとよいでしょう。安全帯の紐を木の幹に回して掛けるU字吊であれば、落下の危険が少なく安全です。

また、ランヤードは安全帯の命綱とも呼ばれるロープのことをいいます。ランヤードは、チェーンソーやノコギリで切断してしまわないように、芯にワイヤーを用いたものを用意しておくとよいでしょう。

以上が、高い木の伐採を安全におこなうために気をつけておきたいポイントです。これらのポイントを抑えて伐採を実施することができれば、比較的安全に伐採を完了させることができるかもしれません。

しかし、伐採自体が初めての方にとっては注意点が多く、作業が不安だと感じた方もいるのではないでしょうか。

また、以上の注意点のほかにも、木の重心や木が生えている土壌、周囲の障害物などにも配慮しなければならず、じつはどんな状況にもあてはまるような伐採方法はないのです。経験のない方が、状況にあわせた最適な方法で安全に伐採することは、むずかしいともいえるでしょう。

もし、わからないことがあったり不安を抱えたりしてしまっている場合は、自分で伐採することは控えて、業者に依頼することも検討したほうがよいでしょう。プロに依頼すれば、安全で確実に伐採してもらうことができるため、ケガをする心配もなくなります。

弊社では、24時間365日、無料でご相談を承っております。伐採のことでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

高い木を切るのは危険!業者に任せよう

ここまでこの記事を読まれた方の中には、自分で高い木を切るのは不安だけれど、依頼したこともない業者に伐採をお願いすることも不安だと感じる方もいるでしょう。ここでは、業者に依頼することで得られるメリットや費用の相場をお伝えします。

業者に依頼するメリットは?

高い木を切る方法や必要な道具ををご紹介!不安なら業者に任せよう

業者に依頼することで得られるメリットは、おもに以下の3つがあげられます。

・ケガを心配する必要がない
ケガをしてしまうリスクがゼロになるのは、業者に伐採を依頼する大きなメリットといえるでしょう。高い木に登ると転落するおそれがあり、チェーンソーを使うとキックバックなどによりご自身を傷つけてしまうおそれもあります。

作業の経験がない方は、ご自身で想定できる危険性の範囲にも限界があるため、思いもよらぬケガや事故を引き起こしてしまうおそれも考えられるのです。

・時間を節約できる
自分で木を伐採する必要がなくなるため、時間を節約することができることもメリットでしょう。また、伐採作業はひとりでおこなうよりも、手伝ってくれる人がいたほうが安全に作業をおこなうことができます。そのため、伐採に関するすべてのことを業者にお願いするっことで、自分だけでなく協力者の時間も節約することができるのです。

・費用の節約にもつながる
先述のとおり、作業の経験がない方は、思いもよらぬケガや事故を引き起こしてしまうおそれがあります。高い木を切り倒した方向に建物があり、建物を壊してしまうことや、チェーンソーの刃が跳ね返ってきたり、木から転落したりすることで大ケガをしてしまう場合が考えられます。

とくに大ケガをしてしまうと、痛みがあるだけでなく、治療費が必要になるでしょう。最悪の事態を想定した場合、結果的に業者に依頼しておいたほうがよかった、となる場合があるのです。

高い木の伐採はいくらかかる?

業者に依頼するメリットをお伝えしたところで、費用の相場についてもご紹介します。以下はあくまでも費用相場になりますので、正確な料金が知りたいという方は、業者に見積りを出してもらうとよいでしょう。

【木の大きさごとの伐採費用相場】

低木 ( 葉張り 0.5~1m × 高さ 0.5~1.5m ) 3,000~5,000円前後
中木 ( 葉張り 2~3m × 高さ 1.5~3m ) 10,000~15,000円前後
高木 ( 葉張り 3.5~4m × 高さ 3~4m ) 20,000~30,000円前後

【使用する重機の種類ごとの費用相場】
〇クレーンを使用する場合

10トン 80,000~100,000円/1日
20トン 130,000~200,000円/1日

〇ユンボを使用する場合

1.5トン 20,000円/1日
7トン 35,000円/1日
10トン 50,000円/1日

【処分費用の費用相場】
伐採だけでなく、切り倒した木や切り株の処分についても依頼することが可能です。処分費用についても伐採費用と同様に、木の大きさによって異なります。木の伐採費用の半額以下が、処分費用の相場になることが多いようです。

以上が、伐採を業者に依頼した場合の費用相場になります。ただし、繰り返しますが、正確な料金を知るためには、業者に見積りをとってもらうことが必要です。また、業者によって料金が異なるため、複数の業者に見積りを出してもらうことも大切です。

弊社でも、伐採のお見積りをお出しすることができます。実際にかかる費用と、依頼することで得られるメリットを比較検討されてみてはいかがでしょうか。24時間365日いつでも、お電話でご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

伐採のコツまとめ。木の伐採や抜根をDIYする方法!準備と手順は?

伐採のコツまとめ。木の伐採や抜根をDIYする方法!準備と手順は?

あなたはご自宅の庭木の伐採、きちんと行っていますか?木の切り株がほったらかしになっていたら、それは注意信号。庭木は切り株のままでも、常に成長をし続けています。そのため、ただ伐採するだけでなく、切り株を伐根することも重要なのです。

この記事に目を止められた方は、おそらく木の伐採や伐根について、普段から気になっていらっしゃった方でしょう。庭木の伐採・伐根は、やろうと思ったときが吉日です。思いついたときに始めなければ、長い間そのままにしてしまいがちです。

今回はそのような方に向けて、庭木の伐採や伐根について詳しくまとめてみました。庭木の伐採・伐根方法や費用に関しても触れています。そろそろ庭木の伐採や伐根をしなければ、とお考えの方は、ぜひご覧ください。

庭木の伐採や伐根の必要性とメリット

伐採は庭木を美しく保つのに、必要不可欠です。庭全体としても、伐採を行ったほうが見ためのバランスよくなります。また庭木に枝が生い茂ってしまうと、害虫がつきやすくなったり、木自身の病気のもとになってしまいます。

切り株は意外と放置してしまう方が多いのですが、伐根することも重要です。伐根をしておけば、シロアリやハチなどの害虫発生を防ぐメリットもあります。

害虫は枯れ木などの中で、冬を越します。そのため害虫の冬眠を許してしまうと、建物に棲みつくリスクを高めることにもなりかねません。面倒だからいいやと伐採や伐根を怠ると、ケガや害虫被害のリスクが大きくなるため、先送りにせずにやっておくべきです。

【木の伐採】DIYに挑戦!その方法と手順は

【木の伐採】DIYに挑戦!その方法と手順は

木の伐採をDIYすることも可能です。こちらでは、木の伐採の方法と手順をまとめてみました。

◇伐採DIYに必要な道具と装備

伐採を行うには、きちんと入念な準備をすることが必要です。まずは、伐採DIYに必要な道具と装備をご紹介しましょう。

・電動のこぎり
伐採に不可欠な道具です。使いかたを誤ると、思わぬケガをすることもあります。扱いかたには慎重になりましょう。インターネットなどで、数千円から数万円で購入できます。

・防護服
電動のこぎりでケガをする危険から、身体を防護するために着用します。

・防護メガネ
木を伐採するときには、木くずが素早い速さであちこちに舞い散るため、目に刺さる危険があります。防護メガネなどなくても大丈夫と思っている方は、注意しましょう。防護メガネは、いざというときにあなたの角膜を守ってくれます。

・ヘルメット
木の伐採は高所に上って作業をするので、必ずヘルメットが必要です。不可抗力が働き、万が一落下しないとも限りません。もしもに備えて、万全を期して臨みましょう。

・手のこぎり
電動のこぎりでは上手く伐採できない細かい部分には、手のこぎりを使います。

・ロープ、くさび、滑車、スリリングベルト
これらの道具は、木を一定方向に倒すときに必要になります。ロープは長めのものを用意しておくと安心です。

◇自分で木を伐採する方法

では早速、木を伐採する方法をご紹介していきましょう。

1.木を切り倒す方向を、あらかじめ決めておく
あらかじめ木を切り倒す方向を決めておかないと、人や建物がある方向に謝って倒れる可能性もあります。事故や被害を起こさないためにも、木が倒れていく方向を想定しておきましょう。

2.電動のこぎりで木を伐採していく
木を伐採していくときは、ご自身の肩の高さ辺りまでいったん伐採し、そのあとで根本からやや上の辺りを伐採すると、後でスムーズに処理できます。まず木を倒す方向に【受け口】という垂直に切込みを入れ、そのあと反対方向から【追い口】と呼ばれる水平な切り込みを入れていきます。

3.木を切った後は、可燃ごみとして処分します。

以上のような方法で、木を伐採していきます。慣れないと危険を伴いますので、くれぐれも入念に準備をして、安全に気を付けて作業を行うことが大切です。

伐根DIYのポイントと手順

木の切り株は地上から見ていると小さく見えますが、根は深く張っているので作業はなかなか難しいものです。伐根は意外と手間のかかる作業であるため、伐根をしたことのある方はあまりいらっしゃらないかもしれません。しかし、ご自分で伐根DIYをすることも、不可能ではありません。こちらでは、切り株の伐根のDIYの方法をご紹介します。

◇伐根DIYに必要な道具と装備

まずは、伐根DIYに必要な道具と装備をご紹介します。伐根には電動のこぎりこそ要りませんが、準備をきちんとしておくことで伐根がしやすくなります。

・軍手
手を保護するために、軍手をしましょう。

・シャベルやスコップ
大きめのシャベルやスコップを用意し、手で掘っていきます。

・手のこぎり
根は太く長く伸びていることが多いです。そのため、根を切る手のこぎりがあると作業がしやすくなります。

・除草剤
根の生命力は強いので、除草剤で根を枯らしてから伐根します。

◇自分で伐根する方法

ではいよいよ、ご自分で切り株を伐根する方法をご紹介していきます。

1.除草剤を塗っておく
木の本体を伐採しても、根が枯れないと伐根が困難になります。そのため除草剤を伐根の数日前に、切り株に塗っておきます。こうすることで根まで枯らすことができ、伐根がしやすくなるのです。

2.シャベルやスコップで掘る
根の周辺の土をシャベルやスコップを使って、木の全方向から掘っていきます。もし可能ならば高圧洗浄機を使うと、根についている土を取り除くことができるので、労力を減らすことができます。

3.手のこぎりで根を切る
根が見えてきたら、手のこぎりで切ります。こうしておくことで、最終的に根を抜くとき軽くなり、より伐根がしやすくなります。

4.最後に根を抜きます
根の周囲を掘っていき、根がぐらぐらして抜けそうな気配がしてきたら、抜きます。このとき、根に体を引っ張られたり、根で手などを切らないように、十分安全に気をつけながら抜きましょう。

伐採や伐根ってどこまで自分でできるの?

伐採や伐根ってどこまで自分でできるの?

費用を押さえたいので自分でやりたい、という方もいらっしゃるでしょう。しかし、木の伐採や伐根作業に慣れていない方だと、ケガの危険もあるので注意が必要です。それでは伐採や伐根は、どこまでDIY可能なものなのでしょうか。

◇伐採、伐根DIYの限界ライン

高い木を伐採するには、高所での作業が必要となるため、より危険も高くなります。そのため、ご自分でDIYが可能なラインというのは、3メートル前後の木までが目安です。

高さのある木は重量もあるので、より処理に手間がかかるといえます。例え切ることができても、個人でゴミを出すのにはなかなか労力がかかります。そのため、木の伐採、伐根の作業が初めてという方や不安がある方は、プロに依頼したほうが安心といえるでしょう。

また森林を所有している方が森林の木を伐採する時は、市町村長への届出が必要です。これは森林法で定められていますので、きちんと届出をしておきましょう。

伐採・伐根のプロがやってくれること

伐採・伐根のプロに依頼すると、どのような作業をしてくれるのでしょうか。

◇大木の伐採だけでなく敷地全体のお手入れをしてくれる
プロに頼むと、あらゆる庭木の剪定や伐採・伐根、植え替え、生垣の刈込、草刈り、芝刈り、雑草予防の相談といった、庭のメンテナンスに関わるあらゆることをやってくれます。個人ではなかなか手間のかかるのが、庭木の手入れです。

◇大変な伐採後処理も任せられて楽!
伐採業者を利用すれば、アフターケアも任せられます。草や木、土などの処理は量が多くて大変ですから、プロにお任せしたいところです。しかし、せっかく作業してもらっても、後から思いがけないトラブルに見舞われることも。

きちんとしたアフターケアのある業者なら、作業後の相談にも対応してくれるため安心して依頼することができます。24時間対応の業者を選べばいつでも相談できるので、とても便利です。

木の伐採や伐根にかかる費用はどれくらい?

伐採や伐根をプロに依頼した場合の、費用はどれくらいなのでしょうか。

◇伐採と伐根の費用について
伐採なら根は抜かないため、伐採費用のみで済みます。しかし伐根まで行うとなると、伐採してからの作業となります。そのため、伐採と伐根両方の費用がかかることを覚えておきましょう。伐採にかかる費用は大きく分けると、作業費と処分費です。

作業費には、伐採にかかる機械の費用や人件費が含まれます。伐採した木は、そのままの大きい状態では捨てられませんから、細かく切って処分場に移動する必要があります。処分費とは、木を捨てるときにかかる費用のことです。

伐採にかかる費用は、業者やその現場の状況などによっても変わってくるようです。一般には、数千円~数万円が相場となっています。

伐根に関しても、個々の状況によって費用は変わってくるものです。そのため、現地で必ず見積もりを取ってもらいましょう。その際、追加料金がかかるかどうかを事前に確認しておくことが大切です。

◇伐採も伐根も安くする方法がある!
よくあるのが、木そのものが不要であるのに伐採のみで済まし、伐根をしないで根を放置してしまうケースです。木は根だけでも、生きています。伐根をおろそかにしてしまうと、根の成長を放置してしまうことになりかねません。

いよいよ伐根を考えた時は根の成長が進んでいて、伐根費用が余計にかかってしまうこともあるのです。伐採を考えた時と同時に伐根もしておけば、費用を抑えることができます。

より安い業者を探すには、インターネットの比較サイトで複数の業者から相見積もりをしてもらいましょう。気に入った一社だけだと、相場観が養えません。そのため、必ず複数の業者から相見積もりを取り、その中から一社に絞るようにしましょう。

◇よい伐採業者を見つけるコツ
費用が安いのに越したことはありませんが、よりよいサービスが受けられなければ意味がありません。きちんとした業者を選ぶには、初めから追加料金のかからないところを選ぶようにすることも大切です。

不明な点や不安を感じることがあったら、ためらわずにすぐ担当者に聞いてみましょう。それできちんとした返事が返ってこなければ、依頼の対象から外せばよいだけです。複数の業者の担当者と話をしてみて、一番信用できそうな業者に依頼しましょう。

まとめ

庭木の伐採や伐根は、手間のかかるものです。いざやろうと思わないと、ずるずる放っておきがちなもの。今回の記事では、伐採や伐根するメリットやその方法などについてお伝えしてきました。もしあなたがご自分でDIYなさるときには、十分安全に留意して作業をしましょう。

木の伐採は高所での作業となるため、不安な方もいらっしゃるでしょう。伐採作業は、安全に行うことが一番です。安全面で不安だという方は、無理せずに業者に頼んでみるのをおすすめします。

業者に頼むときは、必ず複数の業者から見積もりを取ってもらいましょう。追加料金がかからないか、事前に確認することも大切です。あなたが伐採・伐根を無事に終えられることを願っています。

ハナミズキ伐採を自分でできる高さの目安は3m!安全な伐採のポイント

ハナミズキ伐採

初夏に花が咲き、秋には紅葉と果実を楽しむことができるハナミズキはお庭に植える木としてポピュラーな存在です。しかし生長すると10mほどにまで大きくなることもあるため、手をもてあましてやむなく処分を考えることも少なくないでしょう。

「庭木の1本くらいだったら自分で伐採できるんじゃないかな」と思う人もいるかもしれませんが、実際のところハナミズキの伐採は自分でもできるのでしょうか。

今回は、伐採が自分でできるかどうかの判断方法、基本の伐採方法をご紹介します。安全に伐採をするための注意点も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ハナミズキ伐採は自分でできる?

ハナミズキの伐採を自分でできるかどうかは、木の大きさによります。ある程度の大きさの木であれば自分でも可能です。では自分で伐採できるのはどれくらいなのかという基準と、伐採の方法をみていきましょう。

自分で伐採できる木の基準

自分で伐採できる木の基準

個人で伐採できる木の基準は、高さが3m以下、幹の直径が20cm以下程度の比較的小さな木です。大きな木は切るのが大変なだけでなく、切り倒すときに大けがをする危険があります。伐採のプロであっても、倒れてきた木の下敷きになって死亡するような事故が発生しているのです。

大きな木を素人が伐採するのは非常に危険です。処分を考えている木が基準よりも大きいのであれば、無理をせず伐採業者に任せましょう。

伐採の方法

自分で伐採できそうな小さな木であっても、正しい手順でおこなわなければやはり危険です。安全に伐採をおこなうために、正しい手順を理解し、準備を整えてから作業をはじめましょう。

伐採に使う道具

まずは伐採作業をするための道具をそろえる必要があります。以下で、伐採の際に必要となる道具をご紹介します。

〇ノコギリ
幹の細い木であれば、ノコギリでも切ることができるでしょう。伐採に使うノコギリは工作などに使うものとは違い、目がつまりにくくて生木をスムーズに切ることができる剪定用ノコギリを使います。

〇チェーンソー
幹が太い木を切る場合や本数が多いときには、チェーンソーが便利です。回転する刃で楽に木を切ることができます。エンジン式と電気式があり、比較的軽量でサイズも小さいものが多い電気式のほうが、初心者には扱いやすいでしょう。

ただ、チェーンソーは死亡事故も発生することがある危険な道具ですので、扱いには十分注意しましょう。

〇ロープ
木を切り倒すときには、予定通りの方向へ倒れるようにコントロールする必要があります。あらかじめ木にロープをむすんで引っ張っておくことで、木が違う方向へ倒れるのを防ぐことができます。

〇シャベル
木を切り倒した後には切り株が残りますが、この切り株も取り除いておかなければなりません。切り株はシャベルで土を掘り返して取り除きます。

伐採の方法

続いて、伐採作業の手順を解説していきます。正しい手順で、安全第一を心がけて作業をしましょう。

【伐採の手順】

【1】木を倒す方向を決めます。木の高さを測って余裕のあるスペースを確保し、電線やほかの木の枝など、途中で引っかかるものがないかどうかも確認しましょう。

【2】木を倒すときに作業者がすばやく避難できるよう、安全な避難場所とそこまでの経路を確保しておきます。

【3】木にロープをむすびます。できるだけ木の高い位置にむすんだほうが軽い力で引っ張ることができ、倒れる方向もぶれにくいので安全です。

【4】安全を確保したら、木を切っていきましょう。まずは幹の、木を倒す方向に受け口をつくります。幹の太さの3分の1ほど切り込みを入れていきます。その切り込みに対して30度~45度の角度で上から斜めに切り込みを入れていき、切り取りましょう。

【5】次に、受け口の反対側に追い口をつくります。受け口の下辺よりも少し上を平行に、受け口の少し手前まで切り込んでいきます。追い口と受け口の間に、幹の太さに対して10分の1ほどの隙間ができるのが理想です。

【6】木を倒していきます。改めて周囲の安全を確認して、ロープを引っ張ります。木が地面に倒れるときには折れた枝が跳ね返って飛んでくることがありますので注意しましょう。

【7】残った切り株をシャベルで掘り返して、根を取り除きます。

自分で伐採をするリスク

自分でハナミズキの伐採を安全におこなうためには、伐採には多くの危険があるということを理解する必要があります。自分で伐採をすることのリスクをみていきましょう。

・チェーンソーの危険性
高速で回転するチェーンソーの刃に体が触れてしまうと、大けがにつながります。また、チェーンソーの刃が硬いものにぶつかったとき、反動で使用者に向かって跳ね返ってくるキックバックという現象が起こることがあります。

強い力で反発してくる刃をよけることはほぼ不可能で、プロでも死亡するような事故が発生しているのです。基本的に、素人がチェーンソーを使用することはおすすめしません。チェーンソーを使わなければいけないような太い木の伐採は、自分では無理だと考えたほうがよいでしょう。

・伐倒時の危険性
木を倒す伐倒が、伐採のもっとも危険な瞬間です。木が自分に倒れかかってきた場合には、大けがをするおそれがあります。木は必ずしもまっすぐに立っているとは限りませんので、思わぬ方向に倒れることがあります。

また、枝が折れて飛んでくることもあるのです。そうした不測の事態が伐採にはつきものだと心得ておく必要があります。

・切り株や伐採木を放置するリスク
伐採した後の木の処分も大変です。もしも伐採した木をしばらくおいておくなら、雨などで濡れないようにしておく必要があります。木が濡れると腐って害虫やカビが発生するのです。また、切り株を取り除かずに放置しておくと腐ってシロアリなどがわくおそれがあります。

このようなリスクを回避するには、業者に頼むのが得策です。業者は安全に伐採作業をしてくれ、切った木の処分もしてもらうことが可能です。もしも伐採業者がみつからない場合は、伐採お助け隊にご相談ください。お近くの伐採業者を無料でご紹介します。

ハナミズキ伐採を業者に依頼する場合

自分でハナミズキの伐採ができないそうにないと思ったら、無理せず業者に頼みましょう。業者に伐採を依頼する場合の費用やメリットについて、詳しくみていきましょう。

業者に依頼するメリット

業者に依頼するメリット

伐採業者に依頼をすると、自分で伐採をするのとどんな違いがあるのでしょうか。プロならではのメリットを解説します。

・安全で早い
伐採業者では、伐採の作業をする作業員に安全講習を受けさせることが義務づけられています。そのため、チェーンソーをはじめとした効率的な機械を使いながら、安全な伐採をおこなうことができるのです。個人では1日がかりになってしまうような作業でも、伐採業者なら数時間で終わらせることができるでしょう。

・伐採した木の処分をしてもらえる
多くの伐採業者では、伐採した木も引き取って処分してもらうことができます。伐採した木を自分で処分するには木を細かく切り刻み、ゴミ袋につめて運び出すといった大変な手間がかかります。この手間が大幅に省けるのは、業者を使う大きなメリットです。

伐採業者の費用相場

伐採業者にかかる費用は、木の大きさによって設定されていることが多いです。伐採する木の大きさと費用の相場は、以下のようになっています。

  • 3m以下 約3,000円~5,000円
  • 3m~5m 約15,000円~18,000円
  • 5m以上 約25,000円~30,000円

伐採した木の切り株を取り除く抜根の作業は、別料金が必要な場合があります。抜根にかかる費用の相場は以下の通りです。

  • 直径5cm~30cm 約3,000円~10,000円
  • 直径30cm以上 約10,000円~25,000円

伐採業者の選び方

せっかく費用を払って業者に頼むのであれば、できるだけよい業者を選びたいものですが、伐採業者はどのような基準で選べばよいのでしょうか。業者選びのチェックポイントをみてみましょう。

・近くの業者
業者の費用には作業費のほかに、出張費などがかかる場合があります。基本の料金が安くても、遠くの業者の場合はそれだけ最終的な費用が高くなってしまうのです。業者を探す際には、できるだけ自宅から近い業者を探しましょう。

・明瞭な料金
事前に見積りを提示して料金の詳細を説明してくれる業者は信頼できます。料金設定があいまいな業者は、後から追加料金が発生して思ったよりも費用が高くついてしまうこともあります。

・相見積を取る
複数の業者から見積りを取って、それぞれの作業内容や料金を比較して検討するのも大事なポイントです。遠慮は必要ありませんので、たくさんの業者から見積りを取りましょう。

いくつもの業者を探して見積りを取るのが面倒だと感じたら、伐採お助け隊を利用してみてください。希望の予算を相談していただけば、その予算内で対応できる近くの業者を探すことができます。紹介した業者の見積りをみてからキャンセルもできますし、もちろん相見積りも歓迎です。

トラブルを起こす前に対策しておこう

トラブルを起こす前に対策しておこう

伐採は費用もかかってしまうし面倒だと感じるかもしれませんが、管理できなくなった木を放置しておくことにはリスクもあります。庭木を放置するとどんなトラブルがあるのでしょうか。

・倒木の危険
木が枯れたり病気にかかっている場合、幹の支えが弱くなって台風や地震などの際に倒れる危険があります。また、根が腐っていると木が根元から倒れてしまう根返りを起こすこともあります。幹が極端に傾いている木も倒木のおそれがあり、そのまま放置しておくと人や建物に倒れかかって危害を加えるおそれがあるのです。

・近隣トラブル
大きくなりすぎた木の枝が隣家に侵入したり、伸びた枝が電線に触れたりといったトラブルも起こります。枝が道路にはみ出した場合には交通を妨げて近隣の住民を危険にさらすことになります。

明らかに危険な状態の木を放置し、その結果事故が起こった場合には損害賠償を請求されたり、刑事責任を問われたりすることもあり得るのです。

このような危険な状態の木には、一刻も早く対処しなければなりません。剪定で木を小さくするという方法もありますが、極端な剪定は木を弱めてしまいます。少しずつ時間をかけて剪定をしていく必要があるので、それでは間にあわないこともあるでしょう。

すぐに解決したいのであれば、やはり伐採するのがすばやい解決方法です。しかし伐採でけがをしたり、伐倒時に近隣の建物などを破損したりしてさらなるトラブルを起こしては元も子もありません。やむなくハナミズキを伐採するのであれば、業者に依頼するのが賢明です。

業者を探す際には、伐採お助け隊をご利用ください。伐採お助け隊では24時間無料で電話相談を受けつけていますので、木の状況や要望を聞かせていただけば、最適なお近くの業者を迅速にご紹介します。一刻も早くハナミズキを処分したいのなら、伐採お助け隊が力になります。

特殊伐採とは?注目の高度な手法、実際の依頼先や費用のギモンに迫る

特殊伐採とは?注目の高度な手法、実際の依頼先や費用のギモンに迫る

“特殊伐採” その名前のとおり、非常に特殊な伐採の方法です。ときに“アーボリカルチャー”とも呼ばれる伐採の作業は、近年注目を集めています。木に登り、鮮やかな手つきで巨大な樹木を伐採していくその姿は人々を魅了し、世界大会まで開催されているほどです。

特殊伐採で使用する技術は、非常に難易度が高いものだといわれています。また、華やかな面に注目が集まりがちですが、日常的にも特殊伐採のお世話になる可能性は十分にあるでしょう。今回の記事では特殊伐採のイロハを解説。概要から費用まで、紹介します。

伐採困難なケースを高度な技術で解決する「特殊伐採」

“特殊伐採” あまり聞き慣れないという人がほとんどでしょう。特殊伐採とは、通常の伐採作業では処理することができない部分の樹木を伐採することをいいます。それはたとえば街中や神社、公園内や街路樹に至るまで、扱う木々の種類も非常に豊富です。

特殊伐採はアーボリカルチャーとも呼ばれ、海外ではすでにメジャーな存在です。ロッククライミングの技術と、ロープテクニックを掛け合わせた伐採の手法。ときにアクロバティックなシーンを演出する特殊伐採は、現在世界大会もおこなわれているほど有名です。

伐採、と聞くと地面、もしくは高所作業車の上に立っておこなうというイメージが一般的でしょう。しかし、特殊伐採をおこなう樹木が位置するのは、車が入ることができないような特殊な場所です。伐採をおこなう人はロープとチェーンソーを身に着け木に登ります。

木に登って枝や幹を伐採する光景は、まさしく特殊でしょう。読んで字のごとく、特殊な伐採風景です。現在日本には樹齢を重ねた木々も多く、適当に切ってしまうと人や建物、電線などに被害を及ぼすこともあります。特殊伐採は、そんな日本の救世主ともいえるのです。

特殊伐採が依頼される主なケースとは

特殊伐採が依頼される主なケースとは

特殊伐採が必要になる場所は、それなりに特殊な環境であることがほとんど。一般的な家の庭先などでは、通常の伐採でおおよそ対処が可能だからです。下記は特殊伐採が必要になることが多い場所です。

  • 敷地が狭い家の庭先に生えた大きな木
  • 玉砂利や森などで作業者が入ることが困難な神社や寺院の木
  • 車や電車が多く通過する場所の街路樹
  • 公園などの巨大な木
  • 重機が入ることができない墓地の木の伐採

特殊伐採が必要になる場所、実際に事例が多い場所は上記のようなところが多いでしょう。あなたの環境に当てはまるような場所があれば、通常の伐採作業よりも特殊伐採を検討したほうがよいかもしれませんね。

特殊伐採はどこに依頼するのが正解か

特殊伐採は木登りをはじめとして、特殊な技術が必要になる作業です。通常の伐採をおこなう業者に依頼をしても、満足のいく結果を得ることは難しいかもしれませんね。特殊伐採を依頼する業者を選ぶときは、下記のような点に注意を払って検討しましょう。

◆特殊伐採に特化した業者を限定して探す
特殊伐採に不可欠なもの、それは経験です。通常の伐採作業と大きく異なるのは木に登りながら作業をすることでしょう。そのため、業者の経験の母数はある程度必要です。業者の公式サイトを参照して、特殊伐採の経験や実績を確認しましょう。必須の作業です。

◆伐採業者が集まる比較サイトを利用して問合せる
とはいえ、「自分の地域に根ざしており、かつ特殊伐採を扱う業者」となると、1から探すのはなかなか難しいでしょう。そんなあなたにオススメなのが特殊伐採を扱う業者が集まった比較サイトの利用です。条件設定をして検索すれば、容易に結果が出るでしょう。

特殊伐採の費用相場を知りたい

特殊伐採の費用相場を知りたい

特殊伐採を扱う業者は少ない、その事実は確かです。それはすなわち作業の費用相場も明確ではないということでもあります。だからこそ特殊伐採の費用を把握するうえで意識しておきたいのが、高さ、難易度、木の処理費用、重機代、人件費の5つの点です。

◆特殊伐採が通常の伐採より費用がかかる理由
費用相場を解説する前に、なぜ特殊伐採の費用が高額なのかを知っておきましょう。特殊伐採の作業は高所の作業、そのため難易度も高く技術も必要です。さらに危険も高く特殊な機材も必要になります。これらの要因が重なり、特殊伐採の費用は割高になるのです。

◆特殊伐採の費用相場はどれくらい?
特殊伐採の費用相場は、前述した5つの要素の合計によって決まります。ここで挙げている金額はあくまで目安ですので、参考程度にお考えください。

1. 木の高さ
伐採する木の高さによって値段は異なります。

  • 1階の屋根くらいの高さ 数千円
  • 2階の屋根くらいの高さ 1万円前後
  • さらに高い 数万円前後、さらに高くなるケースもあります

2. 作業の難易度
建物や電線など、作業の難易度によって異なります。

  • 障害物なし 数千円~1万円前後
  • 障害物あり 数万円前後
  • 複雑な場所、障害物が多い場所 数万円前後

3. 伐採した木の搬出費用
伐採した木の搬出にかかる費用の目安です。

  • 軽トラック一台分 数千円
  • 2トントラック一台分 1万円前後

4. 重機代
特殊伐採に使用する重機のための費用です。

・大型クレーン 数万円前後 さらに高くなるケースもあります。

5. 人件費
状況によって、安全を守るガードマンの人の人件費が必要になることもあります。

・ガードマン 1万円前後

◆無駄な費用を抑えて依頼するには
特殊伐採にかかる費用はときに不透明です。そのため、作業を依頼する前には必ず見積りを取りましょう。見積りを取るときには複数の業者に依頼をするのがよいでしょう。見積り金額を比較することで相場がわかり、適正費用で作業を依頼することが可能になります。

まとめ

特殊伐採、情報が少ないものですが、その正体はまさしく特殊。木の上に登り、チェーンソーを巧みに操り、巨大な木を伐採していく、通常の伐採とは大きく異なる作業内容でした。経験と技術を要するため、作業ができる業者は大きく限られるでしょう。

失敗のない特殊伐採の業者選び、そのためには見積りを取り、比較する作業が必須です。費用の相場もわかりますし、安心して依頼をすることができるでしょう。特殊伐採の存在は非常に助かるものです。気になる人はぜひお問い合せをしてみてはいかがでしょうか。

びわの木を切る方法!剪定と伐採のふたつの方法をご紹介します

びわの木

びわの木が大きくなりすぎると困ってしまいますよね。大きくなったびわの木を切る手段として、剪定をして小さくする方法と、伐採して切り倒してしまう方法があります。本記事では、そのふたつの方法のご紹介に加え、びわの木を育てるうえで大切なポイントもあわせて触れていきます。びわの木でお悩みの方は、ぜひご覧になってください。

大きなびわの木を切る方法【剪定で小さくする】

びわの木を切るには、適切な剪定と癒合剤の使用が重要です。ここでは、剪定に適切な時期や事前に準備しておいたほうがよい道具を紹介していきます。また、実際に剪定をおこなっていく方法も解説していきます。

びわの木の剪定をする時期と用意するもの

びわの木の剪定をする時期と用意するもの

びわの木は放置していると、大きくなりすぎてしまいます。そのため、実の収穫や管理しやすい大きさを維持するには、適切な時期に剪定をおこなっていく必要があります。

ただし、一気に小さくしようと剪定した場合、実がつきにくくなるだけではなく、枝が減ったことにより幹に日光が当たりすぎて、日焼けしてしまう場合があるのです。こうなると、最悪の場合は枯れてしまうので注意が必要です。

びわの木の剪定に適した時期は、9月ごろと2月ごろとされています。9月に剪定をおこなうのは、収穫後に剪定することで、びわの木への負担をなるべく減らすためです。ただし花芽がすでについてしまっているため、花芽を切り落とすと実の数が減ってしまうことには注意が必要でしょう。

また、2月に剪定をおこなうメリットとして、すでに開花したびわの木は、花を避けながら剪定することが可能になることです。びわの木の剪定に必要な道具には、枝木を切る剪定バサミ、大きな枝を切ることに適した刈り込みバサミなどがあります。

また、びわの木を剪定した後は、癒合剤を塗っておくとよいでしょう。これは、切り落とした切り口から菌がはいり、びわの木が病気になり枯れてしまうことを防ぐためにおこないます。

木は動物や人間と違い病気と戦うすべをもっていないので、病気にかかると体の一部を枯らし生きようとします。しかし、失敗すると全体を枯らすことになるため、癒合剤の効果により雑菌の侵入をしっかり防ぐ必要があるのです。

びわの木を剪定する手順

びわの木には大きくわけて2種類のタイプあり、双方に適した剪定方法があるため、どちらのタイプなのかみきわめて剪定をおこなう必要があります。木のタイプを決めているのは枝の伸び方です。注目すればみきわめることができるでしょう。また、切り終わった際には癒合剤を塗ることを忘れてはいけません。

〇まっすぐ上に枝が伸びているタイプ
まっすぐに枝木が伸びている場合は、まずは、木の高さを調節する必要があるため、主幹を切り落とす必要があります。主幹とは、枝の中でもっとも太く幹の中心部分となり、ここを切り落とすことで上へ木が高く伸びることを抑えることが可能になります。

次に、主幹から枝分かれしている主枝を3本~4本残し、それ以外の主枝は切り落としていきます。この際に大切なのは、主枝が伸びきったときに、主枝同士が重ならないよう調整しておくことです。主枝と主枝の上下の幅を30センチから50センチ以内に空けておくと、主枝同士が重なることを防ぐことができます。

〇横に枝が広がっているタイプ
横に広がるタイプの枝木は、主幹を切り落とす必要がなく、最初から横に伸びる理想の形となります。主枝は上に伸びるタイプより1本少なく切り落とし、3本残すようにしましょう。これは、上に伸びているタイプと違い、枝の上下の幅に差をつけにくいためです。

上に伸びるタイプや横に伸びるタイプであっても、剪定後は癒合剤を塗っていきます。主枝や主幹の切断面に癒合剤を塗り、切断面を細菌から保護しましょう。

剪定がむずかしい場合は業者に依頼を

剪定にかかる費用相場は、木の高さによって違いはあるものの、高木にあたる5メートル~7メートルで、1万5千円~1万7千円程度の費用となるようです。びわの木は成長すると7メートル以上に育つこともあり、とても大きい樹木の一つです。

高木の剪定作業は決して楽ではありません。それだけでなく、大きくなりすぎた木の剪定を自分でおこなった場合、転落やケガのおそれも十分に考えられるのです。

そのため、少しでも自分でおこなう作業に不安がある方は、無理せず剪定を取り扱っている業者に依頼することをおすすめします。また、業者に依頼することで枝木や葉の処分も一緒に依頼しておくと、剪定後の処理は楽になるでしょう。

弊社では、剪定業者のご紹介をおこなっております。弊社に加盟している業者は全国に存在しているため、ご依頼いただければ迅速な対応が可能です。加盟業者の多くは無料で現地調査や見積りをおこなっております。「費用だけでも確認してみたい」といったご依頼でも問題ありませんので、ぜひ一度ご連絡くださいませ。

びわの木を切る方法【伐採して切り倒す】

びわの木を自分で伐採する場合は、無理なくおこなう必要があります。木自体がとても大きく成長するため、自分で伐採するには知識や経験がないと非常に危険がともなうためです。

高所での作業による落下や不慣れなチェーンソーを扱うことで起きる事故など、トラブルがおこるおそれがあります。むずかしい作業は無理をせず業者に依頼することも大切です。ここでは、自分で伐採できる基準、伐採する際の手順や注意点を解説していきます。

大きすぎるびわの木の伐採は危険!自分でできる基準

大きすぎるびわの木の伐採は危険!自分でできる基準

大きくなったびわの木を切ることはとても危険です。一般的に無理なく自分で伐採できる基準として、木の高さは3メートル程度、樹木の直径は20センチ以下とされています。

これは、3メートル以上の高所での作業には転落などの危険があり、幹の太さが太すぎるとチェーンソーの使用などおおがかりな伐採作業が必要になるためです。大きなびわの木の伐採作業は簡単なものではなく、決して無理はしないことを心がける必要があります。

びわの木を伐採する際の注意点と必要なもの

びわの木を伐採するにあたり必要な道具には、ロープ、ノコギリ、チェーンソー、シャベルがあります。ロープは木を倒す方向の固定に役立ち、ノコギリやチェーンソーは伐採に使用するのです。

ただし、経験もなしにチェーンソーをいきなり使うのは非常に危険ですので、使い慣れていない人はなるべく使用を避けたほうがよいでしょう。なぜなら、チェーンソーにはキックバックという現象が存在するからです。

キックバックとは、硬い石やコンクリートなど、切断できないものに、チェーンソーの刃が押し返されることをさします。キックバックした場合、作業者に向かって刃が向かってくることもあるので、使用には注意が必要なのです。

また、シャベルはびわの木の根っこを掘り出す際に使っていきます。根をすべて掘り起こす作業はとても大変なものになりますが、自分で伐採する際には持っておくとよいでしょう。

びわの木を伐採する手順

まずは、びわの木を切り倒す方向を事前に決めておきます。これは、切り倒した木が周囲の障害物にぶつかってしまうことや予想外の方向に倒れてしまうことを防ぐためです。

次に、ロープで倒す方向に引っ張っておきます。ロープは幹の上部にかけることで、引っ張る際に楽に倒せます。これは、木の重心が下にあることが理由になります。

また、木にロープをかける際は、重りを付けて投げることで上部にかけることができますが、むずかしい場合は、脚立などを使い自分でロープをかける必要があります。こうすることで、伐採した際にどちらに木を倒すのか、任意に決めることができるのです。

伐採の際、木は一気に切り倒すことはしません。まずは、倒木する方向から、幹の直径4分の1程度の深さに受け口という切り込みをいれます。切り込みの幅は30度~40度程、くの字型にいれていくのです。

今度は受け口の反対側から追い口という切り込みを地面に対して水平にいれます。この追い口を入れている段階で、受け口側に木が倒れていくことになります。

業者に依頼することも検討しよう

大きな木の伐採は決して簡単な作業ではありませんので、無理をしないことが大切です。自分で伐採できる基準を超える場合は、高所での作業になるうえ、場合によっては、周囲の建物や電線に倒木して接触するおそれもあるでしょう。

業者に依頼した場合の、一般的な伐採費用相場として、高木にあたる6メートル以上の樹木は9千円以上となっています。木の高さによっても費用に変動はあるので確認が大切です。

確実に安全な作業をおこなうためには、一度、業者に相談してみることをおすすめします。業者であれば、安全に適切な方法でびわの木を伐採してくれるでしょう。また、弊社であれば、お客様に合った適切な業者を紹介することができます。大きくなりすぎた木の伐採にお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

びわの木を育てる際に知っておきたいこと

びわの木は、1年をとおして成長し、花や実をつけていきます。適切な剪定方法で健康に育てることができれば、それだけびわの実を多く収穫することもできるでしょう。

しかし、びわの木の剪定を間違えてしまうと、実の収穫量が減ってしまう可能性があるだけではなく、最悪の場合は木が枯れるおそれもあるのです。不安がある方は、一度プロにアドバイスを聞いてみるのもいいかもしれません。

びわにかんする迷信について

びわにかんする迷信について

びわには迷信があるのはご存知でしょうか。一般的に言われているものに、庭に植えると病気になったり、家に不幸が起きてしまったりするなどがあります。

これは、びわに病気に効果を発揮する薬用の効果があることが原因となっています。びわの効能を利用するために、病人がびわを育てている家へ実の採取におとずれ、家主にも病気がうつってしまうという説から生まれたとされているようです。

また、びわが大きく育ったことにより、家にはいる日光を葉や枝が防ぎがちになってしまうことも理由にあります。よく育ったびわの枝葉が日光をさえぎることで屋内の湿度を高めてしまい、住人が体調を崩してしまった、病気になってしまったという説もあります。

びわの成長の流れ

びわの木の成長の1年の流れを知っておくことで、剪定や収穫の時期を判断することができます。びわは、花芽が付き始めるのがおおよそ6月ごろとされています。花芽は春ごろから伸び始めた枝の先に付いていくのです。

そこから、夏季も終わりに近づいてくる9月~10月ごろに、花のつぼみができはじめます。11月までの約2か月間の時間をかけて付いた花のつぼみは、11月~2月ごろに花を咲かせることになるでしょう。そして、3月~4月ごろにびわの実ができはじめ、5月~8月ごろに実の収穫が可能になります。

びわの実を収穫するためのポイント

びわの実を上手に育てるには、剪定が大切です。びわの木の剪定の目的として、不要な枝を減らし、通気性や日当たりをよくすることが、びわの実付きに大きく影響してきます。

そのため、間引き剪定という、枝が混み合っている部分の中心から大きな枝を切り落とし、枝の数を減らしていく剪定作業となります。ただし、びわの実付きには剪定のしすぎには注意が必要です。

枝木を減らしすぎた場合、実がつきにくくなるおそれがあるためです。さらに、実だけではなく、日光を浴びすぎてしまうリスクも高まってしまいます。結果的に、びわの木自体が枯れることにもつながってしまうのです。

また、剪定をおこなう際に、花芽自体の判別がむずかしく、花芽を切り落としてしまうことで、花や実がつかなくなってしまうおそれもあります。その場合、業者に一度相談してみることおすすめします。

疑問に思ったことも、プロであれば、適切な剪定方法、剪定の時期をアドバイスしてくれるでしょう。業者であれば、剪定だけでなく、大きくなりすぎたびわの木を切る場合に依頼することもできます。もしも、自分での作業に不安や疑問があれば、業者に依頼してみてはどうでしょうか。

弊社であれば365日24時間お電話でのご相談を受け付けております。お客様にあった適切な業者を紹介することができます。ぜひびわの木に関するお悩み解決のお役に立たせてください。

杉を伐採するならいつ?ベストな時期と伐採方法、必要な費用まで紹介

杉を伐採するならいつ?ベストな時期と伐採方法、必要な費用まで紹介

日本の森林の多くを占める杉の木。杉と聞くと、「花粉」「木材」といったキーワードが思い浮かびますよね。現在は蔓延する花粉症の原因ともなっていますが、木材としても人気のある杉は、建築や木材雑貨などの素材として日本人の生活を支えてきました。

杉は成長スピードがとても速く、天に向かって一直線に伸びる高身長の木です。高さは50メートル以上になることもあります。成長が早い分、私有地にある杉がいつのまにか急成長して邪魔になってきた……という状況で困っている方もいるのではないでしょうか。

「伸びすぎた杉を伐採しておきたい」「花粉症が庭の杉の木を処分したい」「杉を切って木材として使いたい」と考えている方へ、杉の木の伐採方法を解説していきます。伐採に適したタイミングや、実際に伐採する方法と手順、そして切った杉の木の処分方法を包括的に説明します。業者での伐採費用についての知識や補償についてもまとめました。

杉伐採に適した時期とタイミング

杉の伐採にもベストタイミングがあります。植物は四季折々で成長の仕方がかわり、1年の中でも伐採に適した時期とそうでない時期があります。

また、ベストタイミングは樹齢や健康状態によってかわります。伐採したいと考えている杉の状態を確認し、一番よい時期に伐採作業に取り掛かりましょう。

◆杉の伐採には何月が最適?
「伐採した杉の木を木材として使いたい」「炭にしたい」と考えている場合、適した時期を選ぶと高品質な素材をゲットできます。

オススメなのは、乾燥している11月から12月ごろです。秋から冬の時期は夏まで急成長していた杉も成長を止め、休暇に入ります。そうすると水分を吸収しなくなり、水分量が少なくて締まりのよい木材になるのです。また、休んでいる時期なので、杉にかかる負担が小さくて済みます。

逆に、春から夏、とくに梅雨の時期は水分量が多いです。水分が多い木材は腐敗しやすいのが難点で、虫が湧いたり木材自体が薄暗い色になったりといったデメリットがあります。最近では高度な技術で水分量が多くても高品質な杉の木材にすることもできますが、技術と知識が必要になるでしょう。

◆樹齢は60年以上のものが適している
木材としての利用が目的な場合、樹齢にも注目したいところです。

樹齢が長い方がたくましく、がっしりとした木になりますよね。樹齢が60年から70年の杉は幹がしっかりとしていて、高さも十分にあります。年齢的には健康な時期で、さまざまな製品や建築素材として扱うことができるでしょう。

◆邪魔な杉、病気の杉はすぐ伐採で正解!
健康状態が悪い杉は、ベストタイミングを待たずにすぐに切り落としてしまったほうがよいです。病気はほかの木に感染するおそれがあるためです。とくにほかの木との距離が近い場合には早めに処理してしまいましょう。

また、道路近くで交通の邪魔になってしまっている杉の木があるかもしれません。木の枝が変に伸びてご近所さんの敷地内に入り込んだり、成長しすぎた杉の木がお隣さんの家に入るはずの日光を遮ってしまえば、迷惑です。こういった場合、問題に気付いたらすぐに伐採してしまってください。

杉の伐採は「正しい手段」を選ぶことが大切

杉の伐採は「正しい手段」を選ぶことが大切

1メートルほどの小さな木なら自分でも簡単に切り倒せますが、自分の身長よりもはるかに大きな木を切り倒すという作業は、予想以上に大がかりなことです。労力と時間がかかることは覚悟しなければなりません。さらに安全に伐採するためには、正しい手段、知識、そして技術が必要です。

無駄な費用をかけたくないという思いから自分で作業する選択肢を選ぶ人もいますが、安全面を考えるとあまりよい選択肢ではないかもしれません。杉やそのほかの伐採について適切な知識と経験を持っている業者に任せたほうが、安全かつ素早く伐採できるからです。

万が一個人で伐採をする場合は、友人や知り合いの手を借りましょう。ボランティアに協力してもらうという手もあります。

そして、誰もケガなく作業を終えるために、必要な前準備をおこない、工程を守って作業を進めてください。高い杉ほど倒れる方向1つで大きな事故に繋がるおそれがあるので、手順については作業する全員できちんと話し合い、共有することが大切です。

知識と責任を持ったうえで自分で伐採すると決めた方ために、次の章にて杉の伐採手順を紹介していきます。

伐採前に確認したいこと

杉の伐採には、あらゆる道具と下準備が必要です。ケガをする危険もありますので、準備の段階からきちんとリスク対策もしておかなければなりません。

必要最低限の道具と伐採前の準備方法をご紹介します。どれも伐採するために欠かせないことですので、忘れずに確認してください。

◆準備しておくもの

  • 作業服(長袖長ズボン)
  • ヘルメット
  • 軍手
  • ロープ
  • はしご
  • ノコギリ
  • チェーンソー

◆伐採前の下準備
伐採する前に絶対にやっておきたい4つの下準備があります。どれも安全のために必須な作業です。忘れずにおこなってください。

・地形の確認
まずは地形を確認します。杉の木の周りは平たんな地面なのか、斜面になっているのか、建物が近くにないかなどを知ることは、切り倒す方向を決めるのに重要です。

・切り倒す方向の確認
どの方向なら安全に、そして周囲の建物や植木を傷つけることなく倒せるかを考えながら方向を決定します。切り倒す方向を決めたら、必ず作業に参加する人全員で共有します。

・邪魔な雑草と木枝の処理
足場が悪いと作業中に転倒・ケガに繋がります。また作業効率も悪くなるでしょう。雑草や木の枝をおおかた取り除きましょう。切り倒す杉や周囲の木に折れそうな枝があれば、あらかじめ切断しておきます。枝を切るときは、はしごをロープで幹に括り付けて、上って作業します。

・通行人がいないか確認
作業開始直前には、通行人がいないかしっかりと確認してください。とくに道路や家などの建物に近い場所で伐採するときは要注意です。

杉伐採の方法と手順

杉伐採の方法と手順

【ステップ1】受け口と追い口の場所を確認する
杉を思い通りの方向に倒すのに必要なのが、受け口と追い口です。受け口は、まず根元から20センチほどの高さにしるしを入れましょう。追い口は受け口の間反対の方向に入れます。

【ステップ2】受け口を作る
まずは受け口から。地面と平行に幹の3分の1まで切り口を入れます。そして切ってできたラインの先に向かって、横から見て角度30~45度の三角の空白ができるように切ります。

【ステップ3】受け口を作る
追い口は、受け口の底辺よりも少し高い位置に、地面に平行になるように入れます。深さは幹の3分の1の長さまでにします。

【ステップ4】木を押し倒す
チェーンソーやノコギリで追い口が完成したら、追い口に圧力を加えます。そうするとだんだんと木が受け口のほうに倒れていきます。

木を押し倒す前に、必ずチェーンソーの電源を切ってください。思わぬ方向に倒れていかないように慎重に倒し、木が動いたのを確認したら反対方向に避難します。

伐採後に必要な作業とマメ知識

時間も手間もかかった伐採。もう何もやりたくないと思うかもしれませんが、まだやるべき作業が2つ残っています。やらないとさらなる面倒ごとが待ち受けていますので、早めに対処しましょう。ここでは、木材の活用方法についても紹介します。

◆解体作業は一人でおこなうのが安全ルール
切り倒した杉は長いままでは運びづらいので、カットして移動させます。まずは細めの枝を幹から切り離し、1,2メートルほどの長さで揃えましょう。次に、太い幹の部分も何等分かにカットします。

伐採は数人で作業するほうが安全ですが、解体作業については1人でおこなうほうがよいです。というのも、解体中にチェーンソーが気に挟まったり、倒れた木が少しの衝撃で動いてケガの原因になったりする危険性があるからです。

◆株や根を残すとトラブルの元に
木の根元を放置しておくと、シロアリやハチといった昆虫が住み着く恐れがあります。腐らないうちに処分してしまいましょう。梅雨や夏など、雨が多くて湿度が高い時期はとくに急いで移動・処分したほうがよいです。

深くまで伸びている根は、土を根の先端まで掘り起こして抜かなければなりませんので、時間と体力を消費します。もしも抜根できない場合には、根を枯らしておく方法がおすすめです。根っこにまで作用する薬剤を使えば、これ以上成長することも、腐る心配もありません。

◆伐採した杉の活用法
せっかく伐採した木を有効活用するのがエコでおすすめです。ものづくりが好きな方は、せっかくの素材を生かして創作してみてはいかがでしょうか。杉は建築用木材として利用されていますし、タンスやフローリング、雑貨などに加工されているのもよく見かけます。

建築素材としての利用を考えている場合は、乾燥させる工程が重要です。切り倒したままでは水分量が多く、資材としてはクオリティが低いままです。腐敗や傷み、そして反りの原因にもなりますので、水分を抜く作業をきちんとおこないましょう。方法としては、桟に木材を積んで放置する「桟積み」があります。

杉伐採に助成金はある?業者依頼と費用のこと

杉の伐採と抜根の流れを見ると、案外大変なことが分かります。危険も伴うので、伐採も抜根もできれば安心して任せられる業者に依頼すべき作業です。しかし気になるのが費用。できるだけお金はかけたくないのが本音ですよね。

賢くお得に伐採するために、伐採にかかる費用について大まかな知識を身につけておきましょう。場合によっては補償や寄付金を受けられる可能性もあるので要確認です。

◆杉の伐採に関する補償について

・補償
土地を事業に利用する目的で杉がもともと生えている土地を購入した場合、場合には伐採補償が受けられる可能性もあります。また、杉を伐採すると損失が生じたり、公共の場として使われる場所に杉が経っている場合は、補償が下りる可能性があります。

・地域ごとの寄付金
花粉症の根源となっている杉への対策として、杉の伐採へ寄付金を出し推奨している市区町村があります。ご自身の市区町村では寄付金が受けられるか、ぜひチェックしてみてください。

どのような補償・寄付金があるのかを知りたいときは、市区町村の相談窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。もしかすると知らなかった補償が適用されるかもしれません。

◆業者依頼での杉伐採費用、内訳はどんな内容?
業者に依頼する場合、費用は以下の項目の合計額になります。ただし、業者によって費用設定は異なり、作業員の人数を計算に入れるなどの方法もあります。以下の項目は参考程度に頭に入れておき、費用の詳細は業者に直接確認しましょう。

【作業費用】
たとえば「3メートル以下の木1本につき〇〇円」というように、木の高さと本数で一律の料金が定められている業者が多いようです。ホームページや問い合わせで大体の値段を知ることができます。

【特別な重機の費用】
伐採する杉の近くに建物があったり、電線に枝が引っかかっていたりというような“例外”の場合は、クレーンなどの特別な重機が必要になる可能性が高いです。そうなると、重機1つにつき余分に費用が加算されます。

【処分費用】
切り倒した杉が不要であれば、処分までおこなってもらいます。杉はトラックで搬出されますので、杉の本数や大きさ、そして搬出する距離によって処分費用は左右されると考えましょう。

◆信頼性とコスパの良さを兼ね備えた業者を探すコツ
価格設定は業者によってまちまちです。そのため、適切な料金というのは判断するのが難しいです。信頼できてお得な業者を見つけたいときは、必ず業者の比較をしましょう。

おすすめなのが、「比較サイト」と「相見積り」の活用です。比較サイトでは、サイトに登録されている業者がいくらで伐採してくれるのかを簡単に比較できます。相見積りは複数の業者に見積書の提示を依頼することで、費用の内訳やオプション料金が発生するのかなど細かい部分まで見比べることができます。

費用だけに目を向けるのではなく、電話や見積り時に業者のスタッフの対応力などにも注目してみると、信頼度を測りやすいです。

まとめ

邪魔になったり木材として使いたくなった杉の木を伐採する方法と手順をご紹介しました。伐採をするにはいくつかの前準備があり、実際に伐採作業では受け口や追い口などちょっと難しい作業があります。また、杉の木が大きければ大きいほど危険も伴います。

はじめて伐採をしようと思っている方、自分の体力や技術について不安な方は、必要な知識をすべて頭に入れると同時に、本当に自分でやるべきかじっくりと考えてみてください。もしも悩んでいるなら、業者に連絡を入れ見積りや相談だけでもしてみるとよいでしょう。

できるだけお得に済ませたい伐採。しかし安全面を考慮すると業者への依頼がやはりおすすめです。費用が気になる方は、一度補償を受けられないか確認してみましょう。市区町村で寄付金を受けられる可能性もあります。

シラカシは生垣としてもおすすめ!やり方・育て方・剪定方法も解説

シラカシ

強く大きなシラカシは、シンボルツリーとして庭に植えられることが多い樹木です。しかし、植え方に注意すれば、生垣として利用することもできます。

シラカシの生垣は、神社などによく使われていて、和風な家にはピッタリです。また、樹高が高いため、高さのある生垣をつくることができ、広範囲の目隠しにも適しています。

本記事では、そんなシラカシの生垣の育て方のポイントや、剪定方法について解説します。また、生垣として植える際の注意点や病害虫対策についても詳しくご紹介します。適切なお手入れの方法と病害虫対策を知って、シラカシの生垣をきれいに育てましょう。

シラカシの育て方

シラカシの生垣を育てるのであれば、まずはシラカシの特徴とお手入れ方法について覚えておく必要があります。ここでは、どのようなことに注意して育てるべきか、ご紹介しましょう。

シラカシの特徴

剪定が必要な理由

シラカシはカシの木の一種で、材木にしたときに木の色が白いことからシラカシと呼ばれています。成長が早く樹高の高いシラカシは、広い場所に植えられていれば、20メートルもの高さに成長することもある樹木です。

暑さや寒さに強い丈夫な木で、風とおしの悪い場所や日陰でも問題なく成長します。剪定など必要なお手入れはありますが、育てる環境をあまり選ばないため、初心者でも育てやすく人気の樹木なのです。

シラカシを植えるときの注意点

シラカシは、地中深くに太くまっすぐに根を伸ばします。そのため、一度根付くと簡単に移植することができません。移植の必要がないよう、植える場所はよく考えて決めましょう。

また、シラカシを植えるタイミングは、梅雨に入る前の5~6月がよいとされています。暑さや寒さに強いシラカシでも、真夏や真冬の気候では根が傷んでしまうおそれがあります。梅雨の時期の雨や初夏の日光でシラカシがよく成長するように、暖かい春のうちに植え付けを終えておきましょう。

お手入れ方法

シラカシは、お手入れ方法が比較的楽なのも特徴的です。水やりは不要で、雨だけで成長します。ただし、長期間雨が降らない日が続くときは、根の周りの土が湿っているのが目視できる程度に水やりをしましょう。

肥料は、2月に油かす、9月に化成肥料を与えるのが一般的であり効果的です。どちらも緩効性のものを使用して、根の周りに埋め込むようにして少量与えるのがよいでしょう。肥料を与えすぎると、積極的に栄養を吸収しなくてもよいと思って根が弱ってしまうので、肥料の量には注意が必要です。

シラカシの剪定方法・必要な道具は?

シラカシの生垣を育てるうえで忘れてはいけないお手入れは、水やりと肥料のほかに剪定があります。ここでは、剪定の必要性と方法について解説します。

剪定が必要な理由

シラカシの生垣は広さが必要

シラカシに限らず、カシの木は成長が早い樹木です。そのため、剪定をおこなわなければどんどん大きく成長し、手のつけられない状態になってしまいます。

大きく成長した木の剪定は、脚立などを使用する高所作業になります。不慣れな人がおこなうと、手元が狂ってケガをしたり、足元が不安定なために脚立から転落したりするおそれがあり危険です。

また、剪定をおろそかにしていると、先端はどんどん枝分かれして、木の内側の枝は混み合って成長します。こうして風とおしの悪くなった木は、害虫の棲みかになるおそれがあるのです。害虫の多くが、湿度の高い環境を好むことが理由になります。

剪定が必要な理由は、害虫に狙われやすくなってしまうだけではありません。生垣として育てている場合は、一部の枝だけが伸びてしまう樹形が崩れ、見栄えが悪くなります。

このようなトラブルや景観の悪化を招かないよう、剪定は定期的におこないましょう。

剪定に必要な道具

シラカシの剪定には、6つの道具を使用します。道具の特徴と用途を解説しますので、使い分けの参考にしてください。

・剪定バサミ
大きさや形の異なる2枚の刃がついた剪定用のハサミです。やや太めの枝を切るときに使用します。グリップ部分にはバネがついており、大きく開いて太い枝が切りやすいようなつくりになっています。

・植木バサミ
同じ大きさや形をした2枚の刃がついたハサミです。細い枝を切るときに使います。刃先がとても細いので、細かい部分の微調整にも使えます。

・剪定用のこぎり
片手で使用できる小型ののこぎりです。剪定バサミでも切れないような太い枝を切るときに使用します。

・刈込バサミ
細長い2枚の刃がついたハサミです。棒状の長い柄がついていて、剪定の際に大まかな樹形をつくるために使います。持ち手と刃先までの距離が長いので、遠くまで剪定ができます。

・脚立
樹高の高い木の剪定をおこなう際、上部の刈込や微調整のために使用します。脚立の上で刃物を使うことになるので、凹凸のない安定した場所に立てて使用しましょう。

・軍手
作業中に手を守るために着用します。混み合って伸びた枝を切るときなど、枝が茂っている樹木内部に手を突っ込んで作業する場合があります。素手では枝がひっかかってケガをするおそれがあるので、軍手は必ず用意しましょう。

剪定の時期と方法

シラカシの剪定に適した時期は5~6月と10~11月の年に2回です。

5~6月の剪定では、太めの枝から細かい枝までさまざまな枝を切って、シラカシの樹形をつくります。生垣の場合は、形を整えるために、上から下までバランスよく新芽が成長するように剪定しなくてはなりません。成長しやすい上部の剪定だけでなく、側面をしっかりと刈り込んで、新芽の成長を促しましょう。

10~11月の剪定では、あまり大きく刈り込む必要はありません。理想の樹形から飛び出すように伸びた枝や、内側の混み合った枝などの細かい部分を切り落としましょう。

生命力があり丈夫な樹木なので、深く刈り込んでも枯れることはほとんどありませんが、冬は成長が衰えます。そのため、12~2月の気温の低い時期には、剪定をおこなわないように注意しましょう。

植え方を守れば生垣にもできる!

シラカシは、植え方の違いで庭木にも生垣にもなる樹木です。ここでは、シラカシを生垣として育てる方法についてご紹介します。

シラカシの生垣は広さが必要

シラカシの生垣は広さが必要

シラカシは樹高の高い大きな樹木なので、生垣を育てる場合でも、ある程度の広さが必要です。シラカシの根はまっすぐ下に向かって成長し、横に広がっていくことはあまりありません。しかし、地上に伸びた枝葉は上にも横にも成長するため、狭い場所ではきれいな形がつくれず、見栄えが悪くなってしまうのです。

生垣として植えるときの注意点

庭木と生垣の大きな違いは、シラカシを植える間隔の違いです。庭木としてシラカシを植えるとき、別の大きな木と並べて植えるようなことはないでしょう。その場合、深く太く成長する根を妨げるものがないため、根の成長にともなって樹高は高くなるのです。

しかし、生垣の場合は何本ものシラカシを並べて植えます。そうして根が成長できる範囲に制限をつけることで、樹高を抑えることができるのです。

生垣の高さは根の間隔で調整することができます。1~2メートル程度が理想であれば50センチメートル、1メートル程度に抑えたい場合は30センチメートルの間隔で植えましょう。

注意するべき病害虫の対策

シラカシの育て方と生垣づくりのポイントがわかったら、残るは病害虫への対策です。シラカシは病害虫に強い樹木ですが、まったく被害にあわないわけではありません。きれいなシラカシの生垣を保つために、病害虫の対策も万全におこないましょう。

病気

病気

シラカシがかかりやすい病気は、おもに2種類あります。それぞれ症状と対処法について解説します。

・うどん粉病
うどん粉病は、白い粉のようなものが葉や茎をおおう病気です。粉におおわれた部分は、栄養を吸われ徐々に黄色く変色し、枯れてしまいます。

うどん粉病の症状がみられたら、症状が出ている葉を取り除いて、殺菌剤を散布しておきましょう。予防法としては、カリ肥料を多めに与えるなど、肥料の種類を変えることで発生しにくくすることができます。

・すす病
すす病は、葉が黒いカビにおおわれる病気です。最初は葉の表面だけが黒くなりますが、症状が悪化すると、葉の全体をおおいます。カビにおおわれた葉は光合成をおこなうことができなくなるので、樹木の成長の妨げとなります。

害虫の排泄物や分泌物に病原菌が寄生することで発生する病気なので、殺虫剤を散布して、原因となる害虫を駆除しましょう。

害虫

シラカシに寄り付く害虫は、おもに2種類です。症状と対処法をご紹介します。

・アブラムシ
葉の裏に寄生し、葉の栄養を吸い取ります。基本的には葉がしおれてしまうだけなのですが、被害にあっている葉が多いと、樹木自体が傷んでしまうこともあります。

アブラムシは殺虫剤を散布すれば、効果的に作用して駆除することができます。姿を見かけたらすぐに殺虫剤を使用しましょう。

・イラガ
イラガとは、毛虫の一種です。体の表面に生えている毛のようなものは毒針になっていて、触れると痛みが生じます。幼虫・成虫ともに葉を食べ荒らします。

薬剤の効果はあまり期待できないので、直接触れないよう注意しながら、イラガのついている葉は傷んでいる部分だけでなく、まるごと切り落としましょう。

シラカシの生垣は、暑さにも寒さにも強く育てやすいですが、こまめな剪定が必要で手間のかかる樹木です。肥料を与えたり剪定をしたり、病害虫の対策まで自力でおこなうのは、大変な労力を必要とします。

そこで、樹木の健康を保つため、きれいな樹形を維持するための要となる剪定作業だけでも、業者に依頼することをおすすめします。樹木に詳しいプロが作業をおこなえば、樹木の状態や見た目のバランスなどを考慮して剪定をおこなうので、剪定後のお手入れもしやすくなるでしょう。

剪定業者を探すのが大変という方は、弊社にご相談ください。あらゆる木々の剪定をおこなってきたプロの業者をご紹介します。予算などのご相談にも応じますので、お気軽にお電話ください。

まとめ

あまり土壌を選ばず育てることのできるシラカシは、植え方の違いで庭木から生垣までさまざまな楽しみ方ができます。

シラカシの生垣は、樹高の高さを活かしてしっかりと目隠しの役割を果たしてくれるので、外の様子を気にすることなく生活することができるのも利点です。

しかし、成長の早いシラカシには、こまめな剪定が欠かせません。枝が伸びすぎたり病害虫に侵されたりすることのないように、しっかりと剪定をおこなって、健康で美しいシラカシの生垣を保ちましょう。

桜伐採完全ガイド|伐採が必要なのはどんなケース?時期・方法・費用

桜伐採

美しい桜の木も、倒れる危険性があるときなどは、伐採しなければいけません。木を切り倒すときは、高いところの作業をしたり、木の倒れ方を計算したりしなければならないので、適切な伐採をする技術が必要です。伐採をするときは、伐採業者に依頼することをおすすめします。

愛着のある桜は、ほかの木と比べて伐採をためらう方が多いです。「木を残す方法はないのか?」「伐採する必要があるのはどんなケースなのか?」など、気になる点は多いことでしょう。また、桜を傷つけることが祟りにつながるというようなこともよくいわれています。

そこでこの記事では、桜の伐採をしたほうがよいケースや、桜の供養の仕方などについて紹介し、あなたの疑問点を解消していきます。

桜を伐採するかどうか悩んでいる方は、参考にしてみてください。

桜の伐採が必要なのはこんなケース

毎年花を咲かせる桜でも、やむをえない事情から伐採しなければならないケースがあります。たとえば、害虫や病気、寿命などによって弱った桜は強風や地震で倒れやすくなるので、放っておくことはできません。

しかし、桜を伐採するときには不安なこともあると思います。桜は、伐採する際にはお祓いを施すことがあるほど、伝統的に大切とされてきた木です。ここでは伐採したほうがいいケースと、桜の木を切ることに関連した言い伝えを解説します。

桜を伐採したほうがよいケース

桜を伐採したほうがよいケース

桜は異常がない限り伐採をする必要はありませんが、日常生活に影響が及ぶと考えられるときは切らなければならないでしょう。ここに紹介するのは、切る理由としてあり得ることの例です。

木が建物に悪影響をあたえているとき

木があまりにも建物と近い位置に植えられていると、建物を圧迫することがあります。圧迫されると建物がゆがむことがあるので、根本が建物に近いときなどには木を切る必要があるでしょう。

また、木が近くにあると、強風で枝が飛んだり、木が倒れたりした場合に建物に当たるなどの被害が起こる可能性があります。このような被害が起こりそうであれば、伐採するほうがよいでしょう。

桜が病気や害虫で弱っているとき

病気や虫で木が弱っていたり、枯れていたりするときは、倒れてくるかもしれません。そういうときはやむをえず切り倒すということも必要です。どんな病害や虫害があるのか知っておきましょう。

◆病気の被害
桜で気をつけたい病気には、「がんしゅ病」と「ならたけ病」というものがあります。

「がんしゅ病」は、傷口から菌が入り込んだ場所が「がんしゅ」というもろくて黒い塊のような状態になり、その部分から徐々に枝や幹が枯れていく病気です。木全体が枯れることがあるので、深刻な病気といえます。

「ならたけ病」では「ならたけ」というキノコが木に根を張り、養分を吸い取ります。ならたけによって木が枯れることもあるので、注意が必要です。

キノコがあったら、「ならたけ」ではないかを疑いましょう。木の根元や枝に黒く焦げたような塊があったら、それは「がんしゅ」です。どちらも、見つけたら木が弱っていることやもう枯れている可能性があり、倒れるかもしれないので、伐採を視野に入れてください。

◆害虫の被害
カマキリの仲間の「クビアカツヤカミキリ」や、ガの一種の「コスカシバ」は、幼虫が幹に寄生するので、これらは特に危険です。木の中で幼虫は卵からかえり、幹の内側の柔らかい部分を食い荒らしながら成長をします。

内部を食い荒らす虫に寄生されると、木は弱くなり、枯れることもあります。桜の表面に茶色い樹液や、粉のようなものがついていたら、それは害虫が出したフンや、食い荒らされた穴をふさぐために木が出した樹液もしれません。被害があるかどうかを見分けるときには、樹液や木の粉を目印にしましょう。

桜伐採にまつわる言い伝え

親しみをもって育てられた木を伐採するときにいわれることがあるのが、「祟りが起こる」ということ。また、「桜の木の下には不吉なもの埋まっている」という言い伝えが有名です。

これらは、桜に特別な愛着を抱く日本の文化や、いろいろなものをご神体のように大切にする風習からきていると考えられます。特に「桜の木の下」の話は、もともとの話は昭和初期の小説の一節からきているといわれます。

桜を切り倒すときに、あまりいい気分がしない方は、伐採するときにお祓いなどを受けるとよいでしょう。伐採は、木の供養をしてからのほうが、気分がすっきりした状態でできてよいはずです。

剪定だけでもいい場合も

伐採したほうがよい例をお伝えしましたが、伐採をしなくても、枝を切りそろえる「剪定」という作業だけでもよい場合があります。

切り倒さなくても、剪定をして木の伸びる向きを調整したり、病気の部分を切除したりすることで、対処できることもあるのです。

ただし、木の異常は外見では分かりにくいので、詳しくは業者に見てもらうとよいでしょう。伐採に関する悩み事は業者に相談することがおすすめです。

弊社では、伐採ができる加盟店をすぐにご紹介することができます。弊社加盟店なら現地調査とお見積りまでは無料でお出しすることができますので、検討中の方はぜひご利用ください。「剪定だけならしてみてもいいかな……」とお悩みの場合でも、無料でご相談を承っておりますので、一度お問い合わせください。

桜伐採にベストな時期や方法

毎年葉を落とす桜は、葉があるときとないときでは作業量が大きく変わるので、時期を選んで伐採しましょう。伐採に向いている時期や、お祓いのこと、そして自分でやるときの方法をここでは解説していきます。

伐採のベストな時期は冬から春

伐採のベストな時期は冬から春

伐採に適した具体的な時期は、1月から4月ころです。この時期の桜は葉がないので、伐採したあとにごみとして捨てる量が少なくて済みます。東北地方より北の地域では、雪が溶けるのを待って、この期間より少し遅くてもよいでしょう。

また、花が咲くようであれば、春の最後の花をみてから伐採してもよいでしょう。花が咲いて散ったあと、葉が生え始めるまで少し時間がかかるので、その間に伐採します。

伐採方法

伐採をするときは、ただ単に根元から切り倒すのではなく、上のほうの枝から徐々に切っていきます。最初から根元を切り倒すと、木が倒れた方向の地面に枝が突き刺さるような形になって危険です。まずは枝をなくして、最後に幹だけを倒すように切りすすめます。

木の枝や幹を切るにはチェーンソーを使い、木を倒すときはロープなどで誘導することがあります。また、服装は作業服にヘルメット、ゴーグル、防塵マスク、軍手などをつけることが必要です。

伐採は高いところの枝を切ったり、チェーンソーやノコギリといった大型の刃物を使うので、危険な作業です。安全のためには、自分でやるよりも業者を呼んで代行してもらうことをおすすめします。

桜の伐採は自力では難しい

このように、伐採だけでもチェーンソーなどをそろえる必要があり、経験のない方が自力でやるのは難しい作業です。それに加え、さらに自分ではできないような専門的な処理が必要です。

そのひとつが、伐採した木の処分です。伐採した木は、太い幹などは通常のごみ出しや粗大ごみとしては回収されないことがあり、回収を業者に頼むか、希望者に引き取ってもらうというような特殊な処分方法をとることになります。

伐採した木を放っておくと、そこにシロアリやハチなどの害虫が発生することがあります。木の所有者として、切ったあとに出たごみは責任を持って処分してください。

このように、自力でできることに限りがある伐採作業は、最初からまとめて業者に任せてしまえば、楽ですし、そしてなにより安全です。弊社は伐採に対応できる多くの加盟店と提携し、対応できる伐採業者をすぐにでも手配できる体制を整えております。伐採作業をご希望の際は、まずお電話からご用件をお伝えください。

桜伐採にかかる費用・業者の選び方

桜伐採を業者に依頼するのであれば、まず気になるのが費用だと思います。必要な費用は業者ごとに違うことが多いので、きちんと比較しておくことが重要です。ただし、費用だけではなく、業者選びには要注意なポイントがあるので、ここでまとめてチェックしていきましょう。

費用相場

費用相場

伐採に関しての値段は、樹高(木の高さ)によって大きく変化します。業者では「何メートルまで」という高さ別の価格設定をつけている場合が多いです。一般的な庭木は、二階建て一軒家の屋根くらいの高さでおよそ6メートルなのを考えると、相場はこのくらいになります。

◆桜の伐採相場: 30,000円
6メートル以上の木は、「見積りが必要」としている業者が多いです。料金に関しては高さや作業の難易度などの要素で変化するので、事前見積りをとるなどして直接業者に確認をとるとよいでしょう。

業者選びのポイント

業者選びのときは、相場だけではなく、サービス内容や業者の実績も確認しましょう。伐採は木に登ったり、背の高い木を倒したりと、危険な作業を伴います。安心して作業を任せられる業者をしっかり選ぶことが重要です。

口コミなどを参考にすれば、業者に対する利用者からの視点での評価がわかります。また、現地調査の上で正確な見積りを出してくれるという点も大切です。現地調査の際には、桜や伐採に関することを質問することもできます。

面倒な伐採業者選びを簡単に!

業者選びは、複数の業者をチェックする必要があって意外にも大変な作業です。たくさんの候補ができて迷ってしまうこともあります。そんなときは、弊社にご相談ください。

弊社は電話での無料相談をお受けしており、優良な業者を紹介させていただくこともできます。弊社の加盟業者は、事前に無料で現地調査をいたします。そこで算出した見積りに同意していただくことで、作業に移るという業態をとっております。

その場での見積りに納得がいかない場合は、無料でキャンセルをすることもできますので、ぜひご活用ください。

みかんの木の伐採を自分でするには?剪定でコンパクトにする方法も!

みかんの木の伐採

「みかんの木が枯れた」「病気にかかった」「コンパクトにしたい」などの理由で、みかんの木の伐採を考えている方もいるのではないでしょうか。みかんの木の伐採は木の状態によって難易度が違います。

自分で伐採しようと考えていても、実際は業者に依頼したほうがよい場合があります。育てているみかんの木は自分で伐採できるのか、業者に依頼したほうがよいのかを見極める必要があるのです。

このコラムでは、DIYでみかんの木の伐採をおこなう方法やコンパクトにして育てる方法、業者に依頼する際の選び方についても解説しますので、参考にしてみてください。

みかんの木の伐採は自分でできる?

自分で伐採をおこなえる木の条件は「樹高が3m以下で直径が20cm以下の木」であることです。みかんの木は高くても2.5mほどまでしか生長しません。そのため、自分でみかんの木伐採をすることが可能です。

しかし、みかんの木が植えてある周りの環境によっては、自分で伐採することが難しい場合があります。自分で実際に伐採できるかの判断や、伐採を業者に任せるときのポイントをご紹介していきます。

自分で伐採できるかの判断

みかんの木ぐらいの大きさであれば、自分で伐採をおこなうことが可能です。しかし、周りの環境や道具の使い方などの条件によっては危険がともないます。

みかんの木が建物や塀、電柱など障害物の多い場所に生えていたら、自分でみかんの木の伐採をするのは難しいです。障害物が多い場所で、素人が伐採をおこなうと「かかり木」の状態になる危険性が高まります。

かかり木とは、予期せぬ方向に木が倒れ地面にまで降りてこない状態のことです。かかり木になると、より作業が難しくなり、ケガ人がでることがあります。そのため、みかんの木の周辺に障害物が多い場合は、業者に伐採を任せましょう。

また、伐採に必要なチェーンソーなどの道具に使いなれていない人が、いきなり作業をするとケガをすることがあります。道具を使用することに慣れていない人は、無理せず業者に依頼することをおすすめします。

伐採を業者に任せるメリット

みかんの木の伐採を業者に依頼するには費用がかかりますが、素人がおこなうより確実に伐採をおこなうことができます。伐採を業者に任せるメリットは以下のとおりです。

  • さまざま場所に対応
  • 安全に作業ができる
  • 仕上がりがキレイ

業者は、電線に木が引っかかりそうな場合や、建物やほかの木が近くにある場合など、自分での伐採が難しい場所でも対応してくれます。また、伐採作業に慣れている業者であれば、かかり木になったり、周囲の人にケガを負わせたりする心配もなく、キレイに仕上げてくれることでしょう。

業者の費用について

業者に伐採を依頼するときの費用は「作業費+処分費」で算出されることが多いです。このほかに、伐採だけでなく抜根をする場合、重機を使う場合などによって追加料金がかかります。

作業費に含まれる伐採料金は、樹高によって変わってきます。樹高ごとにかかる費用の相場は以下のとおりです。

  • 0~3m未満:1,000~3,000円前後
  • 3~5m未満:6,000~18,000円前後
  • 5~7m未満:9,000~30,000円前後

樹高が高くなるほど料金も高くなります。また、伐採するときの難易度によって、さらに料金が高くなることがあります。

業者の選びかた

業者を選ぶときには以下のようなポイントを参考にしてみるとよいでしょう。業者の選び方を失敗してしまうと、満足のいく作業をしてもらえないことがあります。

明朗会計
業者によっては料金明細が不明瞭なところがあります。どの作業にどれだけの料金がかかるのか不明瞭だと、余分にお金をとられていても気づきません。作業の項目ごとに料金が明確に書かれている業者は信頼することができます。

作業実績が豊富
作業実績が豊富な業者であれば、知識と経験によってどのような木でも適した方法で伐採してくれるでしょう。依頼内容を相談したときにも、的確なアドバイスをしてくれるはずです。

スタッフの人となりがよい
業者には、定期的にお庭の手入れを依頼することもあるでしょう。長い付き合いになると、コミュニケーションをとりにくい業者やマナーの悪い業者とトラブルに発展してしまうことも考えられます。どれだけ腕がいい業者でも、スタッフの人柄にも注目しましょう。

また、業者を選ぶときは、複数の業者から相見積りをとって比較することをおすすめします。相見積りをとることで、作業にかかる費用の相場を知ることができます。そのため、業者にうまくいいくるめられたり、必要以上に料金を取られたりすることがなくなるでしょう。

「明朗会計」「作業実績が豊富」「人となりがよい」といった業者をお探しなら、伐採お助け隊へご相談ください。弊社では、ご要望に合った業者をご紹介しております。

自分でやるなら!みかんの木を伐採する方法

自分で「みかんの木を伐採をしたい!」という方は、以下でご紹介するみかんの木伐採方法を参考にしてみてください。安全に伐採をおこなうための注意点や切った後の処分方法などもご紹介していきます。

道具や服装

自分でやるなら!みかんの木を伐採する方法

みかんの木の伐採をするなら準備をしておきたい道具があります。道具を事前にそろえておけば、伐採作業をスムーズに進めることができるでしょう。

  • ノコギリまたはチェーンソー
  • スコップ
  • ゴミ袋・ガムテープまたはひも
  • ほうき・ちりとり

幹が太いみかんの木を伐採するときは、チェーンソーを用意するようにしましょう。ノコギリで太い木を伐採しようと思うと時間がかかります。スコップはみかんの木を根から取り除く(抜根)場合に必要です。

みかんの木の伐採を安全におこないたいなら、作業する服装にも注意しましょう。伐採の作業中は木くずや枝が飛んでくることがあります。そのため、身を守るために長袖長ズボン、保護メガネ、軍手をして作業をおこなうとよいでしょう。

手順

みかんの木の伐採を安全におこないたいなら、作業する服装にも注意しましょう。伐採の作業中は木くずや枝が飛んでくることがあります。そのため、身を守るために長袖長ズボン、保護メガネ、軍手をして作業をおこなうとよいでしょう。

伐採する方向を決める
安全に伐採作業をするには、木が倒れる方向を決めることが大切です。木が倒れる方向がよくないと、家や塀、ほかの木に引っかかってしまうことがあります。また、人通りの多い方向へ倒してしまうと、人にあたってケガをさせてしまったり、通行の妨げになったりするおそれがあります。

ロープをかける
倒す方向が決まったら、ロープを引っ張って倒したい方向に向けてかけます。ロープをかけておくことで、倒す方向のコントロールが可能です。

受口と追口を入れる
みかんの木を伐採したい方向に受口を作ります。受口は幹の直径1/3を目安に「くの字」型の切込みを入れる作業です。くの字の下側が地面と水平になるようにし、30度~45度ぐらいの角度をつけたくの字型が理想です。

追口は受口の反対側に作ります。追口は地面と水平に1本線の切込みを入れる作業です。切込みは幹の1/2程度が目安になります。

ロープで引っ張る
切込みを入れたら、ロープで引っ張ると木を倒すことができます。ロープで引っ張っても倒れない場合は、追口の切込みを少しずつ深くして調整してください。

抜根する
みかんの木の伐採をして、根も取り除きたい場合は抜根をしましょう。まずは、スコップで切株のまわりの土を掘り起こします。根が抜けるぐらいまで掘り起こしてください。根の全体がみえてきたら、根を引っ張って抜きます。

みかんの木の伐採をするときのコツとして、枝がたくさん生い茂っている場合は、伐採作業前に枝を切り落としておきましょう。枝を切り落としておけば、まわりの障害物に引っかかり、かかり木になる心配がありません。また、先に切り落とした枝をひもなどでまとめておけば、木の処分が楽になります。

注意点

伐採作業はときに、大きな事故を引き起こすことがあります。そのため、伐採をするときはまわりの安全に気をつけて作業をおこないましょう。とくに、伐採作業で注意しておきたい点は以下のとおりです。

伐採するスペースの安全確保をする
木が倒れた方向に人がいたり、かかり木になったりすると危険です。安全に伐採できるスペースを確保しておきましょう。

無理に伐採・抜根をしない
みかんの木が大きくなるほど、伐採作業は難しくなります。木が大きくなるほど、木の重量が増し、処分に時間がかかったり、倒す方向のコントロールが難しくなったりするためです。

また、木が小さくても根が地中の深くまで伸びていることがあります。自力で作業をするのが難しい場合は無理をせず、業者に依頼をしましょう。

熱中症に気をつける
伐採は、外で長時間の作業をおこなうことになります。そのため、しっかり休憩をとったり、水分補給をしたりして作業をおこないましょう。

抜根・伐採作業は危険をともないます。そのため、安全面に注意が必要です。自力でやるのは難しいと感じたら、無理をせず業者に相談をしてください。

切った木の処分方法、再利用もできる

みかんの木の伐採をした後は、処分をしていきます。伐採した木は、自治体にもよりますが、ゴミ袋に入れればゴミとして回収してくれます。切り倒した木をゴミ袋に入るように細かく切っていきましょう。また、ガムテープやひもでくくるだけでゴミとして出せる地域もあります。

また、伐採したみかんの木は、再利用することが可能です。みかんの木は、箸や食器などの木工品にすることができます。思い出にみかんの木を残したい方は、木材の加工サービスをおこなっている職人のもとへ依頼してみるとよいでしょう。

小さい木でも、根が深くまで張っていたり予想以上に重量があったりします。作業をしていて少しでも「危ないかな」と感じたら事故につながる前に作業をやめて業者に相談しましょう。業者に任せれば、安全に確実に伐採することができます。

弊社にご連絡をいただければ、伐採のプロをご紹介させていただきます。危険や不安なく安全に伐採・抜根作業をしたい方はぜひ、伐採お助け隊までご相談ください。

育ちすぎてじゃまなら強剪定でコンパクトに!

育ちすぎたみかんの木がじゃまになってしまったけど、伐採するのはもったいないと感じている方もいるでしょう。そんな方は伐採をするのではなく、剪定でコンパクトにしてみてはいかがでしょうか。剪定でみかんの木をコンパクトにする方法をご紹介します。

剪定の効果・メリット

育ちすぎてじゃまなら強剪定でコンパクトに!

剪定とは不要な枝を切り落とすことで木の生長を促したり、樹形を整えたりする方法です。みかんの木の剪定によって得られる効果やメリットについてみていきましょう。

病害虫対策になる
風通しが悪くじめじめとした場所には病害虫が発生しやすいです。余分な枝を切り落とすことで、日当たりや風通しがよくなり、病害虫の対策になります。

コンパクトにできる
生長しすぎた枝を剪定していくことで、みかんの木を健康を保ちつつ樹形を整えることができます。定期的な剪定は、みかんの木の大きさをキープすることに繋がります。

みかんが美味しくなる
みかんは十分な日光にあたらないと、酸っぱくなりやすいです。そのため、剪定をおこない日があたりやすくすることで、美味しいみかんを作ることができるのです。また、剪定をおこなうと栄養が枝先まで十分にいきわたるようになり、栄養がみかんに十分いきわたると、みずみずしくなります。

剪定をおこなうことで得られる効果やメリットはこれだけではありません。みかんの花つきや実つきがよくなったり、生長を促進したりすることができます。では、実際にみかんの木を剪定する方法をみていきましょう。

剪定時期

みかんの木を剪定するなら2月~3月の時期が適切です。みかんは春になると新芽を出すため、たくさんの養分が必要になります。そのため、おいしいみかんを実らせるには、春になる前の2月~3月に剪定をおこないましょう。

剪定方法

みかんの剪定は背丈を低く、横に生長させていくのが理想の形です。この形にすることで、お手入れがしやすくなります。

樹形をコンパクトに縮める剪定をおこなう場合は、全体の2/3程度の枝を切り落としていきます。剪定していく枝は「枯れている木」「前年に実をつけた枝」「上・下・内側に向かって伸びている枝」「細い枝」です。

「春先に伸び始めた枝」「花芽のついた枝」は残しておきましょう。枝を剪定したら、切り口から雑菌が入らないように癒合剤という塗り薬を塗ってコーティングしておきます。

剪定の道具をそろえたり、定期的に手入れをしたりするのが面倒だと感じている方は、業者に依頼してみてはいかがでしょうか。プロに任せれば、見栄えもよく安全に作業を終えることができます。弊社は、みかんの木の伐採だけでなく剪定でもお役に立てます。ぜひ、お気軽にご利用ください。